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【発明の名称】 浴室調光システム及び浴室
【発明者】 【氏名】市山 義和

【要約】 【課題】本発明の目的は昼夜を問わず室外の風景を展望できながら,プライバシーを確保できる浴室調光システム及び浴室を実現提供する【解決手段】開口部である窓の窓ガラスに電気的に光透過率を制御できる調光ガラスを用い,外部に見えてはいけない時間,或いは場合を識別判断して調光ガラスの光透過率を制御し,室外風景を展望しながらも外部から浴室内を望見できないような調光システムを実現する。特にプライバシーの確保の場合,浴室内は見えても入浴者及びその周辺が外部から見えなければ問題の無い事が多い。本発明ではその点に着目して室外の展望を確保しながら,浴室内そのものを見せない或いは浴室内の入浴者を見せないような浴室調光システム及び浴室を提案する。

【解決手段】開口部である窓の窓ガラスに電気的に光透過率を制御できる調光ガラスを用い,外部に見えてはいけない時間,或いは場合を識別判断して調光ガラスの光透過率を制御し,室外風景を展望しながらも外部から浴室内を望見できないような調光システムを実現する。特にプライバシーの確保の場合,浴室内は見えても入浴者及びその周辺が外部から見えなければ問題の無い事が多い。本発明ではその点に着目して室外の展望を確保しながら,浴室内そのものを見せない或いは浴室内の入浴者を見せないような浴室調光システム及び浴室を提案する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電気的に光透過率を制御可能な調光ガラスより成る窓及びその制御装置を有して外部の展望を可能にしながら外部から室内或いは少なくとも人体を望見し難くする浴室調光システム及び浴室【請求項2】 請求項1記載の浴室調光システム及び浴室に於いて,少なくとも調光ガラスを構成する調光層より室内側のガラス面は室内照明の光を反射し難くする処理を施した事を特徴とする浴室調光システム及び浴室【請求項3】 請求項1,請求項2記載の浴室調光システム及び浴室に於いて,同期して点滅する一又は複数の照明に同期して照明が明の間は前記調光ガラスの光透過度を低に,照明が暗の間は前記調光ガラスの光透過率を高に制御し,室内望見を防ぐと共に室外展望を可能にする浴室調光システム及び浴室【請求項4】 請求項3記載の浴室調光システム及び浴室に於いて,調光ガラスの光透過率を低にした場合に,室内照明の光を反射し難い色調,或いは夜間の背景色に相似した暗色系統の色調となるような調光ガラスを用いた事を特徴とする浴室調光システム及び浴室【請求項5】 請求項3,請求項4記載の浴室調光システム及び浴室に於いて,一又は複数の同期して点滅する照明を駆動する電源電圧の高低から照明の明と暗の状態を検知して調光ガラスの光透過率を同期制御する事を特徴とする浴室調光システム及び浴室【請求項6】 請求項3,請求項4記載の浴室調光システム及び浴室に於いて,光センサーにより照明の明と暗の状態を検知して調光ガラスの光透過率を制御する事を特徴とする浴室調光システム及び浴室【請求項7】 請求項6記載の浴室調光システム及び浴室に於いて,光センサー出力の所定の速度以上の周期的な変化から照明の点滅を検知して前記照明の点滅に同期させて調光ガラスの光透過率を制御する事を特徴とする浴室調光システム及び浴室【請求項8】 請求項7記載の浴室調光システム及び浴室に於いて,光センサー出力に比例して調光ガラスの光透過率は低く設定するとし,少なくとも光センサー出力が所定速度以上で周期的に変化する或いはそれ以外の条件とで異なる比例関係の設定を有し,前記照明の点滅に同期させて調光ガラスの光透過率を制御する事を特徴とする浴室調光システム及び浴室【請求項9】 請求項6,請求項7,請求項8記載の浴室調光システム及び浴室に於いて,光センサーは室内照明の収容ケース内或いは室内照明の至近に配置し,光センサーに関して不利な浴室内環境に於いても有効に動作するよう構成した事を特徴とする浴室調光システム及び浴室【請求項10】 請求項3,請求項4記載の浴室調光システム及び浴室に於いて,制御装置は一又は複数の照明を同期して点滅させると共に照明が明の間は前記調光ガラスの光透過度を低に,照明が暗の間は前記調光ガラスの光透過率を高に同期制御し,浴室内望見を防ぐと共に室外展望を可能にする浴室調光システム及び浴室【請求項11】 請求項1,請求項2記載の浴室調光システム及び浴室に於いて,人体の位置検知器を有し,制御部は入浴者の位置によって調光ガラスの一部または全部の光透過率を制御し,外部よりの入浴者望見を防ぐと共に室外展望を可能にする浴室調光システム及び浴室
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴室の調光システムに係わり,特にプライバシーを確保しながら屋外を展望できる浴室調光システム及び浴室に係わる。
【0002】
【従来の技術】住宅の浴室の多くは室外から望見されないよう展望の利かない不透明なガラスを窓部に用い,最小限の採光を可能にするような開口部である事が多い。或いは外部からの望見を妨げるような何らかの手段を設けている。これは展望の可能な透明ガラスを開口部に用いて室外の風景を楽しみたいとしても夜間外部から望見される可能性を排除できる有効な手段が無かったからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって,本発明の目的は昼夜を問わず室外の風景を展望できながら,プライバシーを確保できる浴室調光システム及び浴室を実現提供する事である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のプライバシーを確保出来る浴室調光システム及び浴室は,基本的には開口部である窓の窓ガラスに電気的に光透過率を制御できる調光ガラスを用い,外部に見えてはいけない時間,或いは場合を識別判断して調光ガラスの光透過率を制御し,室外風景を展望しながらも外部から浴室内を望見できないような調光システムを実現する。特にプライバシーの確保の場合,浴室内は見えても入浴者及びその周辺が外部から見えなければ問題の無い事が多い。本発明ではその点に着目して室外の展望を確保しながら,浴室内そのものを見せない或いは浴室内の入浴者を見せないような浴室調光システム及び浴室を提案する。
【0005】具体的な方法に大きくは2種類有り,第1の方法は,昼間は調光ガラスの光透過率をやや減少させて外部からの入射光量の一部を遮断して外部よりは室内を暗く設定し,夜間は視認し難いほどの高速で点滅する室内照明として,照明が明の時間は調光ガラスの光透過率を低に,照明が暗の時間は調光ガラスの光透過率を高になるよう同期制御する事で室外風景を展望しながらも浴室内を望見され難い浴室調光システム及び浴室を実現する。
【0006】第2の方法は,入浴者の浴室内での位置を検知できる人体位置検知器を有し,入浴者が室外から見え難い位置に居る場合は調光ガラスの光透過率を高にして室外展望を可能にし,室外から見える可能性のある位置に居る時は調光ガラスの光透過率を低にして室外から望見できないようにする。
【0007】第1,第2の何れの方法を採るにしても昼間での室内をやや暗くして室内望見を防止するための調光ガラスの光透過率を減少させる昼間モードと,夜間での調光ガラスの光透過度を制御する夜間モードの光透過率設定は基本的に異なる事になる。昼間モードでは光透過率を50−70%程度に設定すれば目的を達せられるであろうが,夜間モードではほぼ完全に室内の光を通さない或いはほぼ完全に室外の光を通すように制御したいので光透過率の高低は最高の光透過率と最低の光透過率との二値的な選択をする。
【作用】このように本発明に依り,外部に見えてはいけない時間,或いは場合のみを外部に光が通過しないよう調光ガラスの光透過率を制御する事で室外を展望しながらも室内の望見を防止できる浴室調光システム及び浴室を実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】室外の展望を可能にしながら室内を望見されない方法は昼間では容易である。窓ガラスを境にして室内を常に室外より暗く保持すれば室内は望見され難く,室内から室外の展望が可能である事は周知である。したがって,本発明の本旨とする処は,専ら浴室内に照明を必要として最も室内を望見されやすい条件である夜間に室外展望を可能にしながら室内望見を防止する手段方法を創出する事である。
【0009】図1は本発明を住宅の浴室に適用した例で住宅の2階に設けた展望浴室10の構造を示している。本発明に依れば,夜間に室内照明11を点灯した状態でも外部からの望見を有効に防止でき,室外風景を展望できる浴室を実現できるのでこのように一般住宅に於いても展望の可能な場所に浴室を設置する事が可能となる。以下にこの実施例の実現手段について説明する。
【0010】図1に示す浴室10は基本的には調光ガラスを用いた窓12,視認し難いほどの高速で点滅できる室内照明11,及び制御装置13とで構成される。番号16は浴槽を,番号18は鏡を,番号17は出入り口のドアをそれぞれ示す。
【0011】窓12は電気的に光透過率を変える事が出来る液晶系の調光ガラスで構成する。調光ガラスには透明な電極板に挟まれた液晶より構成されて電界の強度によってその光透過率を変える液晶式の調光ガラス,或いは電極板近傍の酸化還元反応を利用するエレクトロクロミック式の調光ガラス等があるが,スイッチング速度が早くできるという点で現段階では液晶系の調光ガラスを採用した。ただ,光透過率が低い時に光の反射の少なく,多様な色調を選択できると言う点ではエレクトロクロミック式の調光ガラスが適している。また,少なくとも調光ガラスの室内側ガラス面は光の反射を抑えるよう沸酸で微小な凹凸を施したものとする。室内照明11は視認し難いほどの速度,およそ1秒間に数十回以上の速度で点滅可能な蛍光灯で構成する。他に発光ダイオード等高速で点滅可能な照明素子も使う事が出来る。浴室10内は湿度が高く水滴の付着等電気系の設備には劣悪な環境であるので図示の照明装置11のように樹脂製或いはガラス製のケースに収容して使用する。制御装置13は図1では判りやすいように別の場所に示したが,室内照明11と同じケース内に収容するのが好ましい。
【0012】その他,番号19は浴槽16内に居る入浴者,番号20は浴槽16外の入浴者を,番号14,15はそれぞれ制御装置13から室内照明11,窓12の調光ガラスへの配線を示す。
【0013】図2はこれから説明する実施例での共通の作動フローを示す。同図に於いて,調光システムが作動をすると,或いは作動中には定期的に照明11が作動中であるか否かをチェックする。これには照明装置11に電源が入っているか否かをチェックしても良いし,別途設ける光センサーの出力が所定以上の速度で周期的に変動しているか否かで判断しても良い。照明11が作動中で無ければ昼間モード,照明が作動中で有れば夜間モードと判断する。昼間モードでは先に記したように常に外部より室内が暗くなるよう保持すれば良いので展望を妨げない範囲で調光ガラスの光透過率を低く設定する。これで昼間は室内を望見されず,室外を展望できる事になる。夜間モードは室内照明11が点灯し,外部から浴室内を望見しやすく成る環境であり,それらの実施例については第1,第2,第3の実施例の照明・調光ガラス制御系の機能ブロック図をそれぞれ図3,図4,図5に示してそれらを参照しながら説明する。浴室の全体像は図1を共通に用いる。
【0014】図3に示す第1の実施例の機能ブロック図は照明を点滅させる駆動電圧の変動を監視して調光ガラスの光透過率を同期制御する例を示す。同図に於いて,隣室の照明31,浴室内の室内照明32は商用交流電源33に連なって同期して点滅を繰り返す蛍光灯とし,電源電圧から電圧比較回路34によって照明31,32が点灯する時間帯と消灯する時間帯とを識別し,調光ガラス駆動回路35が照明31,32が点灯する時間帯では調光ガラス36の光透過率を低に,照明31,32が消灯する時間帯では調光ガラス36の光透過率を高に同期制御する。蛍光灯は電圧振幅が大で点灯するので電圧比較回路34は予め設定された電圧より駆動電圧振幅が大きいか,小さいかで照明31,32の点滅を推定識別して出力する。対象とする照明は図1の出入り口のドア17部分を通して浴室10内を照明する可能性のある隣室の照明31までを考慮したが,浴室10内にまで影響が無いように構成が配慮されていれば対象から外す事が出来る。
【0015】図4に示す第2の実施例の機能ブロック図は点滅する照明32の明,暗を光センサー41によって識別検出して調光ガラス36の光透過率を同期制御する例を示す。同図に於いて,出入り口のドア17を境にする隣室の照明31及び浴室内照明32は商用電源33に接続されて同期して点滅を繰り返し,光センサー41は浴室10内の室内照明を収容するケース42内に配置されて室内照明32の点滅を検出して明るさにほぼ比例した電圧を出力する。
【0016】光センサー41の出力は制御装置内で第1の調光ガラス駆動回路43及び電圧比較器45に入力される。第1の調光ガラス駆動回路43は光センサー41の出力に逆比例して調光ガラス36の光透過率を減少するような電圧を発生させて調光ガラス36に加える。
【0017】電圧比較器45は光センサー41の出力を受けて出力変動に応じたパルス列を発生し,第2の調光ガラス駆動回路46はそのパルス列が所定以上の速度で周期的で有るか否かを判断して照明32が周期的に点滅しているか否かの判断を行う。照明32が所定以上の速度で周期的に点滅していると判断すると,出力線48によりスイッチ49を切り替え,第1の調光ガラス駆動回路43の出力44の調光ガラス36への供給に替えて第2の調光ガラス駆動回路46の出力47を調光ガラス36に加える。第2の調光ガラス駆動回路46は光センサー41出力の大小の変動に同期して大の時には調光ガラス36の光透過率を低に,小の時には光透過率を高にするよう電圧を発生して調光ガラス36を駆動する。
【0018】つまり,第2の調光ガラス駆動回路は照明32が点滅していない時,周囲が明るい昼間モードと判断し,第1の調光ガラス駆動回路の出力44を調光ガラス36に加えさせて浴室10内が外部より若干暗くなるように調光ガラス36を通じての外光取り入れを減少させる。したがって,調光ガラス36の光透過率制御の範囲は高々数十パーセントの範囲である。これに対して照明32が周期的に点滅しているとの判断では夜間モードへ切り替え,第2の調光ガラス駆動回路46の出力47により照明32の点滅に同期して調光ガラスの光透過率を制御する。この場合の調光ガラス36の制御は二値のオンオフ制御で良く,最高及び最低の光透過率となるよう制御電圧を発生する。すなわち,光センサー出力と調光ガラスの光透過率の設定関係は少なくとも2以上有する。
【0019】図5に示す第3の実施例の機能ブロック図は制御装置52が隣室の照明31及び浴室の室内照明32を同期して視認し難いほどの速度で点滅させ,同時に調光ガラス36の光透過率を調光ガラス駆動回路55を介して同期制御する例を示す。
【0020】番号51は電源線を示し,制御部52は予め照明31,32等の明るさを指示され,その明るさに相当する電圧のパルス列を出力線53を通じて照明31,32に供給して点滅させる。同時に前記パルス列と同タイミングでパルス列を出力線54を介して調光ガラス駆動回路55に入力し,調光ガラス駆動回路はそのパルス列を所定の光透過率を得るための電圧に変えて調光ガラス36の光透過率を制御する。このように制御装置52が照明31,32と調光ガラス36とを直接的に同期制御するので照明31,32の点滅検出での検出遅れ,或いは検出ミス等によって照明31,32の点灯と調光ガラス36の光透過率変化との同期が合わずに室外に光が漏れる等の事故の可能性を少なく出来る。第1,第2,第3の実施例で本旨とする処は,室内物体視認には人間の目の残像特性を利用して浴室内の照明は速い速度で点滅して行う事とし,浴室内が明るい時間帯では調光ガラスの光透過率を低として室内から室外への光の透過を防止して室内望見を阻止し,浴室内が暗い時間帯に調光ガラスの光透過率を高にして室外の光が室内に通過できるようにして室外展望を可能にするのである。ただ,室内照明が点灯して調光ガラスの光透過率が低の時に室内照明,或いは浴室内の物体からの反射光が調光ガラスで反射されると,次の室内照明が消灯し,調光ガラスの光透過率が高となっても残像効果で室外展望が困難になる事も自明である。このような事態を回避する手段として調光ガラスでは室内側からの光の反射を極力減らす事が望ましく,実施例では,調光ガラスの室内側ガラス面には沸酸でガラス面に微細な凹凸を設ける事で反射を抑える処置とした。他に無反射コーティングを施す事で光の反射を抑える手段も効果がある。
【0021】更に調光ガラスには光透過率が低の時に光の反射率が低くなる材質,或いは背景となる夜景と調和出来る暗色系統の調光ガラス採用が望ましく,この点で実施例では液晶系の調光ガラスを採用しているが,スイッチング速度の速いエレクトロクロミック系の調光ガラスが使用可能ならエレクトロクロミック系の調光ガラスの方が色調の選択も多様に出来るので本発明の目的には適している。
【0022】また,このようなシステムを使用している時にシステムが正常に作動してプライバシーが確実に守られているか否かの確認が出来ないと不安が残る。この点に関しては,室外の窓ガラスに識別しやすい形状の反射板を配置して夜間モードでその反射板を認識できなければ正常と判断できる。これは容易に光センサー等の手段を用いてアラームを発するよう自動化が出来る。他に室外に室内を写すようなビデオカメラを設けて確認する方式も考えられるが,前者の方式が簡易である。
【0023】図6は第4の実施例を示し,図1の構成に人体位置検知器61が付加され,その機能ブロック図は図7に示される。浴室10内のプライバシー確保を考える場合,裸の入浴者19,20が外部から望見されなければ最低限のプライバシーは守られると考えられ,本発明の第4の実施例はそのような観点での浴室調光システム及び浴室の例である。図6及び図7において,人体位置検知器61はCCDによる画像入力装置であって浴室内全体を監視し,常に背景となる画像を定期的に制御部71内のメモリーに蓄え,新たな画像と比較して変化分を抽出し,更にその変化分が人体であるか否かを識別判断して人体が浴室10内のどの位置にあるかを出力する。人体,つまり入浴者19,20が外部から見えない位置に有れば調光ガラス36の光透過率を高に,入浴者19,20が外部から見える恐れのある位置にいる場合は調光ガラス36の光透過率を低に制御する。図6の場合では入浴者19が浴槽16内に居る時に調光ガラス36の光透過率を高に,浴槽16外に居る時(図6では入浴者20)に調光ガラス36の光透過率を低に制御する。
【0024】入浴者19が浴槽16内に居る時のみ展望を可能にするような単純なシステムなら人体位置検知器61は図6の画像入力装置に替えて浴槽16内に入浴者19が居るか居ないかの検出が出来るような光電式或いは機械式のスイッチでも十分である。しかし,複数の入浴者を前提にするとやはり人体位置検知器61は画像入力装置として人体の識別判断まで可能な装置が望ましい。番号72は調光ガラス駆動回路を示す。
【0025】以上,実施例で本発明の原理,動作を説明したように本発明に依れば昼夜間を通じて室外の展望を可能にしながら室内の望見を有効に防止できる浴室調光システム及び浴室を実現できる。ただこれらは本発明を実施する上での一例を示したのみであって本発明の趣旨に添って種々の組み合わせ,材料の変更等は可能である。例えば,第1から第3の実施例では点滅する照明に同期して調光ガラスの光透過率を制御したが,調光ガラスの光透過率が高となる平均の時間が50%であればそれだけ室外からの光透過は減少する事になる。第4の実施例と合わせて入浴者が浴槽外にいる時は第1から第3の実施例に沿い,入浴者が浴槽内にいる時は第4の実施例に従えば,少なくとも入浴者が浴槽内にいる時の室外展望は改善される。
【0026】
【発明の効果】本発明により,夜間に於いても有効に室内望見を阻止し,室外展望を楽しむ事が出来る浴室を実現できた。これにより一般住宅での浴室設置の自由度が増す。また温泉地等での浴場に採用すれば目隠し等の手段による折角の風景展望を犠牲にする事無く,入浴時に眺望を楽しめる空間創造を可能にする。
【出願人】 【識別番号】597073450
【氏名又は名称】市山 義和
【出願日】 平成10年12月3日(1998.12.3)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−173306(P2000−173306A)
【公開日】 平成12年6月23日(2000.6.23)
【出願番号】 特願平10−343996