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【発明の名称】 LEDを光源とする車両用灯具
【発明者】 【氏名】秋山 精宏

【要約】 【課題】配線コードを通す必要のあるブッシュを用いずに簡単確実に防水性を確保することができ、しかも、白熱バルブ仕様に変更する可能性のある場合にも特別なコードを用意する必要のない、LEDを光源とする車両用灯具を得る。

【解決手段】この車両用灯具20は、灯具ハウジングに防水ホルダ21A付きの白熱バルブソケット21を取り付けると共に、多数のLED22Aを搭載したLED基板22から延びる配線コード23の先端に、白熱バルブソケット21に着脱自在に嵌合する端子部材24を取り付けたものである。白熱バルブソケット21が白熱バルブ25の円筒状口金26に嵌合する形式のものである場合は、それに対応させて端子部材24の形状も、白熱バルブ25の円筒状口金26と略同形状としている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 灯具ハウジングに防水ホルダ付きの白熱バルブソケットを取り付けると共に、LEDを搭載した基板から延びる配線コードの先端に、前記白熱バルブソケットに着脱自在に嵌合する端子部材を取り付けたことを特徴とするLEDを光源とする車両用灯具。
【請求項2】 請求項1記載のLEDを光源とする車両用灯具であって、前記白熱バルブソケットが、白熱バルブの円筒状口金を嵌合する形式のものであり、前記端子部材が前記円筒状口金形状をなしていることを特徴とするLEDを光源とする車両用灯具。
【請求項3】 請求項1記載のLEDを光源とする車両用灯具であって、前記白熱バルブソケットが、白熱バルブのウェッジベースを嵌合する形式のものであり、前記端子部材が前記ウェッジベース形状をなしていることを特徴とするLEDを光源とする車両用灯具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のテールランプやストップランプに使用される、LED(発光ダイオード)を光源とする車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】LEDを光源とした車両用灯具は、例えば特開平6−349306号公報等において知られている。
【0003】この種の灯具の場合、図4に示すように、多数のLED1Aを搭載した基板1の配線コード2を灯具ハウジング3の外部に導き出して、車体4側の電源コード5にコネクタ6で接続している。そして、灯具10外への配線コード2の導出箇所にブッシュ7を設けて、灯具10の内部の防水性を確保している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の車両用灯具では、配線コード2をブッシュ7に通す際に、予め灯具ハウジング3に装着したブッシュ7の孔にコネクタ6を無理入れしなくてはならず、作業が大変であるばかりか、強い力が加わることで、コネクタ6と配線コード2の接続不良を引き起こすおそれがあった。
【0005】また、LED仕様から白熱バルブ仕様に変更する可能性のある場合には、予め白熱バルブ仕様のソケット付きコードを用意しておかなければならなかった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、配線コードを通す必要のあるブッシュを用いずに簡単確実に防水性を確保することができ、しかも、白熱バルブ仕様に変更する可能性のある場合にも特別なコードを用意する必要のない、LEDを光源とする車両用灯具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、灯具ハウジングに防水ホルダ付きの白熱バルブソケットを取り付けると共に、LEDを搭載した基板から延びる配線コードの先端に、前記白熱バルブソケットに着脱自在に嵌合する端子部材を取り付けたことを特徴とする。
【0008】この車両用灯具では、灯具ハウジングに取り付けた防水ホルダ付きの白熱バルブソケットに端子部材を嵌めることで、LEDを搭載した基板からの配線コードを車体側の電源コードに接続することができる。また、白熱バルブ仕様に変更する場合には、白熱バルブを、白熱バルブソケットに嵌めるだけで対応することができる。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1記載のLEDを光源とする車両用灯具であって、白熱バルブソケットが、白熱バルブの円筒状口金を嵌合する形式のものである場合には、LED基板側の端子部材の形状を白熱バルブの円筒状口金形状となしたことを特徴とする。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1記載のLEDを光源とする車両用灯具であって、白熱バルブソケットが白熱バルブのウェッジベースを嵌合する形式のものである場合には、LED基板側の端子部材の形状を白熱バルブのウェッジベース形状となしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】図1は、第1実施形態の車両用灯具20の要部の構成を示している。この車両用灯具20は、図1には示していない灯具ハウジング(図3中符号28で示す)に防水ホルダ21A付きの白熱バルブソケット21を取り付けると共に、多数のLED22Aを搭載したLED基板22から延びる配線コード23の先端に、前記白熱バルブソケット21に着脱自在に嵌合する端子部材24を取り付けたものである。
【0013】この場合の白熱バルブソケット21は、白熱バルブ25の円筒状口金26を嵌合する形式のものであり、それに対応させて、LED基板22側の端子部材24の形状も、白熱バルブ25の円筒状口金26と略同形状になっている。
【0014】図2は、第2実施形態の車両用灯具30の要部の構成を示している。この車両用灯具30では、防水ホルダ31A付きの白熱バルブソケット31として、白熱バルブ35のウェッジベース36を嵌合する形式のものが用いられており、それに対応させて、LED基板22側の端子部材34の形状も、白熱バルブ35のウェッジベース36と略同形状になっている。それ以外の構成は第1実施形態と同様である。
【0015】これらの車両用灯具20、30は、図3(a)に示すように、灯具ハウジング28に取り付けた防水ホルダ21A,31A付きの白熱バルブソケット21、31に端子部材24、34を嵌めることで、LED基板22からの配線コード23を車体側の電源コード40に接続することができる。
【0016】従って、従来のLEDタイプの車両用灯具のように、ブッシュを用いることなく、白熱バルブ用の防水ホルダ21A、31Aによって、灯具の防水性を確保することができる。そのため、従来のように配線コードやコネクタをブッシュに通すという作業上の面倒がなくなり、簡単確実にLED基板22の配線接続を行うことができる。
【0017】また、LED仕様から白熱バルブ仕様に変更する場合には、図3(b)に示すように、白熱バルブ25、35を、予め灯具ハウジング28に取り付けてある白熱バルブソケット21、31に嵌めるだけで対応することができるので、LED仕様と白熱バルブ仕様とで、白熱バルブソケット21、31以下の電源コード40を共有化することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明によれば、灯具ハウジングに防水ホルダ付きの白熱バルブソケットを取り付けると共に、LED基板から延びる配線コードの先端に、白熱バルブソケットに着脱自在に嵌合する端子部材を取り付けたので、白熱バルブソケットにLED基板側の端子部材を嵌めることで、LED基板の配線コードを車体側の電源コードに接続することができる。従って、ブッシュを用いずに、白熱バルブ用の防水ホルダによって、灯具の防水性を確保することができ、配線コードやコネクタをブッシュに通す面倒がなくなり、簡単確実にLED基板の配線接続を行うことができる。
【0019】また、LED仕様から白熱バルブ仕様に変更する場合には、白熱バルブを、予め灯具ハウジングに取り付けてある白熱バルブソケットに嵌めるだけで対応することができ、LED仕様と白熱バルブ仕様とで、白熱バルブソケット以下の電源コードを共有化することができる。
【0020】なお、白熱バルブソケットの形状は、請求項2の発明のように円筒状口金形状としてもよいし、請求項3の発明のようにウェッジベース形状としてもよい。そうした場合、それぞれに白熱バルブ仕様に変更するときに、各白熱バルブソケットに対して、円筒状口金を有するタイプの白熱バルブや、ウェッジベースタイプの白熱バルブを嵌めることができる。
【出願人】 【識別番号】000000136
【氏名又は名称】市光工業株式会社
【出願日】 平成10年9月21日(1998.9.21)
【代理人】 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
【公開番号】 特開2000−100218(P2000−100218A)
【公開日】 平成12年4月7日(2000.4.7)
【出願番号】 特願平10−267021