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【発明の名称】 照明器具および街路灯
【発明者】 【氏名】中西 仁

【要約】 【課題】本発明は、メンテナンス性を向上するとともに、使用上好ましい配光特性を容易に得ることのできる照明器具を提供することを目的とする。

【解決手段】照明器具は、下面に開口端部1aを有する器具本体1と、器具本体1の開口端部1aと発光管2aの軸とがほぼ同一面状に位置するように器具本体1内に配設される光源2と、光源2に光学的に対向し、器具本体1内に配設される反射体3と、器具本体1の開口端部1a側に配設され、下面に開口を有する透光性カバー4とを具備している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】開口端部を有する器具本体と;器具本体の開口端部と発光管の軸とがほぼ同一面状に位置するように器具本体内に配設される光源と;光源に光学的に対向し、器具本体内に配設される反射体と;器具本体の開口端部側に配設され、下面に開口を有する透光性カバーと;を具備していることを特徴とする照明器具。
【請求項2】請求項1記載の照明器具と;器具本体に設けられた被取付部と;被取付部を取り付けるポールと;を具備していることを特徴とする街路灯。
【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】本発明は、例えば街路灯等として用いられる照明器具に関する。
【従来の技術】従来、この種の照明器具は、例えば、実公昭61−6566号公報(従来例1)および実公昭58−48725号公報(従来例2)等に開示されている。従来例1の街灯用照明体は、細長い円筒状光源が器具本体に対してほぼ水平に装着され、この光源に光学的に対向して反射板が配設されている。さらに、この器具本体には、前記光源を密閉状態に覆うように透光性のカバーが装着されている。そして、このような照明器具によると、照明すべき道路表面にハッキリとした不連続面がなく、ほどよくむらのない照明を得られるとしている。次に、従来例2の照明器具は、帽子状の器具本体の軸方向であって、器具本体の開口端部近傍に装着された光源を有し、この器具本体の前方に配光制御のできるグローブを装着している。このような照明器具によると、人家に対して光公害を防止できるとともに、道路面に有効な配光を与えることができるとしている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例1の照明器具では、ランプ交換等の際に、細長い円筒状光源を着脱する場合には、密閉状態に装着されている透光性のカバーを器具本体から外すさなければならなず、メンテナンス性が低下するものである。また、ランプは器具本体内に深く配置されているので、ランプの光を器具本体外下方に放射するには、適正に光学設計された反射板に依存しなければならなず、その分、開発時間、コストが増加することが考えられる。また、従来例2の照明器具では、光源は、器具本体の軸方向であって、開口端部近傍にに配設され、さらに、器具本体に装着されるグローブ内外面にプリズムを形成することにより、光学理論上好ましい配光特性を得ているものであるが、グローブ内外面に適正にプリズムを形成することは、その分、開発時間、コストが増加することが考えられる。本発明は、メンテナンス性を向上させるとともに、使用上好ましい配光特性を容易に得ることのできる照明器具および街路灯を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、開口端部を有する器具本体と;器具本体の開口端部と発光管の軸とがほぼ同一面状に位置するように器具本体内に配設される光源と;光源に光学的に対向し、器具本体内に配設される反射体と;器具本体の開口端部側に配設され、下面に開口を有する透光性カバーと;を具備していることを特徴とする。請求項2の発明は、請求項1記載の照明器具と;器具本体に設けられた被取付部と;被取付部を取り付けるポールと;を具備していることを特徴とする。
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一実施の形態を示す照明器具の図面を参照して説明する。図1は本発明の第一の実施の形態を示す照明器具の斜視図、図2は同じく、側面図、図3は同じく、底面図、図4は同じく、図2のAA’断面図、図5は同じく、街路灯の側面図である。図において、本実施の形態の照明器具は、下面に開口端部1aを有する器具本体1と、器具本体1の開口端部1aと発光管2aの軸とがほぼ同一面状に位置するように器具本体1内に配設される光源2と、光源2に光学的に対向し、器具本体1内に配設される反射体3と、器具本体1の開口端部1a側に配設され、下面に開口を有する透光性カバー4とを具備している。器具本体1において、発光管2aの軸と直交する方向の断面はアーチ状に形成され、さらに軸方向先端部は、テーパー状に形成されている。例えば、錆びにくく、加工し易いアルミニウム、鉄または鋼板等でプレスまたは溶接により形成される。また、器具本体1の開口端部1aの一部は、器具本体内部方向に折り曲げられた、折り曲げ部1bを有している。そして、この器具本体1をポール5に取り付けて街路灯を構成させる場合には、器具本体1の後部に設けられる被取付部である取付アーム1cを介して、照明器具をポールに取り付ける。光源2には、例えば、メタルハライドランプ等の高輝度放電灯の内、水平点灯適応ランプを使用している。この種のランプでは、内部に発光金属および電極等を備えた発光管2aを有するとともに、この発光管2aを覆うように外管2aおよび外管に2aに取着される口金等を有しているものである。器具本体1内に配設される反射体3において、発光管2aの軸と直交する方向の断面は曲面状に形成されており、反射板端部3aは、器具本体1の開口端部1aの折り曲げ部1b方向まで延長されて形成され、ネジにより共締めされて固定されるとともに、発光管2aから放射された光を比較的広範囲に遠くへ反射できるようにしている。さらに、光源2のほぼ上方の断面は、器具本体1側に逃げた形状にし、発光管2aから放射された光を効率よく下方に反射できるようにしている。透光性カバー4は、例えば、下面に開口4aを有するように、アクリル樹脂等の透光性部材で形成される。そして、この透光性カバー4は、器具本体1の開口端部1a側に配設され、カバー4の端部4bが器具本体1の開口端部1aの折り曲げ部1bでネジにより共締めされて固定される。このカバー4の開口4aは、光源2が相通できるような大きさに形成され、光源2の着脱等の際、カバー4を取り外すことなしに行うことができるのでメンテナンス性を向上させることができる。また、図4の断面図に示されているように、下方に向かってテーパー状に形成されている部分も透光性を有しているので、雨水等から光源2を保護することができるとともに、反射体3で比較的広範囲に遠くへ反射された反射光を遮断することなく、透過させることができる。街路灯は、この照明器具およびポール5で構成されており、器具本体1の後部に設けられる被取付部である取付アーム1cを介して、照明器具をポールに取り付けられている。そして、本実施の形態の照明器具および街路灯によると、器具本体1の最適な位置にランプ2を配置でき、反射体3を充分な大きさで設けることでランプ2からの光を最大限に器具本体1外に放射できる。また、充分な器具効率が得られ、器具上方への漏れ光も最小限に留めることができる。次に、本発明の第二実施の形態を示す照明器具の図面を参照して説明する。図6は本発明の第二の実施の形態を示す照明器具の斜視図、図7は同じく、側面図、図8は同じく、図7のAA’断面図である。本実施の形態の照明器具の特徴は、第一の実施形態との比較によると、透光性カバー4の枠が照明器具本体1と一体になっている点である。他の構成については、第一実施の形態とほぼ同一構造であり、その説明を省略する。本実施の形態によると、照明器具全体の剛性が増し、耐久性を向上させることができる。さらに、本発明の第三実施の形態を示す照明器具の図面を参照して説明する。図9は本発明の第三の実施の形態を示す照明器具の斜視図、図10は同じく、側面図、図11は同じく、図10のAA’断面図である。本実施の形態の照明器具の特徴は、第一の実施形態との比較によると、透光性カバー4の端部4a外面が器具本体1の開口端部1a外面と面一になっている点である。他の構成については、第一実施の形態とほぼ同一構造であり、その説明を省略する。本実施の形態によると、上記透光性カバー4と器具本体1との間に雨水および粉塵等が堆積することが少なくなり、清掃等のメンテナンス性を向上させることができる。
【発明の効果】請求項1および2の発明では、器具本体の最適な位置に光源を配置でき、反射体を充分な大きさで設けることで光源からの光を最大限に器具本体外に放射でき、充分な器具効率が得られるとともに、器具上方への漏れ光も最小限に留めることができる。
【出願人】 【識別番号】000003757
【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
【出願日】 平成10年11月13日(1998.11.13)
【代理人】 【識別番号】100101834
【弁理士】
【氏名又は名称】和泉 順一
【公開番号】 特開2000−149613(P2000−149613A)
【公開日】 平成12年5月30日(2000.5.30)
【出願番号】 特願平10−323814