| 【発明の名称】 |
店舗用照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】齋藤 良徳
【氏名】岩井 彌
【氏名】野口 公喜
【氏名】山口 昌男
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| 【要約】 |
【課題】省エネルギーにできるとともに店舗内を明るく感じさせ、客の誘引効果も大きい店舗用照明装置を提供する。
【解決手段】店舗中央部に配置された複数の光源1が、その発光部の長手方向が店舗エントランス2から見て平行となるように列設され、光源1の発光部の長手方向の間隔が発光部の長手方向の長さLに対して、少なくとも約0.1以上約1以下である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 店舗中央部に配置された複数の光源が、その発光部の長手方向が店舗エントランスから入る方向に平行となるように列設されたことを特徴とする店舗用照明装置。 【請求項2】 店舗中央部に配置された複数の光源が、その発光部の長手方向が店舗エントランスから見て平行となるように列設され、前記光源の発光部の長手方向の間隔が前記発光部の長手方向の長さLに対して、少なくとも約0.1以上約1以下であることを特徴とする店舗用照明装置。 【請求項3】 店舗中央部の商品陳列棚が複数列配置されたものであり、前記発光部の列は前記商品陳列棚の間に前記商品陳列棚と平行に配置されている請求項2記載の店舗用照明装置。 【請求項4】 前記店舗エントランス側から見て、奥側に位置する壁面部分のうち天井から1.0m下側の位置までの鉛直面照度が少なくとも約1000lx以上となる部分を有する請求項2記載の店舗用照明装置。 【請求項5】 前記店舗エントランス側から見て、店舗の奥側へ行くほど天井面の光源の位置が低いことを特徴とする店舗用照明装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、省エネルギーを実現し、かつ店舗内を明るく感じさせる誘引効果を有する店舗用照明装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の店舗照明は、防犯効果、集客効果を狙いとして店舗内を明るくすることを目指してきた。これを実現するため、店舗内の照度を高くするという照明が行なわれてきた。とくにコンビニエンス・ストアのような客の誘引効果を重視する店舗では、天井面をすっきり見せる、光源の連続性を保つという点から例えば図10に示す店舗において、図11に示すような照明器具の配置がなされ、イニシャル・コストを低くするため光源をむき出しにした天井面直付けの器具が用いられてきた。 【0003】図10および図11において、70は4列の陳列棚、71はレジカウンタ等、72冷ケース等、78、79は壁、80は窓、81はエントランス、82は光源の発光部である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような照明手法で店舗内を明るくしようとすると多大な照明エネルギーまたは高効率の照明器具を用いて店舗内の照度を高くしなければならない。 【0005】したがって、この発明の目的は、従来よりも省エネルギーにできるとともに店舗内を明るく感じさせ、客の誘引効果も大きい店舗用照明装置を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の店舗用照明装置は、店舗中央部に配置された複数の光源が、その発光部の長手方向が店舗エントランスから入る方向に平行となるように列設されたことを特徴とするものである。 【0007】請求項1記載の店舗用照明装置によれば、省エネルギーにできるとともに店舗内の明るさ感を向上することができる。 【0008】請求項2記載の店舗用照明装置は、店舗中央部に配置された複数の光源が、その発光部の長手方向が店舗エントランスから見て平行となるように列設され、前記光源の発光部の長手方向の間隔が前記発光部の長手方向の長さLに対して、少なくとも約0.1以上約1以下であることを特徴とするものである。 【0009】請求項2記載の店舗用照明装置によれば、店舗中央部に配置された光源の発光部の長手方向が店舗エントランスから見て平行にし、その光源の発光部の間隔を広げることにより、明るさ感は従来と同等以上になり、客の誘引効果も従来の手法以上となる。 【0010】請求項3記載の店舗用照明装置は、請求項2において、店舗中央部の商品陳列棚が複数列配置されたものであり、前記発光部の列は前記商品陳列棚の間に前記商品陳列棚と平行に配置されているものである。 【0011】請求項3記載の店舗用照明装置によれば、請求項2と同様な効果のほか、店舗中央部の商品陳列棚が複数列配置された店舗に対し、光源を陳列棚の間になるように配置することで、店舗の明るさ感を保ちながら、陳列棚の明るさも確保し、光源を減らして省エネルギーを図ることができる。 【0012】請求項4記載の店舗用照明装置は、請求項2において、前記店舗エントランス側から見て、奥側に位置する壁面部分のうち天井から1.0m下側の位置までの鉛直面照度が少なくとも約1000lx以上となる部分を有するものである。 【0013】請求項4記載の店舗用照明装置によれば、請求項2と同様な効果のほか、店舗エントランス側から見て、奥側に位置する壁面部分のうち天井から1.0m下側の位置までの鉛直面を明るくすることで明るさ感は従来と同等以上となり、客の誘引効果も従来の手法以上となる。 【0014】請求項5記載の店舗用照明装置は、前記店舗エントランス側から見て、店舗の奥側へ行くほど天井面の光源の位置が低いことを特徴とするものである。 【0015】請求項5記載の店舗用照明装置によれば、店舗エントランス側から見て、店舗の奥側へ行くほど天井面の光源が低くなることで、店舗外または店舗エントランスから店舗内を見たときに視野内を占める発光部の割合が大きくなり明るく感じる。これによって、天井面が明るく、したがって空間全体としても明るく感じる。 【0016】 【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図1および図2により説明する。すなわち、この店舗用照明装置は、店舗中央部に配置された複数の光源1が、その発光部の長手方向が店舗エントランス2から見て平行となるように列設され、光源1の発光部の長手方向の間隔aが発光部の長手方向の長さLに対して、少なくとも約0.1以上約1以下としている。実施の形態では、店舗エントランス2から入る方向に平行となるように店舗中央部の商品陳列棚3が複数列配置されたものであり、発光部の列は商品陳列棚3の間に商品陳列棚3と平行に配置されている。4〜6は壁7〜9の近くにこれらに沿って配置された発光部として例えば直管ランプ、たとえば直管蛍光ランプを用いた複数の光源である。10はレジカウンタ等、11は窓、12は冷ケース等である。 【0017】この結果、従来例と比較して、従来では店舗中央部の光源の器具数が20であるのに対して16でよくなるので、照明器具数を減らすことができるとともに、明るさ等も以下のように従来例と同等以上にすることが可能である。 【0018】すなわち、従来手法に対して、明るさ感を減少させることなく、照明器具のW数(ランプ本数)を減少させることを目標として実験を行なった。その実現方法として、照明器具の配置を工夫することによって店舗外から見たときの明るさ感をアップさせ、その分器具台数を減らす手段を考えた。 【0019】そこでまず、最適な照明手法を導出するために予備実験を行い、導出された新方式の照明手法を従来の照明手法と比較評価して、その優位性を確認した。その結果を以下に示す。従来例は図9に示すものを適用し、比較評価した照明手法は第1の実施の形態である図1に示すものを適用した。新方式の照明手法は発光部に相当するランプ本数が24%少ないという想定である。心理評価を行なった結果は以下のとおりである。結果を図2に示す。図2(a)の横軸は従来例と実施の形態とを示し縦軸はSD法−7段階における心理評価値である。被験者n=10人の平均値である。図2(a)は、明るさ感A1 、安心感A2 、開放感A3 、好みA4 等の空間の印象評価について、従来例とこの実施の形態とでどれも有為な差がなく、両照明手法とも同等の評価を示している。少なくも新方式の印象が悪くなることはないといえる。図2(b)は横軸が従来例と実施の形態とを示し、縦軸が明るさ感を示し、明るさ感の評価については新方式が従来の照明手法の約1.2倍の明るさ感に増していることがわかった。したがって、新方式の照明手法によってランプ本数を24%減少させても明るさ感を十分に保つことができ、従来の照明手法を上回る。 【0020】また、両照明手法の輝度分布は、エントランス側から奥側の壁8(78)に向かって光源1を見たとき、光源1の長手方向が壁8の表面に平行であるため、新方式の照明手法は従来の照明手法に比べ、エントランスと反対側の正面の壁面が明るく照射されるとともに発光部の積極的な見えも加味され、店舗外から観察した場合に視野内を高輝度部分が大きく占めることになる。このような輝度分布の空間を実現することで明るく感じる空間となり、客の誘引効果も増すことになる。 【0021】この結果、従来の照明手法と同等以上の明るさ感を保ちながら、省エネルギーを図ることを実現することができる。したがって、従来の照明手法よりも省エネルギーでありながら、店舗内は明るく感じ、客の誘引効果も大きい照明システムを提供することができる。 【0022】ここで、間隔aを1Lを超えると器具数はさらに減るが明るさ等が低減し、間隔aを0.1より下にすると明るさは十分であるが器具数が増大し、いずれも所期の効果が得にくくなる。 【0023】この発明の第2の実施の形態を図3により説明する。すなわち、この店舗用照明装置は、店舗中央部の光源1の発光部の長手方向の間隔aの位置に隣の列の光源1の発光部が位置する千鳥となるように配置し、左右の光源1の隙間aを前または後の光源1によって視角的に補っている。この結果、明るさ感を従来と同等にしながら間隔aを大きくしてより省エネルギーを図ることができ、第1の実施の形態と同等以上の効果がある。 【0024】この発明の第3の実施の形態を図4および図5により説明する。すなわち、この店舗用照明装置は、反射板21を用いて壁8、9を積極的に照射し、明るくすることにより空間全体の明るさ感をアップさせる。また反射板21に透光部13を設け、観察者から高輝度発光部22が見えるようにすることで空間全体の明るさ感をアップさせている。 【0025】さらに詳しく説明すると、第1の実施の形態において店舗エントランス2側から見て、奥側に位置する壁面8,9部分のうち天井から1.0m下側の位置までの鉛直面照度が少なくとも1000lx以上となる部分を有するようにしている。実施の形態では、壁面近傍に壁面照射用光源5′、6′の例を用いている。図5は壁面照明用光源5′、6′の照明器具を示すものであり、図5(a),(b)は略逆L字型の反射板21を壁8、9の表面に向けその前面に発光部22を配置するとともに、反射板21に貫通する例えばスリットによる透光部13を形成している。14は天井である。矢印は光線である。また同図(c)はウォールウォッシャタイプであり、反射板21の透光部13がスリットに透明なアクリル板15を貫通したものであり、アクリル板15のエッジより店舗内を照明し、空間の明るさ感を増し、空間の演出効果および器具の存在感を向上するものである。 【0026】この実施の形態によれば、第1の実施の形態を前提として、透光部13により高輝度部分を見せながら壁面を強く照らす反射板21を付加することにより、照明器具数を減らすことができるとともに、壁面照明により店舗内がさらに明るくできる。また透光部13があるため、店舗エントランス2から観察したときに光源1の発光部13の一部が直接観察できる。 【0027】この発明の第4の実施の形態を図6により説明する。すなわち、この店舗用照明装置は、第2の実施の形態において壁面近傍に第3の実施の形態と同様に壁面照射用光源5′、6′を用いたものであり、第3の実施の形態と同様な効果が得られる。 【0028】この発明の第5の実施の形態を図7により説明する。すなわち、この店舗用照明装置は、発光部を積極的に見せることで明るさ感をアップさせるもので、店舗エントランス側から見て、店舗の奥側へ行くほど天井面の光源17の発光部が低くなるようにしている。図7(a)は天井18に傾斜をつけ奥側ほど低くなるようにしている。図7(b)は天井18は水平にし器具の取付部19を奥側ほど長くして光源17の発光部が奥側ほど低くなるように設置している。 【0029】この実施の形態によれば、店舗エントランス側から見て、店舗の奥側へ行くほど天井面の光源を低い位置に設置したことで、店舗外または店舗エントランスから店舗内を見たときに視野内を占める発光部の割合が大きくなり明るく感じる。これによって、天井面が明るく、したがって空間全体としても明るく感じる。 【0030】また奥の壁20では天井の発光部の位置が低くなるので壁20の下寄りまで明るく照明でき、空間を明るく見せることになる。 【0031】天井18が傾斜したものでは、窓11側からの外光を矢印のように受けやすくより明るくなる。 【0032】この発明の第6の実施の形態を図8により説明する。すなわち、この店舗用照明装置は、店舗中央部に配置された複数の光源26が、その例えば直管蛍光ランプを用いた例えば5本の発光部の長手方向が店舗エントランス2から入る方向に平行となるように列設されている。またその両側に店舗エントランス2から入る方向に直交する方向に光源28が設けられている。光源28は光源26の両側にそれぞれ一列に2本ずつを4列配置している。 【0033】店舗の建物の構造は第1の実施の形態と同様であり、また壁7〜9に沿った光源4〜6も同様であり、それぞれ第1の実施の形態と共通する部分に同一符号を付している。この実施の形態ではさらに窓11に沿って光源25を配置している。 【0034】この実施の形態によれば、光源26により従来よりも明るさ感を向上することができる。 【0035】この発明の第7の実施の形態を図9により説明する。すなわち、この店舗用照明装置は、店舗中央部に配置された複数の光源26が、第6の実施の形態では1列であったのに対して、2列に配置されている。また光源28は光源26の列の両側にそれぞれ1本ずつ4列に配置されている。 【0036】その他の構成および作用効果は第6の実施の形態と同様である。 【0037】なお、光源28は光源26の両側に配置されたが、光源26の列の配置位置によっては光源28を光源26の列の片側に設ける場合もある。 【0038】 【発明の効果】請求項1記載の店舗用照明装置によれば、省エネルギーにできるとともに店舗内の明るさ感を向上することができる。 【0039】請求項2記載の店舗用照明装置によれば、店舗中央部に配置された光源の発光部の長手方向が店舗エントランスから見て平行にし、その光源の発光部の間隔を広げることにより、明るさ感は従来と同等以上になり、客の誘引効果も従来の手法以上となる。 【0040】請求項3記載の店舗用照明装置によれば、請求項2と同様な効果のほか、店舗中央部の商品陳列棚が複数列配置された店舗に対し、光源を陳列棚の間になるように配置することで、店舗の明るさ感を保ちながら、陳列棚の明るさも確保し、光源を減らして省エネルギーを図ることができる。 【0041】請求項4記載の店舗用照明装置によれば、請求項2と同様な効果のほか、店舗エントランス側から見て、奥側に位置する壁面部分のうち天井から1.0m下側の位置までの鉛直面を明るくすることで明るさ感は従来と同等以上となり、客の誘引効果も従来の手法以上となる。 【0042】請求項5記載の店舗用照明装置によれば、店舗エントランス側から見て、店舗の奥側へ行くほど天井面の光源が低くなることで、店舗外または店舗エントランスから店舗内を見たときに視野内を占める発光部の割合が大きくなり明るく感じる。これによって、天井面が明るく、したがって空間全体としても明るく感じる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年11月12日(1998.11.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076174 【弁理士】 【氏名又は名称】宮井 暎夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−149612(P2000−149612A) |
| 【公開日】 |
平成12年5月30日(2000.5.30) |
| 【出願番号】 |
特願平10−321762 |
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