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【発明の名称】 ガスメータ用配管部材
【発明者】 【氏名】中村 雅英

【要約】 【課題】

【解決手段】ガスメータ用配管部材1は、立ち上げられたガス供給管に対する入側接続口4を下向きに形成し、この入側接続口4から流入したガスが上昇したあと正面側に向かって流れ、更に左方に折れてガス栓5内を経由して鉛直方向に流れてガスメータ19の入側口金20に対する接続口6に到るガス流入通路3を形成して成る入側配管部材2と、ガスメータ19の出側口金20aに対する接続口9を下向きに形成し、この接続口9から流入したガスが上昇したあと、右方向に折れてガス導管接続口10に到るガス流出通路8を形成すると共に左方に向けて突出させて連結桿11を形成し、この連結桿11を前記入側配管部材2の右側に形成した連結穴12内に嵌合させて入側配管部材2と一体化される出側配管部材7とから成る。これをガスメータ19の入側口金20と出側口金20aに取り付けたあと、取付金具21を用いてパイプシャフト内に固定した支持バー25に取り付ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 立ち上げられたガス供給管に対する入側接続口を下向きに形成し、この入側接続口から流入したガスが上昇したあと正面側に向かって流れ、更に左方に折れてガス栓内を経由して鉛直方向に流れてガスメータの入側口金接続口に到るガス流入通路を形成して成る入側配管部材と、前記ガスメータの出側口金接続口を下向きに形成し、この出側口金接続口から流入したガスが上昇したあと、右方向に折れてガス導管接続口に到るガス流出通路を形成すると共に左方に向けて連結桿を突出させ、この連結桿を前記入側配管部材の右側に形成した連結穴内に嵌合させて入側配管部材と一体化される出側配管部材と、から成るガスメータ用配管部材。
【請求項2】 入側配管部材と出側配管部材の上面にねじ孔を形成し、このねじ孔を利用して入側配管部材と出側配管部材上に固定金具を取り付けると共に、この固定金具を利用してガスメータ用配管部材をガスメータの支持金具に取り付けることが出来るように構成して成る請求項1記載のガスメータ用配管部材。
【請求項3】 入側配管部材のガス栓の開閉ハンドルは正面側に向けて取り付けられ、出側配管部材のガス流出通路から正面側に向けて試験口が形成されていると共にガス導管接続口は上下方向に分岐して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のガスメータ用配管部材。
【請求項4】 ガスメータの入側と出側口金が下部に設けられている場合の配管部材として、入側配管部材の入側接続口及び出側配管部材の出側接続口が上向きに形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3記載のガスメータ用配管部材。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭い空間にガス配管、水道配管、電力ケーブル管等が収められている集合住宅のパイプシャフト内にガスメータを取り付ける際に特に便利なガスメータ用配管部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パイプシャフト内においてガスメータが占有できる面積や位置には制約が非常に多く、またガスメータは基本的には正面を向くように取り付けておくことが必要である。
【0003】このような観点から、パイプシャフト内においてガスメータの取り付けが出来るように工夫した支持金具の提案がある。例えば、本件出願人は、パイプシャフト内において取付金具を用いて左右あるいは向きを位置調整自在に形成したガスメータ支持金具を特許第2927353号として登録を受けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公知例においては、金具類の部品点数が多いことから、コストが高くつき、取付工数も増して工事に時間がかかるという問題もある。
【0005】本発明は斯る点に鑑みて提案されるものであって、その第1の目的は、狭い面積内においてガスメータの取付を行うことができるガスメータ用配管部材を提供することである。更に、第2の目的は、部品点数を少なくしてコストの低減と取り付け手数及び時間の減縮を図るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、ガスメータ用配管部材において、立ち上げられたガス供給管に対する入側接続口を下向きに形成し、この入側接続口から流入したガスが上昇したあと正面側に向かって流れ、更に左方に折れてガス栓内を経由して鉛直方向に流れてガスメータの入側口金接続口に到るガス流入通路を形成して成る入側配管部材と、前記ガスメータの出側口金接続口を下向きに形成し、この出側口金接続口から流入したガスが上昇したあと、右方向に折れてガス導管接続口に到るガス流出通路を形成すると共に左方に向けて連結桿を突出させ、この連結桿を前記入側配管部材の右側に形成した連結穴内に嵌合させて入側配管部材と一体化される出側配管部材と、から成ることを特徴とするものである。
【0007】更に、請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、入側配管部材と出側配管部材の上面にねじ孔を形成し、このねじ孔を利用して入側配管部材と出側配管部材上に固定金具を取り付けると共に、この固定金具を利用してガスメータ用配管部材をガスメータの支持金具に取り付けることが出来るように構成したことを特徴とするものである。
【0008】更に、請求項3に記載の発明においては、請求項1又は2に記載の発明において、入側配管部材のガス栓の開閉ハンドルは正面側に向けて取り付けられ、出側配管部材のガス流出通路から正面側に向けて試験口が形成されていると共にガス導管接続口は上下方向に分岐して形成されていることを特徴とするものである。
【0009】更に、請求項4に記載の発明においては、請求項1又は2又は3に記載の発明において、ガスメータの入側と出側口金が下部に設けられている場合の配管部材として、入側配管部材の入側接続口及び出側配管部材の出側接続口が上向きに形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】入側配管部材と出側配管部材は、あらかじめ連結穴内に連結桿を嵌合することにより一体化し、これにガスメータの入側口金と出側口金を夫々接続する。又、ガスメータ配管部材の上部には取付金具をビス止めし、この取付金具をパイプシャフト内に水平に固定された支持バー(C型チャンネル)に取り付けて固定することにより、ガスメータの位置を定める。
【0011】なお、必要な場合には、ガスの入側配管とやはり前記支持バーと同じようにパイプシャフト内に横架した支持バーに固定することにより、安定を図るようにする。
【0012】
【実施例】図1〜図4に基づいて本発明に係るガスメータ用配管部材の実施例を詳述する。符号の1は配管部材であって、この配管部材1は、立ち上げられたガス供給管に対する入側接続口4を下向きに形成し、この入側接続口4から流入したガスが上昇したあと正面側に向かって流れ、更に左方に折れてガス栓5内を経由して鉛直方向に流れてガスメータの入側口金に対する接続口6に到るガス流入通路3を形成して成る入側配管部材2と、ガスメータの出側口金に対する接続口9を下向きに形成し、この接続口9から流入したガスが上昇したあと、右方向に折れてガス導管接続口10に到るガス流出通路8を形成すると共に左方に向けて突出させて連結桿11を形成し、この連結桿11を前記入側配管部材2の右側に形成した連結穴12内に嵌合させて入側配管部材2と一体化される出側配管部材7とから成る。
【0013】又、入側配管部材2の接続口4にはガスメータ側の入側口金に形成したねじに螺合する入側ユニオン13が取り付けられていると共に、出側配管部材7の接続口9にはガスメータ側の出側口金に形成したねじに螺合する出側ユニオン13aが取り付けられている。又、入側配管部材2のガス栓5は、正面側に向けて開閉用のハンドル5aが取り付けられていて、このガス栓5の入口5bは、入側配管部材2に対してニップル14を用いて接合されている。
【0014】又、前記入側配管部材2の上面と出側配管部材7の上面には、ねじ孔15,15aが形成されている。又、出側配管部材7において、出側ガス流出通路8においてその一部には、正面側に向けて試験口(パージ口)16が形成してあり、この試験口16にはプラグ17が着脱自在に取り付けられている。
【0015】又、ガス導管接続口10は上下に分岐されていて、このガス導管接続口10には、フレキ管を接続金具を用いて接続するためのねじ10aが設けてある。図中18は入側配管部材2に出側配管部材7を連結したときに、連結穴12内の連結桿11を固定するビスである。
【0016】上記構成から成るガスメータ用配管部材1の使用例を図4〜図10に基づいて説明する。先ず、図4、図5はパイプシャフト内の設置例であって、ガスメータ19の入側口金20に配管部材1の入側ユニオン13を接続し、出側口金20aの出側ユニオン13aを接続することによって、配管部材1をガスメータ19上に取り付ける。
【0017】更に、配管部材1の上部にねじ孔15,15aを利用してL型の取付金具21を取り付けたのち、配管部材1の入側接続口4に入側立ち上り管22を接続し、その上で前記取付金具21をパイプシャフト内において両端を留め金具24により固定した水平状の支持バー(C型チャンネル)25に当て板26とボルト27を用いて固定し、最後に立ち上り管22を前記支持バー25と同じようにパイプシャフト内において両端を留め金具29により固定された水平状の支持バー(C型チャンネル)28にバンド30を用いて固定する。図中31はガス供給フレキ管、32,32aは前記配管部材1側のガス導管接続口10に対して上下方向に延長するようにして金具33により接続されたガス器具に到るフレキ管である。
【0018】図6はパイプシャフトではなく、地中から立ち上げたガス供給管としての鋼管35上に配管部材1を接続し、これにガスメータ19を取り付けた例であって、この取り付け例は、パイプシャフトではなく、屋外取付の例である。この使用例からも判るように、本発明に係る配管部材1はパイプシャフト内での使用に主眼を置いているが、それ以外に使用しても良い。図6において、36は鋼管35を建物の壁にビス34により固定しているバンド金具である。
【0019】図7は二世帯住宅など一戸に複数のガスメータが必要な場合の設置例であって、取り付け方法は上記図4〜図6と同じであるが、下部のガス供給立ち上げ管22に分岐管37を取り付けてこれから分岐フレキ管38を上方に延長して接続金具39、エルボ管40により上部のガス供給立ち上り管22に結んだ例である。
【0020】図8はガスメータ19を並列させて取り付けた例であって、取り付け方法等は図7の場合と同じである。
【0021】図9、図10はガスメータ19の入側口金20と出側口金20aとが下付けの例であって、この下付けの場合には、配管部材1において、入側接続口4及び接続口9が上向きに形成形成されたものを使用する。この配管部材1の実施例は請求項4に対応する。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るガスメータ用配管部材は以上のように、入側のガス配管がガスメータの背後の中央に来るように構成したことにより、配管スペースを横方向(巾方向)において減少させることができる。又、配管部材は、入側と出側に分岐し、連結穴と連結桿を用いて一体化するように構成したことにより、この連結部を微量回転させたり引き離したりすることにより、位置の微調整ができる。又、本発明は、入側配管部材とガス栓をニップルを用いて接続したことにより、この部分でガスメータ側の入側口金と位置合わせを行うことが可能である。又、本発明の配管部材は、入側と出側に分れ、更にガス栓(元栓)及び試験口も一体化されているため、部品点数が少なくなり、コストの低減と取り付け手数及び時間を削減できる。
【出願人】 【識別番号】000114156
【氏名又は名称】ミツワガス機器株式会社
【出願日】 平成11年6月10日(1999.6.10)
【代理人】 【識別番号】100067091
【弁理士】
【氏名又は名称】大橋 弘
【公開番号】 特開2000−346297(P2000−346297A)
【公開日】 平成12年12月15日(2000.12.15)
【出願番号】 特願平11−163565