| 【発明の名称】 |
照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡野 寛明
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| 【要約】 |
【課題】簡単な回動操作で照明モードを適宜切り替え、例えば拡散した柔らかい拡散光により眼に負担とならず、また局所的に狭めた明るいスポット光により局部の細かい部分を観察することが可能となるものを提供する。
【解決手段】アーム1の先端に回動可能に設けた基体3と、基体3に不動状態で設けた光源4と、光源4からの光が出射する下面側にすりガラスとなる微細な凹凸を設けた凹凸領域及びこの凹凸領域の一部に設けた透明領域を備えた基体3に対して回動自在のカバー5と、カバー5に一体に取り付け患者及び介護者が把持する取手6とを備え、カバー5を回動させて凹凸面が光源の出射光路上に位置させれば拡散光が形成され、カバー5を別の部位まで回動させて透明領域を光源の出射光路上に位置させればスポット光が形成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 照明用の光源(4)と、この光源(4)の照明光に対して光学的な加工処理を施こすための凹凸領域(51A)及び透明領域(51B)を有する透光部材(51)とを備え、前記光源(4)側若しくは透光部材(51)側の少なくとも一方を移動・変位させて照明状態を変更するように構成したことを特徴とする照明装置。 【請求項2】 壁や床或いはデスクなどの適宜の取り付け面に固定・支持された基体(3・3´)若しくはカバー(5・5´)に不動状態で設けた光源(4)と、この光源(4)に対して回動可能に取り付けたカバー(5・5´)若しくは基体(3・3´)に設けられ前記光源(4)からの光が透過する投光路上に前記照明光の加工処理が施される凹凸領域(51A)及び透明領域(51B)を有する透光部材(51)とを備え、前記光源(4)側若しくは透光部材(51)側の少なくとも一方に設けた操作手段(6)を操作し、前記光源(4)側若しくは透光部材(51)側の少なくとも一方を移動させて照明状態を変更させるように構成したことを特徴とする照明装置。 【請求項3】 透明領域の一部に凹凸領域(51A)及び透明領域(51B)を有するとともに、カバー(5・5´)と一体に取り付けて操作者が把持する取手(6)を備え、この取手(6)を把持して回動させるときの回動位置に応じ、光源(4)の出射光路上に前記凹凸領域(51A)が配置されて拡散光が投光される拡散光モードと、光源(4)の出射光路上に透明領域(51A)が配置されてスポット状の出射光が投光されるスポット光モードとの異なる照明状態を選択・変更可能に構成したことを特徴とする請求項2に記載の照明装置。 【請求項4】 病院や診療所などで患者などが使用するベッドのヘッド側若しくは壁側に取り付けた照明装置であって、ベッド上の患者介護補助者等が取手を握りカバーを回動させると、光源(4)の出射光路上に凹凸領域(51A)が位置して拡散光で照明される拡散光モードと、透明領域(51B)が光源(4)の出射光路上に位置して患部にスポット状の出射光が投光されるスポット光モードとの2種の照明状態を適宜選択・変更可能に構成したことを特徴とする請求項2又は3に記載の照明装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、机面上、リビング床面上、キッチンのカウンタ面上、各種作業台上若しくは病院のベッドのヘッド側若しくは壁側等に取り付けて使用したり車内のルームライトやマップランプ等として使用する照明装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、机の上での読書や作業台等での各種作業には、室内灯の他にテーブルスタンド等の照明器具を用意しておいて点灯させて局部的に部分照明を行い、所定の明るさの照明環境を確保して対象物の視認性を高め、各種作業が容易に、かつ、確実に行えるようにしている。 【0003】このような照明器具としては、例えば机上面などでは、ある程度の角度首振り可能な状態で直接スポットライトを取り付けたものや、ヘ字型に折曲されたフレキシブルライトなどが知られており、このような照明器具を使用すれば、所望の部位へ向けて照明光を比較的集中して投光させることができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このような照明装置では、ある程度透明領域を制限して投光する光の照射領域を狭めているが、あくまでも部分照明としての使用であって、机上面での細かい作業、例えば局所的に照明光をごく狭く絞って作業を容易に行おうとすることができない。 【0005】また、病院などにおける照明器具としては、天井面に埋め込まれた室内灯等のほかに、例えば患者が読書などをするため同様の照明器具(スポットライトやフレキシブルライト等)が知られている。ところが、このような照明器具でも、例えば夜間に局部的な介護作業(処置)を行うような場合には所望の患部部へ照明光がうまく届かずに薄暗い中で介護作業(処置)を施すか、室内灯を点灯させて睡眠中の同室の他の患者の安眠を妨害させて介護作業(処置)せざるを得ない。 【0006】また特にフレキシブルライト等では、光源をある程度の範囲で移動させることが可能であるが、光源から出射する光が十分に絞られていないから、拡散された光で患部を照明させることとなり、作業に必要な明るさがとれない(処置の際の障害となる虞れ)場合もある。 【0007】そこで、この発明は、上記した事情に鑑み、簡単な操作で切り替えて、作業の好みに応じて拡散光を投光させる照明状態と、局所的な照明・投光を行う照明状態との切り替えを容易に行うことができる照明器具を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】即ちこの請求項1の発明は、照明用の光源と、この光源からの光が透過する投光路上に前記照明光の加工処理が施された凹凸領域及び透明領域を有する透光部材とを備え、前記光源側若しくは透光部材側の少なくとも一方を移動・変位させて照明状態を変更させるように構成したものである。 【0009】また、この請求項2に係る発明は、壁や床或いはデスクなどの適宜の取り付け面に固定・支持された基体若しくはカバーに不動状態で設けた光源と、この光源に対して回動可能に取り付けたカバー若しくは基体に設けられ前記光源からの光が透過する投光路上に前記照明光の加工処理が施される凹凸領域及び透明領域を有する透光部材とを備え、前記光源側若しくは透光部材側の少なくとも一方に設けた操作手段を操作し、前記光源側若しくは透光部材側の少なくとも一方を移動させて照明状態を変更させるように構成したものである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下この発明について添付図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の第1実施例に係る照明装置を示すものであり、この照明装置は、(病院や診療所の)病室の壁面(ベッドのヘッド側例えばヘッドボード或はフロアスタンドなどでもよい)Wにアーム1を取り付けており、このアーム1の先端部にXYZの直交する方向に自由に移動できる首振り機構2を介して基体3が取り付けてある。また、この基体3には、光源4を固定しているとともにカバー5を回動自在に取り付けている。 【0011】アーム1は、略へ字形に形成されており、中間部分から下向きに折曲させて投光位置を前後左右に自在に移動できるようになっている。また、このアーム1には、基部、中間部及び先端部の3個所に、それぞれ縦方向に回動できる略円柱形の節を有しており、さらにこの先端部側の節の先には首振り機構2が取り付けられている。なお、このアーム1の基端部には、適宜の取付部8が設けられており、この取付部8で病室の壁面Wに取り付けられている。 【0012】なお、首振り機構2は、図2に示すように、アーム1の先端部と基体3の基部との間においてX,Y,Zの方向に設けた3軸(図略)を介して上下左右方向に自由に回動できるようになっており、これによって光源4がアーム1に対して3次元方向に回動できる。なお、符号22は、固定摘みを示す。 【0013】図3に示す基体3は、先端に設けた後述する挟持プレート34によってカバー5を挟持するようになっており、先端部分に遮熱板31を固設している。また、この遮熱板31の中央部を避けた任意の位置にはソケット32が固設されている。 【0014】カバー5は、先端側が拡開した略ラッパ(円筒)形を有しており、この実施例では基体3の外周面に対して180度(この発明ではこの角度に限定されず、任意の範囲が適用可能)の範囲で回動自在に取り付けてある。 【0015】このカバー5の開口部には、図3に示すように、微細な凹凸加工により拡散処理(すりガラスで構成しても良い)を施した凹凸領域(51A)を有する透光部材51が開口部に丁度嵌まり込むようにして固着されており、例えば強化ガラス等で形成されている。また、この透光部材51の中心部から外れた位置には、図4に示すように、一部のみに拡散加工処理を施していない透明領域51Bを設けている。この透明領域51Bは、反射鏡33によって制御された光を透過させ、患部などに局所的に狭角の配光をもった光(スポット光)を照射するようになっている。なお、この透光部材51の外側には、略格子状に形成したルーバ52を設けている。また、このカバー5の開口した先端部には、斜めにカットされたフード54が取り付けられている。 【0016】さらにまた、このカバー5の外周面の一部には、略U字形を有し患者及び医師若しくは看護婦などの医療行為者が自由に把持してカバー5の回動位置を変更できる取手(操作手段を構成する)6を設けている。即ち、この取手6によるカバー5の移動によって、光源からの光の投光状態が2種類(光源からの光を拡散した状態と絞り込んだスポット状態)に切り替えることができるようになっている。なお、この取手6の取り付け部分近傍のカバー5には、電源のオン・オフを行うパワースイッチSが付設されている。また、基部3には、光源4による光の照度を2段階で調整するための調光スイッチ(図略)が付設されているが、これは特に必要とするものではない。 【0017】したがって、この実施例によれば、例えば図5に示すように、患者P自身がベッドから上半身を起こして新聞や本などを読むような場合には、腕を伸ばして片手で取手6を掴み、アーム1を動作させカバー5を引き寄せてパワースイッチSをオンすればよい。これによって図6に示すように、光源4からの光は、直下の透光部材51のすりガラス部分に入射するから、柔らかい拡散光L1が患者の手元などを明るく照らすことができる。 【0018】一方、介護者Aや看護婦が適宜の作業、例えば患部を観察したり、包帯をとりかえたりする場合には、図7に示すように、ベッドの側方に近づいて来て腕を伸ばし、取手6を掴んでアーム1を動作させ側方にカバー5を引き寄せて取手6を180度程度回転する。これによって図8に示すように、強化ガラスの透明領域51Bが光源4の直下に位置することとなるから、光源からの明るいスポット状の光L2を直接患者の所望部位へ投光させることができる。 【0019】次に、この発明に係る第2実施例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、この実施例において、先の実施例と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。 【0020】図9は、第2実施例に係る照明装置を示すものであり、この照明装置は、電気スタンドに適用されており、先の実施例と同様に、取手6を握り、基体3´に対してカバー5´を所定の角度回動させて投光状態を2種切り替えられるようになっている。なお、基台BはデスクDに固定金具Fで固定されている。 【0021】基体3´は、図10に示すように、略円筒状に形成されてアーム1´の上端部が固定されており、開口した上面若しくは下面部分に透光部材51(一部に透明領域51Bを設けた拡散用のすりガラスからなる)が固着されている。 【0022】カバー5´は、先の実施例と同様に、内部には光源4が中心部から偏移した位置に設けられているとともに、基台3´に対して軽く回動できるように取り付けられている。 【0023】従って、この実施例によれば、例えば大きな文字で書かれた雑誌、絵や写真の多い雑誌等を読む場合には、取手6を回動操作して光源4が透明領域51Bのないすりガラス領域の凹凸面の直上に配置させると、図9に示すように、拡散した柔らかい光が投光され、拡散光モードに照明状態を設定できる。また、例えば漢字などの文字の細かい国語辞典等を引く場合には適宜に位置までカバー5を回動させて光源4が透明領域51Bの直上に配置させると、図11に示すように、取手6を回動操作して、照度の高い照明光が絞り込まれた、スポット光モードが設定選択できるから、夜間などでも細かく複雑な漢字を同一の照明装置で正確に確認することができる。 【0024】なお、これらの実施例では、病院のベッド、学習・作業用テーブルにおいて使用する照明器具について説明してきたが、この他にも、例えば図12に示すようにキッチンカウンタの上部照明、図13に示すようにリビングのフロアスタンド、図14に示すように車のマップランプを兼用したルームライト等の各種は幅広い分野に適用することができる。 【0025】なお、この発明では、基体側若しくはカバー側のいずれか一方(又は、光源側若しくは透光部材側のいずれか一方を直接移動させてもよい)を回動操作し、投光部材における光源からの光の透過領域を適宜変更させて、照明状態(照明環境)を選択的に切り替えるように構成してあればよい。 【0026】 【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によれば、照明用の光源と、この光源からの光が透過する投光路上に前記照明光の加工処理が施された凹凸領域及び透明領域を有する透光部材とを備え、光源側若しくは透光部材側の少なくとも一方を移動・変位させて照明状態を変更させるように構成したので、使用者の好みに応じて複数種類の照明モードが誰でもごく簡単に切り替え設定することができる。 【0027】従って、特に例えば病院や老人ホームなど(勿論これ以外にも、例えばデスクでの照明用、リビングの間接照明用、キッチンのカウンタ照明用、車のマップランプを兼用したルームランプ、その他の各種分野に幅広く適用できる)でベッドに近傍で使用する場合には、患者の手元に回動させると凹凸面が光源の出射光路上に位置するとともに介護補助者が操作するときにはその手元に回動させると透明領域が光源の出射光路上に位置して患部に出射光が投光するように構成したから、取手を手元に回すといった極く簡単な操作で照射状態を切り替えることができる。その結果、例えば患者が読書などに使用するときには拡散させた光を入射させて患者の眼に負担となることがない軟らかな光に加工し、また看護婦などが介護補助を行うような場合には患部への明るく局所的なスポット照明・投光が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390004787 【氏名又は名称】ヤマギワ株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年8月12日(1998.8.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078824 【弁理士】 【氏名又は名称】増田 竹夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−48603(P2000−48603A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−228206 |
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