| 【発明の名称】 |
樹脂チューブ用継手 |
| 【発明者】 |
【氏名】長井 真一
【氏名】浅里 信之
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| 【要約】 |
【課題】取り扱いに不慣れな者でも容易に樹脂チューブの保持・開放ができ、且つ樹脂チューブの保持・開放の状態が視覚的及び触覚的に判断できる樹脂チューブ用継手を提供すること。
【解決手段】筒状の継手主体1と、前記継手主体1を構成する筒内に設けられ且つ接続対象である樹脂チューブTが外挿されるインサート部10と、前記継手主体1の内周面におけるチューブ挿入端側の大径孔部11aと奥側の小径孔部11bとの間に形成された当たり面11と、前記インサート部10に外遊挿される態様で当たり面11に対向配置された拡縮径可能な保持リング2と、端部が保持リング2に対向すべく大径孔部11aに挿入された環状押圧片30を有し且つ継手主体1のチューブ挿入端側に螺入されているナット3とを具備する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 筒状の継手主体1と、前記継手主体1を構成する筒内に設けられ且つ接続対象である樹脂チューブTが外挿されるインサート部10と、前記継手主体1の内周面におけるチューブ挿入端側の大径孔部11aと奥側の小径孔部11bとの間に形成された当たり面11と、前記インサート部10に外遊挿される態様で当たり面11に対向配置された拡縮径可能な保持リング2と、端部が保持リング2に対向すべく大径孔部11aに挿入された環状押圧片30を有し且つ継手主体1のチューブ挿入端側に螺入されているナット3とを具備し、前記環状押圧片30の端部又は当たり面11のうち少なくとも一方を傾斜面とすると共に、前記傾斜面は、継手主体1に対するナット3のねじ込み量を増加させたときに、環状押圧片30からの押圧力により保持リング2が縮径する方向に傾斜させたものとしてあることを特徴とする樹脂チューブ用継手。 【請求項2】 インサート部10は、その先端部に膨らみ部10aを設けてあることを特徴とする請求項1記載の樹脂チューブ用継手。 【請求項3】 保持リング2は、C型リングであることを特徴とする請求項1又は2記載の樹脂チューブ用継手。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂チューブを接続するための継手に関するものである。 【0002】 【従来の技術】樹脂チューブ用継手としては、様々の構成のものが開発されているが、従来のものはチューブの保持・開放の操作性が悪く、また、チューブの保持・開放の状態が視覚的及び触覚的に判断できるものがなかった。 【0003】したがって、この種の継手を使用する業界では、取り扱いに不慣れな者でも容易に樹脂チューブの保持・開放ができ、且つ樹脂チューブの保持・開放の状態が視覚的及び触覚的に判断できる樹脂チューブ用継手が開発を待ち望んでいる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明では、取り扱いに不慣れな者でも容易に樹脂チューブの保持・開放ができ、且つ樹脂チューブの保持・開放の状態が視覚的及び触覚的に判断できる樹脂チューブ用継手を提供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明の樹脂チューブ用継手は、筒状の継手主体1と、前記継手主体1を構成する筒内に設けられ且つ接続対象である樹脂チューブTが外挿されるインサート部10と、前記継手主体1の内周面におけるチューブ挿入端側の大径孔部11aと奥側の小径孔部11bとの間に形成された当たり面11と、前記インサート部10に外遊挿される態様で当たり面11に対向配置された拡縮径可能な保持リング2と、端部が保持リング2に対向すべく大径孔部11aに挿入された環状押圧片30を有し且つ継手主体1のチューブ挿入端側に螺入されているナット3とを具備し、前記環状押圧片30の端部又は当たり面11のうち少なくとも一方を傾斜面とすると共に、前記傾斜面は、継手主体1に対するナット3のねじ込み量を増加させたときに、環状押圧片30からの押圧力により保持リング2が縮径する方向に傾斜させたものとしてある。 【0006】上記樹脂チューブ用継手に関し、インサート部10は、その先端部に膨らみ部10aを設けてあるものとすることができる。 【0007】また、樹脂チューブ用継手に関し、保持リング2は、C型リングであるものとすることができる。 【0008】なお、この発明の樹脂チューブ用継手の機能については、以下の発明の実施の形態の欄で説明する。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面に従って説明する。 【0010】図1はこの実施形態の樹脂チューブ用継手の断面を示すものであり、図2は前記樹脂チューブ用継手の外観斜視図を示すものである。 【0011】この実施形態の樹脂チューブ用継手は、図1や図2に示すように、継手主体1と、保持リング2と、ナット3とから構成されている。 【0012】継手主体1は、図1や図2に示すように、接続対象である樹脂チューブTが外挿されるインサート部10を具備すると共に、内周面におけるチューブ挿入端側の大径孔部11aと奥側の小径孔部11bとの間に傾斜する当たり面11を形成してあり、更に、前記大径孔部11aと対応する外周面部分に雄角ネジ部12を形成してある。ここで、上記したインサート部10は図1に示すように、その先端には膨らみ部10aを設けてあり、これにより樹脂チューブTの不用意な抜けを阻止するようにしている。なお、この実施形態の継手では、図1や図2に示す如く、チューブ挿入端と反対の端部側にテーパ螺子部13を形成してあり、このテーパ螺子部13を利用して図示しない流体機器に螺着できるようにしてある。 【0013】保持リング2は、図1や図2に示すように、拡縮径可能な弾性を有するC型リング(欠円環)により構成してあり、上記したインサート部10に外遊挿される態様で当たり面11に当接する態様で配置してある。なお、この実施形態では保持リング2としてC型リングを採用しているが、拡縮径可能であれば欠円環ではない円環のものも採用できる。 【0014】ナット3は、図1や図2に示すように、上記雄角ネジ部12に螺入される雌角ネジ部31を有したナット主体32と、雄・雌角ネジ部12,31が螺入時において、端部が保持リング2に対向すべく大径孔部11aに挿入される環状押圧片30とを具備するものとしてあり、全体として筒状に形成されている。ここで、環状押圧片30の端部は図3に示すような傾斜面30aとしてあり、その傾斜角度は当たり面11のそれと同一(α°:例えば45°)又は略同一に設定してある。 【0015】上記した継手主体1、保持リング2、ナット3は、用途に応じて様々な材質のものが使用できるが、ビール等の飲料用液体の場合には樹脂(例えばフッ素樹脂)が選択される。 【0016】以下に、この樹脂チューブ用継手による樹脂チューブの接続方法及び機能について説明する。 ■ 先ず、図1の状態にあるナット3の孔部分から樹脂チューブTを挿入し、図4に示す如く樹脂チューブTをインサート部10に外挿させる。ここで、図1の状態にある樹脂チューブ用継手は「チューブ開放状態」になっており、この状態では保持リング2の内径は小径孔部11b及びナット3の内径と同じかそれよりも少し大きくなっている。したがって、上記したインサート部10への樹脂チューブTの外挿は円滑にできる。 【0017】なお、この状態では、継手主体1の段付き部14とこれと対向するナット3の端面とのギャップGは大きくなっている。 ■ 次に、継手主体1に対してナット3をねじ込んでいく。すると、保持リング2は傾斜面30a及び当たり面11から力を受けて、図5に示すように縮径し、樹脂チューブTはインサート部10に強固に保持される。 【0018】なお、この状態では、継手主体1の段付き部14とこれと対向するナット3の端面とのギャップGは図5に示す如くほとんど無くなっていると共に、ナット3のねじ込みに際する反力が非常に大きくなっている。 ■ なお、■の状態から樹脂チューブを外す場合、継手主体1に対するナット3のねじ込み量を図4に示すところまで減少させればよい。 ■ 上記したように、この樹脂チューブ用継手による樹脂チューブTの保持・開放は、継手主体1に対するナット3のねじ込み量を変えるだけの簡単な操作であるから、不慣れな者でも容易にできる。 【0019】また、樹脂チューブの保持・開放状態はギャップGの大きさを視覚的に確認することにより判断できる。 【0020】さらに、ナット3のねじ込みに際する反力が手に伝わるので樹脂チューブの保持・開放状態は触覚的に判断できる。 【0021】 【発明の効果】この発明は上記のような構成であるから、次の効果を有する。 【0022】上記した発明の実施形態の欄に記載した内容から、取り扱いに不慣れな者でも容易にチューブの保持・開放ができ、且つチューブの保持・開放の状態が視覚的及び触覚的に判断できる樹脂チューブ用継手を提供できた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000247258 【氏名又は名称】ニッタ・ムアー株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年5月18日(1999.5.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072213 【弁理士】 【氏名又は名称】辻本 一義
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| 【公開番号】 |
特開2000−329276(P2000−329276A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月30日(2000.11.30) |
| 【出願番号】 |
特願平11−136924 |
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