| 【発明の名称】 |
液化石油ガス充填装置及び液化石油ガス充填方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 正男
【氏名】山岸 正樹
【氏名】杉山 猛
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| 【要約】 |
【課題】簡単な構成で過充填を防止できる液化石油ガス充填装置及び液化石油ガス充填方法を提供すること。
【解決手段】ローリータンク3の液化石油ガスをバルク容器6に充填する装置であって、ローリータンク3の液相部9とバルク容器6の気相部8とをポンプ4を介して連結する液送ライン5と、ローリータンク3とバルク容器6の気相部9,8同士を連結する気相ライン7とを備え、気相ライン7のバルク容器6内での延出部分7aは、液化石油ガス量が適正充填量となる位置に達する長さhとされている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ローリータンクの液化石油ガスをバルク容器に充填する液化石油ガス充填装置であって、前記ローリータンクの液相部と前記バルク容器の気相部とをポンプを介して連結する液送ラインと、前記ローリータンクと前記バルク容器の気相部同士を連結する気相ラインとを備え、該気相ラインの前記バルク容器内での延出部分は、前記バルク容器内の液化石油ガス量が適正充填量となる位置に達する長さとされていることを特徴とする液化石油ガス充填装置。 【請求項2】 前記気相ラインは、管で構成された前記延出部分と、該延出部分と前記ローリータンク間を連結するホースとで構成されたものであることを特徴とする請求項1記載の液化石油ガス充填装置。 【請求項3】 ローリータンクの液化石油ガスをバルク容器に充填する液化石油ガス充填方法であって、前記ローリータンクの液相部と前記バルク容器の気相部とをポンプを介して連結する液送ラインと、前記ローリータンクと前記バルク容器の気相部同士を連結する気相ラインとを備え、前記ポンプによりローリータンクの液化石油ガスの液相部をバルク容器に供給して該バルク容器内の液化石油ガスの液相部が前記気相ラインのバルク容器内での延出部分に接触すると、これ以降の前記供給の継続で、前記ローリータンク内の気相部から気相ラインを介して気体が前記バルク容器に流入し、続いてバルク容器内の液相部が気相ラインを通じてローリータンク内に流入し、前記ローリータンクとバルク容器間で液化石油ガスが循環することを特徴とする液化石油ガス充填方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、液化石油ガス充填装置及び液化石油ガス充填方法に関し、詳しくは、バルクローリー車のローリータンクからバルク容器に液化石油ガスを過充填なく適正量を自動充填できる液化石油ガス充填装置及び液化石油ガス充填方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図3に、バルクローリー車のローリータンクからバルク容器に液化石油ガスを充填する方法の一例を示している(特開平6−312800号公報参照)。バルクローリー車1のローリータンク3とバルク容器6との間にホース15及びホース16を取り付け、管17に取り付けられている吸引ポンプ18を用いて、バルク容器6内の気体を吸引して、バルク容器5内の圧力をローリータンク3内の圧力に比べて定められた圧力差だけ低下させるとともに、吸引した気体をホース15及び管17を介して、ローリータンク3内へ送る。 【0003】そして、ローリータンク3内とバルク容器6内との圧力差により、ローリータンク3内の液化石油ガスの液体を、管13及びホース16を介して、バルク容器6内へ送るようにしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、吸引ポンプ18によりバルク容器6内の気体を吸引して容器内圧力を低下させながら液体を充填していく方法では、充填量を規制する手段を持たないため、過充填になるおそれがある。 【0005】したがって、バルク容器6の液面を監視しながら充填し、満充填付近になったら手動で停止するという操作が必要であり、充填作業の自動化ができないという問題がある。 【0006】本発明は上述の点に着目してなされたもので、簡単な構成で過充填を防止できる液化石油ガス充填装置及び液化石油ガス充填方法を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ローリータンクの液化石油ガスをバルク容器に充填する液化石油ガス充填装置であって、前記ローリータンクの液相部と前記バルク容器の気相部とをポンプを介して連結する液送ラインと、前記ローリータンクと前記バルク容器の気相部同士を連結する気相ラインとを備え、該気相ラインの前記バルク容器内での延出部分は、前記バルク容器内の液化石油ガス量が適正充填量となる位置に達する長さとされていることを特徴とするものである。 【0008】このため、請求項1記載の発明では、充填時、バルク容器内の液化石油ガスの液相部が、気相ラインの延出部分に接触すると、バルク容器内の液体が気相ラインを通じてローリータンク内に流入するため、バルク容器内の液化石油ガスの液相部の適正充填量が維持される。 【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の液化石油ガス充填装置であって、前記気相ラインは、管で構成された前記延出部分と、該延出部分と前記ローリータンク間を連結するホースとで構成されたものであることを特徴とするものである。 【0010】このため、請求項2記載の発明では、延出部分の長さを任意に設定でき、また、バルクローリー車のローリータンクのホースとの接続および取り外しも容易となる。 【0011】また、請求項3記載の発明は、ローリータンクの液化石油ガスをバルク容器に充填する液化石油ガス充填方法であって、前記ローリータンクの液相部と前記バルク容器の気相部とをポンプを介して連結する液送ラインと、前記ローリータンクと前記バルク容器の気相部同士を連結する気相ラインとを備え、前記ポンプによりローリータンクの液化石油ガスの液相部をバルク容器に供給して該バルク容器内の液化石油ガスの液相部が前記気相ラインのバルク容器内での延出部分に接触すると、これ以降の前記供給の継続で、前記ローリータンク内の気相部から気相ラインを介して気体が前記バルク容器に流入し、続いてバルク容器内の液相部が気相ラインを通じてローリータンク内に流入し、前記ローリータンクとバルク容器間で液化石油ガスが循環するすることを特徴とするものである。 【0012】このため、請求項3記載の発明では、充填時、バルク容器内の液化石油ガスの液相部が気相ラインの延出部分に接触すると、ローリータンク内の気相部からバルク容器に気体が流入して圧力低下し、バルク容器内の液相部がローリータンク内に流入し、この結果液化石油ガスの液相部がバルク容器とローリータンクとの間で循環するため、ポンプが稼働していてもバルク容器への過充填がなくなる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図3と同一部材または同一機能のものは同一符号で示している。 【0014】図1において、バルクローリー車1に液化石油ガスが充填されたローリータンク3が搭載されている。ローリータンク3の下部とバルク容器6との間にはポンプ4を介して液送ライン5が連結され、ポンプ4の駆動により液化石油ガスをバルク容器6内に充填するようになっている。 【0015】ローリータンク3の上部とバルク容器6との間に気相ライン7が連結されている。この気相ライン7のバルク容器6内への延出部分7aは、バルク容器6の上部の気相部8に、液化石油ガスの液相部2の量が適正充填量となる高さHの位置に達する長さhだけ突出している。適正充填量は、通常満充填量に対しての略85%であるが、適正充填量は任意に設定することができる。 【0016】ポンプ4によりローリータンク3の液化石油ガスをバルク容器6に供給すると、バルク容器6内の液化石油ガスの液相部2が上昇し、図2のように気相ライン7の延出部分7aの先端に接触する。これにより、バルク容器6内の気相部8の圧力が気相ライン7内に働かなくなり、ローリータンク3内の気相部9の圧力の方が高くなるため、気相部8と気相部9の圧力を均等にしようとして気相部9から気相ライン7を介して気体がバルク容器6に流入する。 【0017】このとき、ポンプ4による液化石油ガスの供給は継続しているため、ローリータンク3においては、液相部10の液面が下がり、気相部9の圧力が低下して、気相ライン7に対して引き込む力12が働き、これにより、バルク容器6内の液相部2は気相ライン7を通じてローリータンク3内に流入することになる。 【0018】したがって、ポンプ4が稼働を続け液化石油ガスを送っても、その分ローリータンク3に送り返されることになり、図2に示す高さHの適正充填量が維持され、過充填のおそれがなくなる。 【0019】なお、図示の例では気相ライン7と延出部分7aを一体のものとして示しているが、実際は、延出部分7aは、バルク容器6に固定された管(バルブ付き)で構成され、ローリータンク3と延出部分7a間は、ホースで連結するようになっている。この延出部分7aとしての管の位置調整ができるように構成することにより、前記長さhを任意に設定できる。 【0020】以上のように、本発明の液化石油ガス充填装置及び方法では、ローリータンク3とバルク容器6の気相部9、8の相互を連結する気相ライン7を設け、気相部9、8が圧力の均衡状態を維持しようとする働きを利用して、気相ライン7の延出部分7aの長さhにより設定された適正充填量を越えると直ちに気相ライン7を通じてローリータンク3にバルク容器6の液化石油ガスが送り返されようにしているため、ポンプ4が動いていても適正充填量が維持され、過充填をなくすることができる。 【0021】 【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の発明によれば、液相ラインのほかに、ローリータンクとバルク容器の気相部同士を連結する気相ラインを設け、この気相ラインのバルク容器での延出部分を液化石油ガス量が適正充填量となる位置に達する長さとしたので、充填時、バルク容器内の液化石油ガスの液相部が、気相ラインの延出部分に接触すると、バルク容器内の液体が気相ラインを通じてローリータンク内に流入するため、バルク容器内の適正充填量が維持される。 【0022】また、請求項2記載の発明によれば、延出部分を別体のパイプで構成し、ローリータンクとホースで接続するようにしたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、延出部分の長さを任意に設定でき、また、バルクローリー車のローリータンクのホースとの接続および取り外しも簡単に行うことができる。 【0023】また、請求項3記載の発明によれば、充填時、バルク容器内の液化石油ガスの液相部が、気相ラインの延出部分に接触すると、ローリータンク内の液相部からバルク容器に液体が流入してローリータンク内の圧力が低下し、バルク容器内の液体が気相ラインを介してローリータンク内に流入するので、液体がバルク容器とローリータンクで循環し、ポンプが稼働状態でもバルク容器の過充填がなくなり、充填時の監視が不要になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006895 【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月6日(1999.4.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−291889(P2000−291889A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−99258 |
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