| 【発明の名称】 |
ライト |
| 【発明者】 |
【氏名】岩佐 忠信
【氏名】向川 隆夫
【氏名】杉原 洋
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転子を回転させることにより発電する発電機と、該発電機からの電流を充電する充電器と、該充電器から放電された電流により点灯するLEDと、を備えてなるライト。 【請求項2】 前記発電機の回転子に連結されるハンドルであって、前記回転子の手動回転を許容するハンドルが更に備えられている、ことを特徴とする請求項1に記載のライト。 【請求項3】 筒状の筐体の一端側に前記発電機が備えられ、前記筐体の他端側に前記LEDが備えられ、前記充電器は前記発電機と前記LEDの間に配置される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のライト。 【請求項4】 第1の方向の電流と第2の方向の電流を発生させる発電機と、前記第1の方向の電流を充電する第1の充電器と、前記第2の方向の電流を充電する第2の充電器と、前記第1の充電器から放電された電流により点灯する第1のLEDと、前記第2の充電器から放電された電流により点灯する第2のLEDと、を備えてなるライト。 【請求項5】 筒状の筐体の一端側に前記発電機が備えられ、前記筐体の他端側に前記第1のLEDが備えられ、該他端側の周壁に前記第2のLEDが備えられ、前記第1と第2の充電器は前記発電機と前記第1及び第2のLEDとの間に配置される、ことを特徴とする請求項4に記載のライト。 【請求項6】 前記第2のLEDは点滅する、ことを特徴とする請求項5に記載のライト。 【請求項7】 前記第1のLEDは白色光を発光し、前記第2のLEDは赤色光を発光する、ことを特徴とする請求項5又は6に記載のライト。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、発光ダイオード(以下、LEDとする)を利用した携帯用のライトに関する。詳しくは、発電及び充電機能を有する小型で携帯に便利なライトに関し、夜間、若しくは緊急時に外部電源、電池等を使用することなく明かりを得ることができるライトを提供するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、携帯用のライトとして電池式のものが使用されている。かかる従来の方式では一般に乾電池あるいは二次電池等を電源とし、電源のON、OFFの切替により電球を点灯させている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方式では電池を用意する必要があり、電池の消耗に伴い電池の交換が必要である。また、一般の電球を用いる場合には消費電力が大きく、電池の消耗が激しい。そのため、短時間の使用により電池は消耗し、ライトの光量が減少してしまう。災害時等の緊急時における使用を目的とする場合には、いざ必要なときに電地が消耗しており使用できないということも考えられる。さらには、長時間使用しなかった場合は電池からの液漏れ発生により、必要なときに使用できないことも考えられる。緊急時の使用においては、長時間ライトを使用する場合も予想されるため、電池の消耗を気にすることなくライトを使用できることが望ましい。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、即ち携帯用のライトであって、電池を使用することなく、必要なときに明かりを得ることができる携帯用のライトを提供することを目的とする。また、消費電力が小さく、少量の充電により長時間点灯可能なライトを提供することを目的とする。そして、その構成は次の通りである。回転子を回転させることにより発電する発電機と、該発電機からの電流を充電する充電器と、該充電器から放電された電流により点灯するLEDと、を備えてなるライト。 【0005】かかる構成によれば、発電機の回転子を回転させることにより容易に発電できるため、電池を別途用意することなく必要なときに明かりを得ることができる。また、充電器により連続的な点灯が可能となる。さらに、LEDの消費電力が小さいため、一度の充電により長時間LEDを点灯させることが可能である。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の各要素について説明する。本発明のライトは発電機、充電器、及びLEDを備え、それらが適当な筐体に収納されている。 【0007】筐体の形状は特に限定されないが、好ましくは携帯に便利なようにスティック状とする。筐体の材料も特に限定はされない。但し、携帯性に優れ、衝撃に強い材料により形成することが好ましい。例えば、アルミ又はMg合金を用いる。 【0008】発電機は回転子を回転することにより発電することができるものである。手動により発電できるものが望ましく、回転子に取付けられたハンドル等により容易に発電できるものがよい。例えば、市販のギヤードモータを利用できる。その他、摺動型の発電機を用いることもできる。 【0009】発電機により生じた電流は充電器に一時的に蓄えられる。充電器は、電流を電荷として蓄えることができ、且つ放電できるものである。例えば、キャパシタを好適に用いることができる。尚、発電機により生じた電荷のすべてが一度充電器に蓄えられる必要は必ずしもなく、その一部は後述のLEDの点灯に直接使われてもよい。 【0010】充電器としてキャパシタを用いた場合の充電容量は特に限定はされないが、0.02〜1Fのものを用いることができる。好ましくは、0.2〜0.4Fのものを用いる。また、充電器として、キャパシタの複数個を直列又は並列に接続して用いることもできる。【0011】回転子の回転方向によって異なる方向の電流を発電できる場合においては、整流回路を設けることにより、各方向の回転により生じた電流を一の方向へ整流することができる。これにより、いずれの方向に回転した場合であっても同一の充電器に電荷を蓄えることが可能となる。また、各方向の回転により生じた電流を別々の充電器に蓄えることもできる。 【0012】充電器にはLEDが接続される。LEDは照明を目的とする場合には特に白色光を発光するものを用いるのがよい。一の充電器に対して接続されるLEDの数は限定されず複数のLEDを用いることもできる。また、充電器を複数用いる場合にはそれぞれの充電器に対して一又は複数のLEDを接続する。但し、LEDの発光色は白色光には限られず、青色若しくは緑色でも良い。 【0013】上記の様に回転子の回転方向に対応した2つの充電器を用いた場合には、回転子の回転方向を選択することにより2つの充電器のいずれかに充電でき、その結果、当該充電された充電器に接続されたLEDを選択的に点灯することができる。かかる場合に、各充電器に対して異なる種類のLEDを用いれば、回転子の回転方向を選択することにより2種の異なるLEDを選択的に点灯できる。例えば、一方を照明の目的で用いる白色LEDとし、他方をシグナルとして用いる赤色LEDとする。LEDは目的に応じて任意の色のものを用いることができる。 【0014】充電器に接続されたLEDは充電器に蓄えられた電荷により連続的に点灯する。LEDの消費電力が少ないために、少量の電荷により長時間LEDを点灯することができる。尚、LEDに一定量の電流を供給するために定電流ダイオードをLEDに直列に接続して用いることが望ましい。 【0015】LEDの点灯状態を制御するIC、即ち、LEDの点滅手段を用いて、LEDを点滅させることもできる。LEDを複数用いる場合には、各LEDの点灯状態をICにより制御することができる。勿論、特定のLEDのみの制御をすることもできる。例えば、シグナル用に赤色LEDを用いた場合に当該LEDを点滅させる。LEDの点灯状態を制御することにより、本発明であるライトの点灯モードのバリエーションが増え、使用目的の幅が拡がる。 【0016】 【実施例】以下、本発明のライトについて実施例によりさらに詳細に説明する。 (第1実施例)図1は本発明の一の実施例であるライト1の斜視図である。ライト1は本体10とハンドル20より大略構成される。本体10は図2に示されるように筐体11、ハンドル20がその回転子に接続される発電機12、キャパシタ13、回路基板14、及びLED15から構成される。筐体11はアルミ製とした。筐体11は円筒状であって、LED15用の穴がその一端部に設けられている。発電機12、キャパシタ13、及びLED15にはそれぞれギヤードモータ、電気二重層コンデンサ、及び白色LEDを使用した。回路基板14には、図示しない整流回路、定電流ダイオードが取り付けられている。 【0017】ハンドル20は、図3に示されるように、屈曲部21及び22で折れ曲がり、筐体11の軸を中心にして容易に手動で回転させることができる。 【0018】次にライト1の動作について図4のライト1の回路図を参照しながら説明する。まず、手動によりハンドル20を回転させると、発電機12の回転子が回転し、電流i1又はi2が誘導される。電流i1又はi2は整流回路16を通ることにより同一方向の電流i3に整流される。即ち、整流回路16を設けることにより、ハンドル20の回転方向に関係なく電流i3が流れる。電流i3の一部の電流i4は直接LED15に供給されLED15を点灯させる。残りの電流i5はキャパシタ13に供給され、キャパシタ13に充電される。ハンドル20を回転させている間、LED15への電流の供給、及びキャパシタ13の充電が継続される。ハンドル20の回転を中止すると、発電機12において電流は発生しなくなり、発電機12からLED15への電流の供給、及びキャパシタ13の充電はされなくなる。一方、キャパシタ13に充電された電荷は放電を開始し、放電した電荷は電流i6となってLED15を点灯させる。尚、並列の定電流ダイオード17,18がLED15に直列に接続されており、LED15には一定量以上の電流は流れない。尚、定電流ダイオードは、1つでも良い。 【0019】以上の動作により、ハンドル20を回転させている間及び回転を中止後一定時間LED15が継続的に点灯する。LED15の消費電力が非常に小さいため、ハンドル20を数回回転させることにより、長時間LED15を点灯させることができる。本発明者らの試験によれば、携帯用ライト1を用いてハンドル20を約120rpmで50回回転させたときに約3分間LED15を連続点灯することができた。 【0020】(第2実施例)図5及び図6は本発明の他の実施例であるライト2の斜視図及び断面図である。本発明の第1実施例であるライト1と同一の部材には同一の符号を附してその説明を省略する。 【0021】ライト2は本体100とハンドル20より大略構成される。本体100は発電機12、キャパシタ13、回路基板140、LED15、LED151及びLED152から構成される。筐体110にはLED15用の穴が一端部に設けられ、LED151及びLED152用の穴が側面部に2カ所設けられている。その他の筐体110の形状及び素材は上記ライト1の筐体11の場合と同様である。ライト2ではキャパシタを2つ用いる。キャパシタ130及び131にはともに電気二重層コンデンサを使用した。また、LED15の他にLED151及びLED152の合計3つのLEDを使用した。LED151、152はともに赤色LEDである。LED15はキャパシタ130に接続され、キャパシタ130から放電される電荷により点灯する。他方、LED151、152はともにキャパシタ131に接続されキャパシタ131から放電される電荷により点灯する。回路基板140には、図7の回路を構成する素子が装着されている。 【0022】次にライト2の動作について図7に示されるライト2の回路図を参照しながら説明する。まず、手動によりハンドル20を時計回りに回転させると、発電機12に電流I1が生ずる。電流I1は整流回路であるダイオード160を通った後、その一部の電流I2は直接LED15を流れ、残りの電流I3はキャパシタ130に供給される。これにより、LED15が点灯し、キャパシタ130が充電される。ハンドル20を時計回りに回転させている間、LED15への電流の供給、及びキャパシタ130の充電が継続される。尚、ダイオード161によりキャパシタ131は充電されず、またLED151及びLED152に電流は流れない。ハンドル20の回転を中止することにより、発電機12において電流は発生しなくなり、発電機12からLED15への電流の供給、及びキャパシタ130の充電はされなくなる。一方、キャパシタ130に充電された電荷は放電を開始し、放電した電荷は電流I4となってLED15を点灯させる。尚、並列の定電流ダイオード170,171がLED15に並列に接続されており、LED15には一定量以上の電流は流れない。尚、定電流ダイオードは1つでも良い。 【0023】以上の動作により、ハンドル20を時計回りに回転させている間及び回転を中止後一定時間LED15が継続的に点灯することとなる。本発明者らの試験によれば、携帯用ライト2を用いてハンドル20を約120rpmで50回回転させたときに約3分間LED15を連続点灯することができた。 【0024】一方、ハンドル20を反時計回りに回転させると、発電機12に電流I5が生ずる。電流I5の一部の電流I6は直接LED151、LED152を流れ、残りの電流I7はキャパシタ131に供給される。これにより、LED151、152が点灯し、キャパシタ131が充電される。LED151、152を流れる電流はタイマIC190によって制御される。尚、IC190はオペアンプ、シュミットインバータ当でも代用できる。この実施例においては当該電流が断続的に流れるものとし、もってLED151、152を点滅させる。ハンドル20を反時計回りに回転させている間、LED151、152への電流の供給、及びキャパシタ131の充電が継続される。ハンドル20の回転を中止することにより、発電機12において電流は発生しなくなり、発電機12からLED151、152への電流の供給、及びキャパシタ131の充電はされなくなる。一方、キャパシタ131に充電された電荷は放電を開始し、放電した電荷は電流I8となってLED151、152を点滅させる。尚、LED151,152には定電流ダイオード172,173が直列に接続されており、LED151、152には一定量以上の電流は流れない。 【0025】以上の動作により、ハンドル20を反時計回りに回転させている間及び回転を中止後一定時間LED151,152が点滅することとなる。即ちライト2の側面部2カ所から赤色のライトが点滅することになる。 【0026】以上のように、ライト2ではハンドル20の回転方向を変化させることにより異なるLEDを点灯させることができる。即ち、ハンドルを時計回りに回転させた場合には白色LEDを点灯することができ、照明用に使用できる。他方、ハンドルを反時計回りに回転させた場合には赤色LEDを点滅させることができ、周囲へのシグナルとして使用できる。ライト2をシグナルとして使用する場合には、例えば赤色LEDが点滅している状態のライト2を、バッグ、衣服等に取り付けて使用する。 【0027】この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。 【0028】以下、次の事項を開示する。 (10) 前記LEDの点灯状態を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のライト。 (11) 前記発電機からの電流を整流し前記充電器に供給する整流手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3及び(10)の中のいずれかに記載のライト。 (12) 前記LEDに流れる電流の量を調整する定電流ダイオードをさらに備えることを特徴とする請求項1〜3、(10)及び(11)の中のいずれかに記載のライト。 (20) ハンドルと、該ハンドルの回転により発電するモータと、該モータからの電荷を整流する整流用ダイオードと、該整流用ダイオードにより整流された電荷を充電し、且つ放電することが可能なキャパシタと、該キャパシタから放電された電荷により点灯する白色LEDと、該LEDに流れる電荷の量を調整する定電流ダイオードと、を備えてなるライト。 (30) ハンドルと、該ハンドルの順方向の回転により第1の方向の電流を発生し、該ハンドルの逆方向の回転により第2の方向の電流を発生するモータと、該第1及び該第2の電流をそれぞれ整流する第1及び第2の整流用ダイオードと、該第1及び該第2の整流用ダイオードにより整流された電荷をそれぞれ充電し、且つ放電することが可能な第1及び第2のキャパシタと、該第1のキャパシタから放電された電荷により点灯する第1の白色LEDと、該第2のキャパシタから放電された電荷により点灯する第2の赤色LEDと、該第1及び第2のLEDに流れる電荷の量をそれぞれ調整する第1及び第2の定電流ダイオードと、該第1及び第2のLEDの点灯状態を制御するICと、を備えてなるライト。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000241463 【氏名又は名称】豊田合成株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月10日(1998.9.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095577 【弁理士】 【氏名又は名称】小西 富雅
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| 【公開番号】 |
特開2000−90704(P2000−90704A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月31日(2000.3.31) |
| 【出願番号】 |
特願平10−256142 |
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