| 【発明の名称】 |
バルク容器内残液量管理システム |
| 【発明者】 |
【氏名】菅信 敏
【氏名】鈴木 正男
【氏名】新谷 賢一
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| 【要約】 |
【課題】簡単な装置で残液量の管理を行うことを可能にしたバルク容器の残液量管理システムを提供すること。
【解決手段】LPガスを充填したバルク容器1の重量を検出する重量センサ13と、バルク容器1に取り付けられた残量管理装置15とを備え、残量管理装置15は、重量センサ13からの信号を処理してバルク容器1内のLPガスの残液量を算出する信号処理回路16と、信号処理回路16からの信号により残液量を表示する表示部17と、からなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 LPガスを充填したバルク容器の重量を検出する重量センサと、前記バルク容器に取り付けられた残量管理装置とを備え、該残量管理装置は、前記重量センサからの信号を処理して前記バルク容器内のLPガスの残液量を算出する信号処理回路と、該信号処理回路からの信号により残液量を表示する表示部と、からなることを特徴とするバルク容器内残液量管理システム。 【請求項2】 前記残量管理装置は、ガス取出弁、均圧弁、安全弁が一体に組み込まれたマルチバルブ上に設置したことを特徴とする請求項1記載のバルク容器内残液量管理システム。 【請求項3】 前記表示部に、ガス消費量及び充填期間の表示を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のバルク容器内残液量管理システム。 【請求項4】 前記信号処理回路に、データ信号に変換する出力信号変換部を備え、該データ信号を、伝送コントローラ及び通信回線を介して監視センターにリアルタイムで残液量情報として送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のバルク容器内残液量管理システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、バルク容器内残液量管理システムに関し、詳しくは、バルク容器に残量管理装置を設けて、液化石油ガス(LPガス)の残液量や消費量を表示するバルク容器内残液量管理システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図4に示すように、一般家庭用の液化石油ガス(LPガス)供給用のバルク容器1には、過充填防止装置2、液流出防止装置3、液取入弁4、安全弁5、安全弁放出口5a、均圧弁6、ガス取出弁7、液取出弁8、ガス放出防止器9、プロテクタ10等、多数の付属品を設けることが法規で決められている。 【0003】そして、バルク容器1内のLPガスの残液量管理は、フロートアーム式液面計で液量を検出し、そのメータをガス事業者が監視することにより行っている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のフロートアーム式液面計による残液量管理システムでは、バルク容器1の外観からは残液量を確認できないため、バルクローリー車からガス充填を行う方式においては充填時期判断、メンテナンス等の維持管理が容易でない。 【0005】そのため、維持管理のための機構を新たにバルク容器1に設置しようとすると、多大のスペースと費用がかかることになる。特に、一般家庭のLPガス供給においては、バルク容器1や供給関連機器である付属品をできる限り簡素化し、低コスト、小型で消費者が安心して使える設備であることが望まれており、上記のような多数の付属品の上に、さらに別途の機構を設けることは好ましくないという問題がある。 【0006】本発明は、上述の点に着目してなされたもので、簡単な装置で残液量の管理を行うことを可能にしたバルク容器内残液量管理システムを提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、LPガスを充填したバルク容器の重量を検出する重量センサと、前記バルク容器に取り付けられた残量管理装置とを備え、該残量管理装置は、前記重量センサからの信号を処理して前記バルク容器内のLPガスの残液量を算出する信号処理回路と、該信号処理回路からの信号により残液量を表示する表示部と、からなるものであることを特徴とするものである。 【0008】このため、請求項1記載の発明では、外付けの重量センサから入力された電気信号により信号処理回路で残液量が算出されて表示部に表示される。したがって、液面計が不要となり、付属機器が簡素化できると共に、残液量測定のためにガス供給をストップしたり、バルク容器内のガス抜き等の作業が不要であり、メンテナンスが容易となる。 【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のバルク容器内残液量管理システムであって、前記残量管理装置は、ガス取出弁、均圧弁、安全弁が一体に組み込まれたマルチバルブ上に設置したことを特徴とするものである。 【0010】このため、請求項2記載の発明では、残量管理装置を設置するための設置スペースが不要で、このため残量管理装置の設置にも拘わらず、装置の大型化を伴うことがない。 【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のバルク容器内残液量管理システムであって、前記表示部に、ガス消費量及び充填期間の表示を行うことを特徴とするものである。 【0012】このため、請求項3記載の発明では、使用者が表示部を見ることによりガス消費量、充填期間が一目で確認できる。 【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載のバルク容器内残液量管理システムであって、前記信号処理回路にデータ信号に変換する出力信号変換部を備え、該データ信号を、伝送コントローラ及び通信回線を介して監視センターにリアルタイムで残液量情報として送信することを特徴とするものである。 【0014】このため、請求項4記載の発明では、監視センターでリアルタイムで残量管理が可能となる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図4と同一部材または同一機能のものは同一符号で示している。 【0016】図1において、バルク容器1は、台12上に設置されており、この台12とバルク容器1の間には重量センサ13が取り付けられ、この重量センサ13によりバルク容器1の重量(中身のLPガスも含む)を検出するようになっている。 【0017】重量センサ13としては、歪みセンサあるいは静電容量センサ、差動トランス等のロードセルが好適に使用されるが、重量に比例して信号を出力するセンサであれば種類は限定されない。 【0018】バルク容器1の上部には、ガス取出弁7、均圧弁6、安全弁5が一体に組み込まれた弁機構(以下、マルチバルブと称す)14と、液取入弁4、液取出弁8が設けられ、かつ、マルチバルブ14の上部には、前記重量センサ13からの信号を受けて信号処理及び表示を行う残量管理装置15が取り付けられている。 【0019】この構成によれば、以下に説明するように、残量管理装置15で正確な残量管理が可能となるため、図4の従来技術で示した液面計11、過充填防止装置2、及びガス放出弁7は、削除が可能である。 【0020】図2に、残量管理装置15の構成を示している。残量管理装置15は、信号処理回路16と表示部17とで構成され、信号処理回路16が、ケース23に内蔵され、表示部17がケース23の側部に配置されている(図1参照)。信号処理回路16は、電源部18と、演算部19と、入力信号変換部20と、出力信号変換部21とで構成され、表示部17は、液晶ディスプレイ(LCD)で構成されている。 【0021】次に、残量管理装置15の動作を説明する。 【0022】重量センサ13からの電気信号は、入力信号変換部16に入力され、ここで重量センサ13からの電流値(アナログ値)を残液量(デジタル値)に変換し、演算部19において残量パーセント、すなわち、満充填量に対して何パーセントの残量であるかを算出する。そして、演算部19で算出された残液量を、表示部17において画像又は文字で表示する。 【0023】図3は、表示部17での表示例を示す図であって、X軸にガス使用期間、Y軸に残液量(%)をとり、斜線部分22が、ガス消費量の積算値である。例えば、残液量60%のときのガス消費量は、a×bの三角形部分23の面積となる。 【0024】そして、残液量が、40%〜20%に達したとき、ガス充填を要する充填期間cとして表示する。この演算を演算部19で行うと共に、表示部17に図3のような画像で表示し、消費者に残液量や使用量を知らせる。必要に応じて残液量・・%、使用量・・kgのように文字と数字で表示することもできる。 【0025】演算部19の出力を、出力信号変換回路部21でデータ通信のためのデータ信号に変換し、網制御装置(NCU)等の伝送コントローラ22に出力する。伝送コントローラ22から通信回線を介して残液量情報、すなわち、上記の残液量、消費量、充填期間等の情報をリアルタイムでガス事業者の監視センター側に情報提供する。これにより、監視センターで残量管理ができ、次のガス充填時期を的確に判断することが可能となる。 【0026】上述のように、本発明は、外付けの重量センサ13で重量を検出して残量管理を行う方式であるため、ガス供給をストップしたり、容器内のガス抜き等が不要であり、メンテナンスが容易となると共に、重量積算を行うことにより、重量販売も可能となる。 【0027】また、残量管理装置15をマルチバルブ14上に設けており、これにより、設置スペースを取らず、小型で簡素化をはかることができ、バルク容器の市場導入が容易となる。ただし、本発明は、残量管理装置15の設置場所を上記のように限定するものではない。 【0028】 【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の発明によれば、外付けの重量センサによる検出信号を処理して残量管理装置の表示部に表示するようにしたので、外付けの重量センサで残液量が検出でき、液面計等の付属機器が不要となり、供給機器類の簡素化、低コスト化が可能となると共に、残液量測定のためにガス供給をストップしたり、バルク容器内のガス抜きが不要であり、メンテナンスが容易となる。 【0029】また、請求項2記載の発明によれば、残量管理装置をマルチバルブ上に設置したので、請求項1記載の発明の効果に加えて、残量管理装置を設置するための設置スペースが不要で、このため残量管理装置の設置にも拘わらず、装置の大型化を伴うことがなく、小型化が可能となる。 【0030】また、請求項3記載の発明によれば、表示部に消費量充填期間表示を行うようにしたので、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、表示部を見ることにより消費量及び充填期間も一目で確認できる。 【0031】また、請求項4記載の発明によれば、伝送コントローラを介して監視センターにリアルタイムで残液量情報を送信するようにしたので、請求項1乃至3いずれか1項記載の発明の効果に加えて、監視センターで残量管理が可能となり、次のガス充填時期をリアルタイムで的確に判断できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006895 【氏名又は名称】矢崎総業株式会社 【識別番号】000141794 【氏名又は名称】株式会社宮入バルブ製作所
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| 【出願日】 |
平成11年4月13日(1999.4.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−291895(P2000−291895A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−105531 |
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