| 【発明の名称】 |
LPガス充填装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】菅信 敏
【氏名】鈴木 正男
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| 【要約】 |
【課題】簡単な構成で過充填を防止できるLPガス充填装置を提供すること。
【解決手段】ローリータンク3のLPガスをバルク容器1の液取入弁6に連結された充填ライン15を介して充填するLPガス充填装置であって、液取入弁6に均圧弁8を取り付け、均圧弁8の後部にバルク容器6内に垂下するパイプ14を設け、均圧弁8とローリータンク3の気相部3aとを均圧ライン16で連結した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ローリータンクのLPガスをバルク容器の液取入弁に連結された充填ラインを介して充填するLPガス充填装置であって、前記液取入弁に均圧弁を取り付け、該均圧弁の後部に前記バルク容器内に垂下するパイプを設け、該均圧弁と前記ローリータンクの気相部とを均圧ラインで連結したことを特徴とするLPガス充填装置。 【請求項2】 前記パイプの前記バルク容器内壁からの突出部分は、前記バルク容器内のLPガスの液相部が適正充填量となる位置に達する長さとされていることを特徴とする請求項1記載のLPガス充填装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、LPガス充填装置に関し、詳しくは、バルクローリー車のローリータンクからバルク容器にLPガス(液化石油ガス)を過充填なく適正量を自動充填できるLPガス充填装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図3に、バルクローリー車のローリータンクからバルク容器にLPガスを充填する方法の一例を示している。バルクローリー車2のローリータンク3とバルク容器1との間に、充填ライン15となるホース及び均圧ライン16となるホースを取り付けている。バルク容器1の鏡板には、図4および図5に示すように、ガス取出弁4、液取出弁5、液取入弁6、安全弁7、均圧弁8、液面計19等の供給機器類が設けられ、充填ライン15は液取入弁6に、均圧ライン16は均圧弁8に各々接続されている。 【0003】上記液取入弁6には、LPガス充填を行う際の過充填を防止するための過充填防止弁を設ける技術も知られている。 【0004】この過充填防止弁は、例えば、特開平10−185097号公報に開示されているように、液化ガスの液面移動に伴って上下動するフロートにボール下部を連動させることにより、過充填防止弁の開閉を行うものである。この過充填防止弁は、上下に分割されるボールで構成し、ボール上部の下面と、ボール下部の上面が接触し、その接触面からボール下部の下側球面に向かって貫通する通過孔を設けることにより、フロートに大きな浮力を受けている場合のガス放出時に、ガス放出方向へのみ通過を許容する方向性のある弁機能を持たせるようにしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のような、過充填防止弁は、構造が複雑である上、取り付けるためのスペースも必要であり、とくに家庭用バルク容器のような小型容器(100〜150kg)では取り付けが困難である。 【0006】しかしながら、充填量を規制する手段を設けない場合は、過充填にならないようにバルク容器1内の液面を人が監視しながら充填し、満充填付近になったら無線機17などを使用して手動で停止するという操作が必要であり、この方式は充填作業の自動化ができないという問題がある。 【0007】本発明は上述の点に着目してなされたもので、簡単な構成で過充填を防止できるLPガス充填装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ローリータンクのLPガスをバルク容器の液取入弁に連結された充填ラインを介して充填するLPガス充填装置であって、前記液取入弁に均圧弁を取り付け、該均圧弁の後部に前記バルク容器内に垂下するパイプを設け、該均圧弁と前記ローリータンクの気相部とを均圧ラインで連結したことを特徴とするものである。 【0009】このため、請求項1記載の発明では、充填時に、バルク容器内のLPガスの液相部がパイプに接触すると、バルク容器内の液体が均圧ラインを通じてローリータンク内に逆流するため、バルク容器内の適正充填量が維持される。 【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のLPガス充填装置であって、前記パイプの前記バルク容器内壁からの突出部分は、前記バルク容器内のLPガスの液相部が適正充填量となる位置に達する長さとされていることを特徴とするものである。 【0011】このため、請求項2記載の発明では、パイプの長さにより適正充填量を任意に設定できる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図3〜図5と同一部材または同一機能のものは同一符号で示している。 【0013】図1及び図2において、縦置き型のバルク容器1の上部には、液取入弁6が設けられている。この液取入弁6は、内部に流路9を有する筒部10aの上端部に横向きに突出した取入口部10bが形成された逆L字形の本体部10を有し、流路9の途中にボール弁からなる止め弁13が設けられ、この止め弁13を操作するハンドル12が外部に設けられている。この取入口部10bに、ローリータンク3の液相部3bに連結する上記充填ライン15が接続されている。 【0014】本発明では、本体部10に、取入口部10bの他に均圧弁取付口部10cが筒部10aの途中に設けられ、この均圧弁取付口10cに均圧弁8がそのねじ部8aをねじ込むことにより取り付けられている。 【0015】この均圧弁8は、周知のようにバルク容器1内とローリータンク3内のガス圧を均一化するためのもので、従来は図4のように別体で取り付けられていたのを、均圧弁取付口10cに取り付けて液取入弁6に一体的に組込んでいる。 【0016】この均圧弁8の後部に前記流路9に沿ってバルク容器1内に延出するパイプ14を取り付けている。そして均圧弁8に、ローリータンク3の気相部3aに連結する上記した均圧ライン16が接続されて、図1に示すように充填ライン15と共にローリータンク3とバルク容器1との間のLPガスの供給経路を構成している。 【0017】上記構成により、ローリータンク3より充填ライン15を介してLPガスの液相部3bをバルク容器1に供給すると、バルク容器1内のLPガスの液相部17が上昇し、図2のようにパイプ14の先端部分14bの先端に接触する。これにより、バルク容器1内の気相部18の圧力が働かなくなり、ローリータンク3内の気相部3aの圧力の方が高くなるため、圧力を均等にしようとしてローリータンク3から均圧ライン16、均圧弁8を介して気体がバルク容器1に流入する。このとき、充填ライン15からのLPガス供給は、継続しているため、ローリータンク3においては、液相部3bの液面が下がるため、均圧ライン16に引き込み力が働き、バルク容器1内の液相部17は、パイプ14から均圧弁8、均圧ライン16を通じて逆流し、ローリータンク3内に流入することになる。 【0018】したがって、充填ライン15からLPガスの液相部3bを送っても、その分バルク容器1から液相部17の逆流となって、ローリータンク3に送り返されることになり、図2に示すパイプ14の突出長さhに対応した高さの適正なLPガス充填量が維持され、過充填のおそれがなくなる。 【0019】パイプ14の、バルク容器1の内壁からの突出部分14aの長さhは、LPガスの液相部17の量が適正充填量となる高さの位置に達する長さhだけ突出しており、適正充填量(通常満充填量の略85%)はこの突出長さhにより任意に設定することができる。 【0020】以上のように、本発明のLPガス充填装置では、液取入弁6に均圧弁8を組み込み、均圧弁8の後部にバルク容器1内に垂下するパイプ14を設け、該均圧弁8とローリータンク3とを均圧ライン16で連結するようにしたので、ローリータンク3とバルク容器1のガス圧力が均衡状態を維持しようとする働きを利用して、パイプ14に充填LPガスの液相部17が接触すると均圧弁8、均圧ライン16を介して液が逆流し、充填が続いてもパイプ14の突出長さhで設定された適正充填量が維持され、過充填をなくすることができると共に、従来の複雑な過充填防止装置を設けることなく、簡単な手段で過充填が防止できる。 【0021】また、均圧弁8が液取入弁6に組み込まれるので、その分スペースを小さくできる。 【0022】 【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の発明によれば、液取入弁に均圧弁を取り付け、該均圧弁の後部にバルク容器内に垂下するパイプを設け、均圧弁とローリータンクとを均圧ラインで連結したので、充填時にバルク容器内のLPガスの液相部がパイプに接触すると、バルク容器内の液体が均圧ラインを通じてローリータンク内に逆流するため、バルク容器内の適正充填量が維持され、過充填をなくすることができると共に、従来の過充填防止装置を設けることなく、簡単な手段で過充填が防止できる。 【0023】また、均圧弁を液取入弁に組み込んだので、その分バルク容器への供給機器類の取付スペースを小さくできる。 【0024】また、請求項2記載の発明によれば、パイプの突出部分を、ガス量が適正充填量となる位置に達する長さとしたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、パイプの突出長さにより適正充填量を任意に設定できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006895 【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月6日(1999.4.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−291890(P2000−291890A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−99260 |
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