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【発明の名称】 スティックライト
【発明者】 【氏名】山中 修

【氏名】田牧 真人

【氏名】苗代 光博

【氏名】市川 忠沖

【氏名】岩佐 忠信

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを備えてなる光源部と、該光源部の光がその一部から導入されてその表面より放出される導光体と、前記光源部の各発光ダイオードを個別に制御する制御手段と、を備えてなるスティックライト。
【請求項2】 前記制御手段は所望の色が連続的に前記光源部より発光されるように前記各発光ダイオードを制御する、ことを特徴とする請求項1に記載のスティックライト。
【請求項3】 前記制御手段は所望の色が非連続的に前記光源部より発光されるように前記各発光ダイオードを制御する、ことを特徴とする請求項1に記載のスティックライト。
【請求項4】 前記制御手段は前記光源部の発光色を変化させる、ことを特徴とする請求項1に記載のスティックライト。
【請求項5】 前記制御手段は所望の色が連続的に前記光源部より発光されるように前記各発光ダイオードを制御する第1のモードと、所望の色が非連続的に前記光源部より発光されるように前記各発光ダイオードを制御する第2のモードと、前記光源部の発光色を変化させる第3のモードとを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のスティックライト。
【請求項6】 予め定められた複数の色より前記所望の色を選択する第1のスイッチが備えられている、ことを特徴とする請求項2、3又は5に記載のスティックライト。
【請求項7】 前記第1のスイッチは予め定められた順序に関連付けられた前記複数の色をその順序に従って選択する、ことを特徴とする請求項6に記載のスティックライト。
【請求項8】 予め定められた順序に関連付けられた前記第1〜3のモードをその順序に従って選択する第2のスイッチが備えられている、ことを特徴とする請求項5又は7に記載のスティックライト。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はステックライトに関する。
【0002】
【従来の技術】コンサート会場や夜間の遊園地において、会場の雰囲気を盛り上げる道具としてステックライト(ペンライト若しくはチアライトともいう)がある。観客は声援を送りながらこのスティックライトを振りかざす。このようなステックライトの例として、特開平9−282902号公報に開示のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のステックライトでは、光源として1つの発光ダイオードしか用いられていない。従って、発光色変化が乏しく、いわゆる面白みに欠ける。そこでこの発明は、種々の発光態様を持つ新規な構成のステックライトを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を達成するものであり、その構成は次の通りである。赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを備えてなる光源部と、該光源部の光がその一部から導入されてその表面より放出される導光体と、前記光源部の各発光ダイオードを個別に制御する制御手段と、を備えてなるスティックライト。
【0005】このように構成されたこの発明のスティックライトによれば、光の三原色を構成する各色を発光する発光ダイオードが備えられ、その各発光ダイオードが個別に制御されるので、光源部を任意の色に発光させることができる。光源部から放出された光は導光体に導入されてその表面より放出される。従って、導光体が当該任意の色に発光することとなる。また、各発光ダイオードの点滅のタイミングを調整することにより、導光体を任意の色に発光させるとともに任意のタイミングで点滅させることができる。このようなスティックライトの発光の態様は新規であり、コンサート会場等の会場の雰囲気を盛り上げる効果が大きい。
【0006】上記において、発光ダイオードは市販のものを採用できる。赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのうち、一つを省略することもできる。この場合、光源部の発色、即ち導光体の発色の範囲が制限されることとなる。また、光の三原色以外の色を発光する発光ダイオードの2種以上を採用することもできる。発光ダイオードが1つしか備えられていない従来例のスティックライトとの比較で言えば、同種若しくは同一の発光ダイオードの2つ以上から光源部を構成することができる。そして、これらの発光ダイオードを個別に制御することにより、少なくとも光量において、従来例に比べて発光態様の変化が大きくなる。
【0007】導光体は光源の光を取り込んでこれをその表面から放出するものであれば特に限定されない。導光体は、好ましくは、その表面の全体から実質的に均一に光を放出させるものとする。そのためには、中心部分を透明な材料(アクリル樹脂等)で形成しここに光源部の光が導入されるようにする。そして、この中心部を光散乱層で被覆する構成とする。光散乱層はアクリル樹脂等の透明な材料中にシリカ等の白色微粉末を均一に分散させたものが採用される。成形容易性の観点から、導光体の全体を上記光散乱層で形成することもできる。
【0008】導光体の形状も棒状のものに特に限定されるものではない。リング状やY字状など、任意に選択できる。また、エラストマーで導光体を形成することにより、その形状を可変とすることもできる。導光体は中実であっても中空であってもよい。
【0009】この発明の第1の局面によれば、光源部の発光色が所望の色に選択されてその色が連続的に発光される(以下「連続点灯モード」という。)。これにより、導光体も当該選択された色で発光することとなる。光の三原色を組み合わせれば光源部の発光色を任意に調整できる。実施例では、制御回路の負担を小さくするため、各発光ダイオードを単体で発光させて得られる色(赤、緑、青)、2つの発光ダイオードを同時に点灯したとき得られる色(黄、青緑、紫)及び3つの発光ダイオードを同時に点灯したときに得られる色(白)の合計7色から選択できるようにした。
【0010】またこの発明の他の局面では、光源部を非連続的に点灯させる。即ち、光源部を点滅させる(以下、「点滅モード」という。)。これにより、導光体の発光も点滅することとなる。光源部の発光色は第1の局面と同様に任意に選択される。点滅の周期は特に限定されない。例えば1.5±0.5Hzとする。
【0011】この発明の他の局面では、光源部の色を順次変化させる。連続点灯モードのときは色相が次第に変化するようすることが好ましい。即ち、最初に点灯していた発光ダイオードの光量を次第に低下させ、次に点灯される発光ダイオードの光量を次第に増加させる。点滅モードの場合には、点滅のタイミングに同期して色を変化させる。点滅のタイミングを制御することにより(例えば1/3秒の周期で7色の色変わりをする)、スティックライトを振ったとき、当該7色が虹のように残像として目に残る(以下、「虹モード」という。)。
【0012】この発明のスティックライトでは、色々な発光の態様を選択できる。スティックライトは通常暗い会場で使用されるため、選択のためのスイッチが見えない場合が多い。そこで、実施例では、上記7色(赤、黄、緑、青緑、青、紫、白)を予め定められた順序で関係付けておき、スイッチを操作したときこの順序で7色の色の内の1色が選択されるようにする。具体的には、スイッチを1度押すたびに、赤→黄→緑→青緑→青→紫→白(以下この繰り返し)の順で色が変化する。これにより、特にスイッチを見ることなくスティックライトを手に持った状態で、予め定められた色の中から所望の色を1つのスイッチで容易かつ迅速に選択できる。同様に、モードの選択も、上記3つのモード(連続点灯モード、点滅モード、虹モード)を予め定められた順序で関係付けておき、第2のスイッチを操作したときこの順序で3つのモードの内の1つが選択されるようにした。具体的には、第2のスイッチを押すたびに連続点灯モード→点滅モード→虹モード(以下この繰り返し)の順でモードが変化する。これにより、特にスイッチを見ることなくスティックライトを手に持った状態で、予め定められたモードの中から所望のモードを1つのスイッチで容易かつ迅速に選択できる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。図1はこの発明の実施例のスティックライト1の正面図である。図2に同じく側面図を示す。外形上このスティックライト1は把持部10と棒状発光体50から構成される。把持部10は円筒形状であって、その正面の中央部分において切り欠かれている。その切り欠き部分に色切換えスイッチ(第1のスイッチ)11とモード切換えスイッチ(第2のスイッチ)13が備えられている。
【0014】把持部10の両端には半球状のキャップ14、15が嵌合されている。下側のキャップ14内には、図3に示すように、ボタン電池17が備えられる。吊り下げ紐を通すための穴16が形成されている。上側のキャップ15内には光源部30が備えられる。光源部30には赤色発光ダイオード30R、緑色発光ダイオード30G及び青色発光ダイオード30Bの3つの発光ダイオードが備えられている。これらの発光ダイオードは図4に示す制御装置41によって制御される。この制御装置41及びドライバ45R、45G及び45Bは、図3において、把持部10内の制御盤40上に組み付けられている。尚、本実施例では、光源部30にランプタイプの各色発光ダイオード30R、30G、30Bを用いたが、チップタイプの発光ダイオードでも良い。又、各色のチップが1つのパッケージに入れられた1つのランプでも良い。
【0015】棒状発光体50(導光体)は中実の円柱形状であり、その先端部は球面となっている。一方、基端部は上側のキャップ15に挿入され、光源部30に対向している。基端部の周縁には抜け止め防止用のリング51が外挿されている。棒状発光体50は透明アクリル樹脂の全体ににシリカの微粉末を分散させた中実構造である。光源部30から放出された光は基端部より棒状発光体50内に導入される。導入された光は棒状発光体50内のシリカ微粉末により乱反射され、棒状発光体50の表面全体からほぼ均一な明るさで放出される。これにより、棒状発光体50の全体が光源部30の色に発光することとなる。
【0016】制御装置41はCPU42とメモリ44を備えている。メモリ44内に保存されている制御プログラムに基づいてCPU42は以下に説明する各種の制御を実行する。メモリ44内には、光源部30を全体として赤、黄、緑、青緑、青、紫、白のいずれかの色に発光させるために必要な各発光ダイオードのオン/オフの状態に関するデータが保存されている。また、制御装置41の図示しない第1のカウンタは7つの値をとり、当該7つの値は上記7つの色に対応している。この第1のカウンタは第7の値の次に第1の値をとる。色切換えスイッチ11が押圧されると、第1のカウンタの値が1つ加算され、そのカウンタの値に対応するデータがメモリ44から呼び出される。このデータに基づいてCPU42はドライバ45R、45G、45Bを制御する。例えば、スイッチ11により選択された色が赤であり、光源部30を赤に発光させるためのデータがメモリ44から読み出されたとき、CPU42は赤色発光ダイオード30Rのみが点灯するように各ドライバ45R、45G、45Bを制御する。また、スイッチ11により選択された色が黄であり、光源部30を黄に発光させるためのデータがメモリ44から読み出されたとき、CPU42は赤色発光ダイオード30R及び緑色発光ダイオード30Gが点灯し、青色発光ダイオード30Bが点灯しないように各ドライバ45R、45G、45Bを制御する。
【0017】次に、実施例のスティックライト1の動作について説明する。
(電源のオン/オフ)実施例のスティックライト1では、モード切換えスイッチ13を1秒以上押圧し続けると電源がオン若しくはオフされる。そのために、制御装置41は図示しない時間カウンタを有する。
【0018】(モードの切換え)モード切換えスイッチ13を押圧して1秒未満にその押圧を解除すると、モードが切り替わる。実施例では、連続点灯モード→点滅モード→虹モード(以下この繰り返し)のようにモードが切り換る。このモード切換えを実行するために、制御装置41には図示しない第2のカウンタが備えられ、スイッチ13の押圧が1秒未満内に開放される都度に、第2のカウンタの値が加算される。この第2のカウンタは3つの値をとり、第3の値の次は第1の値に戻る。即ち、第2のカウンタの第1、第2、及び第3の値はそれぞれ連続点灯モード、点滅モード及び虹モードに対応する。各モードを実行するための制御プログラムはメモリ44に保存されている。CPU42はカウンタの値に対応した制御プログラムをメモリ44から読み出したてこれを実行し、もって選択されたモードが実行される。
【0019】(連続点灯モード)この連続点灯モードでは、色切換えスイッチ11により選択された色が連続して発光される。色切換えスイッチ11に他の色が選択されると、その色が連続して発光される。
【0020】(点滅モード)この点滅モードでは、色切換えスイッチ11により選択された色が1.5±0.5Hzの周期、点灯時と消灯時のディューティ比が20%となるように点滅する。
【0021】(虹モード)この虹モードでは、1/3秒の周期で上記の7色が赤→黄→緑→青緑→青→紫→白(以下この繰り返し)で切り換る。この虹モードの態様で発光するスティックライトを振ると、残像が目に残って上記7色の帯があたかも虹のように見える。
【0022】各発光ダイオードの発光強度及びその点滅のタイミングは任意に調節できるものである。従って、実施例のスティックライトはそのメモリ44内の制御プログラムを変更することにより、上記説明以外の発光態様を奏することができることは言うまでもない。
【0023】この発明は上記発明の実施の形態及び実施例の記載に何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で当業者が想到し得る種々の変形態様を包含する。
【0024】以下、次の事項を開示する。
(10) 第1の発光ダイオード及び第2のダイオードを備えてなる光源部と、該光源部の光がその一部から導入されてその表面より放出される導光体と、前記光源部の各発光ダイオードを個別に制御する制御手段と、を備えてなる発光具。
(11) 前記第1の発光ダイオードと前記第2の発光ダイオードは異なる色で発光する、(10)に記載の発光具。
(20) 光の三原色を構成する色の光を放出する3つの発光ダイオードを備えた光源部と、前記発光ダイオードを個別に制御する制御装置とを備えてなるスティックライト。
【出願人】 【識別番号】000241463
【氏名又は名称】豊田合成株式会社
【出願日】 平成10年9月10日(1998.9.10)
【代理人】 【識別番号】100095577
【弁理士】
【氏名又は名称】小西 富雅
【公開番号】 特開2000−90702(P2000−90702A)
【公開日】 平成12年3月31日(2000.3.31)
【出願番号】 特願平10−256141