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【発明の名称】 車両用灯具におけるコネクタ構造
【発明者】 【氏名】鈴木 俊則

【氏名】金森 隆弘

【氏名】宮本 靖雄

【要約】 【課題】キャップの高さ寸法が小。

【解決手段】一部がキャップ6の底部61に埋設固定されている本体部70と、本体部70からキャップ6の底部61に沿って延設され、電源側のターミナルのメスターミナル部と着脱可能に嵌合して電気的に接続するオスターミナル部71と、本体部70からキャップ6の底部61に対して開口部60側に折り曲げて形成され、光源側のターミナル32のオスターミナル部33と着脱可能に嵌合して電気的に接続するメスターミナル部73と、を有する灯具側のターミナル7を使用する。この結果、キャップ6の底部61から開口部60までの高さ寸法Tを、灯具側のターミナル7のメスターミナル部73に電気的に接続する光源側のターミナル32のオスターミナル33の高さ分とすることができるので、従来のコネクタ構造と比較して、小さくすることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ランプハウジング及びレンズにより灯室が画成形成され、前記灯室内には光源バルブが配置されており、前記光源バルブがコネクタ構造を介して電源側に電気的に接続されている車両用灯具において、前記コネクタ構造は、前記光源バルブ側に接続された光源側のターミナルと、前記電源側に接続された電源側のターミナルが内蔵された電源側コネクタと、前記ランプハウジングに着脱可能に取り付けられる樹脂製のキャップと灯具側のターミナルとが一体に形成された灯具側コネクタと、を備え、前記光源側のターミナルと前記灯具側のターミナルとを接続すると共に、前記ランプハウジングに前記灯具側コネクタを着脱可能に取り付け、かつ、前記灯具側コネクタに前記電源側コネクタを着脱可能に取り付けると共に、前記灯具側のターミナルと前記電源側のターミナルとを接続することにより、前記光源バルブが前記電源側に電気的に接続される、コネクタ構造であって、前記灯具側のターミナルは、一部が前記キャップの底部に埋設固定されている板形状の本体部と、前記本体部から前記キャップの底部に沿って延設され、前記電源側のターミナルと電気的に接続するターミナル部と、前記本体部から前記キャップの底部に対して開口部側に折り曲げて形成され、前記光源側のターミナルと電気的に接続するターミナル部と、を有する、ことを特徴とする車両用灯具におけるコネクタ構造。
【請求項2】 前記光源側のターミナルには、オスターミナル部が設けられており、前記電源側のターミナルには、メスターミナル部が設けられており、前記灯具側のターミナルには、前記電源側のターミナルのメスターミナル部が着脱可能に嵌合して電気的に接続するオスターミナル部と、前記光源側のターミナルのオスターミナル部が着脱可能に嵌合して電気的に接続するメスターミナル部と、前記メスターミナル部からそのメスターミナル部の高さとほぼ等しい高さに折り曲げられて形成され、前記キャップに当接して前記灯具側のターミナルの振れを防止する振れ防止壁部と、がそれぞれ設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具におけるコネクタ構造。
【請求項3】 前記光源側のターミナル及び前記電源側のターミナル及び前記灯具側のターミナルは、それぞれ2個ずつ具備されており、前記2個の灯具側のターミナルのうち、前記光源側のターミナルと電気的に接続するターミナル部は、近接対向しかつほぼ等しい高さの状態で前記キャップに配置されており、前記キャップには、前記2個の灯具側のターミナルのターミナル部の間に介在する絶縁用兼振れ防止用の立壁が設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具におけるコネクタ構造。
【請求項4】 前記灯具側のターミナルの前記振れ防止壁部には、アンカーロック用の透孔が設けられており、前記キャップには、前記アンカーロック用の透孔中に食い込んで前記灯具側のターミナルの振れ及び抜けを防止する振れ抜け防止用の立壁が設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の車両用灯具におけるコネクタ構造。
【請求項5】 前記ランプハウジングと前記灯具側コネクタとの取付構造は、回転式であり、前記灯具側のターミナルは、前記キャップの偏心した位置に配置され、前記キャップの底部側の後方部分の外形は、両側の中間部が凹円弧の形状をなす、ことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の車両用灯具におけるコネクタ構造。
【請求項6】 前記灯具側のターミナルは1枚の導電性板を折り曲げてなる、ことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5に記載の車両用灯具におけるコネクタ構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコード付きの光源バルブ(H3バルブ)を使用したフォグランプ等の車両用灯具において、この光源バルブ側と電源側とを電気的に接続するコネクタ構造に係り、特にキャップの底部から開口部までの高さ寸法(車両灯具の奥行き寸法)が小である車両用灯具におけるコネクタ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォグランプ等の車両用灯具は、一般に、ランプハウジング及びレンズにより灯室が画成形成され、その灯室内に光源バルブが配置されており、その光源バルブがコネクタ構造を介して電源側に電気的に接続されているものであって、光源バルブを点灯すると、その光源バルブからの光がレンズを経て外部に所定の配光パターンで照射されるものである。
【0003】この車両用灯具におけるコネクタ構造としては、光源バルブ側に接続された光源側のターミナルと、電源側に接続された電源側のターミナルが内蔵された電源側コネクタと、ランプハウジングに着脱可能に取り付けられる樹脂製のキャップと灯具側のターミナルとが一体に形成された灯具側コネクタと、を備えたものであって、光源側のターミナルと灯具側のターミナルとを接続し、かつ、その灯具側のターミナルと電源側のターミナルとを接続することにより、光源バルブが電源側に電気的に接続されるものである。この種の車両用灯具におけるコネクタ構造としては、例えば、特開平9−17207号公報に記載のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来の車両用灯具におけるコネクタ構造は、バックカバー(9)の底部に箱部(14)と筒状部(15)との二段の段違いの凹部(16)が設けられており、この凹部(16)の中間底部に灯具側のターミナルとしての導電端子(17)、(18)の中間部が埋設固定されており、その一方の導電端子(17)の一端部(17a)が凹部(16)の中間底部よりも後方(奥底)側の箱部(14)中に配置され、かつ、その他方の導電端子(18)の一端部(18a)が凹部(16)の中間底部よりも前方(開口)側に配置されており、また、この導電端子(17)、(18)の他端部(17b)、(18b)が凹部(16)の中間底部に沿って筒状部(15)中に配置されるものであるから、バックカバー(9)の箱部(14)の底部から本体(10)の開口縁までの高さ寸法(すなわち、キャップの底部から開口部までの高さ寸法であって、車両灯具の奥行き寸法)は、凹部(16)の底側に配置された一方の導電端子(17)の一端部(17a)に着脱可能に電気的に嵌合する舌片状の電極片(23)の高さと、凹部(16)の開口側に配置された他方の導電端子(18)の一端部(18a)に着脱可能に電気的に嵌合する偏平な袋状の電極端子(26)の高さとの和であり、大となる等の課題がある。
【0005】本発明の目的は、キャップの底部から開口部までの高さ寸法が小である車両用灯具におけるコネクタ構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を達成するために、灯具側のターミナルにおいて、一部がキャップの底部に埋設固定されている板形状の本体部と、その本体部からキャップの底部に沿って延設され、電源側のターミナルと電気的に接続するターミナル部と、前記本体部からキャップの底部に対して開口部側に折り曲げて形成され、光源側のターミナルと電気的に接続するターミナル部と、を有することを特徴とする。
【0007】この結果、本発明の車両用灯具におけるコネクタ構造は、キャップの底部から開口部までの高さ寸法を、灯具側のターミナルのターミナルに電気的に接続する光源側のターミナルの高さ分とすることができるので、上述の従来のコネクタ構造と比較して、小さくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用灯具におけるコネクタ構造の一実施形態を添付図面を参照して説明する。この例は、リフレクタ可動タイプのフォグランプの車両用灯具におけるコネクタ構造について説明する。
【0009】図2において、1はランプハウジングである。このランプハウジング1は、前部及び後部に開口部10及び円形の開口部11がそれぞれ設けられている。このランプハウジング1の前部開口部10には、レンズ12が配設されている。このランプハウジング1及びレンズ12により灯室13が画成形成されている。
【0010】上述の灯室13内には、リフレクタ2が上下方向(なお、ヘッドランプの場合は、上下方向及び左右方向)に回動可能に配設されている。このリフレクタ2は、図2に示すように、前部及び後部が開口されている。この後部の前面側には、例えば回転放物面の反射面20が設けられている。このリフレクタ2の後部開口部の縁には、アース21及び取付スプリング22が取り付けられており、またこのリフレクタ2の反射面20側には、シェード23が配設されている。
【0011】上述のリフレクタ2には、上述の取付スプリング22により光源バルブ3が着脱可能に取り付けられており、この結果、この光源バルブ3は上述の灯室13内に配設されることとなる。この光源バルブ3側には、2本のコード30、31を介して2個の光源側のターミナル32がそれぞれ電気的に接続されている。すなわち、+側コード30の一端は光源バルブ3に直接接続されており、一方、−側コード31の一端はアース21を介して光源バルブ3に間接接続されている。この+側コード30及び−側コード31の他端には光源側のターミナル32が接続されている。この2個の光源側のターミナル32には、オスターミナル部33がそれぞれ設けられている。なお、図1においては、+側コード30のターミナル32及びオスターミナル部33が図示されている。一方、−側コード31のターミナル及びオスターミナル部は、この図示されている+側コード30のターミナル32及びオスターミナル部33とほぼ同一構造をなすので、図示が省略されている。
【0012】図2において、二点鎖線にて示されている符号4Cは、バッテリー等(図示せず)の電源側に接続された2本の電源側のターミナル(図示せず)が内蔵された電源側コネクタである。この電源側コネクタ4Cの2本のターミナルには、メスターミナル部(図示せず)がそれぞれ設けられている。この電源側コネクタ4Cのターミナル(メスターミナル部)と上述の光源バルブ3側のターミナル32(オスターミナル部33)とを後述する灯具側コネクタ5Cを介して電気的に接続することにより、光源バルブ3が電源に接続されることとなる。
【0013】上述の灯具側コネクタ5Cは、ランプハウジング1の後部開口部11に着脱可能に取り付けられる樹脂製(絶縁製)のキャップ6と2個の灯具側のターミナル7、7とがインサート成形により一体に形成されたものである。
【0014】前記キャップ6は、図1乃至図9に示すように、上部60が開口しかつ底部61が閉塞した中空状の円筒形状をなす。このキャップ6の外周側面には円形鍔部62が一体に設けられていると共に、このキャップ6の開口部60の外周側面には複数個例えば4個の取付爪63が一体に設けられている。このキャップ6の円形鍔部62と取付爪63との間において、パッキン15を介してランプハウジング1の後部開口部11の周縁部を挟持することにより、キャップ6がランプハウジング1の後部開口部11に着脱可能に取り付けられることとなる。
【0015】上述のキャップ6の取り付け方は、キャップ6の取付爪63をランプハウジング1の後部開口部11の周縁部に設けられた凹部(図示せず)に位置させて挿入し、このキャップ6を後側から見て例えば時計方向に回動させてキャップ6の取付爪63とランプハウジング1の後部開口部11の周縁部とを係合させることにより、キャップ6がランプハウジング1に取り付けられる。なお、上述のキャップ6の4個の取付爪63の一端(例えば時計方向側の端)がキャップ6の回動を容易にするために傾斜している(図6乃至図9参照)。また、このキャップ6の1個の取付爪63の他端にはストッパ630が一体に設けられており(図6参照)、キャップ6を回動させた際に、このストッパ630がランプハウジング1の後部開口部11の周縁部に設けられた段部(図示せず)に当接してキャップ6の取付爪63とランプハウジング1の後部開口部11の周縁部とが係合する。さらに、このキャップ6の1個の取付爪63とランプハウジング1の後部開口部11の周縁部とには、キャップ6をランプハウジング1に取り付けた際の節度感を付与する凸部631と凹部(図示せず)とがそれぞれ設けられている(図7参照)。
【0016】また、上述のキャップ6の円形鍔部62よりも後方の部分(底部61側の後方部分)64は、ほぼ分銅形状をなす。すなわち、円柱形状の左右両側(キャップ6がランプハウジング1に取り付けられた状態の時の左右両側)が、図5に示すように、円弧凹部状に形成されている。しかも、その円弧凹部には、ローレット65が設けられている。この後方部分64は、撮み部を形成することとなる。
【0017】さらに、上述のキャップ6の後方部分64の下方(キャップ6がランプハウジング1に取り付けられた状態の時の下方)には、図2及び図3及び図7に示すように、電源側コネクタ4Cが挿入されるための挿入口66及び空所67が設けられている。
【0018】さらにまた、上述のキャップ6の内部において、図1及び図4に示すように、底部61の上部中央部には絶縁用兼振れ防止用の1個の立壁68が、また、底部61の上部左右両側には4枚の振れ抜け防止用の立壁69が、さらに、底部61の上部左右両側には2個の小半円形の凸部の固定部600が、それぞれ一体に設けられている。
【0019】そして、上述のキャップ6の底部61の内面側には、2個の灯具側のターミナル7、7がインサート成形により一体に形成されている。この灯具側のターミナル7は、図14に示すように、1枚の金属(導電性)板を折り曲げてなるものである。この灯具側のターミナル7は、図10乃至図13に示すように、図11(A)の正面から見て、逆L字形の板形状の本体部70と、その本体部70の下端から同一板面上に延設された細長いほぼ長方形のオスターミナル部71と、前記本体部70の側部(右側部)からほぼ90°折り曲げて形成されたほぼ長方形の立上板部72及び逆B字形のメスターミナル部73と、そのメスターミナル部73の上端から折り曲げて形成され、かつ、高さがメスターミナル部73の高さとがほぼ等しい逆コの字形の振れ防止壁部74と、前記本体部70の側部(左側部)からほぼ90°折り曲げて形成された細長いほぼ長方形の樹脂流入防止用板部75と、を有するものである。
【0020】前記オスターミナル部71は、左右両側が中央側に折り重ねてなり、前記立上板部72の上端には、固定爪720が一体に設けられており、前記メスターミナル部73は、固定平板部730と、2個の弾性湾曲部731、731とからなり、前記振れ防止壁部74は、メスターミナル部73の上端から折り返してなる中央部740と、その中央部740の上下端部が相互に対向するようにほぼ90°に折り曲げられてなる上下部741、741と、からなり、その上下部741、741の前端部にアンカーロック用の透孔742、742が設けられている。なお、他方の灯具側のターミナル7は、上述の灯具側のターミナル7と左右逆の形状となる。
【0021】この2個の灯具側のターミナル7、7が上述のキャップ6の底部61の内面側にインサート成形により一体に形成されると、図1乃至図4及び図7に示すように、灯具側のターミナル7、7の本体部70、70の一部(図4中の破線にて示す部分)がキャップ6の底部61に埋設固定される。なお、この2個の灯具側のターミナル7、7がキャップ6にインサート成形により一体に形成される際に、本体部70、70及び樹脂流入防止用板部75、75の作用により、樹脂がメスターミナル部73、73中に流入するのを防止している。
【0022】特に、この実施形態において、灯具側のターミナル7、7のオスターミナル部71、71は、キャップ6の空所67側に延設され、かつ、灯具側のターミナル7、7のメスターミナル部73、73は、キャップ6の開口部60側に折り曲げられ、しかも灯具側のターミナル7、7の振れ防止壁部74、74は、キャップ6の底部61に当接する。また、2個の灯具側のターミナル7、7は、キャップ6の偏心した位置、この例では上半分側に配置されており、その2個の灯具側のターミナル7、7のメスターミナル部73、73は、キャップ6の上部中央部においてほぼ等しい高さで近接対向しており、その2個のメスターミナル部73、73の間には、絶縁用兼振れ防止用の立壁68が介在する。さらに、この2個の灯具側のターミナル7、7の振れ防止壁部74、74のアンカーロック用の透孔742、742、742、742中には、キャップ6の振れ抜け防止用の立壁69、69、69、69の一部690、690、690、690が食い込んでおり、かつ、この2個の灯具側のターミナル7、7の固定爪720、720がキャップ6の固定部600、600に食い込んでいる。
【0023】この実施形態における本発明のコネクタ構造は、以上の如き構成からなり、以下、その使用例について説明する。まず、光源側のターミナル32、32のオスターミナル部33、33と灯具側のターミナル7、7のメスターミナル部73、73とを、図1に示すように、接続すると共に、ランプハウジング1の後部開口部11に灯具側コネクタ5Cを回転式に着脱可能に取り付ける(なお、図1において、図示を省略してあるが、光源側のターミナル32のオスターミナル部33には、灯具側のターミナル7のメスターミナル部73の上端に係合して、オスターミナル部33のメスターミナル部73に対する挿入方向を規制するストッパが設けられている)。また、図2に示すように、灯具側コネクタ5Cの下部の挿入口66及び空所67中に電源側コネクタ4Cを嵌入して着脱可能に取り付けると共に、灯具側のターミナル7、7のオスターミナル部71、71と電源側のターミナルのメスターミナル部とを接続する。この結果、光源バルブ3が本発明のコネクタ構造(光源側のターミナル32、32と、灯具側コネクタ5C及びその灯具側のターミナル7、7と、電源側コネクタ4C及びその電源側のターミナルと、から構成されたコネクタ構造)を介して電源側に電気的に接続されることとなる。
【0024】このように、この実施形態における本発明のコネクタ構造は、一部(図4中破線にて示す部分)がキャップ6の底部61に埋設固定されている本体部70と、本体部70からキャップ6の底部61に沿って延設され、電源側のターミナルのメスターミナル部と着脱可能に嵌合して電気的に接続するオスターミナル部71と、本体部70からキャップ6の底部61に対して開口部60側に折り曲げて形成され、光源側のターミナル32のオスターミナル部33、33と着脱可能に嵌合して電気的に接続するメスターミナル部73と、を有する灯具側のターミナル7を使用するものであるから、キャップ6の底部61から開口部60までの高さ寸法Tを、灯具側のターミナル7のメスターミナル部73に着脱可能に電気的に嵌合する光源側のターミナル32のオスターミナル部33の高さ分として小さくすることができる。そして、このキャップ6の底部61から開口部60までの高さ寸法Tは、バックカバー(9)の箱部(14)の底部から本体(10)の開口縁までの高さ寸法(すなわち、キャップの底部から開口部までの高さ寸法であって、車両灯具の奥行き寸法)は、凹部(16)の底側に配置された一方の導電端子(17)の一端部(17a)に着脱可能に電気的に嵌合する舌片状の電極片(23)の高さと、凹部(16)の開口側に配置された他方の導電端子(18)の一端部(18a)に着脱可能に電気的に嵌合する偏平な袋状の電極端子(26)の高さとの和であり、大となる上述の従来のコネクタ構造と比較して、小さくすることができる。この高さ寸法Tを小さくすることにより、灯具の奥行き寸法に自由度が出ることとなる。
【0025】この実施の形態における本発明のコネクタ構造(請求項2に係るコネクタ構造)は、2個の灯具側のターミナル7、7(1個の灯具側のターミナル7であっても良い)のメスターミナル部73、73からメスターミナル部73、73とほぼ等しい高さに折り曲げて形成された振れ防止壁部74、74がキャップ6の底部61に当接して、灯具側のターミナル7、7の振れが防止されるように構成されているものであるから、灯具側のターミナル7、7の振れ(特に、光源側のターミナル32のオスターミナル部33と灯具側のターミナル7のメスターミナル部73との嵌合方向に対して交差する方向の振れ)を防止することができる。しかも、この振れ防止壁部74の高さは、メスターミナル部73の高さとほぼ等しくすることができるので、キャップ6の底部61から開口部60までの高さ寸法Tを小さくする効果の妨げとはならない。
【0026】また、この実施の形態における本発明のコネクタ構造(請求項3に係るコネクタ構造)は、2個の灯具側のターミナル7、7がキャップ6の偏心した位置の上半部側に配置されており、かつ、その2個の灯具側のターミナル7、7のメスターミナル部73、73(光源側のターミナルと電気的に接続するターミナル部であって、オスターミナル部であっても良い)がキャップ6の上部中央部においてほぼ等しい高さで近接対向しているので、このほぼ等しい高さで近接する灯具側のターミナル7、7のメスターミナル部73、73に光源側のターミナル32、32のオスターミナル部33、33を嵌合した際に、その光源側のターミナル32、32の高さもほぼ等しくなり、その結果、その光源側のターミナル32、32を有する光源バルブ3側の2本のコード(+側コード30、−側コード31)が、ランプハウジング1に灯具側コネクタ5Cを組み付ける際に、絡み合う虞が少ない。
【0027】その上、このコネクタ構造は、近接する2個の灯具側のターミナル7、7の間に1個の絶縁用兼振れ防止用の立壁68を介在させるだけで、その2個の灯具側のターミナル7、7の+側と−側との間の絶縁が可能となる。しかも、その絶縁用兼振れ防止用の立壁68の高さを灯具側のターミナル7、7のメスターミナル部73、73の高さよりも若干大とすることにより、上述の振れ防止壁部74、74の振れ防止作用と相俟て灯具側のターミナル7、7の振れ(特に、光源側のターミナル32のオスターミナル部33と灯具側のターミナル7のメスターミナル部73との嵌合方向に対して交差する方向の振れ)を確実に防止できる。
【0028】さらに、この実施形態における本発明のコネクタ構造(請求項2及び3に係るコネクタ構造)は、光源側のターミナル32、32と接続する灯具側のターミナル7、7のターミナル部は、2個共メスターミナル部73、73であるから、そのメスターミナル部73、73の高さ寸法を統一できて、キャップ6の高さ寸法Tを小さくできる。しかも、上述のように、灯具側のターミナル7、7のターミナル部を2個共メスターミナル部73、73とすることにより、光源側のターミナル32、32のターミナルを2個共オスターミナル部33、33とすることができるので、光源バルブ3の+側と−側とを共通化することができる。
【0029】さらにまた、この実施形態における本発明のコネクタ構造(請求項4に係るコネクタ構造)は、上述の2個の灯具側のターミナル7、7(1個の灯具側のターミナル7であっても良い)の振れ防止壁部74、74のアンカーロック用の透孔742、742、742、742中にキャップ6の振れ抜け防止用の立壁69、69、69、69の一部690、690、690、690が食い込んでいるので、上述の振れ防止壁部74、74及び絶縁用兼振れ防止用の立壁68の振れ防止作用との相乗効果により、灯具側のターミナル7、7の振れ(特に、光源側のターミナル32のオスターミナル部33と灯具側のターミナル7のメスターミナル部73との嵌合方向に対して交差する方向の振れ)をさらに確実に防止でき、かつ、灯具側のターミナル7、7の上述の嵌合方向の抜けを防止できる。しかも、この2個の灯具側のターミナル7、7の固定爪720、720がキャップ6の固定部600、600に食い込んでいるので、上述のアンカーロック用の透孔742、742、742、742の抜け作用と相俟て灯具側のターミナル7、7の抜けを確実に防止できる。
【0030】しかも、この実施形態における本発明のコネクタ構造(請求項5に係るコネクタ構造)は、2個の灯具側のターミナル7、7(1個の灯具側のターミナル7であっても良い)がキャップ6の偏心した位置の上半部側に配置されているので、そのキャップ6の後方部分64をほぼ分銅形状になすことができる。このために、キャップ6の後方部分64の左右両側の円弧凹部に指の円弧凸部がフィットしてキャップ6を撮み易くなり、灯具側コネクタ5Cをランプハウジング1に組み付けたり取り外したりする操作性が向上される。特に、この実施形態のように、灯具側コネクタ5Cのランプハウジング1への組み付け取外が回転式の場合は、上述の操作性がさらに良くなる。しかも、2個の灯具側のターミナル7、7がキャップ6の偏心した位置の上半部側に配置されるので、キャップ6を小型化することができる。
【0031】その上、この実施形態における本発明のコネクタ構造(請求項6に係るコネクタ構造)は、1枚の金属(導電性)板を折り曲げて灯具側のターミナル7を構成するものであるから、灯具側のターミナル7の製造コストが安価である。
【0032】なお、この実施形態においては、電源側コネクタ4Cが嵌入する挿入口66及び空所67がキャップ6の下方に設けられているので、水や塵埃が溜まって挿入口66及び空所67に侵入するのを防止できる。
【0033】また、上述の実施形態においては、車両用灯具におけるコネクタ構造として、リフレクタ可動タイプのフォグランプの例について説明したが、本発明はその他の車両用灯具におけるコネクタ構造にも使用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両用灯具におけるコネクタ構造は、キャップの底部から開口部までの高さ寸法を、灯具側のターミナルのターミナルに電気的に接続する光源側のターミナルの高さ分とすることができるので、従来のコネクタ構造と比較して、小さくすることができる。
【出願人】 【識別番号】000000136
【氏名又は名称】市光工業株式会社
【識別番号】591236301
【氏名又は名称】住鉱テック株式会社
【識別番号】598167947
【氏名又は名称】三和商工株式会社
【出願日】 平成10年12月7日(1998.12.7)
【代理人】 【識別番号】100059269
【弁理士】
【氏名又は名称】秋本 正実
【公開番号】 特開2000−173315(P2000−173315A)
【公開日】 平成12年6月23日(2000.6.23)
【出願番号】 特願平10−346818