| 【発明の名称】 |
携帯型ライト |
| 【発明者】 |
【氏名】秋田 宏行
【氏名】松田 徹郎
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| 【要約】 |
【課題】懐中電灯、非常用フラッシュランプ、レーザーポインタの内の少なくとも2つの機能を兼ね備えた携帯型ライトを得る。
【解決手段】電池が内蔵された筒状のグリップ部11を備え、同グリップ部11の一端側には、電池を電源とする非常用フラッシュランプ21もしくは懐中電灯用白熱ランプのいずれか一方が第1透明カバー23を介して取り付けられているとともに、グリップ部11の他端側には、電池を電源とするレーザー発光素子よりなるレーザーポインタ31が第2透明カバー34を介して取り付けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電池が内蔵された筒状のグリップ部を備え、同グリップ部の一端側には、上記電池を電源とする非常用フラッシュランプもしくは懐中電灯用白熱ランプのいずれか一方が第1透明カバーを介して取り付けられているとともに、上記グリップ部の他端側には、上記電池を電源とするレーザー発光素子よりなるレーザーポインタが第2透明カバーを介して取り付けられていることを特徴とする携帯型ライト。 【請求項2】 上記非常用フラッシュランプおよび上記懐中電灯用白熱ランプは、上記グリップ部に対して交代的に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の携帯型ライト。 【請求項3】 電池が内蔵された筒状のグリップ部を備え、同グリップ部の一端側には、反射凹面鏡内に上記電池を電源とする白熱ランプを配置してなり、透明カバーにより覆われた懐中電灯が取り付けられているとともに、上記透明カバー内には、上記電池を電源とするレーザー発光素子よりなるレーザーポインタがその光軸を上記懐中電灯の光軸とほぼ平行にして収納されていることを特徴とする携帯型ライト。 【請求項4】 上記レーザーポインタは上記反射凹面鏡の背面側に配置されているとともに、上記反射凹面鏡の一部分には上記レーザーポインタのレーザー光を通すための透孔が穿設されていることを特徴とする請求項3に記載の携帯型ライト。 【請求項5】 上記白熱ランプおよび上記レーザー発光素子は、それぞれ異なるスイッチ手段を介して上記電池に接続されることを特徴とする請求項3または4に記載の携帯型ライト。 【請求項6】 上記グリップ部の他端側には、上記電池を電源とする非常用フラッシュランプが透明カバーを介して取り付けられている請求項3,4または5に記載の携帯型ライト。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は携帯型ライトに関し、さらに詳しく言えば、暗部を照らす懐中電灯、緊急事態を報知する非常灯、それに注目すべき局所部分を指示するポインタ(もしくはマーカ)などの各機能を備えた多目的携帯型ライトに関するものである。 【0002】 【従来の技術】懐中電灯は広がる光束を発光し、暗部を広範囲に照らす携帯型ライトとして、一般家庭やホテルなどの宿泊施設では停電時の常備灯として用意されており、また、登山者や水中に潜るダイバーなどにとっても携帯する必需品の一つとされている。 【0003】また、携帯型ライトには、緊急非常事態を報知する非常用フラッシュライトがある。これは、間欠的に強い光を発して非常事態の所在を他の者に知らせるためのもので、例えば山や海で遭難した場合に、救助者の目を惹きつけることを目的として使用される。 【0004】さらに、携帯型ライトの一種としてレーザーポインタがある。これは、レーザー光の直線性の良い細い光束に着目して開発されたもので、現在ではもっぱら室内での研究発表会などにおいて、例えばオーバーヘッドプロジェクタにより写し出された画面上の特定個所を指示するライトペンとして用いられている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このように、携帯型ライトには大別して上記の3種類のものがあるが、登山者やダイバーにとって、これら3種類の携帯型ライトを同時に携行所持することは煩わしく、その行動が制約されることから、各ライトの必要性は認めつつも、その中から一つもしくは2つを選択して携行しているのが実情である。 【0006】また、登山用やダイバー用の携帯型ライトは防水処理がなされており、価格的にも高いため、3種類すべてを揃えるには費用負担が大きい。さらには、使用頻度によって電池の消耗が異なるため、その電池管理にも手間がかかる。 【0007】他方において、機能的な面で比較すると、懐中電灯の場合には、周囲を照らすことはできても、光束が広がってしまうため、例えば同伴者を伴なってダイビングしている時などにおいて、同伴者に注目させたい対象物を局所的に指示することは困難である。 【0008】これに対して、レーザーポインタによれば、レーザー光の細い光束の直線性を利用して局所的に対象物を指示することができるが、周辺が暗い場合には、その対象物自体を探し出すのに苦労するのみならず、レーザー光にて対象物を指示したとしても、その光の照射範囲がピンポイント的であるため、その周辺の状況がよく分からない。 【0009】したがって、暗い場所で周囲を照らしながら、局所的に対象物を指示するには、懐中電灯とレーザーポインタとを併用することになるが、これによって両手が塞がれてしまうため、行動の自由度が狭められてしまう。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的は、一つのライトに複数の機能を持たせて、利便性を高めるようにした多目的な携帯型ライトを提供することにある。 【0011】上記目的を達成するため、本発明は、電池が内蔵された筒状のグリップ部を備え、同グリップ部の一端側には、上記電池を電源とする非常用フラッシュランプもしくは懐中電灯用白熱ランプのいずれか一方が第1透明カバーを介して取り付けられているとともに、上記グリップ部の他端側には、上記電池を電源とするレーザー発光素子よりなるレーザーポインタが第2透明カバーを介して取り付けられていることを特徴としている。 【0012】この構成によれば、一つの携帯型ライトを非常用フラッシュランプおよびレーザーポインタとして、もしくは懐中電灯およびレーザーポインタとして使用することができる。この場合、上記非常用フラッシュランプおよび上記懐中電灯用白熱ランプは、上記グリップ部に対して交代的に取り付けられる態様であることが好ましい。 【0013】また、本発明の携帯型ライトは、電池が内蔵された筒状のグリップ部を備え、同グリップ部の一端側には、反射凹面鏡内に上記電池を電源とする白熱ランプを配置してなり、透明カバーにより覆われた懐中電灯が取り付けられているとともに、上記透明カバー内には、上記電池を電源とするレーザー発光素子よりなるレーザーポインタがその光軸を上記懐中電灯の光軸とほぼ平行にして収納されていることを特徴としている。 【0014】これによれば、懐中電灯とレーザーポインタとを別々に手にすることなく、片手で懐中電灯を照らしながら、その照らされた範囲内の対象物にレーザーポインタのレーザー光を当てることができる。 【0015】懐中電灯とレーザーポインタは、同一の透明カバー内に並置されていてもよいが、好ましくは、レーザーポインタを反射凹面鏡の背面側に配置するとともに、反射凹面鏡の一部分にレーザーポインタのレーザー光を通すための透孔を穿設するとよい。これにより、全体をコンパクトにまとめることができる。 【0016】また、懐中電灯の白熱ランプおよびレーザーポインタのレーザー発光素子は、それぞれ異なるスイッチ手段を介して電池に接続されることが好ましく、これによれば、必要に応じて懐中電灯およびレーザーポインタのいずれか一方、もしくは懐中電灯とレーザーポインタの同時使用の使い分けができる。もっとも、白熱ランプとレーザー発光素子を一つのスイッチ手段を介して電池に接続してもよく、このような態様も本発明に含まれる。 【0017】なお、上記のように、グリップ部の一端側に懐中電灯とレーザーポインタとを取り付ける場合において、そのグリップ部の他端側にも、上記電池を電源とする非常用フラッシュランプをさらに取り付けてもよく、これによれば、一つの携帯ライトに、懐中電灯、レーザーポインタ、それに非常用フラッシュランプの3つの機能を持たせることができる。 【0018】 【発明の実施の形態】まず、図1ないし図3により、本発明の第1実施例に係る携帯型ライトについて説明する。 【0019】図1(a)の分解側面図に示されているように、この携帯型ライト10は、円筒状に形成された合成樹脂製のグリップ部11と、グリップ部11の一端側(図において左端側)に取り付けられる非常用フラッシュランプ21と、グリップ部11の他端側(図において右端側)に取り付けられるレーザーポインタ31とを備えている。 【0020】すなわち、この第1実施例の携帯型ライト10は、非常用フラッシュランプとレーザーポインタの2つの機能を備えている。グリップ部11の両端部はスリーブ状に形成されていて、その各スリーブ111,112には、水密性を確実に確保するため、それぞれO(オー)リング12,13が二重に設けられている。 【0021】グリップ部11の外周面には、一対のベルト掛け113,113が同グリップ部11の軸線方向に沿って設けられている。また、グリップ部11の外周面には、後述するスイッチを切り換えるためのスイッチリング14がその円周方向に回転可能に装着されている。 【0022】図2の模式的結線図に示されているように、グリップ部11内には、電源としての電池15が収納されている。この実施例では2つの電池15が逆向きに並置された状態で直列に接続されており、一方の電池15のプラス電極と他方の電池15のマイナス電極には、板バネ材からなるリード片16,17がそれぞれ接触されている。 【0023】プラス側リード片16の一端側は非常用フラッシュランプ21側に延びており、その端部には非常用フラッシュランプ21のプラス端子に接触する接触片161が形成されている。プラス側リード片16の他端側162はグリップ部11の内壁面に沿わされている。 【0024】マイナス側リード片17はグリップ部11の内壁面に沿ってレーザーポインタ31側に引き出され、その端部にはレーザーポインタ31のマイナス端子に接触する接触片171が形成されている。 【0025】マイナス側リード片17と非常用フラッシュランプ21との間には第1スイッチ18が設けられており、また、プラス側リード片16とレーザーポインタ31との間には第2スイッチ19が設けられている。 【0026】すなわち、第1スイッチ18は、マイナス側リード片17に接続される接触片181と非常用フラッシュランプ21のマイナス端子に接触する接触片182とを備えている。第2スイッチ19は、プラス側リード片16に接続される接触片191とレーザーポインタ31のプラス端子に接触する接触片192とを備えている。 【0027】この実施例において、第1および第2スイッチ18,19はともにリードスイッチからなり、図示されていないが、スイッチリング14の凸部141にはマグネットが埋設されている。 【0028】これにより、スイッチリング14の凸部141を第1スイッチ18上に位置させることにより、非常用フラッシュランプ21が点灯し、スイッチリング14の凸部141を第2スイッチ19上に位置させることにより、レーザーポインタ31が点灯する。 【0029】この実施例において、非常用フラッシュランプ21にはキセノンランプ211が用いられている。図3の模式的回路図に示されているように、キセノンランプ211は例えばLCR回路よりなる間欠駆動回路22にて駆動され、その時定数で定まる所定の時間間隔で繰り返し発光する。 【0030】キセノンランプ211および間欠駆動回路22は、透明ランプカバー23内に入れられた状態で、同透明ランプカバー23を介してグリップ部11に取り付けられる。なお、透明ランプカバー23はその全体が透明である必要はなく、その一部分が透明であればよい。また、透明ランプカバー23にレンズ効果を持たせてもよい。 【0031】この透明ランプカバー23の取り付け時に、プラス側リード片16の接触片161と第1スイッチ18の接触片182が、間欠駆動回路22の対応する各端子に接触する。また、透明ランプカバー23とグリップ部11との間は、二重のOリング12,13により水密的に連結される。 【0032】この実施例において、レーザーポインタ31には、赤色もしくは緑色(532nm付近)のレーザー光を出力するレーザー発光素子311が用いられている。図3の模式的回路図に示されているように、レーザー発光素子311にはその発振駆動回路32が付設されている。 【0033】レーザー発光素子311は図1(b)に示されているように、円盤状のホルダー33の例えば中央部に保持された状態で、透明レンズキャップ34内に入れられ、同透明レンズキャップ34を介してグリップ部11に取り付けられる。この透明レンズキャップ34も全体が透明である必要はなく、少なくともそのレンズ部分のみが透明であればよい。また、透明レンズキャップ34に代えて、レンズ効果を持たない単なるガラスキャップを用いてもよい。 【0034】この透明レンズキャップ34の取り付け時に、マイナス側リード片17の接触片171と第2スイッチ19の接触片192が、レーザー発振駆動回路32の対応する各端子に接触する。また、透明レンズキャップ34とグリップ部11との間は、二重のOリング12,13により水密的に連結される。なお、詳しくは図示されていないが、透明ランプカバー23と透明レンズキャップ34は、グリップ部11に対してねじ込み式となっている。 【0035】この第1実施例によれば、スイッチリング14の切り換えにより、非常用フラッシュランプ21とレーザーポインタ31とを選択的に使用することができる。すなわち、一つの携帯型ライト10で、内蔵電池15を共用として2つの機能を発揮させることができる。 【0036】なお、上記第1実施例の非常用フラッシュランプ21に代えて、グリップ部11の一端側に白熱ランプによる懐中電灯を設けてもよい。これによれば、スイッチリング14の切り換えにより、懐中電灯とレーザーポインタ31とを選択的に使用することができる。 【0037】次に、図4ないし図6により、本発明の第2実施例について説明する。この第2実施例に係る携帯型ライト10Aは上記第1実施例のレーザーポインタ31側に懐中電灯を併設したもので、非常用フラッシュランプ21側の構成については、上記第1実施例と変わるところはない。また、上記第1実施例と同一個所にはそれと同じ参照符号が用いられている。 【0038】図4(a)の分解側面図に示されているように、この携帯型ライト10Aによると、グリップ部11の他端側にはレーザーポインタ31と懐中電灯40とが設けられている。 【0039】懐中電灯40はソケット部41と同ソケット部41の一端側に装着された反射凹面鏡42とを備えている。ソケット部41には、図4(b)に示されているように、反射凹面鏡42の中央部に位置するように白熱ランプ43が取り付けられている。 【0040】レーザーポインタ31は懐中電灯40の脇に配置されてもよいが、この第2実施例では、レーザーポインタ31は反射凹面鏡42の裏面側に配置され、反射凹面鏡42にはレーザーポインタ31のレーザー発光素子311を同反射凹面鏡42内に臨ませるための透孔421が穿設されている。この場合、レーザー発光素子311の光軸は白熱ランプ43の光軸とほぼ平行であることが好ましい。 【0041】図5に示されているように、この第2実施例においては、グリップ部11には非常用フラッシュランプ21用の第1スイッチ18と、レーザーポインタ31用の第2スイッチ19とに加えて、懐中電灯40用の第3スイッチ20が設けられている。 【0042】この第3スイッチ20は、レーザーポインタ31用の第2スイッチ19に対して並列とされている。すなわち、その一方の端部はプラス側リード片16に接続され、他方の端部は懐中電灯40側に引き出され、そのソケット部41のプラス端子に対する接触片201となっている。 【0043】また、マイナス側リード片17の端部も二股に分岐され、その一方の端部が上記したように、レーザー発振駆動回路32に対する接触片171とされ、他方の端部が懐中電灯40のソケット部41のマイナス端子に対する接触片172とされている。 【0044】この第3スイッチ20にもリードスイッチが用いられている。第1スイッチ18,第2スイッチ19および第3スイッチ20は、グリップ部11の円周方向に沿って所定の間隔を持って配置され、スイッチリング14により択一的に選択される。 【0045】これによれば、この携帯型ライト10Aは、非常用フラッシュランプ21、レーザーポインタ31、そして懐中電灯40としても使用可能であるが、図6に示されているように、懐中電灯40を照らした状態で、その照らされた範囲内の特定の対象物をレーザーポインタ31のレーザー光線Lにて指示可能とするには、例えば次のようにすればよい。 【0046】図5において、第2スイッチ19のレーザーポインタ31側に至るラインと、第3スイッチ20の懐中電灯40側に至るラインとの間に、第4スイッチ20Aを設ける。 【0047】これによれば、スイッチリング14のマグネットにより、例えば第3スイッチ20をオンにして懐中電灯40で広範囲に光を当てる。そして、その中に指示したいポイントがある場合には、第4スイッチ20Aをオンにする。これにより、レーザーポインタ31からレーザー光が出され、そのポイントを的確に指示することができる。 【0048】なお、この第2実施例においても、懐中電灯40とレーザーポインタ31は透明レンズキャップ34内に入れられ、同透明レンズキャップ34を介してグリップ部11に取り付けられる。 【0049】上記各実施例では、特にダイビングや登山に用いることを意識して水密構造(防水構造)としているが、本発明はこれに限定されるものではない。一般家庭用とする場合には、簡易的な防水構造としてもよいし、場合によっては、防水構造としないでもよい。 【0050】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、懐中電灯、非常用フラッシュランプ、レーザーポインタの内の少なくとも2つの機能を兼ね備えた携帯型ライトが提供される。 【0051】したがって、例えばダイビングや登山をする場合の携行品を減らすことができ、その分、行動の制約から解放される。また、各ライトを別々に購入するよりも、割安に入手できる。電池も共用であるから、電池を一元的に管理すればよく、従来のように数機種の電池をこまめにチェックするような煩わしさがない。 【0052】また、一つのライトで懐中電灯とレーザーポインタとを同時に使用することができるため、特にダイビングなどにおいては、懐中電灯で照らし出された範囲内の特定の対象物をレーザーポインタで指示することができるため、きわめて便利である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】594064530 【氏名又は名称】栄信工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月8日(1999.3.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083404 【弁理士】 【氏名又は名称】大原 拓也
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| 【公開番号】 |
特開2000−260201(P2000−260201A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月22日(2000.9.22) |
| 【出願番号】 |
特願平11−60150 |
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