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【発明の名称】 スポット光源装置
【発明者】 【氏名】伊藤 守行

【氏名】河合 和人

【氏名】吉田 一夫

【氏名】筬島 哲也

【要約】 【課題】容易に着脱可能なシャッター等を有するスポット光源装置を提供する。

【解決手段】シャッター板及びシャッター駆動部からなるシャッターと、シャッター板の位置を検出する位置センサとを内箱カバーに一体に固定・設置し、それによって、スポット光源装置に固定された内箱に対して着脱可能にシャッター等を構成することができる。また、あらかじめシャッター等を内箱カバーに固定しておくことによって、設置・交換時に位置合わせを行う必要がなく、容易かつ確実に設置・交換等を行うことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光を放射する放電管と、前記放電管から放射された光を反射させる反射ミラーと、前記放電管と、前記反射ミラーとが内部に格納されるハウジングと、前記反射ミラーからの光を出射するための、前記ハウジングの前面に設けられた出射口と、を有するスポット光源装置において、前記ハウジングの内部は、前記出射口が臨み、光の外部への出射の制御が行われる出力領域と、前記放電管及び前記反射ミラーが格納される光源領域と、を有して構成され、前記出力領域には、前記出射口に対向する位置に出射開口部を有し、上面が開放されている内箱と、前記内箱の上面を覆って着脱可能に設置されている内箱カバーと、が設置され、前記内箱カバーには、シャッター板と、前記シャッター板を回転駆動させるシャッター駆動部とを有し、前記出射口からの光の出射のON/OFFを切り換えるためのシャッターと、前記シャッター板の位置を検出する位置センサと、が取り付けられていることを特徴とするスポット光源装置。
【請求項2】 前記内箱カバーに、前記シャッター及び前記位置センサを駆動装置に接続するためのコネクタ部がさらに取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のスポット光源装置。
【請求項3】 前記ハウジングの少なくとも一方の側面の、前記出力領域に面する所定の部位に、外気取込口が設けられ、前記内箱の側面の、前記外気取込口に対向する所定の部位に、通気口が設けられたことを特徴とする請求項1または2記載のスポット光源装置。
【請求項4】 前記出射口に接続されて、出射される光を導光するライトガイドをさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のスポット光源装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を照射するスポット光源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スポット光源装置では、放電管から放射された光を楕円集光ミラーなどの反射ミラーによって反射・集光し、出射口に導光して、出射口に接続されたファイバなどの導光手段(ライトガイド)によって外部に出射される。
【0003】このとき、反射ミラーから出射口への光の導光・出射のON/OFFを放電管をON/OFFさせることなく制御するために、集光された光を光軸上で遮ることによって光の通過を制御するシャッターが用いられる。また、シャッターを駆動制御するためのシャッター駆動手段としては、例えばロータリーソレノイドが用いられている。このようなスポット光源装置としては、例えば特公平7−114993号に示されている装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなスポット光源装置における従来のシャッターの装置例と、そのON/OFF動作を図5に示す。シャッター9はシャッター板90とシャッター駆動部91とから構成され、所定の形状を有するシャッター板90は、ロータリーソレノイドを含むシャッター駆動部91に接続されて、駆動制御される。シャッター9の回転駆動の回転軸91aは、出射される光の光軸に対して平行に設定されており、この軸によってシャッター9のシャッター板90が回転角度θで駆動されて、光の出射のON/OFFが行われる。図5においては、シャッター板90について、ONのときの位置を実線で、OFFのときの位置を点線で示してある。なお、ONのときの位置については、この装置例においては、シャッター板90に設けられた突起90aを位置センサ91bによって検出して、位置を確認している。
【0005】このようなシャッターを用いたスポット光源装置は、光の出射のON/OFFを多く行う必要がある用途に長時間用いられた場合、シャッターの駆動による発熱や振動等によって、シャッター駆動部が劣化し、正しく動作しなくなることがある。
【0006】この場合、シャッター以外のスポット光源装置の部分・部品には問題がないので、シャッターのみを交換することになる。しかし、この交換作業においては、スポット光源装置の光の出射の光軸とシャッター板との位置合わせ、及びシャッター板とシャッター板の位置を検出する位置センサとの位置合わせ、などが必要であり、作業が複雑化するので、シャッターの設置・交換等を正確かつ容易には行うことができない。
【0007】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、シャッター及び位置センサ等の位置合わせを容易に行うことができ、容易に着脱可能なシャッターを用いたスポット光源装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成するために、本発明によるスポット光源装置は、光を放射する放電管と、放電管から放射された光を反射させる反射ミラーと、放電管と、反射ミラーとが内部に格納されるハウジングと、反射ミラーからの光を出射するための、ハウジングの前面に設けられた出射口と、を有するスポット光源装置において、ハウジングの内部は、出射口が臨み、光の外部への出射の制御が行われる出力領域と、放電管及び反射ミラーが格納される光源領域と、を有して構成され、出力領域には、出射口に対向する位置に出射開口部を有し、上面が開放されている内箱と、内箱の上面を覆って着脱可能に設置されている内箱カバーと、が設置され、内箱カバーには、シャッター板と、シャッター板を回転駆動させるシャッター駆動部とを有し、出射口からの光の出射のON/OFFを切り換えるためのシャッターと、シャッター板の位置を検出する位置センサと、が取り付けられていることを特徴とする。
【0009】また、内箱カバーに、シャッター及び位置センサを駆動装置に接続するためのコネクタ部がさらに取り付けられていることを特徴としても良い。
【0010】シャッター板及びシャッター駆動部を有するシャッターと、シャッター板の位置を検出する位置センサとを、ともに内箱カバーに固定することによって、シャッターの設置・交換時のシャッター板と位置センサとの位置合わせが不要になる。かつ、その内箱カバーを内箱に固定することによって、シャッター板と光の出射の光軸との位置合わせも実現されるので、シャッターが容易に着脱可能になり、その設置・交換を正確かつ容易に行うことができる。なお、この固定される内箱及び内箱カバーは、光の遮蔽の機能をも有している。
【0011】また、コネクタ部を内箱カバーに対して固定して設置する構成とすることにより、シャッターの設置・交換時の配線についても容易に行うことができる。
【0012】さらに、ハウジングの少なくとも一方の側面の、出力領域に面する所定の部位に、外気取込口が設けられ、内箱の側面の、外気取込口に対向する所定の部位に、通気口を設けても良い。
【0013】このように、ハウジングの側面の外気取込口と、内箱の側面の通気口とを、その位置を対応させて設けることによって、外気が内箱内部に導入されて、シャッター、内箱及び内箱カバー等を冷却することができる。
【0014】また、出射口に接続されて、出射される光を導光するライトガイドをさらに備える構成としても良い。例えばファイバなど、用途に応じた形態・性能を有するライトガイドを接続することによって、効率的に光の出射とその利用を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるスポット光源装置に係るUVスポット光源装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。なお、スポット光源装置の外面を構成するハウジングの各面については、底面及び上面と、それ以外の4面については、放電管及び反射ミラーの開口部に対向して出射口が設けられている面を前面、反対側を後面、前面に対して左側を左側面、右側を右側面とする。
【0016】図1は、本発明の一実施形態に係るUVスポット光源装置の、放電管20の中心を含む平面での水平端面図を示す。また、図2及び図3は、図1に示したUVスポット光源装置の概略構成を示す斜視図である。本実施形態におけるハウジング1は、ハウジング台部11及びハウジングカバー12からなり、図2においては、ハウジング台部11及びハウジングカバー12を破断して、装置内部の概略構成を示してある。また、後述する内箱カバー33及び光源カバー35については、ここでは図示していない。また、図3においては、ハウジング台部11及びハウジングカバー12の破断については図2と同様であるが、内箱カバー33及び光源カバー35を図示して、ハウジング1内部の各領域の区分を明示している。
【0017】ここで、ハウジング1の各面については、前面を1a、後面を1b、左側面を1c、右側面を1d、底面を1e、上面を1fとし、前面1aには、所定の位置に光を出射するための出射口13が設けられている。これらの各面に対し、ハウジング台部11はハウジング1の前面1a、後面1b及び底面1eを構成し、ハウジングカバー12はハウジング1の左側面1c、右側面1d及び上面1fを構成する。
【0018】ハウジング1の内部は、図1に示すように電源や回路等、駆動のための装置が格納される駆動領域A、光の外部への出射を制御するシャッター等が設置される出力領域B、放電管及び反射ミラー等が格納される光源領域C、空気流の経路を制御するための通気領域D、及び空気流の排気のための排気口を有する後部領域Eの5つの領域から構成されている。
【0019】駆動領域Aは、区分板31によって装置右側に形成されている。区分板31は、左側面と後面とによって構成され、その高さは、ハウジング1の底面1eから上面1fまでの距離、すなわちハウジング1の高さと等しい。また区分板31の後面はハウジング1の右側面1dに接続しており、これによって駆動領域Aは、左側面及び後面を区分板31により、前面、右側面、底面及び上面をハウジング1の各面により区分されて構成され、また、駆動領域Aの左側面の前方は一部開放されて、後述する通気領域Dに連通されている。
【0020】この駆動領域Aには、UVスポット光源装置の各部を駆動制御するための駆動装置が設置されている。図中においては、駆動装置15として模式的に簡略化して示してあるが、駆動装置15は複数の装置から構成されて設置されても良い。例えばこの駆動装置は、各部へ電流を供給する電源、各部の駆動を行う回路、及びそれらを制御するコンピュータ等を有して構成される。また、駆動装置15は、例えばハウジング1の前面1aの駆動領域Aに面した所定の位置に設置されたパネル等に接続されて、操作者によって操作される構成としても良い。なお、図中においては、駆動装置15とUVスポット光源装置の各部との接続等については図示していない。
【0021】出力領域Bは、内箱32及び内箱カバー33によって装置左側前方に形成されている。内箱32は、内箱前部32aと、内箱後部32cとから構成されている。内箱前部32aの前面の、出射口13に対向する所定の位置には、光を出射するための出射開口部32bが形成されている。また、内箱後部32cの後面には、放電管20からの光を入射・導光させるための開口部32dが設けられている。内箱前部32a及び内箱後部32cからなる内箱32の高さは、ハウジング1の高さよりも低く設定されており、その上面には内箱カバー33が設置される。これによって出力領域Bは、前面、後面、左側面及び右側面を内箱32により、底面をハウジング1の底面1eにより、上面を内箱カバー33により区分されて構成される。
【0022】図2においては、内箱32の内箱前部32a及び内箱後部32cを一部破断して、その内部を示してある。この出力領域Bには、内箱前部32aの内部にシャッター4が設置されている。シャッター4はシャッター板41とシャッター駆動部42とから構成され、シャッター固定部33aに固定されて設置されている。また、シャッター板41がONである位置は、シャッター板41に設けられた突起部41aを位置センサ43によって検出して、位置を確認している。この位置センサ43は、位置センサ固定部33bに固定されて設置されている。
【0023】図4は、シャッター4及び位置センサ43の内箱カバー33への固定、及び内箱32内への着脱方法を示す斜視図である。シャッター4及び位置センサ43が固定されている板状のシャッター固定部33a及び位置センサ固定部33bは、内箱カバー33に一体に固定されている。スポット光源装置の使用・動作時には、内箱カバー33は内箱32に固定され、これによって、内箱カバー33、シャッター固定部33a、位置センサ固定部33b、及びこれらに固定されたシャッター4及び位置センサ43は、ハウジング台部11に固定されている内箱32に対して容易に着脱することが可能な、シャッターの設置または交換等のためのユニットを形成している。
【0024】内箱32は前述のように内箱前部32a及び内箱後部32cによって構成されているが、シャッター固定部33a及び位置センサ固定部33bは、内箱カバー33の内箱前部32aの上面の部分に、シャッター4が内箱前部32aの内部に配置されるように設置される。また、これらのシャッター固定部33a及び位置センサ固定部33bは、出射される光の光軸(以下、単に光軸という)に対して垂直に設置され、これによってシャッター4は、光軸に平行な軸をその回転軸として回転駆動するように設置される。
【0025】このとき、シャッター4及び位置センサ43の位置合わせは、これらがあらかじめ内箱カバー33に対して所定の位置に設置・固定されることによって達成され、また、シャッター4及び光軸の位置合わせは、内箱カバー33が内箱32に対して所定の位置に設置・固定されることによって達成される。したがって、シャッター4等の設置または交換時に複雑な位置合わせを行う必要がなく、容易に設置・交換等を行うことができる。
【0026】さらに本実施形態においては、この内箱カバー33に対して、コネクタ44aと、このコネクタ44aとシャッター4及び位置センサ43とを接続するケーブル44bと、を有するコネクタ部44が設置・固定されている。コネクタ部44は、シャッター4及び位置センサ43を駆動装置15(具体的には、駆動装置15の構成要素であって、シャッター4等を制御するための制御装置等)に接続するためのものであって、その接続先のコネクタは例えば内箱32の右側面の所定の位置等に設置される。このように構成することによって、シャッター4等の設置・位置合わせに加えて、その配線をも容易に行うことができる。このコネクタ部は、例えばシャッター4及び位置センサ43に対して各々コネクタ部が設けられるなど、複数であっても良い。
【0027】なお、図2においては前述したように内箱カバー33を図示しておらず、したがってこれらは図中では中空に浮いた状態で示されている。また、図2においては、シャッター板41の位置は光の出射がONであって、出射開口部32bが開放されている状態を示している。光の出射がOFFである状態、すなわちシャッター板41が光軸上にあって出射開口部32bを覆い、光の出射を遮っている状態、については点線によって示してある。なお図1には、光の出射がONであるときには、シャッター4の各部は本実施形態では光軸を含む水平面上にはないため、シャッター4は図示されていない。
【0028】出射開口部32b及び出射口13からなる開口部分には、本実施形態においてはライトガイドとしてファイバ5が接続されており、その接続・固定のためにライトガイド差込口であるファイバ差込口50が設置されている。なお、内箱前部32aと内箱後部32cとの境界には、フィルタ固定板32e(図2においては図示されていない)が設置される。フィルタ固定板32eには、内箱32後面の開口部32dと内箱32前面の出射開口部32bとの間の所定の位置に開口部が設けられており、フィルタ固定板32eの内箱後部32c側には、その開口部を覆うように紫外光透過フィルタ14(図2においては図示されていない)が設置されている。
【0029】光源領域Cは、光源区分板34及び光源カバー35によって装置左側に形成されている。光源区分板34は、右側面と後面とによって構成され、その高さはハウジング1の高さよりも低く設定されている。また、光源区分板34の右側面は内箱32の内箱後部32cの後面に接続されている。光源カバー35は、左側面と上面とによって構成され、光源区分板34に接続されて設置される。これによって光源領域Cは、右側面及び後面を光源区分板34により、左側面及び上面を光源カバー35により、前面を内箱32の内箱後部32cにより、底面をハウジング1の底面1eにより区分されて構成される。
【0030】この光源領域Cには、放電管20と反射ミラー21を有するランプユニット2が設置されている。ランプユニット2は、ランプユニット2の位置決めリング22、及び内箱後部32cの後面に設置されたランプ保持部28によって、内箱後部32cの開口部32dに面して固定されている。また、放電管20の各電極は絶縁基板23に接続され、ここから電源への接続(図示していない)が行われる。
【0031】なお、光源カバー35は、光源カバー固定部35aによってハウジングカバー12の上面1fに接続・固定されている。この光源カバー35の後方には、下方に突出しているインターロック解除部35cが設けられている。これによって、ハウジングカバー12が正しく装着されたときに、このインターロック解除部35cによって、光源区分板34の通気領域D側の面に固定されたインターロック制御部16の、ハウジング1の後面1b側に設置されたインターロック解除スイッチ16a(図1に示されている)が押されてインターロックが解除され、装置の動作が可能な状態となるように構成されている。
【0032】また、本実施形態においては、ランプユニット2として容易に着脱が可能なものを用いており、装着されたランプユニット2は、内箱後部32cの左側面に設けられたランプ固定部29のロック部29aによって固定される。これについても、光源カバー35には、このランプ固定部29に設けられた台部側ランプ固定係合部29bに対応して、ランプユニット2が正しく固定されたときに台部側ランプ固定係合部29bに係合するカバー側ランプ固定係合部35dが設けられている。
【0033】通気領域Dは、駆動領域Aを形成する区分板31の左側面と、出力領域B及び光源領域Cを形成する内箱32及び光源区分板34の右側面とによって挟まれて形成されている。この通気領域Dは、空気流による各部の冷却経路を制御する目的で設けられているもので、本実施形態においては、通気制御板36によって前後2つの領域にさらに区分されて、通気制御板36の前方は空気流合流領域Fを構成している。通気領域Dの上面は、光源領域Cと同様に光源カバー35によって覆われている。また、光源カバー35の最前方の上部には、光源領域Cの上部から通気領域Dの上部にわたって、通気を制限するための通気制御板35bが設けられている。
【0034】後部領域Eは、駆動領域A及び光源領域Cを形成する区分板31及び光源区分板34の後面と、ハウジング1の後面1bとによって挟まれて形成されている。このような構成において、光源領域C内に設置されたランプユニット2の放電管20から放射された光は、反射ミラー21によって反射されて出力領域Bに入射され、シャッター4によって光の出射のON/OFFが制御されて、シャッター4がONの状態であるときには、光は出射開口部32b及び出射口13を経てファイバ差込口50に接続されたファイバ5に入射され、外部に出力される。
【0035】装置内部の冷却は、外部から導入された外気による空気流によって行われ、それら空気流の経路は、各部位に設けられた外気取込口・通気口等によって制御される。これらの通気口等の配置は図1に示してあり、図2、図3及び図4には図示していない。
【0036】内箱32内部のシャッター4及び位置センサ43等の冷却のためには、ハウジングカバー12の左側面1cの、出力領域Bに面し内箱前部32aの左側面に対向する所定の位置に第2の外気取込口62が設置され、この第2の外気取込口62に対向する内箱前部32aの左側面の所定の位置に光遮蔽通気口64が設けられている。これによって、第2の外気取込口62から導入された空気流は、光遮蔽通気口64から内箱32内部に導入されて、シャッター4、内箱32及び内箱カバー33等が冷却される。なお、光遮蔽通気口64については、紫外光が外部に光漏れすることを防ぐために、光が通過できない構造を有する通気口とされている。
【0037】また、本実施形態においては、さらに、出射口13に取り付けられたファイバ差込口50にも、外気取込孔55が設けられている。ファイバ差込口50は、この外気取込孔55が内箱前部32aの出射開口部32bの周辺の所定の位置に設けられた通気口32gと接続されるように取り付けられており、これによって、この外気取込孔55からも内箱32内部に外気が導入されて、シャッター4、ファイバ差込口50等の冷却に用いられる。
【0038】なお、装置全体の空気流の経路は、概略以下の通りである。すなわち、ハウジング1の右側面1dの第1の外気取込口61から導入された第1の空気流は、駆動領域A内に設置された駆動装置15等の各部を冷却して、前方の開放部分から空気流合流領域Fに流入する。また、ハウジング1の左側面1cの第2の外気取込口62から導入された第2の空気流は、内箱前部32aの光遮蔽通気口64から内箱32内に導入されてその内部に設置されたシャッター4等の各部を冷却して、フィルタ固定板32eの通気口65を通過して内箱後部32cの通気口66から空気流合流領域Fに流入する。空気流合流領域Fに流入した第1の空気流及び第2の空気流は、合流して第3の空気流を形成する。第3の空気流は、光源区分板34の光遮蔽通気口67から光源領域Cに導入されてその内部に設置されたランプユニット2等の各部を冷却して、光源区分板34及び光源カバー35の間の通気部68から後部領域Eに流入し、最終的にファン63から外部へ排気される。
【0039】本発明によるスポット光源装置は、上記したようなUVスポット光源装置に限られるものではなく、例えば可視光のスポット光源装置など、様々な形態・用途のスポット光源装置に適用することが可能である。また、シャッターの形態についても、本実施形態に示したものに限らず、着脱可能に構成することができるものであれば、他の形態のものを用いても良い。
【0040】
【発明の効果】本発明によるスポット光源装置は、以上詳細に説明したように、次のような効果を得る。すなわち、シャッター板及びシャッター駆動部からなるシャッターと、シャッター板の位置を検出する位置センサとを内箱カバーに一体に固定・設置し、それによって、スポット光源装置に固定された内箱に対して着脱可能にシャッター等を構成することができる。また、あらかじめシャッター等を内箱カバーに固定しておくことによって、設置・交換時に位置合わせを行う必要がなく、容易かつ確実に設置・交換等を行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000236436
【氏名又は名称】浜松ホトニクス株式会社
【出願日】 平成10年8月7日(1998.8.7)
【代理人】 【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹 (外2名)
【公開番号】 特開2000−57816(P2000−57816A)
【公開日】 平成12年2月25日(2000.2.25)
【出願番号】 特願平10−225002