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【発明の名称】 光照明装置
【発明者】 【氏名】アレン ジェー.ベルナルディーニ

【要約】 【課題】光源が中空光ガイドから遠く離れて配置されている照明システムを提供すること。

【解決手段】光源は、中空光ガイドに沿って吊るす必要がない。代わりに、光源は光を光ファイバ内に放出し、次いでこの光は光誘導要素によって中空光ガイド内に集束させられる。本発明による構成は、頭上設置を軽量化でき、中空光ガイドをその全長にわたって低温に維持でき、頭上の電気災害がなくなり、頭上の電気配線によって引き起こされるRFIおよびEMIがなくなり、床の高さからより容易にメンテナンスを行うことができることが有利である。この照明システムによれば光源が衝撃振動に耐えることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光源と、前記光源に隣接して配置された一端を有する少なくとも1つの光ファイバと、前記少なくとも1つの光ファイバの反対側の端部に隣接して配置された光誘導要素と、前記光誘導要素に結合され、前記光源が発生した光を放出する中空光ガイドとを含む照明システム。
【請求項2】 前記光源が前記中空光ガイドから遠く離れて配置された請求項1に記載の照明システム。
【請求項3】 前記中空光ガイドが懸架装置から吊るされており、前記光源がその懸架装置によって吊るされていない請求項1に記載の照明システム。
【請求項4】 光誘導要素が、前記光源によって放出された光を、前記中空光ガイドに入る平行ビームに集束させる請求項1に記載の照明システム。
【請求項5】 前記光誘導要素がファイバコネクタへの延長ビームファイバである請求項1に記載の照明システム。
【請求項6】 少なくとも1つの光ファイバが前記中空光ガイドよりも小さい直径を有する請求項1に記載の照明システム。
【請求項7】 前記少なくとも1つの光ファイバが前記光源に直接接続された請求項1に記載の照明システム。
【請求項8】 前記光源が硫黄ランプ、白熱灯、メタルハライドランプ、発光ダイオード、および蛍光灯の1つである請求項1に記載の照明システム。
【請求項9】 少なくとも1つの光ファイバが1つの光ファイバである請求項1に記載の照明システム。
【請求項10】 前記少なくとも1つの光ファイバが複数の光ファイバの束である請求項1に記載の照明システム。
【請求項11】 前記光誘導要素がレンズである請求項1に記載の照明システム。
【請求項12】 中空光ガイドが円筒形プリズム状材料である請求項1に記載の照明システム。
【請求項13】 前記中空光ガイドが不透明な円筒形部材で囲まれたプリズム状材料の中空円筒から形成され、前記中空光ガイド内に反射部材が取り付けられた請求項1に記載の照明システム。
【請求項14】 光源と、前記光源に隣接して配置された一端を有し、ある直径を有する少なくとも1つの光ファイバと、前記少なくとも1つの光ファイバの反対側の端部に結合され、ある直径を有する中空光ガイドとを含み、前記少なくとも1つの光ファイバの直径と前記中空光ガイドの直径が実質上等しい照明システム。
【請求項15】 前記光源が前記中空光ガイドから離れて配置される請求項14に記載の照明システム。
【請求項16】 前記中空光ガイドが懸架装置から吊るされており、前記光源が懸架装置から吊るされていない請求項14に記載の照明システム。
【請求項17】 前記少なくとも1つの光ファイバが前記光源に直接接続される請求項14に記載の照明システム。
【請求項18】 前記少なくとも1つの光ファイバが複数の光ファイバの束である請求項14に記載の照明システム。
【請求項19】 中空光ガイドが円筒形プリズム状材料である請求項14に記載の照明システム。
【請求項20】 前記中空光ガイドが不透明な円筒形部材で囲まれたプリズム状材料の中空円筒から形成され、前記中空光ガイド内に反射部材が取り付けられた請求項14に記載の照明システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光照明装置および方法に関し、より詳細には、光源から遠く離れて配置された中空光ガイドを含む改善された器具に関する。
【0002】
【従来の技術】中空光ガイド(光チューブまたは光ディフューザとも呼ばれる)が知られている。中空光ガイドは中空部分を有する光ガイド照明器具を含む。一般に中空光ガイドはプリズム状材料または他の方法から作成される。中空光ガイドの一端または両端には光源が設置され、光源は中空光ガイド照明器具の中空部分に光を放出する。中空光ガイドと光源の間には遷移装置が配置されることもある。このような構成の欠点は、光源またはエンジンが照明器具の一端に物理的に設置されているために、照明器具および光源が通常頭上に設置されるので中空光ガイドのメンテナンスを行うためのキャットウォークまたは梯子が必要となることである。別の欠点は、光源によって発生した熱が照明器具内に放散することである。別の欠点は、重量のある光源を照明器具と一緒に吊るす必要があることである。さらに別の欠点は、頭上に電気配線を吊るされた光源まで延ばす必要があることである。さらに別の欠点は、光源が天井から吊るされたときに衝撃を受け振動しやすいことである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の一目的は、中空光ガイドから遠く離れて配置された光源を有する照明システムを提供することである。本発明の他の目的は、頭上に設置するためにより軽量の照明システムを提供することである。本発明の他の目的は、全長にわたって低温の中空光ガイドを提供することである。本発明の別の目的は、電気配線を頭上に延ばす必要がなく、それによって頭上の電気配線により引き起こされる無線周波干渉(RFI)および電磁干渉(EMI)がなくなる光システムを提供することである。
【0004】本発明の他の目的は、電球を交換するときに感電する危険性を最小限に抑えることである。本発明の他の目的は、メンテナンスがより容易な照明システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記その他の目的は、光源が中空光ガイドから遠く離れて配置されている照明システムを提供することによって達成される。代わりに、光源は光ファイバ内に光を放出し、次いでこの光はレンズまたは光変換器など他の光誘導要素によって中空光ガイド内に集束させられる。本発明の構成によれば、頭上設置を軽量化でき、中空光ガイドをその全長にわたって低温に維持でき、頭上の電気災害がなくなり、頭上の電気配線によって引き起こされるRFIおよびEMIがなくなり、床の高さからより容易にメンテナンスを行うことができることが有利である。
【0006】また上記の目的は、光源を含む照明システムによっても達成される。一端を有する少なくとも1つの光ファイバが光源に隣接して配置される。その少なくとも1つの光ファイバの反対側の端部に隣接して光誘導要素が配置される。光源によって発生した光を放出するために、中空光ガイドが光誘導要素に結合される。
【0007】また上記の目的は、光源を含む光システムによっても達成される。一端を有する少なくとも1つの光ファイバが光源に隣接して配置され、この少なくとも1つの光ファイバはある断面を有する。この少なくとも1つの光ファイバの反対側の端部には中空光ガイドが結合され、この中空光ガイドは光ファイバと実質上同じ断面を有している。
【0008】本発明のさらに別の目的および利点は、本発明を実施するに当たっての最良の態様を単に例として示す本発明の好ましい実施形態を示し説明する以下の詳細な説明から、当業者には容易に明らかになるであろう。できるように、本発明は他の異なる実施形態が可能であり、本発明のいくつかの詳細は、すべて本発明から逸脱せずに様々な点で変更が可能である。したがって、その図面および説明は事実上例示的なものであり、限定的なものではない。
【0009】本発明は、添付の図面に例として示されているが、それに限定されるものではない。この図面全体を通して、同じ参照番号により示される要素は同様の要素を示す。
【0010】
【発明の実施の形態】まず図1を参照すると、本発明の原理により構成した、全体的に10で示される光システムが示されている。便宜上、本発明については図1〜図4に示す向きに関して説明し、したがって本明細書で使用する「上」、「下」、「左」、「右」などの用語は相対的な意味で解釈すべきである。
【0011】図1に示すように、延長中空光ガイドアセンブリ12と、レンズや光遷移装置などの光検出要素14と、光ファイバ16と、光源またはエンジン18とを含む照明システム10がある。光源18から放出される光の色は、赤色光や緑色光などの所望の色を放出するように互換性フィルタを使用して制御することができる。図1に示される延長中空光ガイドアセンブリ12は頭上に取り付けられ、例えば天井などから吊るされる。光誘導要素14は中空光ガイドアセンブリ12に直接取り付けられ、やはり頭上に吊るされる。光源18は中空光ガイド12から離れて配置され、頭上からは吊るされない。光ファイバ16は光源18を光誘導要素14に結合する。本発明の構成によれば、光源を中空光ガイド12から離して配置することができ、したがってEMIおよびRFIを発生させる頭上の電気配線がなくなり、またメンテナンスが簡単になることが有利である。
【0012】延長中空光ガイドアセンブリ12は第1の端部36および第2の端部38を有する。図2に示すように、プリズム状円筒40は、このプリズム状円筒40を同心状に囲んでいる半透明または透明な円筒42とともに形成される。半円筒形の断面を有する内部リフレクタまたは拡散媒体44はプリズム状円筒40内に位置し、それとともに延びることができる。図1に戻ると、中空光ガイド12内に光を反射させるために、リフレクタ48を第2の端部38に配置することができる。リフレクタ48は平坦でも凹面でもよく、また鏡でよい。リフレクタ48は、プリズム状円筒40内に光を反射させるために光源18から最も遠いプリズム状円筒40の端部に配置される。
【0013】本発明では、多数の種々の従来技術の中空光ガイドを使用することができる。例えば、米国特許第4,615,579号、第4,750,798号、および第4,797,708号に記載されている、米国特許第5,339,382号の図1および図2に示されるものを使用することができる。本発明では、プリズム状材料以外の材料を使用することができる。
【0014】円筒42は一般に硬質であるべきだが、円筒42は多少軟質であってもよい。この材料は透明であることが重要であり、例えばポリマー材料やガラスのように均質かつ等方性であることが好ましい。この目的に有用なポリマー材料が市販されており、例えばアクリル樹脂やポリカーボネートがある。選択された具体的な材料は、説明した機能が得られる限り本発明にとって重要ではない。アクリル樹脂およびポリカーボネートは、屈折率が高く、物理的性質、すなわちとりわけ耐候性、耐紫外線性、寸法安定性、温度許容度などの特性のために、特に重要である。
【0015】プリズム状円筒40は、透明なポリマー材料から形成された管状光導管である。プリズム状材料またはポリマー材料は、アクリルポリマーやポリカーボネートポリマーなどの、薄く、軟質で、曇りのない透明材料であり、外側が滑らかな表面で内側にプリズム性の溝があり、中空光ガイドに沿って長手方向に延びる内管小型光プリズムの内面を形成する。許容可能な角度範囲内で光がプリズム状円筒40の内面に衝突するとき、その光は壁を通過する。図2に示すように、光線は、点Aで内径表面に反射するが、その角度は、その光が全体的に内部に反射して内部リフレクタ44に戻る角度である。反射光は、内部リフレクタ44で反射し、プリズム状材料40の部分を通過し、さらに不透明な円筒42を通過する。拡散媒体44は、そこに衝突する光の拡散または散乱を可能にするために鈍い白色ストリップまたは被覆物でよく、図1および図2に示すように、プリズム状材料40の長さに沿って延ばすことができる。拡散媒体44は、プリズム状円筒40の光透過性部分の実質上反対にある。中空光ガイド12は、間隙が形成されている光透過性材料の形でよく、あるいは、その材料に光が特定の角度で衝突する場合に、その光が通り抜けることができるタイプの光透過性材料でよい。
【0016】プリズム状円筒40は、当業者によく知られている数多くの様々な方法、例えば米国特許第4,805,984号に開示され例示されている方法で製造することができ、その開示の全体を参照により本出願の一部とする。具体的な製造方法は本発明では重要ではなく、製造コストおよび入手可能性に基づく選択の問題である。しかし、薄い軟質のフィルム、例えば3−Mから入手可能な直角透過性フィルムTRAFIIを利用することができ、その中を、臨界角より大きい角度で光が通過可能である。その他のフィルムが米国特許第4,805,984号、第5,339,382号、および第5,363,470号に開示されており、その開示の全体を参照により本出願の一部とする。このようなフィルムは、巻いて管状の形にし、溶接によってシーム締結を行うことができ、あるいは特定の適用例のために、その縁を単に重ねるか接合することも可能である。加えて、軟質または硬質の単一部材を得るために、円筒40を押出し成形し、または金型成形が可能であることを理解すべきである。
【0017】光誘導要素14は小径端部60および大径端部62を有する。大径62は、中空光ガイド12の第1の端部36に結合され、中空光ガイド12に適合する外周を有している。中空光ガイドは、円筒形として図2に示されているが、正方形、方形、楕円形などのその他の形状を用いることができ、それに応じて光誘導要素が成形される。典型的な光誘導要素が米国特許第4,898,450号に開示されており、その開示の全体を参照により本出願の一部とする。その他の遷移の形を利用することができる。
【0018】光は光誘導要素14によって集束した後、初めにプリズム状材料と平行に誘導され、その光が光源から最も遠い中空光ガイド12の端部に達すると反射する。この光線はリフレクタまたは鏡48で反射して光ガイド12に戻る。フィルムは、この光を反射させ、吸収を最小限にするために形成される。
【0019】光ファイバ16は硬質または軟質でよい。本発明で、光ファイバ16は、中空光ガイド12を光源18から遠く離して配置することができるように、軟質であることが好ましい。好ましい実施形態では、光ファイバ16は円形の断面を有するが、その他の断面を使用することができる。光は光ファイバの中を伝播する。この光は、中空光ガイド12からその下方周表面の外に、図1に示す矢印の方向に放射される。したがって光は、中空光ガイド12から外に、約180度の弓形に放射される。その他の適用例の場合、その他の放射パターンを最大360度まで選択することができる。この光ファイバは、断面を円形として示しているが、光誘導要素または中空光ガイドに適合する適切な断面にすることができる。加えて、光ファイバの外径を覆うようにクラッド層が形成され、その結果、光ファイバ16内を伝播する光はその中を全体的に内部に反射し、ファイバの周表面からの放射を最小限にして入力端から出力端に伝播する。光ファイバ16は、クラッド層およびシースまたは遮蔽層で囲まれた、中実光ガイドを有している。光ファイバ16は、光ファイバの束または中空光ガイドにすることもできる。コアは、光を伝送する光ガイドの一部である。クラッド層は一般にポリテトラフルオロエチレン(PTFEまたはTeflon(R))などを含み、外部シースはポリ塩化ビニル(PVC)などの材料から作成される。光ファイバ16は、光源18に直接接触している第1の端部70を有し、光ファイバ16の第2の端部72は、光誘導要素14の小径端部60に適合し、かつ直接接触している。
【0020】本発明では重要ではないが、光がある所定の角度より小さい角度でプリズム状材料に衝突する場合、その光はプリズム状材料によって全体的に内部に反射する。光がある所定の角度より大きい角度でプリズム材料に反射する場合、光は部分的に内部に反射し、あるいはプリズム状材料の内部を通過して中空光ガイド12から放出される。
【0021】プリズム状材料に沿って伝播した光線は、時々リフレクタ48に衝突し、そのような光線の伝播の方向にランダムな変化を引き起こす。通常は、全内反射によって中空光ガイドが閉じ込めることができない方向であり、したがってそのような光線が光ガイドアセンブリ12から漏れる。例えば、点Aで発する光線はリフレクタ48で反射して、光線の別の反射を生じる角度で中空光ガイド12に衝突するが、その結果、中空光ガイド12の内部に拡散材料44が存在する場合は、その光線が拡散材料44に衝突して点Bに反射する。
【0022】光源18は電力源に接続している。光源18は、アーク灯、白熱電球、レンズ電球、LED、蛍光燈などの放射源を含むことができ、また放射源から放出した光を集め、かつその光を光ファイバ16内に集束させるコレクタを含むこともできる。この光は光ファイバ16内を通って光誘導要素14に伝播する。
【0023】本発明の第2の実施形態を図3に示す。図3の実施形態と図1および図2の実施形態との間の唯一の相違は光誘導要素14がないことであり、代わりに、光ファイバ16の第2の端部62は、中空光ガイド12の第1の端部36と同様の形状および周辺を有するように適合されている。表示されたままの参照番号については、これらの参照番号が第1の実施形態と同じであるために論じる必要はない。
【0024】本発明の第3の実施形態を図4に示す。第3の実施形態は第1および第2の実施形態の特徴を合わせたものである。具体的には、従来のスプリッタ80が光源18から放出された光を2本の光ファイバ16、16’に分配する。光ファイバ16は、上記の図3に関して説明した照明アセンブリである、照明アセンブリ100の一部である。光ファイバ16’は、上記図1〜2に関して説明した光アセンブリである、照明アセンブリ110の一部である。2つの照明アセンブリ100、110を示し説明するが、照明アセンブリの任意の番号をこの実施形態に使用できることを理解すべきである。加えて、中空光ガイド12をさらに増やすため、光源18で発生した光をさらに分配するようにその他のスプリッタを使用することができる。
【0025】照明アセンブリは軽量であることが有利であり、中空光ガイドの全長にわたり低温であり、頭上の電気災害がなくなり、頭上に露出した電気配線によって引き起こされるRFIまたはEMIがなくなり、少ないブラケットでの設置がより容易であり、床の高さからメンテナンスを行うことがより容易であり、低コストのただ1つの光源を使用して、中空光ガイドを1回または数回利用できることについて説明してきたことを理解すべきである。
【0026】本発明により上記の目的のすべてが達成されることは普通の当業者なら容易にわかるであろう。上記の明細書を読めば、普通の当業者なら、本明細書に広く開示されているように、様々な変更を加え、均等物と置き換え、本発明の様々なその他の態様を実施することができる。したがって本明細書に与えられる保護は、首記の請求の範囲に含まれる定義およびその均等物によってのみ限定されるものとする。
【出願人】 【識別番号】599056932
【氏名又は名称】リトン システムズ,インコーポレーテッド
【出願日】 平成11年9月16日(1999.9.16)
【代理人】 【識別番号】100064447
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 正夫 (外13名)
【公開番号】 特開2000−100205(P2000−100205A)
【公開日】 平成12年4月7日(2000.4.7)
【出願番号】 特願平11−261618