| 【発明の名称】 |
照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】中野 裕司
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| 【要約】 |
【課題】点灯時及び消灯時の何れにおいても優れた美観を発揮し得る、意匠効果に優れた照明器具を提供する。
【解決手段】天井などの取付け部分に取り付けるための取付けプレート2に照明灯が取り付けられており、該照明灯を囲繞するように取付けプレート2に取外し可能にセード4が固定されており、該セードを通して照明灯の光が外部に照射されるように構成されており、セード4の外表面に蓄光体を用いて絵柄5が構成されている照明器具1。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 照明器具が取り付けられる部分に取り付けるための取付け部材と、前記取付け部材に取り付けられた照明灯と、前記照明灯を囲繞するように前記取付け部材に取外し可能に固定された蓋材とを備え、前記照明灯からの光が蓋材を通して外部に照射されるように構成されている照明器具において、前記蓋材の外表面に蓄光体を用いて絵柄もしくは模様が構成されていることを特徴とする、照明器具。 【請求項2】 前記蓋材がセードである、請求項1に記載の照明器具。 【請求項3】 前記蓋材がグローブである、請求項1に記載の照明器具。 【請求項4】 前記蓄光体を用いて構成された絵柄もしくは模様が、蓄光体を用いて絵柄もしくは模様が表わされている基材と、該基材の片面に形成された粘着剤層とを備える粘着シートにより構成されている、請求項1〜3の何れかに記載の照明器具。 【請求項5】 前記蓄光体を用いて構成された絵柄もしくは模様が、蓄光体含有塗膜により構成されている、請求項1〜4の何れかに記載の照明器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光灯や白熱灯を覆うようにセードやグローブが取り付けられている照明器具の改良に関し、興味深い意匠を発揮し得る照明器具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、家屋内の照明器具としては、天井に直付けされるもの、あるいは天井から吊り下げられたものなど様々な形態の照明器具が用いられている。ところで、この種の照明器具においては、照明を和らげるため、並びに美観を高めるために、蛍光灯や白熱灯が直接目に触れないように構成されているものが多い。 【0003】例えば、天井直付けタイプの照明器具では、天井に取り付けられる取付けプレートに蛍光灯や白熱灯が固定され、かつ蛍光灯や白熱灯を覆うように乳白色もしくは透明のセードが取り付けられている。 【0004】また、比較的狭い領域を照明する用途では、天井や壁に取付け部材が取り付けられ、該取付け部材に蛍光灯や白熱灯が固定されており、該蛍光灯や白熱灯を囲繞するガラスグローブが取り付けられているものが用いられている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述したセードやグローブは、照明を和らげたり、照明器具の美観を高めたりする効果を発揮する。しかしながら、蛍光灯や白熱灯からの光は、セードやグローブを通して照射される。従って、セードやグローブを用いる分だけ照度が低下する恐れがある。 【0006】そこで、従来、上記セードやグローブについては、光透過性に優れているものを用いることが必要と考えられており、乳白色のセードや、透明もしくは半透明のセードもしくはグローブが用いられていた。 【0007】また、据付け型の照明器具やペンダントライトのように、蛍光灯もしくは白熱灯を覆うように笠が設けられている照明器具では、笠に様々な意匠を凝らしたものが用いられている。しかしながら、上述したセードやグローブを用いた照明器具では、取付け部材の表面等には意匠が施されているものの、セードやグローブについては、照度の低下を招かないために、何ら意匠が施されていないのが普通であった。 【0008】従って、セードやグローブを用いた従来の照明器具は、セードやグローブにおいて何ら意匠が施されていないため、単に照明を和らげるという効果を発揮するだけであり、美観に乏しいものであった。 【0009】本発明の目的は、上述した従来の照明器具の現状に鑑み、セードやグローブにおいて優れた意匠効果を発揮し得る新規な照明器具を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、照明器具が取り付けられる部分に取り付けるための取付け部材と、前記取付け部材に取り付けられた照明灯と、前記照明灯を囲繞するように前記取付け部材に取外し可能に固定された蓋材とを備え、前記照明灯からの光が蓋材を通して外部に照射されるように構成されている照明器具において、前記蓋材の外表面に蓄光体を用いて絵柄もしくは模様が構成されていることを特徴とする。 【0011】照明器具が取り付けられる部分に取り付けるための上記取付け部材とは、照明器具の形態に応じて様々に変更され得るものである。例えば、天井直付けタイプの照明器具では、天井に取り付けるための取付けプレートにより上記取付け部材が構成される。また、天井から吊り下げられる形式の照明器具では、天井に固定されて吊り下げられ、かつ蛍光灯や白熱灯が取り付けられる部分を意味するものとする。 【0012】また、上記蓋材とは、蛍光灯や白熱灯などの照明灯を囲繞するように取付け部材に取外し可能に固定されるものであって、照明灯からの光を該蓋材を通して外部に照射するために設けられているものを広く含むものとする。このような蓋材の例としては、例えば請求項2に記載のセード、請求項3に記載のグローブなどを挙げることができるが、特にこれらに限定されるものではない。 【0013】請求項4に記載の発明では、上記蓄光体を用いて構成された絵柄もしくは模様は、蓄光体を用いて絵柄もしくは模様が表わされている基材と、該基材の片面に形成された粘着剤層とを備える粘着シートにより構成されている。 【0014】また、請求項5に記載の発明では、上記蓄光体を用いて構成された絵柄もしくは模様は、蓄光体含有塗膜により構成されている。すなわち、本発明において、絵柄もしくは模様を構成するための形態については、特に限定されず、上記のような粘着テープを蓋材に貼り付ける方法、あるいは蓄光体含有塗料を蓋材の外表面に塗布する方法などの任意の方法を採用することができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の非限定的な実施例を挙げることにより、本発明をより詳細に説明する。 【0016】図1は、本発明の一実施例に係る照明器具を示す斜視図である。照明器具1は、天井直付けタイプの照明器具である。照明器具1は、天井に取り付けるための取付けプレート2を有し、取付けプレート2の下面には、照明灯として蛍光灯が取り付けられている。すなわち、図2に天井に取り付けられた状態を平面図で示すように、取付けプレート2には、照明灯を固定するための金具2a〜2fが取り付けられている。この金具2a〜2fを用いて、照明灯としての蛍光灯3a,3bが取り付けられている。 【0017】図1に戻り、上記蛍光灯3a,3b(図2参照)を囲繞するように、取付けプレート2にセード4が取外し可能に固定されている。セード4は、通常、白色、乳白色、透明もしくは半透明の合成樹脂材料により構成されている。もっとも、セード4を構成する材料及び色等については、特に限定されるものではない。 【0018】好ましくは、蛍光灯3a,3bからの光を外部に照射する際の、照度の低下を防止するには、セード4は、上記のように濃色ではない、白色もしくは乳白色、または透明または半透明に構成されていることが望ましい。また、セード4を取付けプレート2に取外し可能に固定する構造についても、従来より公知の固定構造を適宜採用することができ、特に限定されるものではない。 【0019】本実施例の照明器具1の特徴は、セード4の外表面に、絵柄5が表わされていることにある。絵柄5は、蓄光体を用いて構成された絵柄が表わされている透明基材の片面に粘着剤層を形成してなる粘着シートを該粘着剤層側からセード4の外表面に貼付することにより構成されている。また、絵柄5は、線画で構成されており、従って、照度の低下はほとんど生じないように構成されている。 【0020】上記蓄光体とは、蛍光灯や白熱灯の光を受けて、さらに該光の照射を停止した後に発光し得る適宜の材料を広く含むものとする。このような蓄光体の例としは、りん光を発生する材料が挙げられ、例えば、硫化カルシウム系(CaS/Bi、Ca・Sr・S/Bi)や硫化亜鉛系(ZnS/CuまたはZn・Cd・S/Cu)などのりん光体を挙げることができる。また、上記蓄光体としてこのようなりん光体を用いる場合、りん光体の種類を選択することにより、青、緑、オレンジなどの様々な色を呈させることができる。 【0021】なお、りん光体は、通常、紫外線を受けてりん光を発生するため、蛍光灯を用いることが好ましいが、蓄光体の種類によっては、白熱灯を用いてもよい。本実施例では、上記粘着シートの基材に蓄光体が含有されている。もっとも、基材の外表面に蓄光体含有材料を印刷することにより、蓄光体を用いて構成された絵柄を形成してもよい。 【0022】さらに、蓄光体を用いて構成された絵柄については、上記粘着シートではなく、セード4の外表面に直接蓄光体含有塗料を用いて形成してもよい。すなわち、蓄光体含有塗膜により上記絵柄5を形成してもよい。 【0023】本実施例の照明器具1では、点灯時には、通常の照明器具の場合と同様に室内が照らされる。この場合、蓄光体を用いて構成された絵柄5は、セード4の外表面に表されているため、照明器具1を点灯している場合においても視認することができ、優れた意匠効果を発揮する。 【0024】しかも、照明器具1を消灯した場合、蓄光体が発光し続けるため、図3に斜視図で示すように、絵柄5が発光し続ける。すなわち、図3では、絵柄5以外の部分は斜線のハッチングで示すように、消灯状態であるため暗くなるのに対し、絵柄5だけが蓄光体を用いて構成されているので暗闇の中で発光し続ける。従って、消灯後に絵柄5を暗闇の中に浮かび上がらせることができ、それによって優れた意匠効果を発揮する。 【0025】よって、上記絵柄5として、例えばキャラクターや使用者の好みに合致したデザインを表しておくことにより、従来の照明器具では得られなかった、美観に優れた照明器具を実現することができる。 【0026】図4は、本発明の第2の実施例に係る照明器具を説明するための斜視図である。本実施例の照明器具6は、天井や壁等に取り付けられる照明器具である。この照明器具6は、取付け部材7を有する。取付け部材7は、天井や壁等に固定される部分に相当し、かつ天井や壁等とは反対側の面に蛍光灯や白熱灯が固定される。この蛍光灯や白熱灯を覆うようにグローブ8が取付け部材7に取外し可能に固定されている。グローブ8は、合成樹脂もしくはガラスなどからなる。また、グローブ8は、白色、乳白色または透明もしくは半透明に構成されている。 【0027】上記取付け部材7及びグローブ8の構造及びこれらの取付け構造自体については特に限定されず、従来より公知のグローブ型照明器具の構造を適宜採用することができる。 【0028】本実施例の照明器具6の特徴は、第1の実施例と同様に蓄光体を用いた絵柄5が表わされていることになる。ここでは、絵柄5は、上記グローブ8の外表面に付与されている。 【0029】絵柄5を付与する方法については、第1の実施例と同様に粘着シートを用いる方法、蓄光体含有塗膜を用いる方法など任意である。照明器具6においても、上記絵柄5が表わされているので、点灯時には室内を明るく照らし得るだけでなく、絵柄5により照明器具6の美観が高められる。加えて、消灯時には、暗闇の中で絵柄5のみが発光し、浮かび上がるため、第1の実施例の場合と同様に、従来の照明器具では得られなかった優れた意匠効果を発揮する。 【0030】なお、上記第1,第2の実施例では、絵柄5を示したが、絵柄5に代えて幾何学模様などの様々な模様を構成してもよい。また、上記絵柄や模様については、点灯時には照明器具の照度を低下させないために、セード4やグローブ5の周縁部に設けることが好ましい。すなわち、第1の実施例では、絵柄5は、セード4の外周縁近傍に分散配置されているが、このように中央部分を避けて絵柄5を配置することにより、照度の低下を防止することができ、好ましい。もっとも、絵柄5として、細い線画を形成した場合には、照度をさほど低下させないため、セード4の中央部分に絵柄5や模様を形成してもよい。 【0031】同様に、グローブ8においても、照度を低下させないためには、グローブ8の上端近傍など、照度を妨げない領域に絵柄5を構成することが望ましい。 【0032】 【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る照明器具では、セードやグローブなどの蓋材の外表面に蓄光体を用いて絵柄も模様が構成されている。従って、照明器具を点灯している場合においては、該絵柄もしくは模様により照明器具の美観が高められる。さらに、照明器具を消灯した場合には、上記絵柄もしくは模様が暗闇の中で浮かび上がることになるため、従来の照明器具では得られなかった、優れた意匠効果を発揮する。 【0033】従って、消灯時においても優れた意匠効果を発揮する、新規かつ興味深い照明器具を提供することが可能となる。また、請求項4に記載の発明では、上記蓄光体を用いて絵柄もしくは模様が表わされている基材の片面に粘着剤層が形成されいる粘着シートを用いて上記絵柄が構成されているので、上記絵柄もしくは模様の形成に際し、セードの外表面に粘着シートを粘着剤層側から貼付するだけで容易に蓄光体を用いて構成された絵柄もしくは模様を形成することができる。 【0034】請求項5に記載の発明では、蓄光体を用いて構成された絵柄もしくは模様が、蓄光体含有塗膜により構成されているので、セードやグローブなどの蓋材を製造するに際し、印刷法などによって容易にかつ高精度に絵柄もしくは模様を構成することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598090221 【氏名又は名称】株式会社中野電機製作所
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| 【出願日】 |
平成10年6月29日(1998.6.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086597 【弁理士】 【氏名又は名称】宮▼崎▲ 主税 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−11709(P2000−11709A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月14日(2000.1.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−182508 |
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