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【発明の名称】 ガス供給装置、前記ガス供給装置で使用するガス混合ブロック、供給ガス切替ブロック、プロセスブロック、およびベントブロック
【発明者】 【氏名】坂槙 益伸

【要約】 【課題】ガスに含まれている不純物を除去して純度の高いガスを得ること。

【解決手段】複数のガス供給路から供給されるガスを移送するガス移送路と、前記各ガス供給路および前記ガス移送路を連通させるガス移送位置とガス排出路に連通させるガス排出位置との間で切替て作動される弁(AV1〜DV1+AV2〜DV2)と、前記各ガス供給路中に配置され且つ加熱時に表面の不純物が脱離するとともに冷却時に不純物を表面に吸着するガス精製用金属A26〜D26と前記ガス精製用金属A26〜D26を加熱する精製用金属加熱装置とを有する不純物除去装置A〜Dと、前記供給ガスを使用する前に前記供給ガスを供給しながら前記精製用金属加熱装置により前記ガス精製用金属A26〜D26を所定時間加熱して前記ガス精製用金属表面の不純物を脱離させる加熱装置制御手段とから構成されるガス供給装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次の要件(A01)〜(A03)を備えたガス供給装置、(A01)ガス供給路、(A02)ガス供給路中に配置され且つ加熱時に表面の不純物が脱離するとともに冷却時に不純物を表面に吸着するガス精製用金属と、前記ガス精製用金属を加熱する精製用金属加熱装置とを有する不純物除去装置、(A03)ガス供給路を流れる供給ガスを使用する前に前記供給ガスを供給しながら前記精製用金属加熱装置により前記ガス精製用金属を所定時間加熱して前記ガス精製用金属表面の不純物を脱離させる加熱装置制御手段。
【請求項2】 次の要件(B01)〜(B05)を備えたガス供給装置、(B01)複数のガス供給路、(B02)前記複数のガス供給路に接続し且つ前記各ガス供給路から供給されるガスを移送するガス移送路、(B03)前記各ガス供給路および前記ガス移送路を連通させるガス移送位置とガス排出路に連通させるガス排出位置との間で切替えて作動される弁、(B04)前記各ガス供給路中に配置され且つ加熱時に表面の不純物が脱離するとともに冷却時に不純物を表面に吸着するガス精製用金属と、前記ガス精製用金属を加熱する精製用金属加熱装置とを有する不純物除去装置、(B05)前記各ガス供給路を流れる供給ガスを使用する前に前記供給ガスを供給しながら前記精製用金属加熱装置により前記ガス精製用金属を所定時間加熱して前記ガス精製用金属表面の不純物を脱離させる加熱装置制御手段。
【請求項3】 次の要件(C01)〜(C03)を備えたガス混合ブロック、(C01)一体構造のブロックの上流側および下流側の側面を貫通して形成された混合ブロック内ガス移送路、(C02)前記ガス移送路の中心線上に設定された混合位置から等距離で且つ前記ガス移送路に垂直に伸びる各放射線に垂直な複数のバルブ装着面、(C03)前記混合位置から放射状に延びるとともに前記各バルブ装着面に垂直で且つ前記バルブ装着面に開口する複数の各混合ブロック内ガス連通路。
【請求項4】 次の要件(D01)〜(D03)を備えた供給ガス切替ブロック、(D01)一体構造のブロックの下流側の側面に開口する切替ブロック内ガス移送路、(D02)前記ガス移送路の中心線上に設定された混合位置から等距離で且つ前記ガス移送路に垂直に伸びる各放射線に垂直な複数のバルブ装着面、(D03)前記混合位置から放射状に延びるとともに前記各バルブ装着面に垂直で且つ前記バルブ装着面に開口する複数の各切替ブロック内ガス連通路。
【請求項5】 次の要件(E01)〜(E06)を備えたプロセスブロック、(E01)一体構造のブロックの一側面に形成され且つ、前記バルブ装着面に装着される被装着面、(E02)プロセスバルブが連結されるプロセスバルブ連結面、(E03)前記被装着面およびバルブ連結面間を貫通するとともに被装着面側連通路開口およびバルブ連結面側連通路開口を有するプロセスブロック内ガス連通路であって、前記被装着面側連通路開口が前記混合ブロック内ガス連通路または切替ブロック内ガス連通路に連通する前記プロセスブロック内ガス連通路、(E04)前記バルブ連結面側連通路開口の周囲に開口するガス流通開口であって、前記バルブ連結面側連通路開口がバルブにより閉塞されたときに前記バルブ連結面側連通路開口に対して遮断されるとともに前記バルブ連結面側連通路開口が開放されたときに前記バルブ連結面側連通路開口に連通する前記ガス流通開口、(E05)一端が前記ガス流通開口に連通し他端がガス供給路接続面に開口するプロセスブロック内ガス流入路、(E06)一端が前記ガス流通開口に連通し他端がベントブロック接続面に開口するプロセスブロック内接続路。
【請求項6】 次の要件(F01)〜(F05)を備えたベントブロック、(F01)一体構造のブロックの一側面に形成され且つ、前記ベントブロック接続面に接続される被接続面、(F02)ベントバルブが連結されるベントバルブ連結面、(F03)前記被接続面に開口する被接続面側接続路開口および前記ベントバルブ連結面に開口するベントバルブ連結面側接続路開口を有するベントブロック内接続路、(F04)前記ベントバルブ連結面側接続路開口に隣接して前記ベントバルブ連結面に開口するベントバルブ連結面側排出路開口およびガス排出路接続面に開口するベントブロック内排出路、(F05)前記ベントバルブ連結面側接続路開口がベントバルブにより閉塞されたときに前記ベントバルブ連結面側接続路開口に対して遮断されるとともに前記ベントバルブ連結面側接続路開口が開放されたときに前記ベントバルブ連結面側接続路開口に連通する前記ベントバルブ連結面側排出路開口。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス供給装置、前記ガス供給装置で使用する部品に関し、特に、純度の高いガスを供給するガス供給装置、前記ガス供給装置で使用するガス混合ブロック、供給ガス切替ブロック、プロセスブロック、およびベントブロックに関する。前記ガス供給装置は、半導体製品の製造過程において、シリコンウエハ表面に数種の成分の混合ガスにより蒸着膜を形成する際等に使用される。
【0002】
【従来の技術】前記半導体製品の製造過程において使用されるガス供給装置は、キャリアガスに幾つかの反応ガスを混合した混合ガスを蒸着装置に供給する。蒸着装置では供給された反応ガスによりシリコンウエハ表面に蒸着膜を形成する。この半導体製造プロセスにおいて、混合ガスのユースポイント(薄膜形成用の反応炉入り口)における不純物の低減がその製品の歩留まり(良品率)の向上および高品位性を左右する。特に今日の半導体製造プロセスは、よりピュア(ppb(1/109)レベルよりppt(1/1012)レベル)な混合ガスにより前記プロセスを行なわなければ、日進月歩で進歩する半導体の高密度化、高集積化の流れに対応できない。
【0003】前記反応ガスおよびキャリアガスは、通常SUS(SUS316L)材の配管により供給され、このとき供給される反応ガス、キャリアガスの純度およびこれらのガスの配管の清浄度により前記ユースポイント(薄膜形成用の反応炉入り口)のガス純度が決定される。前記供給される反応ガスおよびキャリアガスの純度は、各種精製装置およびガスボンベのグレードにより決定される。前記ガスの配管系においても近年は、管の材質、製造工程、管内面の表面処理等の改善が行われて、部品個々のレベルでは、高清浄度の部品が供給されている。しかし、この配管系を構築する際、溶接、組み立て等の作業が行われ、そのとき大気にさらされることにより大気中の成分(N2,O2,Ar,CO2,Ne,He,CH4,H2O等)が混入し、それが不純物として検出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図23はある配管系にガスを流しながら、加熱したときおよび加熱しなかったときの前記配管内の不純物の濃度変化を大気圧イオン化質量分析装置(APIMS:Atomospheic Pressure Ionization Mass Spectrometry)で分析した結果を示すグラフである。図23において、縦軸は不純物の濃度(ppb( part per billion )=1/109)を示し、横軸はガスを流し始めたときからの経過時間(h、hour)を示す。濃度を検出した不純物は、H2O,O2である。図23のグラフの(1)〜(4)の期間は次のとおりである。
【0005】(1)ガス搬送初期期間ガス搬送初期期間(1)は、配管系を加熱せずにガスを流し始めてからの所定た期間である。この期間(1)は配管系を流れるガス中の不純物(H2O,O2)の濃度が減少する。
(2)加熱期間加熱期間(2)は、ガスを流しながら配管系を加熱した期間である。この期間(2)の最初の間は、配管内側表面に付着した不純物(H2O,O2)が配管内側表面から脱離する現象(不純物脱離現象)が発生してい期間である。この期間の最初の期間は前記不純物脱離現象により、ガス中の不純物が一旦増加するが、脱離が終了した後はガス中の不純物は減少する。
【0006】(3)不純物吸着期間不純物吸着期間(3)は、ガスを流しながら加熱を停止した期間で、ガス中の不純物が前記配管系内側表面に吸着される現象(不純物吸着現象)が発生している期間である。この期間(3)は最初の間すなわち、配管系の加熱停止による温度低下時は、急速に不純物(H2O,2)が減少するが、配管系の温度が低下した後は不純物濃度が一定に保持される。
(4)不純物飽和期間不純物飽和期間(4)は、ガスを流しながら加熱を停止した期間で、且つ前記期間(3)に連続する期間である。この期間(4)の最初は、前記配管系内側表面に吸着された不純物が飽和してきたため、ガス中の不純物(H2O,O2)の濃度が増加するが、吸着された不純物(H2O,O2)が完全に飽和した後は不純物濃度が一定に保持される現象(吸着不純物飽和現象)が生じている。
【0007】図24は配管直前に市販のインライン式高純度精製器を設置し、前記インライン式高純度精製器により高純度ガスに精製し、前記高純度ガスを搬送する配管中で、前記ガス搬送加熱期間(2)、ガス搬送不純物吸着期間(3)、ガス搬送不純物飽和期間(4)を繰りかえしたときの、ガス中の不純物(H2O,O2)の濃度を前記大気圧イオン化質量分析装置(APIMS)で分析した結果を示すグラフである。実験に使用した配管は次のとおりである。
材質:SUS316L配管内面処理:EP(Electro-Polish:電解研磨)処理口径:(1/4)インチ長さ:2m【0008】前述のように金属は温度変化により各種分子(不純物)の吸着、脱離を行うことが知られている。したがって、従来、ガスを搬送する金属の配管系内面に付着した不純物が搬送中のガスに混入するのを避けるため、前記配管系を加熱して前記配管内の不純物を脱離させて除去する方法が知られている。しかしながら、供給ガス中の不純物を吸着して除去する期間(吸着現象が生じている期間)に得られる不純物の少ない高純度ガスのみを使用する装置および方法は従来知られていない。本発明者の研究によれば、前記供給ガス中の不純物を吸着して除去する方法は、図24に示すように、精製器により精製された高純度ガス系に対しても前記吸着現象によりさらに高純度のガスが得られることが分かった。
【0009】前記不純物吸着現象による高純度ガスの得られる期間は、配管の材質、内面の表面粗度によって変化するが、不純物吸着金属板の温度および面積や、ガス流量等をコントロールすることにより、図23で示した前記各期間(2),(3),(4)の出現をコントロールすることが可能である。したがって、前記不純物吸着期間(3)の出現をコントロールし、図24の(3)の不純物吸着期間のガス(とくに矢印Wの部分)を使用することにより、供給されるガスの純度を一時的に不純物の少ない超高純度ガス(供給されるガス純度を数倍〜数十倍程度向上)として使用することができる。
【0010】なお、本発明は前記キャリアガスおよび反応ガス以外のガスの純度を高める場合にも適用可能である。なおまた、前記超高純度ガスを得られる期間(不純物吸着現象が続く期間)は限られているが、複数のガス供給ラインを設け、前記複数のガス供給ラインを順次切り換えて使用することにより、長時間にわたって超高純度ガスを連続して使用することができる。
【0011】本発明は前述の事情(及び検討結果)に鑑み、下記(O01)〜(O02)の記載内容を課題とする。
(O01)不純物の少ない高純度ガスを供給すること。
(O02)不純物の少ない高純度ガスを長時間連続して供給できるようにすること。
【0012】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決するために案出した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0013】(第1発明)前記課題を解決するために、本出願の第1発明のガス供給装置は、次の要件(A01)〜(A03)を備えたことを特徴とする。
(A01)ガス供給路(R1)、(A02)ガス供給路(R1)中に配置され且つ加熱時に表面の不純物が脱離するとともに加熱停止時に不純物を表面に吸着する不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)と、前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)を加熱する脱離吸着用金属加熱装置(Ka〜Kd)とを有する不純物除去装置(A,B,C,D)、(A03)ガス供給路(R1)を流れる供給ガスを使用する前に前記供給ガスを供給しながら前記脱離吸着用金属加熱装置(Ka〜Kd)により前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)を所定時間加熱して前記不純物脱離吸着用金属表面の不純物を脱離させる加熱装置制御手段(C1+MC1)。
【0014】(第1発明の作用)前記構成を備えた本出願の第1発明のガス供給装置では、不純物除去装置(A,B,C,D)は、ガス供給路(R1)中に配置された不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)と脱離吸着用金属加熱装置(Ka〜Kd)とを有する。加熱装置制御手段(C1+MC1)は、ガス供給路(R1)を流れる供給ガスを使用する前に前記供給ガスを供給しながら前記脱離吸着用金属加熱装置(Ka〜Kd)により前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)を所定時間加熱して前記不純物脱離吸着用金属表面の不純物を脱離させる。前記供給ガスの使用時には、前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)は加熱が停止されているので温度が低下して、前記供給ガスの不純物を表面に吸着する。このため、不純物の少ない超高純度の前記供給ガスが得られる。
【0015】(第2発明)前記課題を解決するために、本出願の第2発明のガス供給装置は、次の要件(B01)〜(B05)を備えたことを特徴とする。
(B01)複数のガス供給路(R1)、(B02)前記複数のガス供給路(R1)に接続し且つ前記各ガス供給路(R1)から供給されるガスを移送するガス移送路(F)、(B03)前記各ガス供給路(R1)および前記ガス移送路(F)を連通させるガス移送位置とガス排出路(R2)に連通させるガス排出位置との間で切替えて作動される弁(AV1〜DV1+AV2〜DV2)、(B04)前記各ガス供給路(R1)中に配置され且つ加熱時に表面の不純物が脱離するとともに加熱停止時に不純物を表面に吸着する不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)と、前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)を加熱する脱離吸着用金属加熱装置(Ka〜Kd)とを有する不純物除去装置(A,B,C,D)、(B05)前記各ガス供給路(R1)を流れる供給ガスを使用する前に前記供給ガスを供給しながら前記脱離吸着用金属加熱装置(Ka〜Kd)により前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)を所定時間加熱して前記不純物脱離吸着用金属表面の不純物を脱離させる加熱装置制御手段(C1+MC1)。
【0016】(第2発明の作用)前記構成を備えた本出願の第2発明のガス供給装置では、複数のガス供給路(R1)は、弁(AV1〜DV1+AV2〜DV2)を介してガス移送路(F)に接続している。ガス移送路(F)は、前記各ガス供給路(R1)から供給されるガスを使用位置(蒸着装置等)に移送する。弁(AV1〜DV1+AV2〜DV2)は、複数の各ガス供給路(R1)およびガス移送路(F)を連通させるガス移送位置とガス排出路(R2)に連通させるガス排出位置との間で切替えて作動される。
【0017】前記各ガス供給路(R1)中に配置された不純物除去装置(A,B,C,D)は、加熱時に表面の不純物が脱離するとともに加熱停止時に不純物を表面に吸着する不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)と、前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)を加熱する脱離吸着用金属加熱装置(Ka〜Kd)とを有する。加熱装置制御手段(C1+MC1)は、前記各ガス供給路(R1)を流れる供給ガスを使用する前に前記供給ガスを供給しながら前記脱離吸着用金属加熱装置(Ka〜Kd)により前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)を所定時間加熱して前記不純物脱離吸着用金属表面の不純物を脱離させる。
【0018】前記第2発明では、不純物を脱離させた後で不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)の加熱を停止すると不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)の温度が低下して不純物吸着現象が生じる。この不純物吸着現象が生じているガスを使用することにより、不純物の極めて少ない高純度ガスを得ることができる。また、複数の各ガス供給路(R1)に同一のガスを流しながら、前記各ガス供給路(R1)を順次切り換えて前記ガス移送路(F)に接続することにより、高純度の同一ガスを連続して前記ガス移送路(F)に供給することが可能となる。また、複数の各ガス供給路(R1)に異なるガスを流しながら、前記複数の各ガス供給路(R1)の中の選択したガス供給路(R1)を前記ガス移送路(F)に接続することにより、ガス移送路(F)中のガスに前記選択したガス供給路(R1)中のガスを混合させることができる。
【0019】(第3発明)前記課題を解決するために、本出願の第3発明のガス混合ブロックは、次の要件(C01)〜(C03)を備えたことを特徴とする。
(C01)一体構造のガス混合ブロック(1)の上流側および下流側の側面を貫通して形成された混合ブロック内ガス移送路(1a)、(C02)前記混合ブロック内ガス移送路(1a)の中心線上に設定された混合位置(P)から等距離で且つ前記混合ブロック内ガス移送路(1a)に垂直に伸びる各放射線に垂直な複数のバルブ装着面(1c)、(C03)前記混合位置(P)から放射状に延びるとともに前記各バルブ装着面(1c)に垂直で且つ前記バルブ装着面(1c)に開口する複数の各混合ブロック内ガス連通路(1b)。
【0020】(第3発明の作用)前記構成を備えた本出願の第3発明のガス混合ブロックは、一体構造のガス混合ブロック(1)により構成される。前記一体構造のガス混合ブロック(1)には、上流側および下流側の側面を貫通する混合ブロック内ガス移送路(1a)が形成される。前記ガス混合ブロック内ガス移送路(1a)の中心線上に設定された混合位置(P)から前記混合ブロック内ガス移送路(1a)に垂直に伸びる各放射線に垂直な複数のバルブ装着面(1c)は、前記混合位置(P)から等距離である。複数の各混合ブロック内ガス連通路(1b)は、前記混合位置(P)から放射状に延びるとともに前記各バルブ装着面(1c)に垂直で且つ前記バルブ装着面(1c)に開口する。
【0021】第3発明のガス混合ブロックでは、前記各混合ブロック内ガス連通路(1b)の前記バルブ装着面(1c)の開口から流入したガスは、前記混合位置(P)に向かって流入する。したがって、各混合ブロック内ガス連通路(1b)を流れるガスは混合ブロック内ガス移送路(1a)の同じ位置(混合位置(P))で混合されるので、均一な混合ガスが得られる。また、前記複数の各混合ブロック内ガス連通路(1b)の外端の前記バルブ装着面(1c)の前記開口から前記混合位置(P)までの距離(流路の長さ)は同一に設定されているので、各混合ブロック内ガス連通路(1b)毎に流れるガスが各混合ブロック内ガス連通路(1b)の外端の前記開口から前記混合位置(P)に到達する時間が同じとなる。このため、各バルブ装着面(1c)に装着された各バルブを同時に作動させて同時に前記複数の各混合ブロック内ガス連通路(1b)にガスを流入させた場合に、各ガスは同時に前記混合位置(P)に到達し、混合される。したがって、混合初期から均一な混合ガスが得られる。
【0022】(第4発明)前記課題を解決するために、本出願の第4発明の供給ガス切替ブロックは、次の要件(D01)〜(D03)を備えたことを特徴とする。
(D01)一体構造の供給ガス切替ブロック(1′)の下流側の側面に開口する切替ブロック内ガス移送路(1a′)、(D02)前記切替ブロック内ガス移送路(1a′)の中心線上に設定された混合位置(P)から等距離で且つ前記切替ブロック内ガス移送路(1a′)に垂直に伸びる各放射線に垂直な複数のバルブ装着面(1c′)、(D03)前記混合位置(P)から放射状に延びるとともに前記各バルブ装着面(1c′)に垂直で且つ前記バルブ装着面(1c′)に開口する複数の各切替ブロック内ガス連通路(1b′)。
【0023】(第4発明の作用)前記構成を備えた本出願の第4発明の供給ガス切替ブロックは、一体構造の供給ガス切替ブロック(1′)により構成される。前記一体構造の供給ガス切替ブロック(1′)の下流側の側面には切替ブロック内ガス移送路(1a′)が開口する。前記切替ブロック内ガス移送路(1a′)の中心線上に設定された混合位置(P)から前記切替ブロック内ガス移送路(1a′)に垂直に伸びる各放射線に垂直な複数のバルブ装着面(1c′)は、等距離である。前記混合位置(P)から放射状に延びる複数の各切替ブロック内ガス連通路(1b′)は前記各バルブ装着面(1c′)に垂直で且つ前記バルブ装着面(1c′)に開口する。
【0024】第4発明の供給ガス切替ブロックでは、前記各供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)の前記バルブ装着面(1c′)の開口から流入したガスは、前記混合位置(P)に向かって流入する。したがって、各供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)を流れるガスは供給ガス切替ブロック内ガス移送路(1a′)の同じ位置(混合位置(P))に流入する。また、前記複数の各供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)の外端の前記バルブ装着面(1c′)の前記開口から前記混合位置(P)までの距離(流路の長さ)は同一に設定されているので、各供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)毎に流れるガスが各供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)の外端の前記開口から前記混合位置(P)に到達する時間が同じとなる。
【0025】このため、各バルブ装着面(1c′)に装着された各バルブを同時に作動させて同時に前記複数の各供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)にガスを流入させた場合に、各ガスは同時に前記混合位置(P)に到達し、混合されて供給ガス切替ブロック内ガス移送路(1a′)を流れる(移送される)。また、各供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)から同一ガスを供給するように構成した場合に、1つのバルブ装着面(1c′)に開口する供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)からガス供給を行うとともに、他の供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)からのガス供給を行っていない状態で、前記1つのバルブ装着面(1c′)に開口する供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)からのガス供給を停止すると同時に他の1つの供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)からのガス供給を開始した場合、供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)を切替えながら、同一ガスを連続して前記供給ガス切替ブロック内ガス移送路(1a′)に供給することが可能となる。
【0026】(第5発明)前記課題を解決するために、本出願の第5発明のプロセスブロックは、次の要件(E01)〜(E06)を備えたことを特徴とする。
(E01)一体構造のプロセスブロック(3)の一側面に形成されるとともに、ガス混合ブロック(1)の混合ブロック内ガス連通路(1b)が開口するバルブ装着面(1c)または供給ガス切替ブロック(1′)の供給ガス切替ブロック内ガス連通路(1b′)が開口するバルブ装着面(1c′)に装着される被装着面(3j)、(E02)プロセスバルブ(AV1〜DV1)が連結されるプロセスバルブ連結面(3k)、(E03)前記被装着面(3j)およびバルブ連結面(3k)間を貫通するとともに被装着面側連通路開口(3m)およびバルブ連結面側連通路開口(3n)を有するプロセスブロック内ガス連通路(3a)であって、前記被装着面側連通路開口(3m)が前記混合ブロック内ガス連通路(1b)または切替ブロック内ガス連通路(1b′)に連通する前記プロセスブロック内ガス連通路(3a)、(E04)前記バルブ連結面側連通路開口(3n)の周囲に開口するガス流通開口(3f)であって、前記バルブ連結面側連通路開口(3n)がバルブ(AV1〜DV1)により閉塞されたときに前記バルブ連結面側連通路開口(3n)に対して遮断されるとともに前記バルブ連結面側連通路開口(3n)が開放されたときに前記バルブ連結面側連通路開口(3n)に連通する前記ガス流通開口(3f)、(E05)一端が前記ガス流通開口(3f)に連通し他端がガス供給路接続面(3L)に開口するプロセスブロック内ガス流入路(3b)、(E06)一端が前記ガス流通開口(3f)に連通し他端がベントブロック接続面(3h)に開口するプロセスブロック内接続路(3c)。
【0027】(第5発明の作用)前記構成を備えた本出願の第5発明のプロセスブロックは、一体構造のプロセスブロック(3)により構成される。前記一体構造のプロセスブロック(3)の一側面に形成された被装着面(3j)は、ガス混合ブロック(1)または供給ガス切替ブロック(1′)のバルブ装着面(1c,1c′)に装着される。前記プロセスブロック(3)はプロセスバルブ(AV1〜DV1)が連結されるプロセスバルブ連結面(3k)を有する。前記被装着面(3j)およびバルブ連結面(3k)間を貫通するとともに被装着面側連通路開口(3m)およびバルブ連結面側連通路開口(3n)を有するプロセスブロック内ガス連通路(3a)は、前記被装着面側連通路開口(3m)が前記混合ブロック内ガス連通路(1b)または切替ブロック内ガス連通路(1b′)に連通する。
【0028】前記バルブ連結面側連通路開口(3n)がバルブ(AV1〜DV1)により閉塞されたときには、プロセスブロック内ガス流入路(3b)のガス供給路接続面(3L)の開口から流入したガスは、前記ガス流通開口(3f)からプロセスブロック内接続路(3c)に流入し、前記プロセスブロック内接続路(3c)の前記ベントブロック接続面(3h)の開口から流出する。
【0029】また、前記バルブ連結面側連通路開口(3n)がバルブ(AV1〜DV1)により開放されたときには、前記ガス流通開口(3f)は前記混合ブロック内ガス連通路(1b)または切替ブロック内ガス連通路(1b′)に連通するので、プロセスブロック内ガス流入路(3b)のガス供給路接続面(3L)の開口から流入したガスは、前記ガス流通開口(3f)から前記混合ブロック内ガス連通路(1b)または切替ブロック内ガス連通路(1b′)に流入可能となる。そして、前記プロセスブロック内接続路(3c)の前記ベントブロック接続面(3h)の開口からのガスの流出が不可能となった場合には、前記プロセスブロック内ガス流入路(3b)のガス供給路接続面(3L)の開口から流入したガスは、前記ガス流通開口(3f)から前記混合ブロック内ガス連通路(1b)または切替ブロック内ガス連通路(1b′)に流入する。
【0030】(第6発明)前記課題を解決するために、本出願の第6発明のベントブロックは、次の要件(F01)〜(F05)を備えたことを特徴とする。
(F01)一体構造のベントブロック(17)の一側面に形成され且つ、プロセスブロック(3)のプロセスブロック内接続路(3c)が開口するベントブロック接続面(3h)に接続される被接続面(17d)、(F02)ベントバルブ(AV2〜DV2)が連結されるベントバルブ連結面(17c)、(F03)前記被接続面(17d)に開口する被接続面側接続路開口(17f)および前記ベントバルブ連結面(17c)に開口するベントバルブ連結面側接続路開口(17g)を有するベントブロック内接続路(17a)、(F04)前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)に隣接して前記ベントバルブ連結面(17c)に開口するベントバルブ連結面側排出路開口(17h)およびガス排出路接続面(17e)に開口するガス排出路接続面側開口(17i)を有するベントブロック内排出路(17b)、(F05)前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)がベントバルブ(AV2〜DV2)により閉塞されたときに前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)に対して遮断されるとともに前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)が開放されたときに前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)に連通する前記ベントバルブ連結面側排出路開口(17h)。
【0031】(第6発明の作用)前記構成を備えた本出願の第6発明のベントブロックは、一体構造のベントブロック(17)により構成される。一体構造のベントブロック(17)の一側面に形成された被接続面(17d)は、プロセスブロック(3)のプロセスブロック内接続路(3c)が開口するベントブロック接続面(3h)に接続される。ベントブロック(17)のベントバルブ連結面(17c)には、ベントバルブ(AV2〜DV2)が連結される。ベントブロック内接続路(17a)は、前記被接続面(17d)に開口する被接続面側接続路開口(17f)および前記ベントバルブ連結面(17c)に開口するベントバルブ連結面側接続路開口(17g)を有する。ベントブロック内排出路(17b)は、前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)に隣接して前記ベントバルブ連結面(17c)に開口するベントバルブ連結面側排出路開口(17h)およびガス排出路接続面(17e)に開口するガス排出路接続面側開口(17i)を有する。
【0032】前記ベントバルブ連結面側排出路開口(17h)は、前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)がベントバルブ(AV2〜DV2)により閉塞されたときに前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)に対して遮断されるとともに前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)が開放されたときに前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)に連通する。
【0033】前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)がベントバルブ(AV2〜DV2)により閉塞されたときには、ベントブロック内接続路(17a)の被接続面側接続路開口(17f)から流入したガスは、前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)より下流側には流れることができなくなる。また、前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)がベントバルブ(AV2〜DV2)により開放されたときには、ベントブロック内接続路(17a)の被接続面側接続路開口(17f)から流入したガスは、前記ベントバルブ連結面側接続路開口(17g)に連通するベントバルブ連結面側排出路開口(17h)を通ってベントブロック内排出路(17b)に流入し、前記ベントブロック内排出路(17b)の前記ベントブロックガス排出路接続面側開口から流出する。
【0034】
【発明の実施の形態】(第1発明および第2発明の実施の形態1)第1発明および第2発明のガス供給装置の実施の形態1は、前記第1発明または第2発明において次の要件(AB01)を備えたことを特徴とする、(AB01)反応ガスである前記供給ガス。
【0035】(第1発明および第2発明の実施の形態1の作用)前記構成を備えた第1発明および第2発明のガス供給装置の実施の形態1のガス供給装置では、前記供給ガスは、反応ガスである。反応ガスの使用前に前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)を所定時間加熱し、使用時には前記加熱を停止する。加熱停止時(反応ガスの使用時)には前記反応ガスの不純物が前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)の表面に吸着される。したがって、前記反応ガスの使用時には、純度の高い反応ガスが得られる。
【0036】(第1発明および第2発明の実施の形態2)第1発明および第2発明のガス供給装置の実施の形態2は、前記第1発明または第2発明において次の要件(AB02)を備えたことを特徴とする、(AB02)キャリアガスである前記供給ガス。
【0037】(第1発明および第2発明の実施の形態2の作用)前記構成を備えた第1発明および第2発明のガス供給装置の実施の形態2では、前記供給ガスは、キャリアガスである。キャリアガスの使用前に前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)を所定時間加熱し、使用時には前記加熱を停止する。加熱停止時(キャリアガスの使用時)には前記キャリアガスの不純物が前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)の表面に吸着される。したがって、この第1発明の実施の形態2では前記キャリアガスの使用時には純度の高いキャリアガスが得られる。
【0038】(第2発明の実施の形態3)本出願の第2発明の実施の形態3のガス供給装置は、前記第2発明または第2発明の実施の形態1もしくは2において下記の要件(B06),(B07)を備えたことを特徴とする、(B06)前記各ガス供給路(R1)と前記ガス排出路(R2)との間にそれぞれ配置されたプロセスバルブ(AV1〜DV1)およびベントバルブ(AV2〜DV2)を備え、前記ガス供給路(R1)および前記ガス移送路(F)を連通させるガス移送位置と前記ガス供給路(R1)および前記ベントバルブ(AV2〜DV2)を連通させるガス排出位置との間で切替えて作動される前記プロセスバルブ(AV1〜DV1)と、前記ガス供給路(R1)および前記ガス排出路(R2)を遮断するガス移送位置と前記ガス供給路(R1)およびガス排出路(R2)を連通させるガス排出位置との間で切替え作動される前記ベントバルブ(AV2〜DV2)とを有する前記弁(AV1〜DV1+AV2〜DV2)。(B07)供給ガス使用時には前記プロセスバルブ(AV1〜DV1)および前記ベントバルブ(AV2〜DV2)をガス移送位置にそれぞれ移動させるとともに、前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)の加熱時を含むガス不使用時には前記プロセスバルブ(AV1〜DV1)およびベントバルブ(AV2〜DV2)を前記ガス排出位置に移動させる弁開閉制御手段(MC2)。
【0039】(第2発明の実施の形態3の作用)前記構成を備えた第2発明の実施の形態3のガス供給装置では、弁開閉制御手段(MC2)は、供給ガス使用時には前記プロセスバルブ(AV1〜DV1)および前記ベントバルブ(AV2〜DV2)をガス移送位置にそれぞれ移動させるとともに、前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)の加熱時を含むガス不使用時には前記プロセスバルブ(AV1〜DV1)およびベントバルブ(AV2〜DV2)を前記ガス排出位置に移動させる。したがって、前記供給ガス使用時には、プロセスバルブ(AV1〜DV1)は前記ガス供給路(R1)および前記ガス移送路(F)を連通させるとともに、ベントバルブ(AV2〜DV2)は前記ガス供給路(R1)および前記ガス排出路(R2)を遮断する。したがって、前記ガス供給路(R1)から供給されるガスはガス移送路(F)に流れる。
【0040】また、前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)の加熱時を含むガス不使用時(ガスを使用しない時)には、プロセスバルブ(AV1〜DV1)は前記ガス供給路(R1)および前記ベントバルブ(AV2〜DV2)を連通させるとともに、ベントバルブ(AV2〜DV2)は前記ガス供給路(R1)およびガス排出路(R2)を連通させる。したがって、ガス不使用時には、前記ガス供給路(R1)から供給されるガスはガス排出路(R2)に流れる。前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)の加熱時には、不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)から脱離した不純物は、ガス流により運ばれて除去される。そして、使用時のガスは前記不純物脱離吸着用金属(A26〜D26,A27〜D27)により不純物が吸着されて除去されるので、高純度のガスをガス移送路(F)に供給することができる。
【0041】(第3発明または第4発明の実施の形態1)第3発明のガス混合ブロックおよび第4発明の供給ガス切替ブロックの実施の形態1は、前記第3発明または第4発明において次の要件を備えたことを特徴とする、(CD01)前記ガス移送路(F)内の中心線の方向から見て正多角形の各辺の一部を構成する前記バルブ装着面(1c,1c′)。
【0042】(第3発明または第4発明の実施の形態1の作用)前記構成を備えた第3発明のガス混合ブロックおよび第4発明の供給ガス切替ブロックの実施の形態1では、前記バルブ装着面(1c,1c′)は、前記ガス移送路(F)内の中心線の方向から見て正多角形の各辺の一部を構成する。この場合、混合位置(P)と各バルブ装着面(1c,1c′)との距離が一定となるので、前記各バルブ装着面(1c,1c′)に開口する複数の各ガス連通路(1b,1b′)の前記開口位置と前記混合位置(P)との距離を一定とすることができる。この場合、複数の各ガス連通路(1b,1b′)から前記混合位置(P)へ供給するガスの前記混合位置への到達時刻の調節が容易となる。
【0043】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の例(すなわち、実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、右左方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0044】(実施例1)図1は実施例1のガス供給装置の全体斜視図である。図2は前記図1の矢印IIからみた図である。図3は前記図1の矢印IIIからみた図である。図4は前記ガス混合装置のガス混合部の分解斜視図である。図5は前記図4の要部拡大図である。図6は同実施例1で使用するプロセスバルブの説明図で、図6Aは閉状態を示す図、図6Bは開状態を示す図である。図7は同実施例1で使用するベントバルブの説明図で、図7Aは開状態を示す図、図7Bは閉状態を示す図である。
【0045】図8は本発明の実施例1のガス供給装置を構成するキャリアガス供給装置Hおよび反応ガス供給装置Uの要部説明図であり、図8に示すキャリアガス供給装置Hは前記図2の矢印VIIIAから見た一部省略図、反応ガス供給装置Uは前記図2の矢印VIIIBから見た一部省略図である。図9は前記図8のガス供給装置の要部拡大部分断面図である。図10は前記図9の右端部(Y端部)を含む要部拡大部分断面図である。図1、図8において、キャリアガス供給装置H、反応ガス供給装置Uおよびキャリアガスまたは、キャリアガスおよび反応ガスの混合ガスを移送するガス移送路Fにより本実施例1のガス供給装置(H+U+F)が構成されている。キャリアガス供給装置HはY側(右側)に配置されており、反応ガス供給装置Uは−Y側(左側)に配置されている。図2(前記図1の矢印IIから見た図)において、キャリアガス供給装置HはY側(図2で紙面の手前側)に配置され、反応ガス供給装置Uは−Y側(図2で紙面の奥側)に配置されている。また、図3(前記図1の矢印IIIから見た図)において、反応ガス供給装置Uは−Y側(図3で紙面の手前側)に配置され、キャリアガス供給装置HはY側(図2で紙面の奥側)に配置されている。
【0046】図1〜図3、図8〜図10において、キャリアガス供給装置Hは、キャリアガス搬送装置H1およびキャリアガス供給切替装置H2を有し、キャリアガス搬送装置H1は第1〜第4供給ラインH1A〜H1D(図2参照)を有している。前記第1〜第4供給ラインH1A〜H1Dで搬送されるキャリアガスはキャリアガス供給切替装置H2により順次切り換えられて前記ガス移送路Fに供給される。反応ガス供給装置Uは反応ガス搬送装置U1および反応ガス混合装置U2を有し、反応ガス搬送装置U1は第1〜第4供給ラインU1A〜U1D(図2、図3参照)を有している。前記第1〜第4供給ラインU1A〜U1Dで搬送される反応ガスは反応ガス混合装置U2により選択されて前記ガス移送路Fに供給される。
【0047】前記キャリアガス供給装置Hおよび反応ガス供給装置Uは、略同一の構成なので反応ガス供給装置Uを代表して説明する。図4、図8、図9において、前記反応ガス供給装置Uの反応ガス混合装置U2は、一体構造のガス混合ブロック1を有しており、図9に示すように前記ガス混合ブロック1は上流側(右側、すなわち、Y側)および下流側(左側、すなわち、−Y側)の側面を貫通して形成された混合ブロック内ガス移送路1aを有している。前記混合ブロック内ガス移送路1aの中心線に沿って設定された混合位置Pから上下方向(Z軸方向)および前後方向(X軸方向)には放射状に延びる4本のガス連通路1b(3本のみ図示)が形成されている。前記4本のガス連通路1bはそれぞれ異なる反応ガスを前記混合ブロック内ガス移送路1aに供給するための流路であり、前記混合ブロック内ガス移送路1aの中心線に垂直な方向に延びている。
【0048】図4、図5において、前記ガス混合ブロック1の上下方向(Z軸方向)および前後方向(X軸方向)の側面にはバルブ装着面1cが設けられており、前記バルブ装着面1cにはガスケット装着孔1d(図9参照)が形成されている。前記各バルブ装着面1cは前記混合位置Pから等距離となるように形成されている。前記各ガスケット装着孔1dには、ガスケット2(図4、図5、図9参照)が装着されており、前記ガスケット2を介して前記各バルブ装着面1cにプセスパルブ連結ブロック3(図4、図5参照)が、4本の固定用ネジ4(3本のみ図示、図4、図5参照)により連結されている。
【0049】図9において、前記各プロセスブロック3は、プロセスブロック内ガス連通路3aと、プロセスブロック内ガス流入路3bと、プロセスブロック内接続路3cと、前記ガス混合ブロック1のバルブ装着面1cに装着される被装着面3jとを有している。前記プロセスブロック内ガス流入路3bの一端はガス供給路接続面3L(図6参照)に開口しており、前記開口から反応ガスが流入するようになっている。また、前記被装着面3jには前記プロセスブロック内ガス連通路3aの被装着面側連通路開口3m(図6参照)が形成されており、前記被装着面側連通路開口3mは前記ガス混合ブロック1に連結された状態で前記ガス混合ブロック1のガス連通路1bの外端開口と接続し、前記ガス連通路1bとプロセスブロック内ガス連通路3aとが連通する。
【0050】図4、図5、図9において、前記プロセスブロック3の被装着面3jと反対側の面にはそれぞれバルブ装着面3d(図5参照)が設けられている。図5において、前記各バルブ装着面3dには円筒状の突出部3eが形成されており、前記突出部3eの外周面には雄ネジが形成されている。前記突出部3eの外端面には、プロセスバルブ連結面3k(図5、図6参照)が設けられている。図5、図6において、前記プロセスバルブ連結面3kには前記プロセスブロック内ガス連通路3aのバルブ連結面側連通路開口3n(図6参照)が形成されており、前記バルブ連結面側連通路開口3nを中心にリング状のガス流通開口3f(図5参照)が形成されている。前記ガス流通開口3fには、前記プロセスブロック内ガス流入路3bおよびプロセスブロック内接続路3cとが連通している。前記4本のプロセスブロック内ガス連通路3aのバルブ連結面側連通路開口3nから前記混合位置Pまでの距離は同一に設定されている。
【0051】図4、図5、図6において、前記突出部3eには、連結用ナット7を介してスライダ支持ナット8が連結されている。前記スライダ支持ナット8の外端部には円筒状突出部8aが設けられており、前記円筒状突出部8aの周側面には雄ネジが形成されている。図6において、前記スライダ支持ナット8の内端と前記円筒状突出部8aとの間には弾性を有する円盤状のバルブ切替プレート9の外周縁が配置されている。
【0052】図6において、前記円筒状突出部8aには円筒状キャップ11が螺合している。円筒状キャップ11の外端にはエアパイプ12が固定されている。エアパイプ12の外端は前記円筒状キャップ11の外端よりも外方に突出しており、内端部は円筒状キャップ11の内部を内方に延びている。前記円筒状キャップ11の内孔11aおよび前記スライダ支持ナット8の内孔にはスライダ13がスライド可能に支持されている。前記スライダ13の外端部には大径フランジ13aが設けられており、大径フランジ13aは前記内孔11aにスライド可能に嵌合している。前記スライダ13にはパイプガイド孔13bが形成されており、パイプガイド孔13bは前記エアパイプ12の内端部とスライド移動可能に嵌合している。前記スライダ13には前記パイプガイド孔13bと前記大径フランジ13aの下側の空間とを連結するエア連通孔13cが形成されている。
【0053】前記スライダ13の大径フランジ13aの外端(図6では上端)に形成された凹部の底面と前記円筒状キャップ11の外端部内面との間には圧縮バネ14が配置されており、前記スライダ13を常時内方(図6で下方、すなわち、プロセスブロック内ガス連通路3aの方向)に押圧している。この状態では前記バルブ切替プレート9は常時図6Aの位置に保持され、前記プロセスブロック内ガス流入路3bおよびプロセスブロック内接続路3cとは前記ガス流通開口3fを介して連通するが前記ガス流通開口3fとプロセスブロック内ガス連通路3aとを遮断する(すなわち、前記プロセスブロック内ガス流入路3bおよびプロセスブロック内接続路3cとプロセスブロック内ガス連通路3aとを遮断する遮断位置)。
【0054】また、前記エアパイプ12の外端からエアが供給されると、エアはスライダ13のパイプガイド孔13bから前記エア連通孔13cを通って前記大径フランジ13aの下側の空間に流入し、前記大径フランジ13aを上方に移動させる。このとき、スライダ13は上昇し、前記バルブ切替プレート9はその弾性力により図6Bの位置(前記プロセスブロック内ガス流入路3bおよびプロセスブロック内接続路3cとプロセスブロック内ガス連通路3aとを連通させるガス移送位置)に保持される。前記図6に示す符号7〜14で示された要素により常閉プロセスバルブAV1〜DV1(V1)が構成される。
【0055】図4、図5において、前記各プロセスブロック3の左側には、ベントブロック接続面3hが形成されており、前記ベントブロック接続面3hにはガスケット装着孔3i(図5参照)が形成されている。前記ガスケット装着孔3iにはガスケット16(図5参照)が装着されている。前記ベントブロック接続面3hには、ベントブロック17が固定用ねじ18(図4参照)により連結されている。図9において、前記各ベントブロック17には、前記プロセスブロック3に連結された状態では、前記プロセスブロック内接続路3cと接続するベントブロック内接続路17aと、ベントブロック内排出路17bと、前記プロセスブロック3のベントブロック接続面3hに接続する被接続面17dと、ガス排出路接続面17eが設けられている。前記ベントブロック内接続路17aは前記プロセスブロック内接続路3cの下流端開口と接続する被接続面側接続路開口17fを有している。
【0056】図9に示すように前記ベントブロック内接続路17aはバルブ装着面17cに開口するベントバルブ連結面側接続路開口17gを有しており、前記ベントバルブ連結面側接続路開口17gに隣接して前記ベントブロック内排出路17bの上流端開口であるベントバルブ連結面側排出路開口17hが形成されている。前記ベントブロック内排出路17bの下流端の開口であるガス排出路接続面側開口17iは前記ガス排出路接続面17eに形成されている。図7において、前記バルブ装着面17cには、前記常閉プロセスバルブAV1〜DV1(V1)と類似したベントバルブAV2〜DV2(V2)が装着されている。ベントバルブAV2〜DV2は、常開バルブAV2〜DV2である。前記常開のベントバルブAV2〜DV2は、前記常閉プロセスバルブAV1〜DV1と同様の連結用ナット2、スライダ支持ナット8、バルブ切替プレート9および円筒状キャップ11を有している。円筒状キャップ11の外端に固定されたエアパイプ12′の外端は前記円筒状キャップ11の外端よりも外方に突出しており、内端部は円筒状キャップ11の内部に延びている。
【0057】前記円筒状キャップ11の内孔11aおよび前記スライダ支持ナット8の内孔にはスライダ13′がスライド可能に支持されている。前記スライダ13′の外端部には大径フランジ13a′が設けられており、大径フランジ13a′の下面と前記スライダ支持ナット8の外端面との間には圧縮バネ14′が配置されており、前記スライダ13を常時外方(図7で上方、すなわち、ベントブロック内接続路17aから離れる方向)に押圧している。このスライダ13′により前記バルブ切替プレート9は常時図7Aの位置(前記ベントブロック内接続路17aおよびベントブロック内排出路17bを連通させるガス排出位置)に保持される。
【0058】また、前記エアパイプ12′の外端からエアが供給されると、エアはスライダ13′の上部の凹部底面を下方に押圧して前記スライダ13′を下方に移動させる。このとき、スライダ13′下面により前記バルブ切替プレート9は 図7Bの位置(前記ベントブロック内接続路17aおよびベントブロック内排出路17bを遮断する遮断位置)に保持される。前記図7に示す符号7〜9、11′,12′,13′で示された要素により常開のベントバルブAV2〜DV2(V2)が構成されている。
【0059】前記左右に並んだ一対の常閉プロセスバルブV1およびベントバルブV2の各エアパイプ12および7′は同一の電磁切替バルブV0(AV0,BV0,CV0,DV0、図13参照)を介してエア供給源(図示せず)に接続されている。前記各エアパイプ12,7′にエア供給源(図示せず)の圧縮エアが供給されていない状態では、常閉プロセスバルブV1は図6Aの位置(遮断位置)に保持され、ベントバルブV2は図7Aの位置(ガス排出位置)に保持される。また、前記電磁切替バルブV0が切り替えられて前記各エアパイプ12,7′に圧縮エアが供給されると、常閉プロセスバルブV1は図6Bの位置(ガス移送位置)に保持され、ベントバルブV2は図7Bの位置(遮断位置)に保持される。前記符号1〜4,17,18,V0,V1,V2で示された構成要素から前記反応ガス混合装置U2が構成される。
【0060】図2〜図3,図8〜図10において、前記プロセスブロック3のプロセスブロック内ガス流入路3b(図9参照)には、ガス供給管19が接続されている。前記ガス供給管19はガス供給路R1を有している。図3に示すように前記ガス供給管19は、第1〜第4供給ラインU1A〜U1D毎に設けてあり、各供給ラインU1A〜U1Dのガス供給管19の途中には後述する第1、第2、第3、第4供給ライン不純物除去装置A,B,C,Dが接続されている。前記第1〜第4供給ライン不純物除去装置A〜Dの上流側には、反応ガス供給源(図示せず)が接続されている。また、ベントブロック17のベントブロック内排出路17bの下流端にはガス排出管20が接続されている。前記ガス排出管20の下流端はこの実施例では接続部材Jを介して外気と連通する管と接続されている。前記ガス排出管20も前記第1〜第4供給ラインU1A〜U1D毎に設けてあり、各ガス排出管20はガス排出路R2を有している。なお、前記常閉プロセスバルブV1、常開プロセスバルブV2および電磁切替バルブV0は前記第1〜第4供給ラインU1A〜U1D毎に接続されており、前記各バルブV1,V2,V0を各前記第1〜第4供給ラインU1A〜U1D毎に区別する場合にはプロセスバルブAV1,BV1,CV1,DV1、ベントバルブAV2,BV2,CV2,DV2、電磁切替バルブAV0,BV0,CV0,DV0とも記載する。
【0061】(不純物除去装置)図11は本発明の実施例1の不純物除去装置の説明図である。図12は前記不純物除去装置の精製用円筒部材およびプレートの説明図で、図12Aは前記精製用円筒部材の斜視図、図12Bは前記精製用円筒部材内のプレートの斜視図である。次に第1〜第4供給ラインの不純物除去装置A〜Dについて説明する。前記不純物除去装置A〜Dは同様の構成なので第1供給ラインの不純物除去装置Aを代表して説明する。図11において、第1供給ライン不純物除去装置Aは、前記ガス供給管19内のガス供給路R1の途中に配置されてガス精製用金属としての精製用円筒部材A26およびプレート(この実施例1ではステンレス製)A27を有している。図8において、前記精製用円筒部材A26の下流端および上流端(左側(−Y側)端部および右側(Y側)端部)には、連結管A28,A28の一端が接続されている。前記各連結管A28の他端には、接続部材Jを介して前記ガス供給管19が接続されており、前記各連結管A28と前記ガス供給管19との間にはガスケットGが設けられている。
【0062】図12において、前記プレートA27は前記精製用円筒部材A26の内側に設けられており、図12Bに示すようにガス流れる方向のY軸方向からみると前記プレートA27は十字形状をしている。前記精製用円筒部材A26の内側にキャリアガスを流す場合、前記キャリアガスの流量は反応ガスと比較すると大流量であることが多い。このため、前記精製用円筒部材A26内に前記プレートA27を設けることにより、精製用円筒部材A26内側の面積を大きくすることなく(すなわち精製用円筒部材A26の小型化が可能となって)、前記不純物を吸着させるための面積を大きくすることが可能となっている。図11、図12Aにおいて、前記精製用円筒部材A26の外周面には、ヒータA31が巻き付けてあり、前記ヒータA31の外周は保温材A32により被覆されている。
【0063】前記ヒータA31は、ヒータ・弁制御用マイコンMa(図13参照)に制御されたヒータ加熱用電源回路Ea(図13参照)に接続されている。また、前記ヒータ・弁制御用マイコンMaには前記精製用円筒部材A26の温度を検知するための温度センサSNaが接続されており、前記温度センサSNaにより検知された温度に応じて前記ヒータ・弁制御用マイコンMaが前記ヒータA31の温度をコントロールしている。前記ヒータ・弁制御用マイコンMaはコントローラC(図13参照)に接続されている。前記第2、第3、第4供給ライン不純物除去装置B〜Dも精製用円筒部材B26〜D26、プレート(図示せず)、上下流の連結管B28〜D28、ヒータB31〜D31(図13参照)、保温部材(図示せず)、温度センサSNb〜SNd(図13参照)、ヒータ・弁制御用マイコンMb〜Md(図13参照)、ヒータ加熱用電源回路Eb〜Ed(図13参照)を有している。
【0064】なお、前記ヒータA31,B31,C31,D31と温度センサSNa,SNb,SNc,SNdとヒータ・弁制御用マイコンMa,Mb,Mc,Mdとヒータ加熱用電源回路Ea,Eb,Ec,Edとから精製用金属加熱装置Ka,Kb,Kc,Kdが構成される。また、前記符号A26〜A29,A32,Kaで示された構成要素から前記不純物除去装置Aが構成され、前記符号B26〜B29,B32,Kbで示された構成要素から前記不純物除去装置Bが構成され、前記符号C26〜C29,C32,Kcで示された構成要素から前記不純物除去装置Cが構成され、前記符号D26〜D29,D32,Kdで示された構成要素から前記不純物除去装置Dが構成される。前記ガス供給管19とガス排出管20と第1〜第4供給ライン不純物除去装置A〜Dとから前記反応ガス搬送装置U1が構成される。
【0065】図1、図3〜図6において、前記キャリアガス搬送装置H1もガス供給管19とガス排出管20と第1〜第4供給ライン不純物除去装置A〜Dとを有しており、前記第1〜第4供給ライン不純物除去装置A〜Dも前記反応ガス搬送装置U1の前記第1〜第4供給ライン不純物除去装置A〜Dと同様の構成である。前記キャリアガス供給切替装置H2も、一体構造の供給ガス切替ブロック1′、プロセスブロック3、ベントブロック17、プロセスバルブV1(AV1〜DV1)、ベントバルブV2(AV2〜DV2)および電磁切替バルブV0(AV0〜DV0)を有している。前記プロセスブロック3には前記ガス供給管19を介して前記第1〜第4供給ライン不純物除去装置A〜Dが接続されており、前記ベントブロック17には前記ガス排出管20が接続されている。
【0066】図9において、前記供給ガス切替ブロック1′の中央部には、Y軸方向に延びる切替ブロック内ガス移送路1a′が形成されており、前記切替ブロック内ガス移送路1a′は下流端側(−Y側)のみ開口している。前記開口には、前記切替部側移送管T1は、混合部側移送管T2と接続部材Jを介して接続されており、前記混合部側移送管T2は前記反応ガス混合ブロック1の前記混合ブロック内ガス移送路1aの上流側開口に連結されている。前記切替部側移送管T1と前記混合部側移送管T2との間にはガスケットGが配置されている。前記キャリアガス供給切替装置H2と反応ガス混合装置U2とが連結される際、図1に示すようにY軸方向からみて反応ガス混合装置U2のプロセスバルブV1(Av1〜DV1)、ベントバルブV2(Av2〜DV2)およびガス排気管20は上下方向(Z軸方向)および左右方向(Y軸方向)に配置され、その位置から15°回転した状態で前記キャリアガス供給切替装置H2の各バルブV1(Av1〜DV1),V2(Av2〜DV2)およびガス排気管20が配置される。図9において、前記反応ガス混合装置U2を構成する反応ガス混合ブロック1の混合ブロック内ガス移送路1aの下流側開口には、反応炉側移送管T3が連結されており、前記反応炉側移送管T3の下流側(−Y側)には図示しない反応炉が連結されている。前記キャリアガス供給切替装置H2を構成する供給ガス切替ブロック1′の切替ブロック内ガス移送路1a′に流入したキャリアガスは、切替部側移送管T1および混合部側移送管T2を経て前記反応ガス混合ブロック1の混合ブロック内ガス移送路1aに流入する。前記反応ガス混合ブロック1の混合ブロック内ガス移送路1aでは反応ガスが混合されており、前記混合ブロック内ガス移送路1aに流入したキャリアガスは反応ガスとともに反応炉側移送管T3を経て前記反応路に流入するようになっている。なお、前記切替部側移送管T1、混合部側移送管T2および反応炉側移送管T3内は前記ガス移送路Fを有している。
【0067】(実施例1の制御部の説明)図13は実施例1のガス供給装置の制御部分のうちキャリアガス切替装置の制御部分のブロック線図である。前記コントローラCには、操作パネルSの入力信号が入力されている。操作パネルSは、電源スイッチS1、作動スイッチS2、等を備えている。
【0068】図13において、前記操作パネルS等からの信号が入力される前記コントローラCは、前記ヒータ・弁制御用マイコンMa〜Md等の作動制御信号を出力している。前記コントローラCの出力する作動制御信号に応じて、前記ヒータ・弁制御用マイコンMa〜Mdが前記ヒータ加熱用電源回路Ea〜Edを介して前記各ヒータA31〜D31をオン・オフする。また、前記ヒータ・弁制御用マイコンMa〜Mdは、前記電磁切替バルブ作動回路Dva〜Dvdを介して、前記電磁切替バルブAV0〜DV0を作動させて、前記プロセスバルブAV1〜DV1およびベントバルブAV2〜DV2をそれぞれガス移送位置および遮断位置に移動させる。前記種々の入力信号に応じた処理を実行する前記コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ならびに、前記ROMに記憶されたプログラムに応じた入出力制御および演算処理等を行うCPU(中央演算処理装置)等を有するコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。すなわち、コントローラCは、次の機能を有している。
【0069】C1:加熱装置作動手段加熱装置作動手段C1は、ガス供給路R1を流れるキャリアガスを使用する前に所定のガス供給路R1に前記キャリアガスを供給しながら前記ヒータ・弁制御用マイコンMa〜Mdに作動開始信号を出力して前記ヒータA31〜D31を所定時間オンにし、または作動終了信号を出力して前記ヒータA31〜D31を所定時間オフにする。
【0070】また、前記コントローラCにより制御される前記各ヒータ・弁制御用マイコンMa〜MdもI/O(入出力インターフェース)、ROM(リードオンリーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ならびにCPU(中央演算処理装置)等から構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより次の機能等を実現することができる。
MC1:ヒータ制御手段ヒータ制御手段MC1は、前記コントローラCからの作動開始信号が入力したとき所定時間前記ヒータA31〜D31をオンにし、前記コントローラCからの作動終了信号が入力したときに所定時間前記ヒータA31〜D31をオフにする。
MC2:弁開閉制御手段弁開閉制御手段MC2は、供給ガス(キャリアガス)使用時には前記プロセスバルブAV1〜DV1および前記ベントバルブAV2〜DV2をガス移送位置にそれぞれ移動させるとともに、前記精製用円筒部材A26〜D26およびプレートA27〜D27の加熱時を含むガス不使用時には前記プロセスバルブAV1〜DV1およびベントバルブAV2〜DV2を前記ガス排出位置に移動させる。前記加熱装置作動手段C1と前記各ヒータ・弁制御用マイコンMa〜Mdのヒータ制御手段MC1とから前記ガス供給路R1を流れるキャリアガスを使用する前に所定のガス供給路R1に前記キャリアガスを供給しながら前記精製用金属加熱装置Ka〜Kdにより前記精製用円筒部材A26〜D26を所定時間加熱して前記精製用円筒部材A26〜D26の不純物を脱離させる加熱装置制御手段(C1+MC1)が構成される。
【0071】なお、前記反応ガス搬送装置U1を構成する第1〜第4供給ライン不純物除去装置A〜DのヒータA31〜D31およびプロセスバルブAV1〜DV1、ベントバルブAV2〜DV2も前記キャリアガス搬送装置H1の第1〜第4供給ライン不純物除去装置A〜DのヒータA31〜D31およびプロセスバルブAV1〜DV1、ベントバルブAV2〜DV2と同様に前記コントローラCおよびヒータ・弁制御用マイコンMa〜Mdにより制御されている。
【0072】(実施例1の作用)図14は前記キャリアガス搬送装置H1の第1〜第4供給ライン不純物除去装置と前記キャリアガス搬送装置H1の各プロセスバルブおよびベントバルブとの関係を示す説明図である。図15は前記キャリアガス供給切替装置H2に接続された第1〜第4供給ライン不純物除去装置のヒータオン・オフおよびバルブ開閉動作のタイムチャートである。図15において、前記不純物除去装置A〜DのヒータA31〜D31がオフの状態では、プロセスバルブAV1〜DV1が遮断位置に移動し、ベントバルブAV2〜DV2がガス排出位置に移動している(図14参照)。この状態では、1個のキャリアガス供給源から分岐して前記各精製用円筒部材A26〜D26を通過するキャリアガスは、プロセスブロック内ガス流入路3b、プロセスブロック内接続路3c、ベントブロック内接続路17a、ベントブロック内排出路17bおよび排出管19を通過して通気側へ流れる(図9参照)。
【0073】図15において、不純物除去装置AのヒータA31がオンになり精製用円筒部材A26が加熱される。このとき、前記精製用円筒部材A26の内面およびプレートA27の表面の不純物が脱離し、供給されたキャリアガスとともに通気側へ流れる。前記不純物除去装置AのヒータA31がオンになってから時間Ta後、前記ヒータA31がオフになる。加熱されていた前記精製用円筒部材A26が冷えると、前記精製用円筒部材A26内を通過するキャリアガスに含まれる不純物が前記精製用円筒部材A26内面およびプレートA27の表面に吸着され、前記キャリアガスが精製される。前記ヒータA31がオフになって時間Tc後、前記プロセスバルブAV1がガス移送位置、前記ベントバルブAV2が遮断位置へ移動し、前記精製されたキャリアガスがガス連通路1b′を通って切替ブロック内ガス移送路1a′に流入する。前記切替ブロック内ガス移送路1a′に流入した精製キャリアガスは、前記切替側移送パイプT1等を経て前記反応ガス混合装置U2に流れ、複数の反応ガスとともに反応炉(図示せず)に流入する。
【0074】前記精製されたキャリアガスの前記反応炉への流入開始から(時間Tc経過後)、時間T0が経過すると、前記プロセスバルブAV1が遮断位置、前記ベントバルブAV2が排出位置に移動して、前記精製用円筒部材A26内を通過したキャリアガスは再び通気側へ排出される。このとき、前記精製用円筒部材A26内を通過したキャリアガスの不純物は吸着されにくくなっている。前記ヒータA31がオフになってから時間Tb後、再び前記ヒータA31がオンになって、前記作動スイッチS2がオフになるまで前述の動作が繰りかえされる。前記不純物除去装置AのヒータA31が最初にオンになってから時間T0後、不純物除去装置BのヒータB31がオンになり、前記不純物除去装置CのヒータC31が前記ヒータB31のオンの後時間T0(不純物除去装置AのヒータA31が最初にオンになってから時間2T0)後および前記不純物除去装置DのヒータD31が前記ヒータC31のオンの後時間T0(不純物除去装置AのヒータA31が最初にオンになってから時間3T0)後にそれぞれオンになり、前記各ヒータB31〜D31およびプロセスバルブBV1〜DV1、ベントバルブBV2〜DV2が時間T0つづ遅れたタイミングで順次、前述の不純物除去装置AのヒータA31およびプロセスバルブV1、ベントバルブAV2と同様の動作を行う。
【0075】したがって、前記不純物除去装置Aの前記精製用円筒部材A26内を通過したキャリアガスの不純物が吸着されにくくなった状態では、前記不純物除去装置Bにより不純物が吸着されたキャリアガスが前記切替ブロック内ガス移送路1a′に流入しており、続いて不純物除去装置C、不純物除去装置D、不純物除去装置A、…の順で各装置により不純物が吸着されたキャリアガスが、前記切替ブロック内ガス移送路1a′に流入する。このため、タイムラグが小さい状態で精製されたキャリアガスが前記反応ガスとともに反応炉(図示せず)に流入させることができる。
【0076】(実施例1のフロチャート)図16は本発明の実施例1のガス供給装置の不純物除去装置A,B,C,Dの作動開始・停止制御のフローチャートであって、キャリアガス供給切替装置H2に接続された不純物除去装置A,B,C,Dの作動開始・停止制御のフローチャートである。図16に示す不純物除去装置A,B,C,Dの作動開始・停止制御のフローチャートはコントローラCのメモリに記憶されたプログラムにより実行される。この不純物除去装置A,B,C,Dの作動開始・停止のフローチャートは前記操作パネルSの電源スイッチS1がオンされるとスタートし、前記不純物除去装置A,B,C,Dの作動開始・停止制御以外の他のプログラムと平行してマルチタスクで実行される。
【0077】図16のST1(ステップ1)において作動スイッチS2がオンされたか否か判断する。ノー(N)の場合はステップST1を繰り返し実行する。前記ST1においてイエス(Y)の場合は、ST2に移るST2において次の処理を行う。
(1)不純物除去装置Aのヒータ・弁制御用マイコンMaに作動開始信号を出力する。
(2)タイマTM1にT0をセットする。
ST3においてタイマTM1はタイムアップか否か判断する。ノー(N)の場合はST4に移る。ST4において作動スイッチがオフか否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST3に戻る。
【0078】前記ST3においてイエス(Y)の場合、すなわち、前記タイマTM1がタイムアップした場合、ST5に移る。ST5において次の処理を行う。
(1)不純物除去装置Bのヒータ・弁制御用マイコンMbに作動開始信号を出力する。
(2)タイマTM1にT0をセットする。
ST6においてタイマTM1はタイムアップしたか否か判断する。ノー(N)の場合はST7に移る。ST7において作動スイッチがオフか否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST6に戻る。前記ST6においてイエス(Y)の場合、ST8に移る。ST8において次の処理を行う。
(1)不純物除去装置Cのヒータ・弁制御用マイコンMcに作動開始信号を出力する。
(2)タイマTM1にT0をセットする。
ST9においてタイマTM1はタイムアップしたか否か判断する。ノー(N)の場合はST10に移る。ST10において作動スイッチオフか否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST9に戻る。
【0079】ST9においてイエス(Y)の場合はST11に移る。ST12において作動スイッチがオフか否か判断するノー(N)の場合は前記ST12に戻る。前記ST4、ST7、ST10、ST12においてイエス(Y)の場合はST13に移る。ST13において全不純物除去装置A〜Dのヒータ・弁制御用マイコンMa〜Mdに作動終了信号を出力し、前記ST1に戻る。
【0080】図17は本発明の実施例1のガス供給装置の不純物除去装置A,B,C,Dのヒータオン・オフおよび弁開閉制御のフローチャートであって、キャリアガス供給切替装置H2に接続された不純物除去装置A,B,C,D毎のヒータオン・オフおよび弁開閉制御のフローチャートである。図17に示す不純物除去装置A,B,C,Dのヒータオン・オフおよび弁開閉制御のフローチャートはヒータ・弁制御用マイコンMa〜Md毎のメモリに記憶されたプログラムにより実行される。このヒータオン・オフおよび弁開閉制御のフローチャートは前記操作パネルSの電源スイッチS1がオンされるとスタートし、他のプログラムと平行してマルチタスクで実行される。なお、前記不純物除去装置A,B,C,Dのヒータオン・オフおよび弁開閉作動は、前述のようにこの実施例1では時間T0毎に遅れて不純物除去装置A,B,C,Dの各ヒータのオン・オフ動作および弁開閉動作が同様のタイミングで実行されるので、前記不純物除去装置Aのヒータオン・オフおよび弁開閉動作のみを説明する。
【0081】図17に示すST21(ステップ21)において作動開始信号が入力されたか否か判断する。ノー(N)の場合はステップST21を繰り返し実行し、イエス(Y)の場合は、ST22に移るST22において次の処理を行う。
(1)ヒータA31をオンにする。
(2)タイマTMaに時間Taをセットする。
ST23においてタイマTMaはタイムアップか否か判断する。ノー(N)の場合はST24に移る。ST24において作動終了信号が入力したか否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST23に戻り、イエス(Y)の場合はST25に移る。ST25においてヒータA31をオフにして前記ST21に戻る。
【0082】前記ST23においてイエス(Y)の場合、すなわち、前記タイマTMaがタイムアップした場合にはST26に移る。ST26において次の処理を行う。
(1)ヒータA31をオフにする。
(2)タイマTMbに時間Tbをセットする。
(3)タイマTMcに時間Tcをセットする。
ST27において図18に示す弁開閉処理が実行された後、ST28に移る。ST28においてタイマTMbはタイムアップしたか否か判断する。イエス(Y)の場合は前記ST22に戻り、ノー(N)の場合はST29に移る。ST29において作動終了信号が入力したか否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST22に戻り、イエス(Y)の場合は前記ST21に戻る。
【0083】図18は前記図17のST27のサブルーチンである。図18のST31においてタイマTMcはタイムアップか否か判断する。ノー(N)の場合はST32に移る。ST32において作動スイッチS2がオフか否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST31に戻る。前記ST31においてイエス(Y)の場合はST33に移る。ST33において次の処理を行う。
(1)プロセスバルブAV1をガス移送位置へ移動させる。
(2)ベントバルブAV2を遮断位置へ移動させる。
(3)タイマTMcに時間T0をセツトする。
【0084】ST34においてタイマTMcはタイムアップしたか否か判断する。ノー(N)の場合はST35に移る。ST35において作動終了信号が入力したか否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST34に戻る。前記ST34においてイエス(Y)の場合、すなわち、前記タイマTMcがタイムアップした場合、前記ST32および前記ST35においてイエス(Y)の場合はST36に移る。ST36において次の処理を行う。
(1)プロセスバルブAV1を遮断位置へ移動させる。
(2)ベントバルブAV2をガス排出位置へ移動させる。
次に前記ST31に戻る。
【0085】前記複数の反応ガスの場合にも、前記反応ガス混合装置U2に接続された不純物除去装置A〜Dにより精製して供給される所定の反応ガスを所定のタイミングで前記反応炉へ供給する。したがって、本発明の実施例のガス供給装置を使用して、高純度のキャリアガスにより高純度の反応ガスを前記反応炉へ搬送することができる。
【0086】また、この実施例1では、前記反応ガス混合ブロック1の前記各ガス連通路1bから流入したガスは前記混合ブロック内ガス移送路1aの中心線上に設定された混合位置Pに向かって流入する。したがって、各反応ガスは混合ブロック内ガス移送路1aの同じ位置(混合位置P)で混合されるので、均一な混合が行われる。また、前記供給ガス接続ブロック1′に連結されているプロセスブロック3の各バルブ連結面側連通路開口3n(図6参照)から前記供給ガス接続ブロック1′の混合位置Pまでの距離は同一に設定されている。このため、前記各プロセスブロック内ガス連通路3aおよび各ガス連通路1b毎に流入するキャリアガスの前記混合位置への流入量は一定となる。
【0087】(実施例2)図19は本発明の実施例2の反応ガス混合装置を構成するガス混合ブロックの説明図である。図20は前記実施例2のガス混合ブロックの変更例を示す図である。この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。図19において、この実施例2の反応ガス混合装置U2のガス混合ブロック1は、混合ブロック内ガス移送路1a内のキャリアガスが流れるY軸方向からみて四角形の4角が中心側へ湾曲して凹んだ形状をしており、各バルブ装着面1cは前記混合ブロック内ガス移送路1a内のガスの流れる方向からみて正方形の各辺の一部を構成する。この実施例2のキャリアガス供給切替装置H2の供給ガス切替ブロック(図示せず)も同様の形状をしている。また、前記実施例2のガス混合ブロック1および供給ガス接続ブロック1′は、図20に示すように前記4角が直角に切り落とされた形状(Y軸方向からみて十字状)に変更することが可能である。
【0088】この実施例2においても、前記キャリアガス搬送装置H1および反応ガス搬送装置U1の各不純物除去装置によりキャリアガス、反応ガスの不純物を除去して前記反応炉へ搬送することができる。また、この実施例2においても前記各ブロック1,1′の前記各ガス連通路1bから流入したガスは前記各ブロック内ガス移送路1a,1a′の中心線上に設定された混合位置Pに向かって流入する。また、前記供給ガス接続ブロック1′に連結されているプロセスブロック3の各プロセスブロック内ガス連通路3aの外端の開口から前記供給ガス接続ブロック1′の混合位置Pまでの距離は同一に設定されている。したがって、前記実施例1と同様の作用を奏する。
【0089】(実施例3)図21は本発明の実施例3の反応ガス混合装置を構成するガス混合ブロックの説明図である。この実施例3は、下記の点で前記実施例2と相違しているが、他の点では前記実施例2と同様に構成されている。なお、この実施例3の説明において、前記実施例2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。図21において、この実施例3の反応ガス混合装置U2の反応ガス混合ブロック1は、混合ブロック内ガス移送路1a内のキャリアガスが流れるY軸方向からみて正五角形状をしており、各バルブ装着面1cは前記混合ブロック内ガス移送路1a内のガスの流れる方向からみて正五角形の各辺の一部を構成する。なお、前記供給ガス接続ブロック1′は正五角形以上の正多角形に変更することが可能である。この実施例3のキャリアガス供給切替装置H2の供給ガス切替ブロック(図示せず)も同様の形状をしている。この実施例3においても前記実施例2と同様の作用を奏する。
【0090】(実施例4)図22は本発明の実施例4の反応ガス混合装置を構成するガス混合ブロックの説明図である。この実施例4は、下記の点で前記実施例2と相違しているが、他の点では前記実施例2と同様に構成されている。なお、この実施例4の説明において、前記実施例2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。図22において、この実施例4の反応ガス混合装置U2の反応ガス混合ブロック1は、混合ブロック内ガス移送路1a内のキャリアガスが流れるY軸方向からみて正三角形をしており、各バルブ装着面1cは前記混合ブロック内ガス移送路1a内のガスの流れる方向からみて正三角形の各辺の一部を構成する。この実施例4のキャリアガス供給切替装置H2の供給ガス切替ブロック(図示せず)も同様の形状をしている。この実施例4においても前記実施例2と同様の作用を奏する。
【0091】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記に例示する。
(H01)本発明は各種のガスを混合して薄膜を形成する各種の装置や高純度なガスを必要とする装置に適用可能である。
(H02)前記キャリアガスおよび反応ガスを精製する不純物除去装置A〜Dは4個以外の数を設けることが可能である。
(H03)前記排出管19を回収タンク等に接続して排出されるキャリアガスまたは反応ガスを回収したり、再び前記不純物除去装置A〜Dに通過させて不純物を除去したりすることが可能である。
(H04)前記各実施例1〜3において、前記供給ガス接続ブロック1′、反応ガス混合ブロック1は、前記プロセスブロック3と一体構成とすることが可能であり、前記供給ガス接続ブロック1′反応ガス混合ブロック1は前記プロセスブロック3および前記ベントブロック17を一体構成とすることが可能である。また、前記プロセスブロック3と前記ベントブロック17とは一体構成とすることが可能である。この場合、前記供給ガス接続ブロック1′および反応ガス混合ブロック1の混合位置Pと前記プロセスバルブAV1〜DV1の位置との距離(前記プロセスブロック内ガス連通路3aの距離+ベントブロック内ガス連通路1bの距離+前記ベントブロック内ガス連通路1b内端開口から混合位置Pまでの距離)を短くすれば、前記混合位置Pから前記プロセスバルブAV1〜DV1の位置までに残るガスの量が少なくなる。
【0092】
【発明の効果】前述の本発明のガス供給装置、前記ガス供給装置で使用するガス混合ブロック、供給ガス切替ブロック、プロセスブロック、およびベントブロックは、下記の効果を奏する。
(K01)不純物の少ない高純度ガスを供給することができる。
(K02)不純物の少ない高純度ガスを長時間連続して供給できる。
【出願人】 【識別番号】599002490
【氏名又は名称】株式会社オムニ研究所
【出願日】 平成11年4月13日(1999.4.13)
【代理人】 【識別番号】100094905
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 隆秀
【公開番号】 特開2000−291899(P2000−291899A)
【公開日】 平成12年10月20日(2000.10.20)
【出願番号】 特願平11−105645