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【発明の名称】 ガーデン用照明装置及びガーデン構造
【発明者】 【氏名】今井 美奈子

【要約】 【課題】ガーデン内での配設位置の自由度が高く配設位置の変更も容易なガーデン用照明装置を提供するとともに、照明を実施した際の景観性に優れたガーデン構造を提供する。

【解決手段】植物が植生される箱状体を具備したガーデン1を照明するガーデン用照明装置4であって、前記箱状体2(例えば、プランタ)の上面部2aに、移動可能に載置された台座部41と、前記台座部41に着脱自在に設けられた照明器具42と、を備えた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 植物が植生される箱状体を具備したガーデンを照明するガーデン用照明装置であって、前記箱状体の上面部に、移動可能に載置される台座部と、前記台座部に着脱自在に設けられた照明器具と、を備えたことを特徴とするガーデン用照明装置。
【請求項2】 台座部には、照明器具の側部を覆い、光を通すことが可能なカバー部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のガーデン用照明装置。
【請求項3】 請求項1又は2記載のガーデン用照明装置を具備したガーデン構造であって、箱状体内に、ガーデンに設けられた電源部と、ガーデン用照明装置とをつなぐ配線が施されていることを特徴とするガーデン構造。
【請求項4】 ガーデンを構成するガーデン構成部材と、台座部は、所定の基準寸法に規格化されていることを特徴とする請求項3記載のガーデン構造。
【請求項5】 ガーデン構成部材と、台座部と、カバー部とは、同一の材料から構成されていることを特徴とする請求項3又は4記載のガーデン構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の屋上、或いはバルコニー等に構築されるガーデンを照明するガーデン用照明装置、及びこのガーデン用照明装置が配置されるガーデン構造に関する。
【0002】
【背景の技術】近年、住宅の屋上、或いはバルコニー等を緑化してガーデンを構築することが一般に行われている(例えば、特開平10−68240号)。前記ガーデンの構築は、例えば、屋上やバルコニーに、レンガ、ブロック、コンクリートで枠組みして、この枠組内に庭土を投入し、ここに植栽することにより行われたり、或いは前記屋上やバルコニーに、植物が植えられたプランタや植木鉢等のガーデン構成部材を配置することにより行われる。
【0003】ところで、ガーデン内の照明は、ガーデンの景観を演出する上で重要な要素であり、従来のガーデンの照明は、屋上やバルコニーに照明設備を構築したり、或いは既製の照明器具を配設することにより行われてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、屋上やバルコニーに照明設備を構築する場合、照明位置が固定されてしまうので、ガーデンのレイアウトを変更した場合に、ガーデンと照明との調和がとれないことがあるという問題点があった。また、照明設備を構築すること自体大がかりでコストがかかってしまうという問題点があった。一方、既製の照明器具を配設することは、上記照明設備を構築する場合に比べて、簡単、且つ低コストで行えるものの、例えば、照明器具の大きさや、配設される場所の形状等の種々の制約を受けるので、照明器具を配設する場所の自由度はそれほど大きくないという問題点があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、ガーデン内での配設位置の自由度が高く配設位置の変更も容易なガーデン用照明装置を提供するとともに、照明を実施した際の景観性に優れたガーデン構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図6に示すように、植物が植生される箱状体2(例えば、プランタ)を具備したガーデン1を照明するガーデン用照明装置4であって、前記箱状体の上面部2aに、移動可能に載置された台座部41と、前記台座部41に着脱自在に設けられた照明器具42と、を備えたことを特徴としている。
【0007】請求項1記載の発明によれば、台座部41を移動させることにより箱状体2の上面部2aで自由にガーデン用照明装置4の配設位置を変更出来る。即ち、箱状体2の上面部2aを利用して、この上面部2aに載置できる台座部41とこれに取り付けられた照明器具42とからなる比較的簡単な構造のガーデン用照明装置4を、箱状体2の上面部2aの好きな場所に配設出来る。また、ガーデン用照明装置4は、単に箱状体2の上面部2aに載置されているだけなので、配設場所の変更も容易である。また、照明器具4は、台座部41に着脱自在に設けられるので、台座部41に取り付けられるものであれば、どのような照明器具4でもよく、照明器具4の選択の幅も広げることが出来る。
【0008】ここで、箱状体4とは、具体的には、プランタやフラワーボックス等のように、内部に植物を植生させる空間を備えたものをいう。台座部41は、例えば、板状体のものが挙げられるが、箱状体2の上面部2aに載置可能な形状のものであればよい。また、台座部41の材質も、木製、プラスチック製、或いは金属製などどのような材質のものでもよい。照明器具4は、特に限定するものではなく、台座部41に取り付け可能なものであればどのようなものを用いてもよい。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のガーデン用照明装置41において、台座部41には、照明器具4の側部を覆い、光を通すことが可能なカバー部43が設けられていることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明によれば、台座部41に設けられたカバー部43により照明器具4の側部が覆われるので、照明器具4を保護することが出来ることとなって、照明器具4として、例えば、むき出しの電球等を使用出来て、ガーデン用照明装置4自体を安価にすることが出来る。
【0011】ここで、カバー部43は、例えば、図6に示したように、縦桟材43a…と横桟材43b…を縦横に組み付けて格子状にしたものでもよい。このようなものを用いれば、横、或いは上から手を入れて簡単に電球或いは照明器具の交換が可能である。また、例えば、透光性を有するプラスチック材等で覆うようにしたものでもよい。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のガーデン用照明装置を具備したガーデン構造であって、箱状体2内に、ガーデン1に設けられた電源部6(例えば、防水コンセント)と、ガーデン用装置4とをつなぐ配線が施されていることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明によれば、プランタ2内にガーデン1に設けられた電源部6と、ガーデン用装置4とをつなぐ配線が施されているので、ガーデン1のガーデン用照明装置4の配線を目立たなくさせることが出来る。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載のガーデン構造において、ガーデン1を構成するガーデン構成部材2、3(例えば、プランタ、ベンチ)と、台座部41は、所定の基準寸法に規格化されていることを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明によれば、ガーデン1を構成するガーデン構成部材2、3と、台座部41は、所定の基準寸法に規格化されているので、見た目にも均整がとれた美しい景観のガーデン1にすることが出来る。
【0016】ここで、ガーデン構成部材は、例えば、花台、フラワーボックス、トレリス、ベンチ3、プランタ2などであるが、これに限らずガーデンを構成する部材であればどのようなものであってもよい。基準寸法に規格化されているとは、例えば、400mmを基準寸法として、ガーデン構成部材の各寸法が例えば、100(400×1/4)mm、200(400×1/2)mm、400mm、800mm(400×2)等の何れかの寸法から構築されたり、或いは1M(モジュール)=910mmを基準寸法として、ガーデン構成部材の各寸法が例えば、1/4M、1/3M、1/2M、1M、2M、4M等の何れかの寸法から構築されていることをいう。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項3又は4に記載のガーデン構造において、ガーデン構成部材2、3と、台座部41と、カバー部43とは、同一の材料から構成されていることを特徴としている。
【0018】請求項5記載の発明によれば、ガーデン構成部材2、3と、台座部41と、カバー部43とは、同一の材料から構成されているので、統一性があって美しい景観のガーデン1を構築させることが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係るガーデン用照明装置及びガーデン構造の実施の形態を詳細に説明する。図1に、本発明に係るガーデン用照明装置を配設したガーデンの斜視図を示し、図2に、同平面図、図3に、図2のA−A部断面図、図4に、図2のB−B部断面図、図5に、C−C部断面図をそれぞれ示す。
【0020】図1〜図5に示したガーデン1は、例えば、住宅のバルコニー10に設けられる。前記ガーデン1には、ガーデン構成部材としての箱状体としてのプランタ2…と、ベンチ3が、バルコニー10の壁部10aと住宅の壁部10bに沿って配置され、前記プランタ2…の上面部2aには、このガーデン1を照明するガーデン用照明装置としての照明装置4が配設されている。また、前記屋上10の床部には、400mm×400mmの大きさの芝ユニット5…が、碁盤目状に複数配設されている。
【0021】前記プランタ2…は、木製のものであって、例えば、図3に示すように、上面部2aが開口し、内部に凹部21が形成されている。そして、この凹部21に、用土を入れて直接植物を植生させたり、或いは植木鉢22を入れることが出来るようになっている。また、前記プランタ2…の凹部21内には、図2と図5に示すように、住宅の壁部11aに設けられた防水コンセント6(電源部)と、前記照明装置4とをつなぐ配線7が施されている。従って、ガーデン1の照明装置4の配線7を目立たなくさせることが出来る。前記プランタ2…の寸法は、400mmを基準寸法として、幅=3000mm、奥行き=400mm、高さ=400mmとなっている。
【0022】前記照明装置4は、例えば、図4又は図6に示すように、プランタ2…の上面部2aに載置される台座部41と、この台座部41に取り付けられる照明器具42と、この照明器具42の側面部周囲を覆う格子状に枠組みされたカバー部43を備えている。前記台座部41は、前記プランタ2…と同様の木材からなり、400mmを基準寸法として、400mm×400mm、即ち、プランタ2…の奥行きの大きさと等しくされている。また、台座部41の中央部には、穴部41aが設けられ、該穴部41aに、前記照明器具42の差込部42aを差し込んで取り付ける。そして、外すときは、穴部41aから差込部42aを抜けばよい。
【0023】前記照明器具42は、既製の照明器具42であり、寸法の許容範囲内で任意の照明器具42を着脱自在に取り付けることが出来て、照明器具4の選択の幅を広げることが出来る。前記カバー部43は、前記プランタ2…及び前記台座部41と同様の木材からなり、縦桟材43a…と横桟材43b…が縦横に組まれた格子枠形状を有している。このようなカバー部を用いれば、横、或いは上から手を入れて簡単に電球や照明器具の交換が可能である。
【0024】前記ベンチ3は、例えば、図1に示すように、箱型の形状を有し、その上部に開閉可能な座板31を備え、その内部には収納部(図示省略)を備えている。前記ベンチ3もまた、幅方向、奥行き方向、高さ方向の各々の寸法が、前記プランタと同様に、400mmを基準寸法として、幅=2600mm、奥行き=400mm、高さ=800mmとなっている。
【0025】次に、上記照明装置42の配設場所の変更の実施形態について図7から図12を用いて説明する。図7〜図9は、バルコニーの壁部に沿ってL字型にプランタを設けたガーデンにおける照明装置の配設状態を説明するための図であり、各々(a)は、バルコニー要部の平面図であり、(b)は、(a)のA−A部断面図である。
【0026】図7に示すように、2つのプランタ2、2は、バルコニー10の壁部10aと住宅の壁部11aに沿って、L字型に設けられている。そして、前記バルコニー10の壁部10aと住宅の壁部11aが交わる交差部の住宅の壁部11a側に防水コンセント6が設けられている。照明装置4は、前記バルコニー10の壁部10aに沿って設けられたプランタ2の長手方向右端に設けられている。この際、照明装置4内の照明器具42と、前記防水コンセント6とは、プランタ2の内部に配線された電源コード7を介してつながれている。
【0027】同様に、図8においては、照明装置4は、前記バルコニー10の壁部10aに沿って設けられたプランタ2の長手方向のほぼ中央に配設されている。ここで、照明装置4は、単にその台座部41がプランタ2の上面部2aに載置されているだけなので、図7の照明装置4の配設位置から図8の配設位置への変更を容易に行うことが出来る。
【0028】また、図9においては、照明装置4は、前記バルコニー10の壁部10aに沿って設けられたプランタ2の長手方向左端に設けられている。この場合にも配設位置の変更は容易に行える。
【0029】図10から図12は、バルコニーの壁部に沿ってジグザク型にプランタを設けたガーデンにおける照明装置の配設状態を説明するための図であり、各々(a)は、バルコニー要部の平面図であり、(b)は、(a)のA−A部断面図である。
【0030】図10に示すように、バルコニー50には、矩形の一角部が切り欠かれて段差状に配設された壁部51と、この段差状の壁部51に沿って、2つのI型のプランタ52、53と、L型のプランタ54とが設けられている。そして、前記バルコニー50の壁部51…と住宅の壁部55、55が交わる2つの交差部53の住宅の壁部55側にそれぞれ防水コンセント6a、6bが設けられている。照明装置4は、前記バルコニー50の外側の壁部51…に沿って設けられたI型のプランタ52、53の長手方向右端に設けられている。この際、照明装置4内の照明器具42と、前記防水コンセント6aとは、プランタ52の内部に配線された電源コード7を介してつながれている。
【0031】同様に、図11においては、照明装置4は、L型のプランタ54の角部に配設されている。ここで、照明装置4は、単にその台座部41がプランタ54の上面部54aに載置されているだけなので、図10の照明装置4の配設位置から図11の配設位置への変更を容易に行うことが出来る。なお、このとき、照明装置4の電源は、防水コンセント6bから取るようにしてもよい。
【0032】また、図12においては、照明装置4は、プランタ53の長手方向の住宅側の端部に設けられている。この場合にも配設位置の変更は容易に行える。
【0033】以上説明した本発明に係る照明装置によれば、プランタ2、52、53、54の上面部2a、54aを利用して、この上面部2a、54aに載置できる台座部41とこれに取り付けられた照明器具42とからなる比較的簡単な構造の照明装置4を、プランタ2、52、53、54の上面部2a、54aの好きな場所に配設出来る。また、台座部41に設けられたカバー部43により照明器具42の側部が覆われるので、照明器具42を保護することが出来ることとなって、照明器具42として、例えば、むき出しの電球等を使用出来て、装置自体を安価にすることが出来る。
【0034】プランタ2と、台座部41は、の各寸法は、400mmを基準とする寸法に規格化されているので、見た目にも均整がとれた美しい景観のガーデンにすることが出来る。プランタと、ベンチと、台座部41と、カバー部43とは、ともに同一の木材から構成されているので、統一性があって美しい景観のガーデンを構築させることが出来る。
【0035】なお、プランタ2等のガーデン構成部材及び、照明装置4の台座部41の基準寸法を、パネル工法により構築される住宅の基準寸法と等しくしてもよい。このようにすることにより、ガーデン構成部材と照明装置4を住宅の屋上、或いはバルコニーに配置させた場合のガーデン構成部材の納まりをよくすることが出来る。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、台座部を移動させることにより箱状体の上面部で自由にガーデン用照明装置の配設位置を変更出来る。即ち、箱状体の上面部を利用して、この上面部に載置できる台座部とこれに取り付けられた照明器具とからなる比較的簡単な構造の照明装置を、箱状体の上面部の好きな場所に配設出来る。また、照明装置は、単に箱状体の上面部に載置されているだけなので、配設場所の変更も容易である。また、照明器具は、台座部に着脱自在に設けられるので、台座部に取り付けられるものであれば、どのような照明器具でもよく、照明器具の選択の幅も広げることが出来る。
【0037】請求項2記載の発明によれば、台座部に設けられたカバー部により照明器具の側部が覆われるので、照明器具を保護することが出来ることとなって、照明器具として、例えば、むき出しの電球等を使用出来て、装置自体を安価にすることが出来る。
【0038】請求項3記載の発明によれば、プランタ内にガーデンに設けられた電源部と、ガーデン用装置とをつなぐ配線が施されているので、ガーデンの照明装置の配線を目立たなくさせることが出来る。
【0039】請求項4記載の発明によれば、ガーデンを構成するガーデン構成部材と、台座部は、所定の基準寸法に規格化されているので、見た目にも均整がとれた美しい景観のガーデンにすることが出来る。
【0040】請求項5記載の発明によれば、ガーデン構成部材と、台座部と、カバー部とは、同一の材料から構成されているので、統一性があって美しい景観のガーデンを構築させることが出来る。
【出願人】 【識別番号】000114086
【氏名又は名称】ミサワホーム株式会社
【出願日】 平成10年8月7日(1998.8.7)
【代理人】 【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
【公開番号】 特開2000−57809(P2000−57809A)
【公開日】 平成12年2月25日(2000.2.25)
【出願番号】 特願平10−224935