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【発明の名称】 高圧ガスボンベ用のカバー
【発明者】 【氏名】周防昌暁

【要約】 【課題】家屋外観及び工場内の整頓、保安性を考慮したプロパンガスボンベや溶接用ガスボンベ等の高圧ガスボンベ用カバーの提供。

【解決手段】上記課題に対処する高圧ガスボンベ用のカバーは、ガスボンベ長よりやや長い全長にわたって平面視U字形を呈する被装板部を備え、被装板部の両開放縁間はボンベ径が通過可能な間隔を存すると共に、被装板部にはボンベ内包時において内面側がボンベ外周面の一部面に接すると共に、ボンベが嵌込まれて挾持される円弧面部を設けたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ボンベ長よりやや長い全長にわたって、対向する開放縁を有する被装板部を備え、しかもこの被装板部には、対向間がボンベの被装時においてボンベ径幅によって広げられ、常態及びボンベの内包時にはボンベ径幅より狭くなる狭幅部を設けてなる高圧ガスボンベ用のカバー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家庭用燃料容器であるプロパンガスや、溶接作業に用いられるアルゴンガス、アセチレンガスなどの高圧ガスボンベ用のカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】発明者の知得する範囲ではカバーとしてはなく、木板や樹脂板などにより囲っているのが見受けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】家庭用燃料容器として用いられるプロパンガスボンベは、家屋の外壁などに添わせて立てられているのが一般的で外観上体裁が悪く、溶接作業に用いられるアルゴンガスボンベ等は、工場の壁際などに雑然と並べられており、安全性への配慮に欠ける。
【0004】本発明はボンベを覆うカバーを提供することにより前記課題を解決するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する高圧ガスボンベ用のカバーは、ボンベ長よりやや長い全長にわたって、対向する開放縁を有する被装板部を備え、しかもこの被装板部には、対向間がボンベの被装時においてボンベ径幅によって広げられ、常態及びボンベの内包時にはボンベ径幅より狭くなる狭幅部を設けてなるものである。
【0006】
【実施例】図は本発明に係る高圧ガスボンベ用のカバーの一実施例を示すもので、以下各図に基づき説明する。
【0007】図中符号1は高圧ガスボンベ用のカバーを示し、このカバー1は板状の合成樹脂により形成されたもので、高圧ガスボンベB(以下ボンベと称す)長よりやや長い全長にわたって、ボンベBを包む平面視ほぼU字形の被装板部2と、この被装板部2の上縁に沿って内側に突設した天片部3と、この天片部3にかこまれた開口部3aからなり、背面側となる被装板部2の両開放縁4,4間はボンベB径が通過可能な間隔を有すると共に、この被装板部2には正面及び左右両側から拡開する傾斜面を経て背面側に至る補強リブ兼用の横溝部5,5を間隔をもって上下方向に並設し、最上位の横溝部5には正面中央位に挿通孔金具6を止着すると共に、各横溝部5,5の正面中央部位及び左右両側部位には、内面側がボンベBの外周面の一部面に接する円弧面部5a,5bを設け、しかも左右両側部位に設けた各円弧面部5b,5bの各開放縁4寄の端部位5b´,5b´を、平面視においてボンベBの水平直径線L部位より開放縁4寄りに位置させて形成することにより、対向する円弧面部5b,5bにおける端部位5b´,5b´の間隔幅がボンベB径幅より狭い狭幅部7を設けてなるもので、各円弧面部5a,5bは実施例のごとく横溝部5に点在されていることを要しないばかりか、円弧面部5a,5bや端部位5b´,5b´による狭幅部7は、ボンベBへの被装時においてボンベ径幅により広げられ、常態及びボンベBの内包時にはボンベ径幅より狭くなり被装板部2内にボンベが包まれれば足りるから、この実施例のごとく必ずしも被装後にボンベBの外周面に接しなくても差支えなく、また、この実施例においては狭幅部7が一体状に形成され、被装板部2(カバー1)の弾性変形により広げられる構成であるが、バネ片を設ける手段等により対処し得るものであり、更に図7に示すごとく被装板部2の正面に注意書きを付したり、黄色に若しくは黄色と黒色の縞模様に塗装すると、より注意力を喚起することとなる。
【0008】この実施例における高圧ガスボンベ用のカバー1は、壁際に立てられたボンベBに背面側の開放縁間4,4からかぶせて押込むことにより、ボンベ径幅によって横溝部5の左右両側部位に形成された円弧面部5b,5bにおける両端部位5b´,5b´による狭幅部7が次第に広げられ、ボンベ径幅が狭幅部7を通過することにより復帰してボンベ外周面に接する正面部位及び左右両側部位の円弧面部5a,5bによってボンベBを挾持して被装板部2に内包し、次いで挿通孔金具6にチェーン8を通すと共に、横溝部5内に沿わせて各両端を壁面Aに係止してボンベBの転倒防止とし、開口部3aからボンベBに装着した計器やホース等の連絡管体を通す。
【0009】前記実施例による高圧ガスボンベ用のカバーによれば、被装板部の両開放縁寄りに設けた狭幅部によってボンベが嵌め込まれるようにカバーに内包され、しかも補強リブを兼ねる各横溝部に設けた各円弧面部によってボンベが挾持されるからガタ付かず、よって安易に外れることがなく、また転倒防止手段としてのチェーンが横溝部内に沿って掛け渡されるから身体などが引掛ることがなく安全であるばかりか、家庭用燃料容器であるプロパンガスボンベに被装すれば化粧カバーとなり家屋の外観も体裁が良くボンベ交換時の取り外し作業も簡便であり、溶接作業用のガスボンベに被装すれば、工場内が整頓され保安用カバーとして注意力も喚起される。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る高圧ガスボンベ用のカバーは、被装板部に対向間がボンベの被装時においてボンベ径幅によって広げられ、常態及び内包時にはボンベ径幅より狭くなる狭幅部を設けたものであるから、ボンベが被装板部内に嵌め込まれるように内包されるので安易に外れることがなく、家庭用燃料であるプロパンガスボンベに被装すれば、化粧カバーとなり家屋の外観も体裁が良く、溶接作業用のガスボンベに被装すれば、工場内が整頓され保安カバーともなる。
【出願人】 【識別番号】591267198
【氏名又は名称】株式会社インターナショナル.ケミカル
【出願日】 平成11年3月17日(1999.3.17)
【代理人】 【識別番号】100059236
【弁理士】
【氏名又は名称】土橋 秀夫 (外1名)
【公開番号】 特開2000−266296(P2000−266296A)
【公開日】 平成12年9月26日(2000.9.26)
【出願番号】 特願平11−72158