| 【発明の名称】 |
多灯形色灯信号機 |
| 【発明者】 |
【氏名】永田 武士
【氏名】三瓶 昭弘
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| 【要約】 |
【課題】簡単な構造で効率よくLEDの放熱を行う。LEDの傾きと振動を防止する。視認性を高める。電源回路の信頼性を高め、同一色は同一種類の発光ユニットで済む回路とする。
【解決手段】発光素子基盤(3)はアルミコア(30)を使用、コアに対向する導体パターン(33,34)を絶縁層(31,32)露出部分より広くする。はんだメッキされた筒の内面がコアに接するスルーホール(37)と、その端部に続く放熱パターン(35,36)を設け、アルミ製の基盤支持構造(4,5)を接触させる。基盤の前面に黒い固定板(2)を設け、電源回路は同一色発光のすべての発光ユニット間で互換性のある回路とし、完全独立の2系統とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 発光素子基板の導体パターンで2系統に分けて接続された半導体発光素子群を搭載する複数の発光ユニットと、前記発光ユニットに発光時の電力を供給する電源回路とを含む多灯形色灯信号機において、前記発光素子基板は、熱伝導性の高い素材をコアとし、該コアに絶縁層を挟んで対向する前記導体パターンを該導体パターンに覆われない絶縁層露出部分より広くするとともに、熱伝導性の高い素材で筒状部を形成し該筒状部が前記コアに接する多数のスルーホールと、前記発光素子基板の周縁部に分散配置され前記スルーホールの端部に接する放熱パターンとを設け、熱伝導性の高い素材で構成した基板支持構造の支持面が前記放熱パターンに接することにより前記コアから前記基板支持構造への放熱ルートを形成することを特徴とする多灯形色灯信号機。 【請求項2】 発光素子基板の導体パターンで2系統に分けて接続された半導体発光素子群を搭載する複数の発光ユニットと、前記発光ユニットに発光時の電力を供給する電源回路とを含む多灯形色灯信号機において、前記発光ユニットは、前記発光素子基板の前面に平行に配置され前記半導体発光素子の発光部を貫通させて支持するための少なくとも前面が濃い色彩の素子固定板を含むことを特徴とする多灯形色灯信号機。 【請求項3】 電源回路は、現示すべき信号が異なる他の多灯形色灯信号機との間および同一多灯形色灯信号機内において同一色発光の発光ユニットを相互に交換可能な回路構成とすることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の多灯形色灯信号機。 【請求項4】 電源回路は、前記各発光ユニット内の2系統のそれぞれの半導体発光素子群に対し1対1で対応する電源電圧変換用のトランスを含むことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の多灯形色灯信号機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は鉄道などの交通機関において、信号を現示するための色灯信号機に関し、特に半導体発光素子を光源として複数の信号を現示するために、複数の色灯の組み合わせで点灯する多灯形色灯信号機に関する。 【0002】 【従来の技術】交通機関に使用する信号灯は、近来では光源として半導体発光素子(以下LEDという)を多数搭載した発光ユニットが、寿命が長く、保守管理に有利なところから広く採用されている。ところがLEDは、発光と同時に発熱し、基板上の搭載密度が高くなると、放熱は悪くなり、極端な場合は輝度劣化が起こり発光しなくなってしまう。そこで従来は、大きな放熱器や送風によりLEDの熱を逃がしていた。なお、LEDの基板への固定は、リード線の支持だけでは不十分であるので、樹脂等によりLEDを基板へ固定していた。 【0003】信号現示は、2現示,3現示,4現示,5現示と多種にわたる。各現示に用いる灯色は、G,Y,Rの3色、あるいはG,Rの2色であり、それぞれの色の発光ユニットを組み合わせて信号機を構成している。そして従来は、4現示,5現示における2灯同時点灯現示の場合、そのうちの一方の発光ユニットは、単独点灯のものとは違う回路構成となっていた。なお、発光ユニット内では、LEDを2系統に分けて接続し信頼性の向上を図っている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】信号灯に使用する発光ユニットは、限られた発光面積で十分な輝度を得るためLED搭載密度を高くすると、大きな放熱器や送風機を取り付けないと、輝度劣化が起こってしまうという問題点がある。本発明の一つの課題は、簡単な構造でLEDの放熱が有効に行えるような発光ユニットを備えた多灯形色灯信号機を提供することである。 【0005】本発明のさらなる課題は、従来のLEDの基板上への固定方法を改め、各LEDを貫通させて支持する黒色の発光素子固定板を設け、LEDの傾き防止してすべてのLEDを正確に正面に向けるためのガイドを兼ねる他、振動対策,点灯時のコントラストなど、従来製品に比べ寿命の延長と特性を向上を図った発光ユニットを備えた多灯形色灯信号機を提供することである。 【0006】本発明のさらなる課題は、LEDに信号を表示させる電源回路を、各色毎に2系統に共通のトランスを使用して構成したのを改め、信号入力部から2系統に分け、完全独立2回路とすることにより、信号機全体の信頼性を向上させるとともに、4現示,5現示における2灯同時点灯現示の各発光ユニットのうちの一灯は、単独点灯あるいは同時点灯の同色発光ユニットとは配線を異にしていたのを改め、同一色で有りさえすれば同一種類の発光ユニットが使用できるようにして発光ユニットの共通化を図ることにより、生産と保守の合理化が図れるような多灯形色灯信号機を提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するために本発明の多灯形色灯信号機は、発光素子基板の導体パターンで2系統に分けて接続された半導体発光素子群を搭載する複数の発光ユニットと、前記発光ユニットに発光時の電力を供給する電源回路とを含む多灯形色灯信号機において、前記発光素子基板は、熱伝導性の高い素材をコアとし、該コアに絶縁層を挟んで対向する前記導体パターンを該導体パターンに覆われない絶縁層露出部分より広くするとともに、熱伝導性の高い素材で筒状部を形成し該筒状部が前記コアに接する多数のスルーホールと、前記発光素子基板の周縁部に分散配置され前記スルーホールの端部に接する放熱パターンとを設け、熱伝導性の高い素材で構成した基板支持構造の支持面が前記放熱パターンに接することにより前記コアから前記基板支持構造への放熱ルートを形成する構成としてある。 【0008】また、前記の課題を解決するために本発明の多灯形色灯信号機は、発光素子基板の導体パターンで2系統に分けて接続された半導体発光素子群を搭載する複数の発光ユニットと、前記発光ユニットに発光時の電力を供給する電源回路とを含む多灯形色灯信号機において、前記発光ユニットは、前記発光素子基板の前面に平行に配置され前記半導体発光素子の発光部を貫通させて支持するための少なくとも前面が濃い色彩の素子固定板を含む構成としてある。 【0009】さらに上記に加えて本発明の多灯形色灯信号機は、電源回路は、現示すべき信号が異なる他の多灯形色灯信号機との間および同一多灯形色灯信号機内において同一色発光の発光ユニットを相互に交換可能な回路で構成してある。 【0010】さらに上記に加えて本発明の多灯形色灯信号機は、電源回路は、前記各発光ユニット内の2系統のそれぞれの半導体発光素子群に対し1対1で対応する電源電圧変換用のトランスを含む構成としてある。 【0011】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について、図面を参照して詳しく説明する。図1は、本発明の一実施形態例の発光ユニットの主要部分を切断し拡大して示した説明図(図2のX−Xで切断した断面図)である。図2は、図1の発光ユニットの全体の外形を示す斜視図である。 【0012】図1および図2において、1はLEDである。2はLED1・・・1の発光部を貫通させて支持する発光素子の固定板(以下固定板という)である。3はLEDのリード線1a,1bを貫通させて支持するとともに、LEDを基板上の配線パターンにより接続するための発光素子基板である。4はスペーサ、5はユニット取付板である。スペーサ4とユニット取付板5で基板支持構造を構成し、ともに熱伝導性に優れたアルミ板で作られている。 【0013】6は配線基板である。配線基板6は、発光ユニット側のコネクタ(図1および図2には図示していない)が取り付けられていて、発光素子基板3を電源回路に接続する回路が搭載されている。配線基板6は支持棒7,7,7,7によってユニット取付板5に固定されている。なお、発光ユニットはユニット取付板5の四隅にある取り付け孔5a,5a,5a,5aによって図示しない信号機のケース内に固定される。 【0014】LED1は、LEDの輝度を緑色,黄色,赤色で均整化して視認性を向上させるとともに、輝度の劣化速度を一定に保つために、黄色灯用および赤色灯用に、同一系元素(例えば、アルミニウム,インジューム,ガリューム,燐など)の原料から作られたLEDを使用し、かつ全てのLEDに耐湿性に優れたものを使用している。 【0015】発光素子基板3は、アルミニュウムを素材とするコア(以下、コアという)30の表裏面を薄いエポキシガラスの絶縁層31,32で覆ってある。この絶縁層31,32の表面には、LED1・・・1のリード線1a,1bを貫通させる孔の周りに設けたランドを拡張して放熱パターン33,34とし、ランド間を接続する配線パターンも拡張の余裕のあるところは、すべて幅を拡張して放熱パターン33,34に含ませている。他に基板支持構造の熱伝導スペーサ4に当接する部分にも独立した放熱パターン35,36が作られている。 【0016】37,37・・・37は、コア30と絶縁層31,32を貫通して放熱パターン35と36の間を繋ぐスルーホールである。スルーホール37,37・・・37は、内面は放熱パターン33,34と同じ素材(はんだメッキ)で覆われ表裏面の放熱パターン33,34間の熱伝導を促進する。図3および図4は、放熱パターン33および34の例を示すために、発光素子基板3の一部を拡大して示した平面図および裏面図である。図4は、図3の平面図に示した発光素子基板3の位置に対応する裏面図である。 【0017】LED1,1・・・1で発生した熱は、その一部はLEDのリード線を伝わって発光素子基板3のコア30に伝わる。また、広く拡張されたランドにもLEDの熱が伝わり、そこから放熱される。その後、コア30からスルーホール37,37・・・37、放熱パターン33,34に伝わり、速やかに外部に放散される。 【0018】図5は、固定板2の例を示す平面図である。図5において、孔2a,2a・・・2aは、LED1,1・・・1を貫通させて、組み立て作業時に正確な方向付けをするとともに、使用開始後の外部からの振動に対しても、その姿勢を正しく保ち続けられるよう支持する。孔2a,2a・・・2aは、全体としては固定板2の発光面の円内に配置されている。孔2a,2a・・・2aは、互いに入り込ませて分散配置した二つの系統に属するLEDを貫通させている。2b,2b・・・2bは、固定板2をスペーサ2dを挟んでコア30に、ビス2eによって固定するための孔である。 【0019】図6は、発光ユニット内の接続例を示す電気回路図である。ただし図6の回路は、各色の発光ユニットに共通に適用される。図7は、発光ユニットを単独に点灯して信号を現示する信号機の電源回路の一例を示す回路図で、鉄道における三現示用信号機の例を示したものである。図8は、発光ユニットを2灯同時に点灯する現示を含む信号機の電源回路の一例を示す回路図で鉄道における減速四現示用信号機の例を示したものである。 【0020】図6において、41,42は第1系統と第2系統のそれぞれの交流を脈流に変える整流器である。43,45a,45b〜45nと、44,46a,46b〜46nは、それぞれ第1系統と第2系統の発光素子基板47と48(47と48は図1および2に示す発光素子基板3と同等のもの)に流れる電流を調節するための抵抗器である。 【0021】40zは、図7の電源回路のコネクタ40a,40b,40cのいずれか、あるいは図8の電源回路のコネクタ40d,40e,40f,40gのいずれか等に対応する発光ユニット側のコネクタである。11z,12z〜18zおよび21z,22z〜26zは、コネクタ40zの各端子である。 【0022】各発光ユニットの回路の第1系統,第2系統に関しては、コネクタ40zの各端子の接続位置以外は異なるところは無い。また同色発光の各発光ユニット間でも、同様である。ただ、発光色が異なる発光ユニットでは、発光素子基板47と48に、該当する発色用のものが使用され、それに伴って搭載される抵抗器の抵抗値と個数が異なる。 【0023】図7において、51a,52a,51b,52b,51c,52cはトランスである。トランス51a,52aは、緑色灯を点灯させるための電力を入力する電源入力端53に接続される。トランス51b,52bは、黄色灯を点灯させるための電力を入力する電源入力端54に接続される。トランス51c,52cは、赤色灯を点灯させるための電力を入力する電源入力端55に接続される。50は、各色点灯の共通の電源入力端である。11a,12a〜18aおよび21a,22a〜26aは、コネクタ40aの各端子である。11b,12b〜18bおよび21b,22b〜26bは、コネクタ40bの各端子である。11c,12c〜18cおよび21c,22c〜26cは、コネクタ40cの各端子である。 【0024】電源回路側のコネクタと発光ユニット側のコネクタとの接続は、例えば図7の電源回路のコネクタ40aと緑色灯用発光ユニットのコネクタ(図6のコネクタ40z相当)に結合すると、端子11aと11zが接続され、端子12aと12zが接続され、以下同様に符号の数字(13〜18,21〜26)の部分の同じものどうしが接続される。電源回路のコネクタ40bと黄色灯用発光ユニットのコネクタ(図6のコネクタ40z相当)の結合、および電源回路のコネクタ40cと黄色灯用発光ユニットのコネクタ(図6のコネクタ40z相当)の結合についても同様である。 【0025】例えば、図7の電源回路の入力端の53と50の間に、緑色灯点火のために交流電圧が加えられると、トランス51aと52aの2次回路に電圧が発生する。トランス51aの2次回路電圧は、コネクタ40aの端子11a、コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子11zを経て、また、コネクタ40aの端子12a,コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子12zを経て、それぞれ図6の整流器41の二つの交流入力端に加えられる。トランス52aの2次回路電圧は、コネクタ40aの端子17a,コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子17zを経て、また、コネクタ40aの端子18a,コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子18zを経て、それぞれ図6の整流器42の二つの交流入力端に加えられる。 【0026】整流器41の整流出力は、その正極(+)から抵抗群を経て、第1系統の発光素子基板47のLED群を点灯させ、コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子15z,コネクタ40aの端子15a,コネクタ40aの端子13a,コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子13zを経て負極(−)に戻る。整流器42の整流出力は、その正極(+)から抵抗群を経て、第1系統の発光素子基板48のLED群を点灯させ、コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子16z,コネクタ40aの端子16a,コネクタ40aの端子14a,コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子14zを経て負極(−)に戻る。 【0027】図7の電源回路の入力端の54と50の間に、黄色灯点火のために電源の交流電圧が加えられた場合、あるいは入力端の55と50の間に、赤色灯点火のために電源の交流電圧が加えられた場合についても同様である。図7は、三現示用信号機の例を示したものであるが、二現示用信号機の場合は、黄色灯関係の部品と配線に相当するものが無いだけで、その他は図7の回路に準じて構成される。 【0028】図8において、61d,62d,61e,62e,61f,62f,61g,62gはトランスである。トランス61d,62dは、黄色灯と緑色灯を同時に点灯させる場合の電力を入力する電源入力端63に接続される。トランス61e,62eは、赤色灯を点灯させるための電力を入力する電源入力端64に接続される。トランス61f,62fは、黄色灯を点灯させるための電力を入力する電源入力端65に接続される。トランス61g,62gは、緑色灯を点灯させるための電力を入力する電源入力端66に接続される。60は、各色点灯の共通の電源入力端である。 【0029】11d,12d〜18dおよび21d,22d〜26dは、コネクタ40dの各端子である。11e,12e〜18eおよび21e,22e〜26eは、コネクタ40eの各端子である。11f,12f〜18fおよび21f,22f〜26fは、コネクタ40fの各端子である。11g,12g〜18gおよび21g,22g〜26gは、コネクタ40gの各端子である。電源回路側のコネクタと発光ユニット側のコネクタとの接続は、図7の場合と同様に、それぞれの端子の符号の数字(11〜18,21〜26)の部分の同じものどうしが接続される。 【0030】例えば、図8の電源回路の入力端の63と60の間に、黄色灯と緑色灯の同時点火のために電源の交流電圧が加えられると、トランス61dと62dの2次回路に電圧が発生する。トランス61dおよび62dの2次回路の電圧は、他のトランスの2次回路電圧より高く、例えば他のトランスの2次回路電圧がそれぞれ60Vであるのに対し、トランス61dおよび62dの2次回路電圧は110Vである。 【0031】トランス61dの2次回路電圧は、コネクタ40dの端子11d,コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子11zを経て、また、コネクタ40dの端子12d,コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子12zを経て、それぞれ図6の整流器41相当の整流器(以下、黄色1系整流器という)の二つの交流入力端に加えられる。トランス62dの2次回路電圧は、コネクタ40dの端子17d,コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子17zを経て、また、コネクタ40dの端子18d,コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子18zを経て、それぞれ図6の整流器42相当の整流器(以下、黄色2系整流器という)の二つの交流入力端に加えられる。 【0032】黄色1系整流器の整流出力は、その正極(+)から抵抗群を経て、第1系統の発光素子基板(図6の発光素子基板47相当)のLED群を点灯させ、コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子25z,コネクタ40dの端子25d,コネクタ40gの端子21g,コネクタ40gに接続されている他の緑色を発光するための発光ユニット(以下緑色発光ユニットという)のコネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子21zを経て、さらに抵抗群を経て、緑色発光ユニットの第1系統の発光素子基板(図6の発光素子基板47相当,以下、緑色1系発光素子基板という)のLED群を点灯させる。緑色1系発光素子基板からのリターンは、緑色発光用ユニットのコネクタの端子25z,図8のコネクタの端子25gおよび23d,緑色発光用ユニットのコネクタの端子23zを経て、黄色1系整流器の負極(−)に戻る。 【0033】同様にして黄色2系整流器の整流出力は、その正極(+)から抵抗群を経て、第2系統のLED群を点灯させ、コネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子26z,コネクタ40dの端子26d,コネクタ40gの端子22g,コネクタ40gに接続されている以下緑色発光ユニットのコネクタ(図6のコネクタ40z相当)の端子22zを経て、さらに抵抗群を経て、緑色発光ユニットの第2系統のLED群を点灯させる。緑色2系発光素子基板からのリターンは、緑色発光用ユニットのコネクタの端子26z,図8のコネクタの端子26gおよび24d,緑色発光用ユニットのコネクタの端子24zを経て、黄色2系整流器の負極(−)に戻る。 【0034】図8の入力端64と60の間に赤色灯点灯用の電圧が加えられた場合、入力端65と60の間に黄色点灯用の電圧が加えられた場合、および入力端66と60の間に緑色点灯用の電圧が加えられた場合は、図7の電源回路と図6の発光ユニットの組み合わせで説明した場合と同様であるので説明は省略する。 【0035】本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、発光ユニットの構造や形態,電源回路の細部接続など、種々の変形あるいは変更が可能であって、その何れも本発明に含まれる。 【0036】 【発明の効果】以上詳しく説明したように本発明によれば、LEDを搭載する発光素子基板に熱伝導性の高い素材のコアを採用し、独特の放熱パターンと放熱ルートを設けることにより、LEDの搭載密度を高くしても、簡単な構造でLEDの放熱が有効に行えるという効果がある。したがって本発明の発光ユニットでは、高密度のLEDを搭載しても輝度劣化の程度は僅かである。 【0037】また、発光素子基板に平行に濃い色彩の発光素子固定板を配置して発光素子の発光部を貫通させて支持することにより、LEDの傾きを防止してすべてのLEDを正確に正面に向けることができる他、点灯時のコントラストなど、視認性の向上ができるとともに、その状態を長期に保持することができるので、外部からの振動による影響を防ぎ、LEDの断線を防ぎ寿命の延長にも役立つという効果がある。 【0038】また電源回路は、現示すべき信号が異なる他の多灯形色灯信号機との間および同一多灯形色灯信号機内において同一色発光の発光ユニットを相互に交換可能な回路構成としてあるので、同一色であれば、どの信号機のどの部分にも、ただ一種類の発光ユニットを用意するだけでよい。したがって本発明を実施することにより、生産性の向上と製品管理および保守作業の合理化に役立つという効果がある。 【0039】また、電源回路は、前記各発光ユニット内の2系統のそれぞれの半導体発光素子群に対し、電源電圧変換用のトランスを1対1で対応させることにより、完全独立2回路となるので、一方の系統の回路の一部で不都合が起きても、もう一方の系統の回路で表示が続けられるので、信号としての本来の使命を完全に維持することができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591228649 【氏名又は名称】交通システム電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年11月17日(1998.11.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075144 【弁理士】 【氏名又は名称】井ノ口 壽
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| 【公開番号】 |
特開2000−149610(P2000−149610A) |
| 【公開日】 |
平成12年5月30日(2000.5.30) |
| 【出願番号】 |
特願平10−326828 |
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