| 【発明の名称】 |
LPガス充填弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】綿貫武雄
|
| 【要約】 |
【課題】使用個所に交換不能に設置されたLPガスボンベに車輌により供給されるLPガスを充填できるようにして供給時における作業上の安全性が確保されることは勿論、構造が簡単に構成されると共に製作が容易で、且つメンテナンスも容易に行えるLPガス充填弁を提供する。
【解決手段】使用個所に交換不能に設置されたLPガスボンベ2にLPガス充填弁1が取付けられ、LPガス充填弁1が、LPガス充填口26に逆止弁が内装された充填ノズル28を装着し、LPガス使用機器8に連通するLPガス供給通路10とLPガスボンベ2の装着口16に連通するLPガス連絡通路14a、14bの間に開閉弁12を設け、LPガス充填口26とLPガス充填通路25およびLPガス連絡通路14a、14b間を可逆的に開閉するスプールSPを設け、スプールSPには回動中心に対し互いに異なる角度に第1連通口Xと第2連通口Yとが離間して設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハウジング7の一側にLPガスボンベ2とLPガス使用機器8とを連通管を介して連通するLPガス供給通路10を有すると共に、該LPガス供給通路10とLPガスボンベ2の装着口16に連通するLPガス連絡通路14a、14bとの間に開閉弁12を備え、LPガスボンベ2の頂部15に取付けて該LPガスボンベ2内のLPガスを上記LPガス使用機器8に供給するLPガス充填弁1に於いて、上記LPガスボンベ2は、各使用個所にそれぞれ交換不能に設置されて成り、上記ハウジング7内の略中央を横切るように嵌挿され上記LPガス連絡通路14a、14bの途中を遮断するように交叉して配置される主弁体22と、上記ハウジングの一側に設けられたLPガス充填口26に装着され、端部にLPガス充填器Qと接続可能な継手を備え逆止弁が内装された充填ノズル28と、上記主弁体22とLPガスボンベ2の装着口16との間のLPガス連絡通路14aに安全弁SVを設けると共に、該LPガス連絡通路14aから分岐され上記主弁体22を介してLPガス充填口26と連通するLPガス充填通路25とから成り、上記主弁体22の切替え操作により上記LPガス充填口26とLPガス充填通路25および遮断された上記LPガス連絡通路14a、14b間を可逆的に開閉することを特徴とするLPガス充填弁。 【請求項2】 上記主弁体22は、上記ハウジング7に貫通穴20が形成されて該貫通穴20内に円柱状のスプールSPが回動可能に嵌挿され、上記貫通穴20の一方にLPガス充填口26が形成された蓋体C1が取付けられて成り、上記スプールSPには、LPガス充填口26側端部からスプールSP側面に連通する第1連通口Xと、該第1連通口Xから離間し上記スプールSPの回動中心を横切るよう貫通する第2連通口Yとが形成され、第1連通口Xと第2連通口Yが上記スプールSPの回動中心に対し互いに異なる角度で形成されている請求項1記載のLPガス充填弁。 【請求項3】 上記ハウジング7の一部にLPガス残量検知部30が設けられ、該LPガス残量検知部30は、上記ハウジング7にLPガス充填口26に連通するLPガス連絡通路14aの内部が外部から目視可能な監視窓Wが設けられ、上記LPガス連絡通路14aには、上記LPガスボンベ2内に挿入されたフロートFに連結棒34を介して連結された検出子32が摺動可能に案内され、上記監視窓Wから目視される検出子の位置によりLPガスボンベ2内のLPガスの液位を監視するように構成されている請求項1記載のLPガス充填弁。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、使用場所に移動不能に取付けられたLPガスボンベ内にLPガスを充填できるLPガス充填弁に関する。 【0002】 【従来の技術】周知の通り、LPガスボンベに充填されたLPガスは、LPガスボンベの頂部に設置された開閉弁内のLPガス通路を通り、連通管を介してLPガス使用機器(ガスコンロ、湯沸かし器など)に供給している。 【0003】従来のLPガスボンベは、内部に充填されているLPガスの残量が減少するか空になった際には、業者がLPガスボンベを連通管から外して充填された新しいLPガスボンベと交換されていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このように、業者によるLPガスボンベの交換作業は、多数のLPガスボンベを車輌に乗せて複数の現場に運搬し、車輌を接近位置に停止させても、車輌から設置現場までは人力による運搬作業が余儀なくされ、このような交換に際し重量を有するLPガスボンベの設置作業は、非常に手間がかかる上に、LPガスが充填されたLPガスボンベを車輌により運搬する際に不測の事故に遭遇したり、LPガスボンベの爆発が誘因される危険性を有している。 【0005】そこで、出願人は鋭意研究し、LPガスボンベを運搬せずに、複数使用個所にそれぞれLPガスボンベを交換不能に設置して、LPガスボンベ内にLPガスのみを充填弁を介して直接に充填することが安全であるところに着目し、LPガスを安全で且つ容易にLPガスボンベに充填することができるLPガス充填弁を開発し、特願平10−225479号として出願した。 【0006】すなわち、このLPガス充填弁は、図7のLPガス充填弁の断面図に示されるように、LPガスボンベ301の頂部302に取付けられており、このLPガス充填弁330の上部には開閉弁304が取付けられている。 【0007】LPガス充填弁330の内部にはLPガスが通る通路が設けられ、その通路は分岐路333でLPガス供給路331とLPガス充填通路332に分岐されている。そして、上記LPガス供給路331とLPガス充填通路332間を連通する分岐路333の両端には、主弁座334と副弁座335が設けられており、分岐路333の中間はLPガスボンベ301と連通している。 【0008】上記LPガス供給路331は、LPガスボンベ301と開閉弁304のLPガス通路310とを連通する通路であり、LPガス充填通路332は、LPガスボンベ301と図示しないLPガス充填ノズルが挿入されるLPガス充填口340とを連通する通路である。 【0009】分岐路333内には作動棒338が横方向に移動可能に内装されており、作動棒338の一端にはLPガス充填弁330の外部に設けられた操作ノブ339が連設されており、作動棒338の中間には操作ノブ339の操作により横移動して主弁座334と副弁座335を可逆的に開閉すべく、それぞれの弁座334、335に対応して主弁体336と副弁体337が一体的に設けられている。 【0010】そこで、操作ノブ339を操作して作動棒338と共に主弁体336、副弁体337を同時に右行させると、主弁座334が開放されてLPガス供給通路331が開路されると共に、副弁座335が遮断されてLPガス充填通路332が閉路される。 【0011】さらに、開閉弁304の開閉ノブ311の操作により、弁座308を開放させるとLPガスボンベ301と開閉弁304のLPガス通路310とを連通させることができる。 【0012】次に、開閉弁304の開閉ノブ311の操作により、弁座308を遮断させてLPガスボンベ301内とLPガス通路310を閉路し、操作ノブ339を操作して作動棒338と共に主弁体336、副弁体337を同時に左行させると、主弁座334が遮断されてLPガス供給通路331が閉路されると共に、副弁座335が開放されてLPガス充填通路332が開路されるが、充填口340は逆止弁342により遮断され外部への放出は防止されており、この逆止弁342は車輌からのLPガス充填ノズルの挿入によって開放されるようになっている。 【0013】このように構成されたLPガス充填弁に関し、出願人は更に改良を加えるべく鋭意研究を進め、開閉弁304をLPガス充填弁と共に一体的に構成すると共に、LPガス充填口340には逆止弁を内装した充填ノズルを装着し、且つ主、副弁体の開閉構造を、回動角度の切替えによって流路を可逆的に切替える切替え弁方式にすることが弁全体構造を単純且つ小型化できる点に着目し、本発明のLPガス充填弁を完成した。 【0014】従って、本発明の目的とする所は、使用個所に交換不能に設置されたLPガスボンベに車輌により供給されるLPガスを充填できるようにして供給時における作業上の安全性が確保されることは勿論、構造が簡単に構成されると共に製作が容易で、且つメンテナンスも容易に行えるLPガス充填弁を提供することを目的としている。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に、本発明は次の技術的手段を有する。即ち、発明の実施の形態に対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本発明は、ハウジング7の一側にLPガスボンベ2とLPガス使用機器8とを連通管を介して連通するLPガス供給通路10を有すると共に、該LPガス供給通路10とLPガスボンベ2の装着口16に連通するLPガス連絡通路14a、14bとの間に開閉弁12を備え、LPガスボンベ2の頂部15に取付けて該LPガスボンベ2内のLPガスを上記LPガス使用機器8に供給するLPガス充填弁1に於いて、上記LPガスボンベ2は、各使用個所にそれぞれ交換不能に設置されて成り、上記ハウジング7内の略中央を横切るように嵌挿され上記LPガス連絡通路14a、14bの途中を遮断するように交叉して配置される主弁体22と、上記ハウジングの一側に設けられたLPガス充填口26に装着され、端部にLPガス充填器Qと接続可能な継手を備え逆止弁が内装された充填ノズル28と、上記主弁体22とLPガスボンベ2の装着口16との間のLPガス連絡通路14aに安全弁SVを設けると共に、該LPガス連絡通路14aから分岐され上記主弁体22を介してLPガス充填口26と連通するLPガス充填通路25とから成り、上記主弁体22の切替え操作により上記LPガス充填口26とLPガス充填通路25および遮断された上記LPガス連絡通路14a、14b間を可逆的に開閉することを特徴とするLPガス充填弁である。上記によると、各使用個所にそれぞれ交換不能に設置されているLPガスボンベ2にLPガスを充填するに際し、開閉弁12を閉弁してLPガス供給通路10と連通するLPガス連絡通路14a、14bの間を閉路し、主弁体22を所定角度回動させてLPガス充填口26とLPガス連絡通路14aから分岐されたLPガス充填通路25との間を開路する。次いで、LPガス充填口26に装着された逆止弁付き充填ノズル28に、LPガス充填器Q先端のノズルNを接続させる。LPガス充填器Qを操作すると、LPガス充填通路25内に所定量のLPガスが充填される。次に、LPガスの充填が完了すると、主弁体22を所定角度回動させてLPガス充填口26とLPガス連絡通路14aから分岐されたLPガス充填通路25との間を閉路し、開閉弁12を開弁してLPガス供給通路10に連通するLPガス連絡通路14a、14b間を開路する。これにより、LPガスボンベ2内のLPガスはLPガス連絡通路14a、14b、開閉弁12、LPガス供給通路10を通過してLPガス使用機器8に供給される。従って、各使用個所にそれぞれ交換不能に設置されたLPガスボンベ2に車輌により供給されるLPガスを充填することにより、供給時における作業上の安全性が確保されることは勿論、構造が簡単に構成されると共に容易に製作することができる。 【0016】また本発明は、上記主弁体22が、上記ハウジング7に貫通穴20が形成されて該貫通穴20内に円柱状のスプールSPが回動可能に嵌挿され、上記貫通穴20の一方にLPガス充填口26が形成された蓋体C1が取付けられて成り、上記スプールSPには、LPガス充填口26側端部からスプールSP側面に連通する第1連通口Xと、該第1連通口Xから離間し上記スプールSPの回動中心を横切るよう貫通する第2連通口Yとが形成され、第1連通口Xと第2連通口Yが上記スプールSPの回動中心に対し互いに異なる角度で形成されれば好適である。上記によると、円柱状に形成されたスプールSPがハウジング7内の略中央を横切るように形成された貫通穴20内に挿嵌され、このスプールSPにLPガス充填口26側端部からスプールSP側面に連通する第1連通口Xと、該第1連通口Xから離間し上記スプールSPの回動中心を横切るよう貫通する第2連通口Yとが形成されているので、異なる角度にスプールSPを回動することにより、LPガス充填口26とLPガス充填通路25およびLPガス連絡通路14a、14b間が可逆的に開閉される。従って、スプールSPによる切替え操作が迅速かつ容易となり、スプールSPが貫通穴20に嵌挿されているので着脱が容易となり、メンテナンスを容易に行うことができる。 【0017】更に本発明は、上記ハウジング7の一部にLPガス残量検知部30が設けられ、該LPガス残量検知部30は、上記ハウジング7にLPガス充填口26に連通するLPガス連絡通路14aの内部を外部から目視可能な監視窓Wが設けられ、上記LPガス連絡通路14aには、上記LPガスボンベ2内に挿入されたフロートFに連結棒34を介して連結された検出子32が摺動可能に案内され、上記監視窓Wから目視される検出子の位置によりLPガスボンベ2内のLPガスの液位を監視するように構成されれば好適である。上記によると、LPガスボンベ2内のLPガスが充填または使用によって、変化するLPガスの液位の上下移動に伴ってLPガス液上に浮上しているフロートFと共に検出子32がLPガス連絡通路14a内を摺動して移動する。この検出子32の移動状態は監視窓Wから外部より目視で確認される。従って、LPガスボンベ2内に充填されるLPガスの限界充填量、または使用により補充が必要となるLPガスの残量を監視窓Wから監視することにより、適正な充填量が得られ、またLPガスの補充時期を予測することができる。 【0018】 【発明の実施の形態】次に、添付図面、図1乃至図4に従い、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態におけるLPガスボンベが使用個所の床面に移動不能に取付けられた状態を示すLPガスボンベの取付け状態図、図2はLPガス充填器先端のLPガス充填ノズルを、LPガス充填口の逆止弁付き迅速継手に連結してLPガスが充填されている状態を示すLPガス充填弁の断面図、図3はLPガス充填弁の側面図であり、図4はLPガスボンベ内に充填されたLPガスが使用機器に供給される状態を示す断面図である。 【0019】図1に示されるように、LPガス充填弁は、符号1として示されている。LPガス充填弁1は、LPガスボンベ2の頂部15に装着されており、このLPガスボンベ2は、取付け枠体3に取付けボルト4a、4bを介して着脱可能に取付けられ、この取付け枠体3は、それぞれ各使用個所における例えばコンクリート床面5に固定されたアンカーボルト6a、6b介して交換不能に取付けられている。 【0020】図2に示されるように、このLPガス充填弁1は、ハウジング7の一側にLPガスボンベ2とLPガス使用機器8とを図示しない連通管を介して連通するLPガス供給通路10を有すると共に、LPガス供給通路10とLPガスボンベ2の装着口16に連通するLPガス連絡通路14a、14bとの間に開閉弁12を備えている。 【0021】さらに、LPガス充填弁1は、ハウジング7内の略中央を横切り、上記LPガス連絡通路14a、14bの途中で交叉する貫通穴20が穿設され、この貫通穴20内には主弁体22となる円柱状のスプールSPがLPガス連絡通路14a、14b間を遮断するように回動可能に挿嵌されている。 【0022】貫通穴20の一方にはLPガス充填口26が形成された蓋体C1が取付けられ、LPガス充填口26には、端部にLPガス充填器Qと接続可能な継手を備え逆止弁が内装された充填ノズル28が装着されている。 【0023】スプールSPには、蓋体C1のLPガス充填口26側の一端から回動中心に形成される流路とこの流路に直交し回動中心から半径方向に側面に通過する流路で構成される第1連通口Xと、この第1連通口Xから離間し上記スプールSPの回動中心を横切るよう貫通する第2連通口Yとが形成され、これら第1連通口Xと第2連通口Yとは、上記スプールSPの回動中心に対し互いに異なる角度(実施例では90度)で形成されている。 【0024】スプールSPは、その他端側に段差部が形成され、その小径側先端にはハンドルHが半径方向に突設され、ハンドルH近傍の内側外周の同一環状軌道上に90度位相を異にしてノッチNTが形成されている。 【0025】ハウジング7の貫通穴20内に挿嵌されたハンドルH側のスプールSP外周はパッキンPによって液密にシールされ、パッキンPの外側は蓋体C2によって保持されている。 【0026】蓋体C2内部には、単一のボールBがスプールSPの外周に向けて弾力的に押圧付勢されており、上記2つのノッチNTにそれぞれ係合可能に対応するよう内装されており、而も、これらのノッチNTは、スプールSPの第1連通口Xと第2連通口Yにそれぞれ一致する角度位置を有している。 【0027】一方、ハウジング7の下端には、LPガスボンベ2頂部15の装着口16に装着すべく内部に上記LPガス連絡通路14aに連通する供給口18が形成された装着部17が形成されている。そして、このLPガス連絡通路14aには、LPガスボンベ2の内圧が規定圧以上に昇圧した際に開放される安全弁SVが設けられている。 【0028】スプールSPに形成された第1連通口Xは、LPガス充填口26とLPガス連絡通路14aから分岐されたLPガス充填通路25との間を連通可能に対応して配置され、また第2連通口Yは、LPガス供給通路10に連通するLPガス連絡通路14a、14b間に連通可能に対応して配置されている。 【0029】このように構成されたLPガス充填弁1の作用を、図2、図4を参照して説明する。 【0030】図1に示されるように、先ず、各使用個所にそれぞれ交換不能に設置されているLPガスボンベ2にLPガスを充填する際には、開閉ノブ11を回転操作して開閉弁12を閉弁させてLPガス供給通路10と連通するLPガス連絡通路14a、14bの間を閉路し、ハンドルHの回動操作によりスプールSPを所定角度(90度)回動させるとボールBがノッチNTに係合して第1連通口Xが開弁してLPガス充填口26とLPガス連絡通路14aから分岐されたLPガス充填通路25との間を開路する。同時に、第2連通口Yが閉弁するので、LPガス供給通路10に連通するLPガス連絡通路14a、14b間は閉路される。 【0031】そこで、LPガス充填口26に装着された逆止弁付きの充填ノズル28に、LPガス充填器Q先端のノズルNを接続させた状態でLPガス充填器Qを操作すると、LPガス充填通路25内に所定量のLPガスが充填される。 【0032】次に、LPガスの充填が完了すると、ハンドルHの回動操作によりスプールSPを異なる角度に回動させてボールBを別のノッチNTに係合し、第2連通口Yが開弁されてLPガス供給通路10に連通するLPガス連絡通路14a、14b間が開路され、開閉ノブ11の回転操作により開閉弁12を開弁させると、LPガスボンベ2内のLPガスはLPガス連絡通路14a、14b、開閉弁12、LPガス供給通路10を通過してLPガス使用機器8に供給される。 【0033】このようなLPガス使用機器によれば、各使用個所にそれぞれ交換不能に設置されたLPガスボンベ2に車輌により供給されるLPガスを充填することにより、供給時における作業上の安全性が確保されることは勿論、構造が簡単に構成されると共に容易に製作することができる。 【0034】また、ボールBとそれぞれ異なる角度位置に配置されたノッチNTとの係合により、スプールSPの切替え操作を迅速且つ容易に行うことができ、円柱状に形成されたスプールSPがハウジング7に形成された貫通穴20内に液密に挿嵌される構成となっているので、製作が容易となるばかりか、スプールSPの取外しも簡単に行えるためメンテナンスも容易に行うことができる。 【0035】次に、本発明のLPガス充填弁の他の実施形態としてのLPガス残量検知部につき説明する。図5はハウジングの一部にLPガス残量検知部を設けたLPガス充填弁の部分断面図であり、図6は図5のA−A線に沿う断面図である。 【0036】LPガス残量検知部は、符号30として示されている。LPガス残量検知部30は、上記ハウジング7の一部に設けられており、LPガス充填口26に連通するLPガス連絡通路14aの内部が外部から目視可能な監視窓Wがハウジング7に設けられ、上記LPガス連絡通路14aには、LPガスボンベ2内に挿入されたフロートFに連結棒34を介して連結された検出子32が摺動可能に案内されている。 【0037】検出子32は、所定厚みの円板状に形成され両側にはLPガスが流通可能な切欠き部32a、32bが形成されていて、外部から確認可能に例えば赤色に着色されている。 【0038】そして、監視窓Wには例えばLPガス液量の上限位置を示すべく検出子32の位置を比較監視する目盛りが刻設されており、ハウジング7下端のLPガスボンベ2の装着口16に装着される装着部17の先端にはフロートFに対するストッパ35が設けられている。 【0039】次にLPガス残量検知部30の作用につき説明する。すなわち、LPガスボンベ2内のLPガスが充填され、または使用されることによって、変化するLPガスの液位の上下移動に伴ってLPガス液上に浮上しているフロートFと共に検出子32がLPガス連絡通路14a内を摺動して移動する。 【0040】この検出子32の移動状態は、監視窓Wから外部より目視で確認され、例えば、検出子32が上限位置に達すると、監視窓Wに刻設されている目盛りと比較され限界充填量が確認される。 【0041】このように、LPガスボンベ2内に充填されるLPガスの限界充填量、または使用により補充が必要となるLPガスの残量を監視窓Wから適宜監視することにより、適正な充填量を確保することができ、またLPガスの補充時期を予測することができる。 【0042】 【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。 【0043】以上詳述した如く本願の請求項1記載の発明によると、LPガスボンベが各使用個所にそれぞれ交換不能に設置されており、LPガス充填弁のLPガス充填口に逆止弁が内装された充填ノズルが装着され、このLPガス充填口とLPガス連絡通路から分岐されたLPガス充填通路との間が主弁体の所定定角度回動によって閉路され、開閉弁を開弁させるとLPガス供給通路に連通するLPガス連絡通路間が開路されて、LPガスボンベ内のLPガスはLPガス連絡通路開閉弁、LPガス供給通路を通過してLPガス使用機器に供給されるようになっているから、各使用個所にそれぞれ交換不能に設置されたLPガスボンベに車輌により供給されるLPガスを充填することにより、供給時における作業上の安全性が確保されることは勿論、構造が簡単に構成されると共に容易に製作することができる。 【0044】本願の請求項2記載の発明によると、ハウジングに形成された貫通穴に円柱状のスプールが回動可能に嵌挿されて、スプールの回動中心に対し互いに異なる角度で形成された第1連通口と第2連通口が異なる角度にスプールを回動することにより、LPガス充填口とLPガス充填通路およびLPガス連絡通路間が可逆的に開閉されるようになっているから、スプールによる切替え操作が迅速かつ容易となり、スプールが貫通穴に嵌挿されているので着脱が容易となり、メンテナンスを容易に行うことができる。 【0045】本願の請求項2記載の発明によると、LPガスボンベ内のLPガスの液位の上下移動に伴ってLPガス液上に浮上しているフロートFの移動と共に、LPガス連絡通路内を移動する検出子を監視窓を通して外部から確認することができるから、LPガスボンベ内に充填されるLPガスの限界充填量、または使用により補充が必要となるLPガスの残量を監視窓Wから監視することにより、適正な充填量が得られ、またLPガスの補充時期を予測することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】598021203 【氏名又は名称】原添 哲
|
| 【出願日】 |
平成11年5月13日(1999.5.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076358 【弁理士】 【氏名又は名称】池田 宏
|
| 【公開番号】 |
特開2000−320799(P2000−320799A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月24日(2000.11.24) |
| 【出願番号】 |
特願平11−132491 |
|