| 【発明の名称】 |
トンネル照明灯具落下防止金具 |
| 【発明者】 |
【氏名】出来 宏一
【氏名】牛尾 哲士
【氏名】城市 聡
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| 【要約】 |
【課題】従来のカラー鉄線を利用したトンネル照明灯具の落下防止手段は、照明灯具の電球替え等の度に外す必要が生じ、また、そのカラー鉄線を再度使用することができないので、作業効率の低下と照明灯具の維持管理費の増大の原因となっていた。
【解決手段】照明灯具20の上面又は下面に当接する本体部11の前端から、照明灯具の前面端部で照明灯具の蓋体22の開閉姿勢に干渉しない部分を支持する支持部13を直角方向に垂下設し、本体部の後端から、照明灯具の取付板30に重合し、取付板の取付孔31に対応する組付孔14を有し、取付板と共に取付ブラケット40に締結される組付部12を直角方向に立設してある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トンネル(T)内に取付けられた照明灯具(20)の落下を防止する肉薄板状の金具であって、照明灯具上面又は下面に当接する本体部(11)の前端から、照明灯具前面端部で照明灯具の蓋体(22)の開閉姿勢に干渉しない部分を支持する支持部(13)を直角方向に垂下設し、本体部後端から、照明灯具(20)の取付板(30)に重合し、取付板の取付孔(31)に対応する組付孔(14)を有し、取付板と共に取付ブラケット(40)に締結される組付部(12)を直角方向に立設してなるトンネル照明灯具落下防止金具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、トンネル内に取付けられた照明灯具の落下を防止する落下防止金具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 図1に示すようにトンネルT内に取付けられている照明灯具20は、経年と共に自動車の排気ガスや凍結防止剤等の影響により腐食が進行し、特に鉄製の場合は本体の側面に穴が開いたり、照明灯具取付板30の溶接部分が外れて、落下寸前に至るものも発生する。 【0003】この中でも厄介なものは、照明灯具取付板30が腐食により外れる場合である。これは、照明灯具20と取付板30とのスポット溶接部分が照明灯具20の裏側に位置しており、表側からその取付け状態を確認することが難しく、また、1つのトンネル当りの照明灯具20の数も膨大な数であり、点検に相当な時間を費やすことによるものである。 【0004】従来、このトンネル照明灯具20の落下を防止するために、照明灯具20を2mmのカラー鉄線(図示せず)で取付ブラケット40に縛り付けるという手段が採用されていた。従って、この従来技術にあっては、照明灯具20の電球替えや絶縁調査を行う度にカラー鉄線を外す必要が生じていた。この作業は、相当に手間取るものであり、作業効率低下の原因になっていた。また、一度外したカラー鉄線には癖がついて複雑に屈曲しており、それを再度使用することは困難であり、よって、照明灯具20の維持管理費の増大にもつながっていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課題は、従来のカラー鉄線を利用したトンネル照明灯具20の落下防止手段は、照明灯具20の電球替え等の度に外す必要が生じ、また、そのカラー鉄線を再度使用することができないので、作業効率の低下と照明灯具20の維持管理費の増大の原因となることである。 【0006】 【課題を解決するための手段】 図1乃至図4を参照して説明する。本発明は、トンネルT内に取付けられた照明灯具20の落下を防止する肉薄板状のトンネル照明灯具落下防止10であって、照明灯具20の上面又は下面に当接する本体部11の前端から、照明灯具20の前面端部で照明灯具20の蓋体22の開閉姿勢に干渉しない部分を支持する支持部13を直角方向に垂下設し、本体部11の後端から、照明灯具20の取付板30に重合し、取付板30の取付孔31に対応する組付孔14を有し、取付板30と共に取付ブラケット40に締結される組付部12を直角方向に立設してなるものである。 【0007】 【発明の実施の形態】 本実施形態に係るトンネル照明灯具落下防止金具10は厚さ約2mmの肉薄板状で、各照明灯具20の上面と下面にそれぞれ二箇所ずつ取付けられるものである。各落下防止金具10は、照明灯具20の上面又は下面に当接する本体部11の前端から、照明灯具20の前面端部で照明灯具20の蓋体22の開閉姿勢に干渉しない部分を支持する支持部13を直角方向に垂下設(又は立設)し、本体部11の後端から、照明灯具20の取付板30に重合し、取付板30の取付孔31に対応する組付孔14を有し、取付板30と共に取付ブラケット40に締結される組付部12を直角方向に立設(又は垂下設)して構成されている。 【0008】なお、本実施形態に係る照明灯具落下防止金具10によって支持される照明灯具20は、略直方体形状で、灯具本体21の前面にその灯具本体21より、縦横の長さがやや短い蓋体22をヒンジ23によって連結し、ヒンジ23部分を支点としてその下端部が前方に回動して開くように設定されている。従って、灯具本体21前面の四方端部には蓋体22が位置しない部分が形成され、この部分を落下防止金具10の支持部13で支持することとしている。 【0009】また、この支持部13およびそれに連続する本体部11の前半部には、ヒンジ23との干渉を避けるために切欠部15を形成し、本体部11の後半部および組付部12と比較して幅狭に設定している。 【0010】作用について説明する。本発明の照明灯具落下防止金具10は、照明灯具20の上面に取付けられる場合は、その組付部12が照明灯具20の取付板30上面に重なり合わされ、本体部11が照明灯具20の上面に当接し、さらに支持部13が照明灯具20の前面上端部を押さえ付けるように支持する状態で、組付部12の組付孔14と取付板30の取付孔31、および取付ブラケット40に穿設されたブラケット孔(図示せず)にボルト60を挿通してナット61で締付け、落下防止金具10を取付ブラケット40に固定する。また、落下防止金具10を照明灯具20の下面に取付ける場合も、上記と同様に行い、その支持部13で照明灯具20の前面下端部を支持する。 【0011】これによって、例えば、照明灯具20と取付板30との溶接部分が腐食して、照明灯具20が取付板30から外れても、この照明灯具20は、落下防止金具10によって上から押え込まれ、かつ下から支えられるように支持されているので、その落下が確実に阻止される。 【0012】さらに、照明灯具20の電球を取替える場合や絶縁調査を行う場合、落下防止金具10は照明灯具20の蓋体22の開閉姿勢に干渉しない位置に取付けられているので、落下防止金具10を何ら動かす必要がない。従って、電球の取替え作業等の作業効率が大幅に向上する。 【0013】また、この落下防止金具10は、従来のカラー鉄線と異なり、再使用ができるので、照明灯具20の維持管理費の低減を図ることができる。 【0014】さらに、この落下防止金具10の取付けは、取付板30を取付けるために既に形成されているブラケット孔を使用するので、取付けのための新たな手段を何ら講じる必要がない。従って、その取付けが容易であると共に、照明灯具20の維持管理費の節減にも貢献する。 【0015】ちなみに、本発明の発明者は、落下防止金具10に求められる条件として、以下の事項が必要と考える。 (イ) 落下による通行車両への危険性が確実に回避できる(安全性の向上)。 (ロ) 表側から見て不良照明灯具の判別が簡単にできる(点検し易いもの)。 (ハ) 多種あるトンネル照明灯具に対応できる(汎用性がある)。 (ニ) 再利用することができ、総合的に照明灯具の延命化につながる(トータル的に見た維持管理費の削減)。 【0016】本発明のトンネル照明灯具落下防止金具10が、こうした条件を満たすか否かを確認するために、本発明者は、各種照明灯具(180W、135W、90W、55W)を使用して実験を行った。その結果、それぞれの照明灯具20の場合において、上記四つの条件を全て満たすことを確認した。 【0017】 【発明の効果】 本発明は、トンネル照明灯具20の取付板30とは別個に取付けられ、トンネル照明灯具20の前面端部を支持するので、例えば、照明灯具20と取付板30との溶接部分が腐食して、照明灯具20が取付板30から外れても、その落下を確実に阻止することができる。 【0018】また、この落下防止金具10は照明灯具20の蓋体22の開閉姿勢に干渉しない位置に取付けられているので、照明灯具20の電球を取替える場合や絶縁調査を行う場合、落下防止金具10を何ら動かす必要がなく、よって、電球の取替え作業等の作業効率が大幅に向上する。 【0019】また、この落下防止金具10は再使用ができるので、総合的に照明灯具20の維持管理費の低減を図ることができる。 【0020】さらに、この落下防止金具10の取付けは、取付板30を取付けるために既に形成されているブラケット孔を使用するので、取付けのための新たな手段を何ら講じる必要がない。よって、その取付けが容易であると共に、照明灯具20の維持管理費の節減にも貢献する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596053585 【氏名又は名称】広島道路エンジニア株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年6月26日(1998.6.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062328 【弁理士】 【氏名又は名称】古田 剛啓
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| 【公開番号】 |
特開2000−11704(P2000−11704A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月14日(2000.1.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−180452 |
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