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【発明の名称】 車両用灯具におけるコネクタ構造
【発明者】 【氏名】鈴木 俊則

【氏名】金森 隆弘

【氏名】宮本 靖雄

【要約】 【課題】防水性、防塵性、防護性、操作性に優れている。

【解決手段】灯具側コネクタ5Cのキャップ6の内面側に、電源側コネクタ4Cが着脱可能に嵌合する空所67が、設けられている。この結果、キャップ6の内側の空所67に電源側コネクタ4Cを着脱可能に嵌合して電気的に接続することができ、キャップ6の内面側において、灯具側コネクタ5Cと電源側コネクタ4Cとの着脱接続が行われる。このために、キャップ6の外面に外側に突出する部分を小さくすることができるので、水や塵埃がキャップ6の外側において溜まり難くなり、水や塵埃が灯具側コネクタ5Cと電源側コネクタ4Cとの接続部分に侵入し難くなり、灯具側コネクタ5Cと電源側コネクタ4Cとが他の車両用部品に当り難くって破損し難くなる。灯具側コネクタ5Cと電源側コネクタ4Cとの着脱は、キャップ6の空所67をガイドとして行われるので、簡単である。光源バルブ3の交換操作が簡単である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ランプハウジング及びレンズにより灯室が画成形成され、前記灯室内には光源バルブが配置されており、前記光源バルブがコネクタ構造を介して電源側に電気的に接続されている車両用灯具において、前記コネクタ構造は、前記光源バルブ側に接続された光源側のターミナルと、前記電源側に接続された電源側のターミナルが内蔵された電源側コネクタと、前記ランプハウジングに着脱可能に取り付けられる樹脂製部材と灯具側のターミナルとが一体に形成された灯具側コネクタと、を備え、前記光源側のターミナルと前記灯具側のターミナルとを接続すると共に、前記ランプハウジングに前記灯具側コネクタを着脱可能に取り付け、かつ、前記灯具側コネクタに前記電源側コネクタを着脱可能に取り付けると共に、前記灯具側のターミナルと前記電源側のターミナルとを接続することにより、前記光源バルブが前記電源側に電気的に接続される、コネクタ構造であって、前記灯具側コネクタの樹脂製部材は、キャップ形状をなし、前記キャップの内面側には、前記電源側コネクタが着脱可能に嵌合する空所が設けられている、ことを特徴とする車両用灯具におけるコネクタ構造。
【請求項2】 前記灯具側コネクタのキャップの下部側には、前記電源側コネクタが嵌入する挿入口が設けられてる、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具におけるコネクタ構造。
【請求項3】 前記ランプハウジングと前記灯具側コネクタのキャップとの取付構造は、回転式であり、前記灯具側コネクタのキャップの後方部分には、撮み部が形成されており、前記撮み部の両側の中間部が凹円弧の形状をなす、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具におけるコネクタ構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコード付きの光源バルブ(H3バルブ)を使用したフォグランプ等の車両用灯具において、この光源バルブ側と電源側とを電気的に接続するコネクタ構造に係り、特に防水性や防塵性や防護性に優れ、しかも、灯具側コネクタと電源側コネクタとの着脱の操作性が良く、その上、光源バルブ交換等の操作性が良い車両用灯具におけるコネクタ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォグランプ等の車両用灯具は、一般に、ランプハウジング及びレンズにより灯室が画成形成され、その灯室内に光源バルブが配置されており、その光源バルブがコネクタ構造を介して電源側に電気的に接続されているものであって、光源バルブを点灯すると、その光源バルブからの光がレンズを経て外部に所定の配光パターンで照射されるものである。
【0003】この車両用灯具におけるコネクタ構造としては、光源バルブ側に接続された光源側のターミナルと、電源側に接続された電源側のターミナルが内蔵された電源側コネクタと、ランプハウジングに着脱可能に取り付けられる樹脂製のキャップと灯具側のターミナルとが一体に形成された灯具側コネクタと、を備えたものであって、光源側のターミナルと灯具側のターミナルとを接続し、かつ、その灯具側のターミナルと電源側のターミナルとを接続することにより、光源バルブが電源側に電気的に接続されるものである。この種の車両用灯具におけるコネクタ構造としては、例えば、特開平9−17207号公報に記載のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来の車両用灯具におけるコネクタ構造は、導電端子(17)、(18)の一端部(17a)、(18a)が配置される箱部(14)と、導電端子(17)、(18)の他端部(17b)、(18b)が配置される筒状部(15)とが、バックカバー(9)の外面にそれぞれ外側に突出されており、このバックカバー(9)の外側において、外部電気接続部(21)と車体側コネクタ(28)との着脱接続が行われるものである。このために、バックカバー(9)の外側に外部電気接続部(21)と車体側コネクタ(28)とが大きく突出して形成されているので、その大きく突出した外部電気接続部(21)と車体側コネクタ(28)とに水や塵埃が溜まり易くなり、その大きく突出した外部電気接続部(21)と車体側コネクタ(28)とに溜まった水や塵埃が外部電気接続部(21)と車体側コネクタ(28)との接続部分に侵入し易い。かつ、このバックカバー(9)の外側に大きく突出した外部電気接続部(21)と車体側コネクタ(28)とが他の車両用部品に当って破損し易い。また、外部電気接続部(21)と車体側コネクタ(28)との着脱は、何等ガイドがなく行うので、面倒である。このように、従来のコネクタ構造は、防水性や防塵性や防護性、また、灯具側コネクタと電源側コネクタとの着脱の操作性等に課題がある。
【0005】さらに、この従来のコネクタ構造は、バックカバー(9)、すなわち板形状をなすので、灯具ボディー(1)のバルブ挿通穴(8)にバックカバー(9)の本体(10)が位置することとなる。、その結果、灯具の内蔵物(バルブ(5)及びリフレクタ(3)及び取付金具(6)等)がこのバックカバー(9)の本体(190)に当らないように、灯具の内蔵物をバックカバー(9)の本体(190)から離してレンズ(2)側に移す必要がある。この灯具の内蔵物がレンズ(2)側に移るとバルブ挿通穴(8)から離れることとなり、バルブ(5)交換等の操作性に課題がある。
【0006】本発明の目的は、防水性や防塵性や防護性に優れ、しかも、灯具側コネクタと電源側コネクタとの着脱の操作性が良く、その上、光源バルブ交換等の操作性が良い車両用灯具におけるコネクタ構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を達成するために、灯具側コネクタの樹脂製部材がキャップ形状をなし、そのキャップの内面側に、電源側コネクタが着脱可能に嵌合する空所が、設けられていることを特徴とする。
【0008】この結果、本発明の車両用灯具におけるコネクタ構造は、樹脂製キャップ(以下、単にキャップと称する)の内側の空所に電源側コネクタを着脱可能に嵌合して電気的に接続することができるので、このキャップの内面側において、灯具側コネクタと電源側コネクタとの着脱接続が行われることとなる。このために、キャップの外面に外側に突出する部分を、従来のコネクタ構造と比較して、小さくすることができるので、水や塵埃がキャップの外側において溜まり難くなり、その水や塵埃が灯具側コネクタと電源側コネクタとの接続部分に侵入し難くなる。かつ、キャップの外面に外側に突出する部分を小さくすることができるので、他の車両用部品に当り難くなり、灯具側コネクタと電源側コネクタとが他の車両用部品に当って破損し難くなる。また、灯具側コネクタと電源側コネクタとの着脱は、キャップの空所をガイドとして行われるので、簡単である。このように、防水性や防塵性や防護性に優れ、しかも、灯具側コネクタと電源側コネクタとの着脱の操作性が良い。
【0009】また、本発明のコネクタ構造は、灯具側コネクタの樹脂製部材を、光源バルブ交換等の操作性を良くするために、従来のバックカバーに代えてキャップとし、そのキャップに灯具側のターミナルを一体に設けたものである。そして、灯具側コネクタの樹脂製部材をキャップとすることにより、このキャップをランプハウジングに着脱可能に取り付けた際に、このランプハウジングのキャップ取付箇所とキャップの底部との間には、空間が存在し、ランプハウジングのキャップ取付箇所とキャップの底部との間が離れている。このために、灯具の内蔵物(リフレクタ及び光源バルブ等)をランプハウジングのキャップ取付箇所に近づけても、その灯具の内蔵物がキャップの底部に当るようなことがない。この灯具の内蔵物をランプハウジングのキャップ取付箇所に近づけることにより、光源バルブ交換等の操作性が良くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用灯具におけるコネクタ構造の一実施形態を添付図面を参照して説明する。この例は、リフレクタ可動タイプのフォグランプの車両用灯具におけるコネクタ構造について説明する。
【0011】図2において、1はランプハウジングである。このランプハウジング1は、前部及び後部に開口部10及び円形の開口部11がそれぞれ設けられている。このランプハウジング1の前部開口部10には、レンズ12が配設されている。このランプハウジング1及びレンズ12により灯室13が画成形成されている。
【0012】上述の灯室13内には、リフレクタ2が上下方向(及び左右方向)に回動可能に配設されている。このリフレクタ2は、図2に示すように、前部及び後部が開口されている。この後部の前面側には、例えば回転放物面の反射面20が設けられている。このリフレクタ2の後部開口部の縁には、アース21及び取付スプリング22が取り付けられており、またこのリフレクタ2の反射面20側には、シェード23が配設されている。
【0013】上述のリフレクタ2には、上述の取付スプリング22により光源バルブ3が着脱可能に取り付けられており、この結果、この光源バルブ3は上述の灯室13内に配設されることとなる。この光源バルブ3側には、2本のコード30、31を介して2個の光源側のターミナル32がそれぞれ電気的に接続されている。すなわち、+側コード30の一端は光源バルブ3に直接接続されており、一方、−側コード31の一端はアース21を介して光源バルブ3に間接接続されている。この+側コード30及び−側コード31の他端には光源側のターミナル32が接続されている。この2個の光源側のターミナル32には、オスターミナル部33がそれぞれ設けられている。なお、図1においては、+側コード30のターミナル32及びオスターミナル部33が図示されている。一方、−側コード31のターミナル及びオスターミナル部は、この図示されている+側コード30のターミナル32及びオスターミナル部33とほぼ同一構造をなすので、図示が省略されている。
【0014】図2において、二点鎖線にて示されている符号4Cは、バッテリー等(図示せず)の電源側に接続された2本の電源側のターミナル(図示せず)が内蔵された電源側コネクタである。この電源側コネクタ4Cの2本のターミナルには、メスターミナル部(図示せず)がそれぞれ設けられている。この電源側コネクタ4Cのターミナル(メスターミナル部)と上述の光源バルブ3側のターミナル32(オスターミナル部33)とを後述する灯具側コネクタ5Cを介して電気的に接続することにより、光源バルブ3が電源に接続されることとなる。
【0015】上述の灯具側コネクタ5Cは、ランプハウジング1の後部開口部11に着脱可能に取り付けられる樹脂製(絶縁製)のキャップ6と2個の灯具側のターミナル7、7とがインサート成形により一体に形成されたものである。
【0016】前記キャップ6は、図1乃至図9に示すように、上部60が開口しかつ底部61が閉塞した中空状の円筒形状をなす。このキャップ6の外周側面には円形鍔部62が一体に設けられていると共に、このキャップ6の開口部60の外周側面には複数個例えば4個の取付爪63が一体に設けられている。このキャップ6の円形鍔部62と取付爪63との間において、パッキン15を介してランプハウジング1の後部開口部11の周縁部を挟持することにより、キャップ6がランプハウジング1の後部開口部11に着脱可能に取り付けられることとなる。
【0017】上述のキャップ6の取り付け方は、キャップ6の取付爪63をランプハウジング1の後部開口部11の周縁部に設けられた凹部(図示せず)に位置させて挿入し、このキャップ6を後側から見て例えば時計方向に回動させてキャップ6の取付爪63とランプハウジング1の後部開口部11の周縁部とを係合させることにより、キャップ6がランプハウジング1に取り付けられる。なお、上述のキャップ6の4個の取付爪63の一端(例えば時計方向側の端)がキャップ6の回動を容易にするために傾斜している(図6乃至図9参照)。また、このキャップ6の1個の取付爪63の他端にはストッパ630が一体に設けられており(図6参照)、キャップ6を回動させた際に、このストッパ630がランプハウジング1の後部開口部11の周縁部に設けられた段部(図示せず)に当接してキャップ6の取付爪63とランプハウジング1の後部開口部11の周縁部とが係合する。さらに、このキャップ6の1個の取付爪63とランプハウジング1の後部開口部11の周縁部とには、キャップ6をランプハウジング1に取り付けた際の節度感を付与する凸部631と凹部(図示せず)とがそれぞれ設けられている(図7参照)。
【0018】また、上述のキャップ6の円形鍔部62よりも後方の部分(底部61側の後方部分)64には、撮み部が形成されている。この撮み部を形成する後方部分64は、ほぼ分銅形状をなす。すなわち、円柱形状の左右両側(キャップ6がランプハウジング1に取り付けられた状態の時の左右両側)が、図5に示すように、円弧凹部状に形成されている。しかも、その円弧凹部には、ルーレット65が設けられている。
【0019】さらに、上述のキャップ6の後方部分64の下方(キャップ6がランプハウジング1に取り付けられた状態の時の下方)には、図2及び図3及び図7に示すように、電源側コネクタ4Cが挿入されるための挿入口66及び空所67が設けられている。
【0020】さらにまた、上述のキャップ6の内部において、図1及び図4に示すように、底部61の上部中央部には絶縁用兼振れ防止用の1個の立壁68が、また、底部61の上部左右両側には4枚の振れ抜け防止用の立壁69が、さらに、底部61の上部左右両側には2個の小半円形の凸部の固定部600が、それぞれ一体に設けられている。
【0021】そして、上述のキャップ6の底部61の内面側には、2個の灯具側のターミナル7、7がインサート成形により一体に形成されている。この灯具側のターミナル7は、図14に示すように、1枚の金属(導電性)板を折り曲げてなるものである。この灯具側のターミナル7は、図10乃至図13に示すように、図11(A)の正面から見て、逆L字形の板形状の本体部70と、その本体部70の下端から同一板面上に延設された細長いほぼ長方形のオスターミナル部71と、前記本体部70の側部(右側部)からほぼ90°折り曲げて形成されたほぼ長方形の立上板部72及び逆B字形のメスターミナル部73と、そのメスターミナル部73の上端から折り曲げて形成され、かつ、高さがメスターミナル部73の高さとがほぼ等しい逆コの字形の振れ防止壁部74と、前記本体部70の側部(左側部)からほぼ90°折り曲げて形成された細長いほぼ長方形の樹脂流入防止用板部75と、を有するものである。
【0022】前記オスターミナル部71は、左右両側が中央側に折り重ねてなり、前記立上板部72の上端には、固定爪720が一体に設けられており、前記メスターミナル部73は、固定平板部730と、2個の弾性湾曲部731、731とからなり、前記振れ防止壁部74は、メスターミナル部73の上端から折り返してなる中央部740と、その中央部740の上下端部が相互に対向するようにほぼ90°に折り曲げられてなる上下部741、741と、からなり、その上下部741、741の前端部にアンカーロック用の透孔742、742が設けられている。なお、他方の灯具側のターミナル7は、上述の灯具側のターミナル7と左右逆の形状となる。
【0023】この2個の灯具側のターミナル7、7が上述のキャップ6の底部61の内面側にインサート成形により一体に形成されると、図1乃至図4及び図7に示すように、灯具側のターミナル7、7の本体部70、70の一部(図4中の破線にて示す部分)がキャップ6の底部61に埋設固定される。なお、この2個の灯具側のターミナル7、7がキャップ6にインサート成形により一体に形成される際に、本体部70、70及び樹脂流入防止用板部75、75の作用により、樹脂がメスターミナル部73、73中に流入するのを防止している。
【0024】特に、この実施形態において、灯具側のターミナル7、7のオスターミナル部71、71は、キャップ6の空所67側に延設され、かつ、灯具側のターミナル7、7のメスターミナル部73、73は、キャップ6の開口部60側に折り曲げられ、しかも灯具側のターミナル7、7の振れ防止壁部74、74は、キャップ6の底部61に当接する。また、2個の灯具側のターミナル7、7は、キャップ6の偏心した位置、この例では上半分側に配置されており、その2個の灯具側のターミナル7、7のメスターミナル部73、73は、キャップ6の上部中央部において近接対向しており、その2個のメスターミナル部73、73の間には、絶縁用兼振れ防止用の立壁68が介在する。さらに、この2個の灯具側のターミナル7、7の振れ防止壁部74、74のアンカーロック用の透孔742、742、742、742中には、キャップ6の振れ抜け防止用の立壁69、69、69、69の一部690、690、690、690が食い込んでおり、かつ、この2個の灯具側のターミナル7、7の固定爪720、720がキャップ6の固定部600、600に食い込んでいる。
【0025】この実施形態における本発明のコネクタ構造は、以上の如き構成からなり、以下、その使用例について説明する。まず、光源側のターミナル32、32のオスターミナル部33、33と灯具側のターミナル7、7のメスターミナル部73、73とを、図1に示すように、接続すると共に、ランプハウジング1の後部開口部11に灯具側コネクタ5Cを回転式に着脱可能に取り付ける。また、図2に示すように、灯具側コネクタ5Cの下部の挿入口66及び空所67中に電源側コネクタ4Cを嵌入して着脱可能に取り付けると共に、灯具側のターミナル7、7のオスターミナル部71、71と電源側のターミナルのメスターミナル部とを接続する。この結果、光源バルブ3が本発明のコネクタ構造(光源側のターミナル32、32と、灯具側コネクタ5Cの灯具側のターミナル7、7と、電源側コネクタ4Cの電源側のターミナルから構成されたコネクタ構造)を介して電源側に電気的に接続されることとなる。
【0026】このように、この実施形態における本発明のコネクタ構造は、灯具側コネクタ5Cのキャップ6の内面側に、電源側コネクタ4Cが着脱可能に嵌合する空所67が、設けられている。この結果、キャップ6の内側の空所67に電源側コネクタ4Cを着脱可能に嵌合して電気的に接続することができるので、このキャップ6の内面側において、灯具側コネクタ5Cと電源側コネクタ4Cとの着脱接続が行われることとなる。このために、キャップ6の外面に外側に突出する部分を、従来のコネクタ構造と比較して、小さくすることができるので、水や塵埃がキャップ6の外側において溜まり難くなり、その水や塵埃が灯具側コネクタ5Cと電源側コネクタ4Cとの接続部分(電源側のターミナルのメスターミナル部と灯具側のターミナル7のオスターミナル部71との接続部分)に侵入し難くなる。かつ、キャップ6の外面に外側に突出する部分を小さくすることができるので、他の車両用部品に当り難くなり、灯具側コネクタ5Cと電源側コネクタ4Cとが他の車両用部品に当って破損し難くなる。また、灯具側コネクタ5Cと電源側コネクタ4Cとの着脱は、キャップ6の空所67をガイドとして行われるので、簡単である。従って、この実施形態における本発明のコネクタ構造は、防水性や防塵性や防護性に優れ、しかも、灯具側コネクタと電源側コネクタとの着脱の操作性が良い。
【0027】また、本発明のコネクタ構造は、灯具側コネクタ5Cの樹脂製部材を、光源バルブ3交換等の操作性を良くするために、従来のバックカバー(9)に代えてキャップ6とし、そのキャップ6に灯具側のターミナル7を一体に設けたものである。そして、灯具側コネクタ5Cの樹脂製部材をキャップ6とすることにより、このキャップ6をランプハウジング1の後部開口部11に着脱可能に取り付けた際に、このランプハウジング1の後部開口部11とキャップ6の底部61との間には、空間が存在し、ランプハウジング1の後部開口部11とキャップ6の底部61との間が離れている。このために、灯具の内蔵物(リフレクタ2及び光源バルブ3等)をランプハウジング1の後部開口部11に近づけても、その灯具の内蔵物がキャップ6の底部61に当るようなことがない。この灯具の内蔵物をランプハウジング1の後部開口部11に近づけることにより、光源バルブ3交換等の操作性が良くなる。
【0028】特に、この実施形態における本発明のコネクタ構造(請求項2に係るコネクタ構造)は、図5に示すように、灯具側コネクタ5Cのキャップ6の下部に、電源側コネクタ4Cが嵌入する挿入口66が、設けられてるので、水や塵埃が挿入口66及び空所67に侵入するのをさらに確実に防止できる。上述の図5において、挿入口66及び空所67は、キャップ6の真下に設けられていることとなるが、キャップ6のランプハウジング1への取付位置により、挿入口66及び空所67がキャップ6のやや斜下となる場合も有り得るが、上述の防水性や防塵性上に特に問題はない。
【0029】また、この実施形態における本発明のコネクタ構造(請求項3に係るコネクタ構造)は、キャップ6の後方部分64をほぼ分銅形状の撮み部となしたので、キャップ6を撮み易くなり、灯具側コネクタ5Cの着脱の操作性が向上され、かつ、キャップ6を小型化することができ。
【0030】なお、この実施形態においては、キャップ6の底部61に埋設固定されている本体部70と、本体部70からキャップ6の底部61に沿って延設されたオスターミナル部71と、本体部70からキャップ6の底部61に対して開口部60側に折り曲げて形成されたメスターミナル部73とからなるものであるから、キャップ6の底部61から開口部60までの高さ寸法Tを小さくすることができる。
【0031】また、メスターミナル部73から形成された振れ防止壁部74がキャップ6の底部61に当接するので、灯具側のターミナル7の振れが防止される。さらに、2個の灯具側のターミナル7、7が近接しているので、光源バルブ3側の2本のコード30、31が近付いて整頓される。さらにまた、2個の灯具側のターミナル7、7の間に1個の絶縁用兼振れ防止用の立壁68を介在させるので、2個の灯具側のターミナル7、7の+側と−側との間の絶縁が可能となり、灯具側のターミナル7、7の振れを確実に防止できる。
【0032】しかも、光源側のターミナル32、32と接続する灯具側のターミナル7、7のターミナル部は、2個共メスターミナル部73、73であるから、そのメスターミナル部73、73の高さ寸法を統一でき、かつ、光源側のターミナル32、32のターミナルを2個共オスターミナル部33、33とすることができるので、光源バルブ3の+側と−側とを共通化することができる。その上、灯具側のターミナル7の振れ防止壁部74のアンカーロック用の透孔742中にキャップ6の振れ抜け防止用の立壁69の一部690が食い込んでいる(かつ、灯具側のターミナル7の固定爪720がキャップ6の固定部600に食い込んでいる)ので、灯具側のターミナル7の振れや抜けを防止できる。また、1枚の金属(導電性)板を折り曲げて灯具側のターミナル7を構成するものであるから、灯具側のターミナル7の製造コストが安価である。
【0033】なお、上述の実施形態においては、車両用灯具におけるコネクタ構造として、リフレクタ可動タイプのフォグランプの例について説明したが、本発明はその他の車両用灯具におけるコネクタ構造にも使用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両用灯具におけるコネクタ構造は、キャップの外面に外側に突出する部分がないので、水や塵埃がキャップの外側において溜まり難くなり、その水や塵埃が灯具側コネクタと電源側コネクタとの接続部分に侵入し難くなる。かつ、キャップの外面に外側に突出する部分がないので、他の車両用部品に当るようなことがないので、灯具側コネクタと電源側コネクタとが他の車両用部品に当って破損するようなことがない。また、灯具側コネクタと電源側コネクタとの着脱は、キャップの空所をガイドとして行われるので、簡単である。このように、本発明のコネクタ構造は、防水性や防塵性や防護性に優れ、しかも、灯具側コネクタと電源側コネクタとの着脱の操作性が良く、その上、光源バルブ交換等の操作性が良い。
【出願人】 【識別番号】000000136
【氏名又は名称】市光工業株式会社
【識別番号】591236301
【氏名又は名称】住鉱テック株式会社
【識別番号】598167947
【氏名又は名称】三和商工株式会社
【出願日】 平成10年12月7日(1998.12.7)
【代理人】 【識別番号】100059269
【弁理士】
【氏名又は名称】秋本 正実
【公開番号】 特開2000−173316(P2000−173316A)
【公開日】 平成12年6月23日(2000.6.23)
【出願番号】 特願平10−346819