| 【発明の名称】 |
作業灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】松田 琢磨
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| 【要約】 |
【課題】自動車のヘッドライトのバルブ(電球)で、ロービーム用のフィラメントが切れてハイビーム用のフィラメントが使える状態にあるバルブを利用した作業灯とする。
【解決手段】電球からの光を反射するための反射板3と、この反射板3の前方に設けられたレンズ6とを有する作業灯において、前記電球がハイビーム用のフィラメント21とロービーム用のフィラメント20を有するヘッドライト用電球5である作業灯1とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電球からの光を反射するための反射板と、この反射板の前方に設けられたレンズとを有する作業灯において、前記電球がハイビーム用のフィラメントとロービーム用のフィラメントを有するヘッドライト用電球であることを特徴とする作業灯。 【請求項2】 前記ヘッドライト用電球のハイビーム用のフィラメントのみを点灯させることを特徴とする請求項1に記載の作業灯。 【請求項3】 前記ヘッドライト用電球のハイビーム用のフィラメントとロービーム用のフィラメントのいずれか一方を点灯させる切替スイッチを備えていることを特徴とする請求項1に記載の作業灯。 【請求項4】 自動車のシガーライターソケット又はバッテリから電源をとることを特徴とする請求項1に記載の作業灯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のヘッドライトのバルブ(電球)に係り、詳しくはロービーム用のフィラメントが切れてもハイビーム用のフィラメントが使用可能なバルブを利用した作業灯に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、自動車のヘッドライトには、必ずハイビームとロービームの切り替えスイッチが備わっている。図5に示すように、ハイビームは俗に遠目ともいわれるが、より遠くを明るく照らすためにあり、前方100m先の障害物が確認できることが必要とされる。しかし、対向車がきたときに相手を目つぶし(眩惑)するので、明るさや配光をロービーム側に切り替える必要がある。ロービームでは前方40m先の障害物が確認できることが必要とされる。2灯式ヘッドライトでは、バルブ(電球)はハイビーム用とロービーム用のフィラメントを持っている。切り替えスイッチをハイビーム側に切り替えると、バルブのハイビーム用のフィラメントが点灯し、また切り替えスイッチをロービーム側に切り替えると、バルブのロービーム用のフィラメントが点灯するようになっている。 【0003】図6はバルブ交換式のヘッドライトの構造を示す側面部分断面図である。ヘッドライト51は金属製の反射鏡52を有しており、この反射鏡52の中央の孔にはバルブ53が装着されている。バルブ53、例えばハロゲンランプはガラス部55とソケット部56からなる。ガラス部55内にはロービーム用のフィラメント57とハイビーム用のフィラメント58という2つのフィラメントが封入され、ソケット部56にはバルブ交換リング59と、共通用、ロービーム用、ハイビーム用の3つの端子60が設けられている。反射鏡52の前面はレンズ61で覆われ、レンズ61の光軸62にハイビーム用のフィラメント58が位置するようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のような自動車のヘッドライト51では、対向車が来たときや先行車がいるときには、切り替えスイッチをロービーム側に切り替え、バルブ53の共通用とロービーム用の2つの端子60を図示せぬ電源コードに接続させて、ロービーム用のフィラメント57を点灯させなければならないが、高速道路を含めた日本の道路事情では、ほとんどロービームでなければ走行できない。このため、バルブが切れるときは、ほとんどがロービーム用のフィラメント57であり、ハイビーム用のフィラメント58はまだ十分使える状態にあるにも関わらず、このロービーム用のフィラメント57が切れたバルブ53を廃棄して、新しいバルブと交換しているのが実状である。 【0005】そこで、本発明は、自動車のヘッドライトのバルブで、ロービーム用のフィラメントが切れてハイビーム用のフィラメントが使える状態にあるバルブを利用した作業灯を提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明に係る作業灯は、電球からの光を反射するための反射板と、この反射板の前方に設けられたレンズとを有する作業灯において、前記電球がハイビーム用のフィラメントとロービーム用のフィラメントを有するヘッドライト用電球であることを特徴とするものである。 【0007】本発明に係る作業灯では、ヘッドライト用電球のハイビーム用のフィラメント又はロービーム用のフィラメントを点灯させると、その直接光及び反射板による反射光がレンズで集光されて前方を照射する。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明に係る作業灯の実施の形態の一例を説明する。図1は本発明に係る作業灯の外観図である。作業灯1の例えば半球形の筐体2内には回転放物面形の反射板3が収納され、反射板3の中央の孔にはヘッドライト用バルブ、例えばハロゲンランプ5が装着されている。反射板3の開口側にはレンズ6が配置され、このレンズ6は筐体2と螺合する枠体7により筐体2に取り付けられている。筐体2の後部にはハロゲンランプ5の後述する端子26と接続するためのコネクター部10が突設され、筐体2の下部には作業灯1をルーフレールや鉄骨や三脚等の支持体に取り付けるための取付部11が下方に突設されている。本発明はロービーム用のフィラメントが切れてハイビーム用のフィラメントが使える状態にあるバルブ、例えばハロゲンランプ5を利用することのできる作業灯1を提供しようとするものである。 【0009】作業灯1の取付部11は例えば角柱状で、下方が開口した角溝を有し、この角溝を左右方向に貫通するようにネジ孔11aが螺設され、このネジ孔11aにネジ12が螺合するようになっている。作業灯1の取付部11はルーフレール取付金具14、マグネット板15、三脚取付アダプター16等の支持体に取り付けることができる。ルーフレール取付金具14等の支持体について詳しくは後述する。 【0010】図2は作業灯の側面部分断面図、図3はH4タイプのハロゲンランプの側面図である。図2及び図3に示すように、ハロゲンランプ5はガラス部18とソケット部19からなる。ガラス部18内にはロービーム用のフィラメント20とハイビーム用のフィラメント21という2つのフィラメントが封入され、ソケット部19にはバルブ交換リング25と、共通用の端子26a、ロービーム用の端子26b、ハイビーム用の端子26cの3つの端子26が設けられている。レンズ6の光軸32にハイビーム用のフィラメント21が位置するようになっている。3つの端子26はコネクター部10に接続され、共通用の端子26aはコード30に接続され、端子26b,26cは切替スイッチであるスイッチ28を介してコード31に接続されている。スイッチ28は電源オフの位置、又は端子26bとコード31の接続の位置、又は端子26cとコード31の接続の位置に操作することができる。コード30,31の他端は自動車のシガーライターソケット、バッテリー等に接続される。 【0011】次に、ルーフレール取付金具14等の支持体について説明する。図1に示すように、ルーフレール取付金具14は側面視コの字型の金具33と、金具33の内側に付着され図示せぬルーフレールを挟持したとき傷付けないためのクッション34からなる。金具33の一面には作業灯1の取付部11の角孔に嵌合するための角柱35が突設され、角柱35の左右方向に貫設された孔35aには前記ネジ12が挿通可能となっている。コの字型の金具33の開口側には蝶ネジ36が螺合され、蝶ネジ36を締め付けることにより図示せぬルーフレールにルーフレール取付金具14を固定することができる。 【0012】ルーフレール取付金具14の角柱35と作業灯1の取付部11の角溝を嵌合させ、ネジ12の先端を一方のネジ孔11aに螺合させ、孔35aを挿通させ、更に他方のネジ孔11aに螺合させて、ルーフレール取付金具14に作業灯1を固定する。そして、金具33でルーフレールを挟持した状態で、蝶ネジ36を締め付けることにより図示せぬルーフレールにルーフレール取付金具14を固定し、作業灯1をルーフレールに取り付けることができる。 【0013】マグネット板15は取付部37と板状のマグネット38からなり、取付部37には作業灯1の取付部11の角孔に嵌合するための角柱39が突設され、角柱39の左右方向に貫設された孔39aには前記ネジ12が挿通可能となっている。従って、マグネット板15の角柱39と作業灯1の取付部11の角溝を嵌合させ、ネジ12をネジ孔11aに螺合させて、マグネット板15に作業灯1を固定する。そして、この状態で、図示せぬ鉄板部材にマグネット板15を磁着させ、作業灯1を鉄板部材に取り付けることができる。 【0014】三脚取付アダプター16は作業灯1の取付部11の角孔に嵌合するための角柱部41と、図示せぬ三脚の台座のネジ孔に螺合するためのネジ部42からなる。角柱部41の左右方向に貫設された孔41aには前記ネジ12が挿通可能となっている。従って、三脚の台座のネジ孔に三脚取付アダプター16のネジ部42を螺合させて、三脚の台座に三脚取付アダプター16を固定する。そして、この状態で、三脚取付アダプター16の角柱部41と作業灯1の取付部11の角溝を嵌合させ、ネジ12をネジ孔11aに螺合させて、三脚取付アダプター16を介して三脚の台座に作業灯1を取り付けることができる。 【0015】また、図2に示すように、使用済みのハロゲンランプ5を作業灯1に装着すると、通常はハイビーム用のフィラメント21は切れておらず、使用可能であるので、スイッチ28をハイビーム用の端子26cとコード31の接続の位置に操作すると、ハイビーム用のフィラメント21が点灯し、その光が反射板3及びレンズ6を介して前方に集光され、所望の場所を明るく照らして各種作業を行うことができる。 【0016】もし、ロービーム用のフィラメント20が切れておらず使用可能ならば、スイッチ28をロービーム用の端子26bとコード31の接続の位置に操作すると、ロービーム用のフィラメント20が点灯し所望の場所を明るく照らして各種作業を行うことができる。この際、ロービーム用のフィラメント20はレンズ6の光軸32より上方に位置するため、その照射光は下向きになる。 【0017】従って、ロービーム用のフィラメントが切れてハイビーム用のフィラメントが使える状態にあるハロゲンランプ5を作業灯として利用することができ、廃棄物の減少と資源の有効利用を図ることができる。 【0018】また、ロービーム用のフィラメントもハイビーム用のフィラメントも使える状態にあるハロゲンランプ5を、スイッチ28の操作で一方のフィラメントが点灯するよう自在に切り替えて作業灯として一層有効に利用することができる。 【0019】更に、自動車に懐中電池がなくても、使用済みのハロゲンランプ5と作業灯1があれば、作業用の照明に困ることはない。 【0020】次に、第2の実施の形態の作業灯について説明する。図4は作業灯の側面部分断面図である。作業灯45は片側が開放された筒形の筐体47を有しており、この筐体47内には円筒形と回転放物面形からなる反射板48が収納されている。両側が開口された円筒形の枠体49の一方にレンズ50を嵌着し、他方を筐体47の開口側に螺合させている。その他は上述した第1の実施の形態と同様に構成されている。 【0021】従って、ハロゲンランプ5のハイビーム用のフィラメント21からの光は、反射板48の円筒形部分でも反射されレンズ50を介して良好に前方に集光され照射される。一方、ロービーム用のフィラメント20からの光も、反射板48の円筒形部分でも反射されレンズ50を介して良好に前方に集光され照射されるが、ロービーム用のフィラメント20はレンズ50の光軸を外れ例えば光軸より下方に位置するため、その光は反射板48の円筒形部分でも反射されてやや下向きになる。 【0022】なお、上述実施の形態では、コード30,31を自動車のシガーライターソケットやバッテリ等に接続するとしたが、これに限らず、家庭用電源のAC100VからDC12Vにするスイッチング電源に接続して家庭用の照明として利用することもできる。 【0023】ヘッドライト用バルブとしてH4タイプのハロゲンランプを用いたが、これに限らず、他のタイプのハロゲンランプやバルブを用いてもよいことは勿論である。 【0024】コネクター部10にスイッチ28を設けたが、このスイッチを電源オフの位置、又はハイビーム用の端子26cとコード31の接続の位置に切り替え操作するよう構成してもよい。 【0025】更に、コネクター部10を設けたが、これに限らず、コネクター部10を設けず、端子26a,26b,26cに直接コード30,31を接続するようにしてもよい。 【0026】 【発明の効果】本発明によれば、ロービーム用のフィラメントが切れてハイビーム用のフィラメントが使える状態にあるヘッドライト用電球を作業灯として利用することができるので、廃棄物の減少と資源の有効利用を図ることができる。 【0027】ロービーム用のフィラメントもハイビーム用のフィラメントもまだ使える状態にあるヘッドライト用電球では、切替スイッチによりヘッドライト用電球のハイビーム用のフィラメントとロービーム用のフィラメントのいずれか一方を点灯させることができ、ヘッドライト用電球を一層有効に利用することができる。 【0028】自動車のシガーライターソケット又はバッテリから電源をとるので、自動車からいつでも簡単に電源をとることができ、特別な電源を用意する必要はない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000491 【氏名又は名称】アイワ株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月21日(1999.1.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090376 【弁理士】 【氏名又は名称】山口 邦夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−215701(P2000−215701A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月4日(2000.8.4) |
| 【出願番号】 |
特願平11−13482 |
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