| 【発明の名称】 |
発色合図灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹下 昭夫
【氏名】福井 輝雄
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| 【要約】 |
【課題】視認性が向上された発色合図灯を提供することを目的とする。
【解決手段】1つもしくは2つ以上の有色発光体と、前記有色発光体を囲むように配置され、筒状で、かつ光拡散性を有する保護カバー19と、前記保護カバー19内に前記有色発光体の正面と対向するように配置され、前記有色発光体の光を前記保護カバー19側に反射させる発光体増加用反射鏡15とを具備したことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 1つもしくは2つ以上の有色発光体と、前記有色発光体を囲むように配置され、筒状で、かつ光拡散性を有する保護カバーと、前記保護カバー内に前記有色発光体の正面と対向するように配置され、前記有色発光体の光を前記保護カバー側に反射させる発光体増加用反射鏡とを具備したことを特徴とする発色合図灯。 【請求項2】 凸部に携帯電灯用電球が挿入される切り欠きを有する放物線形状の断面を持つ集光型反射鏡と、前記集光型反射鏡内に配置された携帯電灯用電球と、前記集光型反射鏡の裏面に形成された発光体増加用反射鏡と、正面が前記発光体増加用反射鏡と対向するように配置された1つもしくは2つ以上の有色発光体と、前記発光体増加用反射鏡及び前記有色発光体を囲むように配置され、筒状で、かつ光拡散性を有する保護カバーとを具備したことを特徴とする発色合図灯。 【請求項3】 有色発光体を順次点灯させるのを繰り返し、この点灯により描かれる軌跡を環状もしくは枠状にすることにより前記有色発光体による光の輪が回転しているように視認させることを特徴とする請求項1ないし2いずれか1項記載の発色合図灯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の故障や事故時及び工事作業時に後続車及び対向車に対し非常信号及び誘導信号を発して注意を促すなどの安全確保のために使用される発色合図灯に関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車には、故障や事故時の安全確保のために緊急用具として発煙筒又は携帯電灯の搭載が義務づけられている。また、併せて三角反射停止板の積載が義務づけられている。 【0003】しかしながら、発煙筒、携帯電灯及び三角反射停止板には、以下に説明するような問題点がある。 【0004】(1)発煙筒発煙筒は、路面に置いて使用されるため、非常信号としての発光位置が低い。このため、遠方からの視認性に劣るばかりか、物体の死角に隠れてほとんど認識できないことがある。また、風の吹く方向によっては煙で発煙筒の炎の光が覆われるため、視認性が一層低下することがある。さらに、夜間や雨天の場合には、認識することがほとんど困難である。そのうえ、事故現場では、引火性物質が流れている可能性が高いため、発煙筒からの炎による火災や爆発の危険性がある。 【0005】(2)携帯電灯携帯電灯は、主な用途が照明灯であり、他の雑多な光と混同されやすいため、気付かれないことが多く、合図灯としての視認性に劣る。 【0006】(3)三角反射停止板三角反射停止板を使用するためには、自動車から取り出し、組み立てた後、設置するという繁雑な作業を行わなければならない。そのうえ、高速道路、夜間や雨天時に設置する際には、設置作業中であることを後続車に気付かれないことがあるため、危険を伴う。また、設置場所によっては、後続車が気付くまでに時間がかかりすぎることがあり、二次災害の恐れがある。さらに、三角反射停止板は、自動車内に保管している際の傷、汚れあるいは埃により光の反射効果が半減し、視認性が低下するという問題点を有する。 【0007】このようなことから、携帯型の発色合図灯が市販されている。最近では、さらに利便性の高い携帯電灯を兼ね備えるものも開発されている。発色合図灯は、赤、青あるいは黄色など有色の発光ダイオードが光源であるため、雨天、霧あるいは強風などの悪天候や、夜間、あるいは遠方からの視認性に優れる。また、発煙筒のように炎による引火性物質への引火や爆発などの恐れがない。さらに、操作が容易である。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発色合図灯においては、より視認性を高めることが要望されている。 【0009】本発明は、視認性が向上された発色合図灯を提供しようとするものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明に係わる発色合図灯は、1つもしくは2つ以上の有色発光体と、前記有色発光体を囲むように配置され、筒状で、かつ光拡散性を有する保護カバーと、前記保護カバー内に前記有色発光体の正面と対向するように配置され、前記有色発光体の光を前記保護カバー側に反射させる発光体増加用反射鏡とを具備したことを特徴とするものである。 【0011】このような本発明の発色合図灯によれば、有色発光体自身の光と、有色発光体の発光体増加用反射鏡による反射光とを合わせたものが合図灯として認識されるため、合図灯の光量を高めることができ、視認性を向上することができる。また、一定の光量を確保するために必要な有色発光体の数を少なくすることができるため、発色合図灯のコストを削減することができる。 【0012】また、本発明に係わる発色合図灯は、凸部に携帯電灯用電球が挿入される切り欠きを有する放物線形状の断面を持つ集光型反射鏡と、前記集光型反射鏡内に配置された携帯電灯用電球と、前記集光型反射鏡の裏面に形成された発光体増加用反射鏡と、正面が前記発光体増加用反射鏡と対向するように配置された1つもしくは2つ以上の有色発光体と、前記発光体増加用反射鏡及び前記有色発光体を囲むように配置され、筒状で、かつ光拡散性を有する保護カバーとを具備したことを特徴とするものである。 【0013】このような本発明の発色合図灯によれば、前述した視認性の向上と、発色合図灯のコスト削減という2つの効果の他に、携帯電灯を兼ねているために利便性を高めることができる。また、携帯電灯用の集光型反射鏡の裏面に発光体増加用反射鏡が形成されているため、発光体増加用反射鏡のためのスペースを新たに設ける必要がなく、現行サイズを維持することができ、携帯性を担保することができる。 【0014】また、本発明の発色合図灯においては、有色発光体を順次点灯させるのを繰り返し、この点灯により描かれる軌跡を環状もしくは枠状にすることにより前記有色発光体による光の輪が回転しているように視認させることが望ましい。このような構成にすることによって、発色合図灯の視認性を更に向上させることができる。また、枠状の軌跡としては、例えば、三角形、矩形、あるいは多角形の枠状軌跡を挙げることができる。 【0015】なお、本発明の発色合図灯は、正面以外の箇所が発光体増加用反射鏡と対向していたり、あるいは発光体増加用反射鏡と対向していない有色発光体を1つもしくは2つ以上備えることを許容する。 【0016】本発明の発色合図灯は、例えば、車両に対する非常信号灯あるいは誘導信号灯、遠方からの位置確認のための信号灯、あるいは子供に携帯させて迷子防止のための信号灯として使用することができる。また、外部接点及び外部センサーを設けることにより防犯灯として使用することができる。 【0017】本発明の発色合図灯の色は、用途に応じて変更され、例えば、赤、青、黄色等にすることができる。一例を挙げると、非常信号灯として使用する場合には赤色にし、誘導灯として使用する場合には黄色にする。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる発色合図灯の実施例(発色合図灯付き携帯電灯)を図1〜図5を参照して詳細に説明する。 【0019】図1は本発明に係わる発色合図灯を示す正面図、図2は図1の発色合図灯の要部断面図、図3は図2の発色合図灯のA−A線に沿う断面図、図4は図2の発色合図灯のB−B線に沿う断面図、図5は図2の発色合図灯のC−C線に沿う断面図である。 【0020】すなわち、発色合図灯付き携帯電灯は、有底円筒状本体1と、前記本体1の上部に形成された発光部2とからなる。前記本体1内には、電源として一次電池もしくは二次電池(図示しない)と、前記電源と後述する携帯電灯用電球並びに有色発光体とを接続する電気(電子)回路(図示しない)と、前記回路内に組み込まれ、携帯電灯用電球と有色発光体間の点灯の切り替えを行うためのスイッチ機構(図示しない)と、前記回路内に組み込まれ、有色発光体の点灯タイミングを制御するためのマイクロコントローラ(図示しない)とが配置されている。前記本体1の側周面には、携帯電灯用ボタンスイッチ3及び発色合図灯用ボタンスイッチ4が形成されている。なお、前記マイクロコントローラの設定は、全ての有色発光体が同時に連続点灯するようになっている。 【0021】このような構成において、前記携帯電灯用ボタンスイッチ3を押圧すると携帯電灯用電球が点灯し、この状態で携帯電灯用ボタンスイッチ3を再び押圧すると携帯電灯用電球が消える。また、前記発色合図灯用ボタンスイッチ4を押圧すると有色発光体が点灯し、この状態で発色合図灯用ボタンスイッチ4を再び押圧すると有色発光体が消える。さらに、前記携帯電灯用ボタンスイッチ3か、あるいは前記発色合図灯用ボタンスイッチ4を押圧して携帯電灯用電球もしくは有色発光体を点灯させ、その状態で現在消えている方のボタンスイッチを押圧すると、先程まで点灯していたものが消えると共に、消えていたものが点灯する、つまり携帯電灯用電球と有色発光体間の点灯の切り替えを行うことができる。 【0022】また、図3に示すように、前記本体1の底部には例えば自動車の屋根などに固定するためのリング状の永久磁石5がネジ6により固定されている。 【0023】次いで、発光部2について説明する。 【0024】側面に略半円柱状の凹部71〜74が4つ形成されている筒状の支持部材8は、下部が前記本体1内に固定され、上部が前記本体1から突出している。前記支持部材8の側面には鏡面加工(例えば、鏡面蒸着(Al蒸着等))が施されている。前記各凹部71〜74は、後述する有色発光体用の集光型反射鏡となる。また、前記支持部材8の各凹部71〜74には、上部に後述する支持板が挿入されるスリットが形成されていると共に、下部に後述する有色発光体が挿入される円形穴が穿設されている。矩形筒状の支持柱9は、前記支持部材8の下部に挿入されている。4つの横置き有色発光体(例えば、発光ダイオード)101〜104は、前記支持部材8の凹部71〜74の円形穴に互いが別の凹部に配置されるように挿入され、その正面及び背面が前記円形穴から突出している。各有色発光体101〜104は、背面から延出されたリード11が前記支持柱9に固定されている。十字型の支持板12は、前記支持部材8内に配置され、4つの端部が前記支持部材8の凹部71〜74のスリットからそれぞれ延出されている。4つの縦置き有色発光体(例えば、発光ダイオード)131〜134は、前記支持板12の4つの端部に上向きに固定されている。集光型反射鏡14は、前記支持部材8の上端に固定されている。この集光型反射鏡14は、例えば、窪み部に携帯電灯用電球が挿入される円形穴を有する略半球状をなす。また、前記集光型反射鏡14は、凸部に携帯電灯用電球が挿入される切り欠きを有する放物線形状の断面を持つ。前記集光型反射鏡14の裏面には、鏡面加工(例えば、鏡面蒸着(Al蒸着等))により発光体増加用反射鏡15が形成されている。前記発光体増加用反射鏡15は、例えば、窪み部に携帯電灯用電球が挿入される円形穴を有する略半球状をなす。また、前記発光体増加用反射鏡15は、凸部に携帯電灯用電球が挿入される切り欠きを有する放物線形状の断面を持つ。このような構造の発光体増加用反射鏡15は、縦置き有色発光体131〜134の正面と対向している。さらに、前記発光体増加用反射鏡15の断面における放物線の開き度合いは各縦置き有色発光体131〜134の光が鏡面反射(正反射)されるように設定されている。コイルスプリング16は、前記支持板12の中央部に配置され、後述する携帯電灯用電球を集光型反射鏡14に向けて付勢する。携帯電灯用電球17は、ソケット18が前記集光型反射鏡14の穴に挿入されると共に、ソケット18の下部が前記コイルスプリング16内に挿入されている。このようにコイルスプリング16で携帯電灯用電球17を固定すると、携帯電灯用電球の交換を容易に行える。光拡散性を有する円筒形の保護カバー(例えば、ポリカーボネート樹脂のような透明な樹脂からなる)19は、前記発光体増加用反射鏡15、前記縦置き有色発光体131〜134及び前記横置き有色発光体101〜104を囲むように配置されている。キャップ形状の外装カバー20は、前記集光型反射鏡14の上部及び前記保護カバー19を被覆し、前記本体1に携帯電灯用電球の交換が行えるよう着脱可能な状態で取り付けられている。また、前記外装カバー20は、前記横置き有色発光体101〜104の正面と対向する4つの領域が集光型レンズ211〜214になっている。各集光型レンズ211〜214は、前記保護カバー19を通過した横置き有色発光体101〜104の光の光度を高めるためのものである。 【0025】次に、前述した発色合図灯付き携帯電灯における発色合図灯の動作について前述した図1〜5及び図6を参照して説明する。 【0026】図6は図1の発色合図灯付き携帯電灯において有色発光体を点灯させた状態を説明するための模式図である。 【0027】発色合図灯用ボタンスイッチ4を押圧して横置き有色発光体101〜104及び縦置き有色発光体131〜134の双方を点灯させる。各横置き有色発光体101〜104の光は、各集光型反射鏡71〜74により保護カバー19側に集光された後、光拡散性の保護カバー19を通過し、各集光型レンズ211〜214を通過する。各縦置き有色発光体131〜134の光は、各集光型反射鏡71〜74により保護カバー19側に集光された後、図6に示すように、主に正面からの光が発光体増加用反射鏡15により鏡面反射された後、保護カバー19及び外装カバー20を通過する。同時に、一部が鏡面反射されずにそのまま保護カバー19及び外装カバー20を通過する。従って、外側から外装カバー20を見ると、横置き有色発光体101〜104及び縦置き有色発光体131〜134双方からの光の他に、縦置き有色発光体131〜134の発光体増加用反射鏡15による反射光が認識され、外装カバー20内にあたかも有色発光体が12個存在しているように見える。従って、8個の有色発光体によりほぼ12個分の光量を確保することができるため、発色合図灯の光量を増加させることができ、視認性を高めることができる。また、有色発光体12個分の光量を確保するために必要な有色発光体の数を少なくすることができるため、発色合図灯付き携帯電灯のコストを削減することができる。 【0028】また、前記マイクロコントローラの設定を変更し、横置き有色発光体101〜104を例えば101,102,103,104,の順番に点灯させるのを繰り返すと共に、縦置き有色発光体131〜134を例えば131,132,133,134,の順番に点灯させるのを繰り返すことによって、点灯により描かれる軌跡がそれぞれ環状になり、横置き有色発光体101〜104による光の輪と、縦置き有色発光体131〜134による光の輪と、縦置き有色発光体131〜134の発光体増加用反射鏡15による反射光の輪がそれぞれ回転しているように視認させることができるため、発色合図灯の視認性をさらに高めることができる。さらに、前記マイクロコントローラの設定を変更し、有色発光体を順番に点灯させるの繰り返した後、一旦全てを消し、再び有色発光体を順番に点灯させるの繰り返すという操作を反復することによって、横置き有色発光体101〜104による光の輪と、縦置き有色発光体131〜134による光の輪と、縦置き有色発光体131〜134の発光体増加用反射鏡15による反射光の輪がそれぞれ点滅しているように視認させることができるため、発色合図灯の視認性をより一層高めることができる。なお、有色発光体の点灯順序は、前述したのと逆(横置き有色発光体101〜104を例にとって説明すると、104,103,102,101)にしても良い。また、例えば横置き発光体の点灯順序と縦置き発光体の点灯順序とを異ならせる等により、視認性発光の形態を横置き発光体と縦置き発光体とで違えても良い。 【0029】なお、前述した実施例では、発光体増加用反射鏡に入射した有色発光体の光を鏡面反射させたが、発光体増加用反射鏡に入射した有色発光体の光を保護カバー側に反射させるものであれば、これに限定されない。 【0030】前述した実施例では、発光体増加用反射鏡を1組設ける例を説明したが、発光体増加用反射鏡を2組以上設けて反射光を増やしても良い。 【0031】前述した実施例では、保護カバーの形状を円筒状にしたが、これに限定されず、例えば三角筒状、矩形筒状、多角筒状にすることができる。 【0032】前述した実施例では、ボタンスイッチを使用したが、これに限定されず、例えば二段階スイッチを使用することができる。 【0033】前述した実施例では、発色合図灯付き携帯電灯の本体の底部に永久磁石を配置したが、目的とする箇所に固定できる治具であれば、これに限定されない。例えば、永久磁石を設けないで本体の側面にフックを設けても良い。さらに、永久磁石とフックとの双方を備えていても良い。 【0034】 【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、視認性が向上された発色合図灯を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003539 【氏名又は名称】東芝電池株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年5月28日(1999.5.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−340001(P2000−340001A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月8日(2000.12.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−149705 |
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