| 【発明の名称】 |
防水照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】道家 隆博
【氏名】古賀 逸尚
【氏名】轟木 健太郎
【氏名】大島 功治
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| 【要約】 |
【課題】防湿照明器具として細長い形状のものが望まれているが、従来の方法では器具が大きくなってしまったり、またはシールの信頼性が低かったり、もしくは製造時の手間がかかるという問題があった。
【解決手段】かかる問題を解決するため、本発明は、ランプと、反射板と、前記ランプおよび前記反射板を内蔵するランプケースから成る照明器具において、該記ランプケースに、長さ方向の断面形状が略同一な細長い継ぎ目のない中空部材を用い、該中空部材を用いてランプケースを防湿構造にした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ランプと、反射板と、前記ランプおよび前記反射板を内蔵するランプケースから成る照明器具において、該ランプケースに、長さ方向の断面形状が略同一な細長い継ぎ目のない中空部材を用い、該中空部材を用いてランプケースを密閉構造にしたことを特徴とする防湿照明器具【請求項2】ランプケース両端に装着するキャップを設け、該キャップはランプケースとの接触部を密閉シールすると同時に、ランプ内に収納する反射板の位置決め機構を持つことを特徴とする特許請求項1記載の防湿照明器具【請求項3】ランプケース内に、ランプ点灯用交流電圧を出力するランプ点灯用電源を収納したことを特徴とする特許請求項1乃至2何れか記載の防湿照明器具【請求項4】ランプケースを覆うように、長さ方向の断面形状が略同一な細長いカバーを設けたことを特徴とする特許請求項1乃至3何れか記載の防湿照明器具【請求項5】キャップに、壁面等への取付機構を持たせたことを特徴とする特許請求項1乃至4何れか記載の防湿照明器具【請求項6】ランプケースが、円筒形中空部材であることを特徴とする特許請求項1乃至5何れか記載の防湿照明器具 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は浴室内の照明等に好適な防湿照明器具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の浴室内照明器具としては、浴室上部に設置される丸形の照明器具が一般的である。また、それほど一般的ではないが図8のように、ランプやランプ点灯用電源を箱状ケースに収納し、箱本体と蓋の密着部分をパッキンを用いてシールしたり、また接着剤を用いてシールする構成のものが公知である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の密閉照明器具は丸形の形状のものが多いが、鏡照明等では細長い形状の方が適しており、細長い形状のものが望まれている。また上記従来の技術において、箱状ケースを用いる第二のタイプは細長い形状には対応できるが、シールする面が広く、パッキン、接着のいずれの方法によっても完全にシールしようとすると器具が大きくなってしまったり、またはシールの信頼性が低かったり、もしくは製造時の手間がかかるという問題があった。 【0004】そこで、本発明に係る発明者は、上記の問題点を解決するために、ランプや電源を収納するランプケースのシール面の大きさ及び形状に着目し、信頼性が高く、コンパクトでかつ製造時の組立も簡単な防湿照明器具を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段および作用・効果】上記目的を達成するためになされた請求項第1項記載の発明は、ランプと、反射板と、前記ランプおよび前記反射板を内蔵するランプケースから成る照明器具において、該記ランプケースに、長さ方向の断面形状が略同一な細長い継ぎ目のない中空部材を用い、防湿構造にしたことを特徴とする。 【0006】本発明においては、ランプや反射板を収納するランプケースを長さ方向の断面形状が略同一な細長い継ぎ目のない中空部材を用いたことにより、シール面積が小さくコンパクトでかつ製造時の組立も簡単な防湿照明器具を提供することが可能となった。 【0007】請求項第2項記載の発明は、特許請求項1記載の防湿照明器具において、ランプケース両端に装着するキャップを設け、該キャップはランプ内に収納する反射板の位置決め機構を持つことを特徴とする。 【0008】本発明においては、ランプケース両端にはめるキャップが、ランプケースとの接触部を密閉シールすると同時に、ランプ内に収納する反射板の位置決め機構を持つことによりキャップに対する反射板の位置が一義的に決まり、組立時の反射板の位置のばらつきや経時変化による反射板の位置の変化をなくすことが可能になった。 【0009】請求項第3項記載の発明は、特許請求項1乃至2何れか記載の防湿照明器具において、ランプケース内に、ランプ点灯用交流電圧を出力するランプ点灯用電源を収納したことを特徴とする。 【0010】本発明においては、ランプ点灯用電源をランプケース内に収納したため、ランプケース内の空きスペースの有効利用が図れ、ランプ点灯用電源をキャップ内に設置する必要が無くなるためキャップを小型化でき、全体としてコンパクト化が可能になった。また、電源をランプのより近くに設置でき配線が短くできることから、特に冷陰極管タイプのランプを使用の場合は、より安定な点灯が可能になる。 【0011】請求項第4項記載の発明は、特許請求項1乃至3何れか記載の防湿照明器具において、ランプケースを覆うように、長さ方向の断面形状が略同一な細長いカバーを設けたことを特徴とする。 【0012】本発明においては、ランプケースにカバーを設けたことにより、ランプケースが例えばガラス等もろい材質であった場合に、人の接触等により直接力がかかることを防止し、またガラス等が割れた場合にはその破片が飛び散ることを抑制することができる。 【0013】請求項第5項記載の発明は、特許請求項1乃至4何れか記載の防湿照明器具において、キャップに、壁面への取付機構を持たせたことを特徴とする。 【0014】本発明においては、キャップに壁への取付機構を持たせたことにより、本照明器具の壁への取付が容易になった。 【0015】請求項第6項記載の発明は、ランプケースが、円筒形中空部材からなることを特徴とする。 【0016】本発明においては、ランプケースの断面形状が円筒型であるため、パッキンの形状も円形になり、一様な力によりパッキンが均等につぶれるためシールの信頼性が向上するとともに、構造が簡単になりランプケースとキャップの接合部のコンパクト化が図れる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、添付図面により詳細に説明する。図1は防湿照明器具の横断面図であり、図2は縦断面図である。図1および図2において、1はランプケース、2はキャップ、3はカバーである。ランプケース1は反射板4とランプ5とランプ点灯用電源6を収納している。キャップ2にはパッキン7が固定されており、キャップ2をランプケース1にはめ込んだ際にキャップ2とランプケース1の密着面をシールするとともに、その摩擦抵抗によりキャップ2はランプケース1と接続されている。またキャップ2には反射板4の端部の形状と同一な窪みを設けた突起8を設けて有り、反射板4は一方向に固定されるようになっている。キャップ2には壁への取り付け用ねじ穴9が設けてある。キャップ2には配線用穴10が設けて有り、外部からのリード線11を引き込むとともに密閉シールされている。さらに、キャップ2に引き込まれたリード線11はランプケース内点灯用電源6の入力端子に接続され、点灯用電源6の出力端子はランプ5の両端に配線されている。 【0018】図に記載されていないswを押すと、リード線11を通してランプ点灯用電源6へ電力が供給され、ランプ点灯用電源6から出力される高周波電圧によりランプ5が点灯し、反射板4からの反射光およびランプ5からの直接光が照射される。 【0019】キャップ2のパッキン7の大きさはランプケース1の外形よりも若干小さく構成されており、キャップ2をランプケース1に強く押し込むことによりパッキン7が締め付けられキャップ2とランプケース1の密着部分のシールを行うことができる。 【0020】キャップ2とランプケース1のシール用パッキン7はランプケース1の外側に設けて有るが、図3のようにランプケース1の内側に構成することも可能である。この場合、パッキン7の厚さ分照明器具の高さ及び幅を小さくすることが可能になる。ランプケース1の断面形状は特に限定されることはないが、パッキン7には均等に力がかかり、均等につぶれることが望ましいためランプケース1の形状は円筒型中空部材とすることが特に好ましい。しかしこの場合においても、図3のようにパッキン7およびパッキン7がランプケース1に密着する面が円形であれば良く、他の面の形状は自由に選択可能である。さらに、キャップ2とランプケース1のシールを行うためには接着剤を用いても良い。またランプケース1の材質としては、少なくとも一部が透光性を持っていればいかなるものでも構わないが、例えばガラス製やアクリル等樹脂製を用いることが可能である。 【0021】また、ランプケースに円筒型中空部材を用いる他の効果として以下のことがある。円筒型中空部材はガラス製やアクリル製であれば種々寸法のものが市販されており、容易に低コストで入手可能である。したがって照明器具の長さ方向の寸法を変更する場合には、ランプケース部分を中空円筒材の寸法の違うものに取り替えれば容易に可能である。この際、中空円筒材は市販品を購入するため、成形用の型等の設備投資が不要であり余分なコストをかけずに種々寸法の照明器具が製作可能という効果も有する。 【0022】カバー3はランプケース1を保護するためのものであり、本照明器具に衝撃が加わった際に、衝撃が直接ランプケース1に伝わりランプケース1が破損することがないよう、衝撃を吸収緩和するためのものである。さらにカバー3に遮光性を持たせ、その一部を図2のように開口させることにより、開口部からのみ光を照射させることが可能になり、光の照射方向をコントロールする役割も有している。さらにキャップ2とカバー3の外周面を略同一面に構成することで意匠性を向上させる役割も有している。 【0023】ランプ5としては可視光を照射するものだけでなく、紫外光を照射するものを選択しても良い。紫外線を照射するランプを用いると、紫外線により励起する光触媒と組み合わせることにより、壁面や鏡の防汚、防曇、殺菌等を行うことが可能となる。ランプの種類としては、蛍光灯等の放電灯やフィラメント式白熱灯等が使用可能であり特に制限されないが、冷陰極管型蛍光灯を用いるのが装置のコンパクト化が図れると同時に反射板からの反射光の配光性も制御し易く特に好ましい。 【0024】紫外線または可視光線の光源として用いる冷陰極管型蛍光ランプには、通常専用電源が必要である。例えば冷陰極管の場合、200v〜1kv、周波数数十kHzを必要とする。この電源の配線が長いと、配線の寄生容量が増してランプが点灯しにくくなったり、漏電しやすくなる等の問題がある。ランプ用電源をランプケース内に設けることにより、以上の問題が解決でき、かつランプケースのスペースを有効利用することで器具全体のコンパクト化が図れる。 【0025】本発明の防湿照明器具の取付位置としては、第一に浴室等の高湿度な場所や水を使用することにより照明器具に防湿性の要求される場所である。特に浴室内に設置する場合、鏡の上部または側面等の鏡回り、もしくは人の身長程度の高さ付近までの比較的高さの低い場所が特に好適である。これらは、浴室内の照明が通常天井付近に設けられていることから照度が低く、照度の向上が必要な場所であり、そこに配置することで鏡が見やすくなったり、浴室内の比較的高さの低い場所の照度が向上し、浴室の快適な使用環境を提供することが可能になる。 【0026】 【実施例】図7は実施例として本発明を応用した浴室用鏡照明の例を示す斜視図、図4は照明部の外観図、図5は図4のA−A面における縦断面図、図6は図4のB−B面における縦断面図である。前述のように、ランプケース1はホウケイ酸ガラス製の中空ガラス管で、ランプケース1はキャップ2に保持されたパッキン7により密着シールされており、遮光性カバー3がランプケース1を覆うように構成されている。また、外部からのリード線11が引き込まれる配線用穴10はパッキン12でシールされている。カバー3とキャップ2はねじ14で固定され、その結果ランプケース1も保持され、取付け時などにキャップ部がはずれる事故を防止でき、またカバーが固定されていないことによるがたつきが無くなった。キャップに設けられた8の突起は片側に3カ所あり、反射板の周囲の3点を密着支持することで反射板の位置決め機能を有している。キャップ2は化粧キャップ17で覆われており、キャップを見えなくし、また化粧キャップ17とカバー3の外周を略同一面とすることでデザイン性を向上している。また化粧キャップ17をカバー3上にわずかに重ねることで、接続部の隙間が無くなり、隙間からの光の洩れや隙間に汚れがたまること等の防止が可能となった。反射板は樹脂成型品表面に反射フィルムを貼って構成されているが、アルミニウム等の成型品を用いても良いし、樹脂成型品等の表面にメッキや蒸着を施すことで反射体を構成するようにしても良い。さらに、ここで言う反射には、光の乱反射による拡散も含むので、例えば白色の樹脂や紙等も使用可能である。ランプホルダー16はランプ5を保持しており、反射板4に脱着自在に設けられているが、ランプホルダーは反射板と一体に成形しても良いし、その場合には、後加工の手間を省くことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010087 【氏名又は名称】東陶機器株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月22日(1998.9.22) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−100206(P2000−100206A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月7日(2000.4.7) |
| 【出願番号】 |
特願平10−285960 |
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