| 【発明の名称】 |
電気融着継手における給電接続具 |
| 【発明者】 |
【氏名】有吉 和久
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| 【要約】 |
【課題】給電コネクタ部分の保守性を向上させ、信頼性が高く経済性に優れた電気融着継手における給電接続具を提供できるようにすることを目的とするものである。
【解決手段】接続する管端に外嵌させた継手の内面側に電気溶融手段を設け、該電気溶融手段から延出した端子に給電接続具を着脱可能に接続し、該給電接続具を介して給電装置から電気溶融手段へ給電するようにした電気融着継手における給電接続具において、給電接続具の本体に管の識別抵抗外部取り出し端子に当接する接触ピンと、給電端子に接触する給電コネクタとを備え、給電コネクタを着脱用専用工具により給電接続具の本体から着脱可能に構成したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】接続する管端に外嵌させた継手の内面側に電気溶融手段を設け、該電気溶融手段から延出した端子に給電接続具を着脱可能に接続し、該給電接続具を介して給電装置から電気溶融手段へ給電するようにした電気融着継手における給電接続具において、給電接続具の本体に管の識別抵抗外部取り出し端子に当接する接触ピンと、給電端子に接触する給電コネクタとを備え、給電コネクタを着脱用専用工具により給電接続具の本体から着脱可能に構成したことを特徴とする電気融着継手における給電接続具。 【請求項2】給電コネクタが係合機構により給電接続具の本体に係合され、給電コネクタの一部に掛合部が形成され、着脱用専用工具には掛合部に掛合する操作部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電気融着継手における給電接続具。 【請求項3】係合機構がネジ嵌合で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電気融着継手における給電接続具。 【請求項4】掛合部が給電コネクタの外周面に形成された突起若しくは凹部で形成したことを特徴とする請求項2に記載の電気融着継手における給電接続具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電気融着継手における給電接続具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、ガス管等の配管は合成樹脂製管で配管されており、配管の管端部分の接続する場合、接続する管端同士を当接させた状態に配設し、その両管端に亙って内面側に電気溶融手段を備えた継手を外嵌させ、この電気溶融手段から延出した端子に給電接続具を接続し、給電装置からの給電により合成樹脂を溶融して配管の管端部分を接続するようにしている。そして、給電接続具は例えば実用新案登録第2565617号公報に示されるものが知られている。 【0003】このように、給電接続具は給電接続具の本体に管の識別抵抗外部取り出し端子に当接する針状の接触ピンと、この接触ピンの周囲を囲繞するように筒状の給電コネクタとを設けて構成してあり、先ず、電気溶融手段から延出した端子に給電接続具を装着し、給電装置から給電するようにしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された電気融着継手における給電接続具では接触ピンの周囲を囲繞する筒状の給電コネクタ部分が砂等を噛み込んで変形や磨耗したり破損してしまうと接触不良となり、給電ロスが多くなるだけでなく溶解不良によるピンホールが発生する等の接合不良を生じ易く、信頼性の低下を招くという問題があった。こうした問題に対処するために、給電接続具ごと定期的に取り替えるようにしたり、給電コネクタ部分をネジ式で取り付け、これを手回して給電コネクタ部分を簡単に取り外せるようにしたものがある。 【0005】ところが、高価な給電接続具を定期的に取り替えるようにしたものでは、十分に使用可能なコード部分までも取り替えられることから、不経済になってしまうという問題があった。また、給電コネクタ部分を簡単に取り外せるようにしたものでは作業員が現場で給電コネクタ部分を取替える時に、給電コネクタを外した部分に泥や異物を噛み込ませてしまうという問題があった。本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、給電コネクタ部分の保守性を向上させ、信頼性が高く経済性に優れた電気融着継手における給電接続具を提供できるようにすることを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明にかかる電気融着継手における給電接続具は、接続する管端に外嵌させた継手の内面側に電気溶融手段を設け、該電気溶融手段から延出した端子に給電接続具を着脱可能に接続し、該給電接続具を介して給電装置から電気溶融手段へ給電するようにした電気融着継手における給電接続具において、給電接続具の本体に管の識別抵抗外部取り出し端子に当接する接触ピンと、給電端子に接触する給電コネクタとを備え、給電コネクタを着脱用専用工具により給電接続具の本体から着脱可能に構成したことを特徴とするものである。 【0007】また、給電コネクタが係合機構により給電接続具の本体に係合され、給電コネクタの一部に掛合部が形成され、着脱用専用工具には掛合部に掛合する操作部を形成したり、係合機構をネジ嵌合で構成すること、更には掛合部を給電コネクタの外周面に形成された突起若しくは凹部で形成するようにしたことも特徴とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる電気融着継手における給電接続具の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は電気融着継手における給電接続具の縦断側面図、図2は給電接続具の分解斜視図であって、図中符号1は給電接続具を全体的に示す。この給電接続具1は、その本体2内に先端が針状に形成された接触ピン3と、この接触ピン3の周囲を囲繞する筒状の給電コネクタ4とを収納してなる。給電接続具1の本体2は、筒状のケーシング21内の上半部に給電コネクタ4を支持する導電性金属材料からなる支持部材5を装着して形成してあり、この支持部材5の中央部分には合成樹脂等の絶縁材料6を介して接触ピン3が圧入支持されている。 【0009】給電コネクタ4を支持する支持部材5には後述の図5で示す給電制御装置(給電装置)7から延出した給電ケーブル8の端部が接続され、接触ピン3には管を識別するために給電制御装置7から延出されたリード9が接続されている。上記筒状の給電コネクタ4の中間位置には回動操作用のフランジ10が一体に突出形成され、フランジ10より上方部分には支持部材5に形成されたネジ穴12に嵌合する雄螺子13が刻設されている。 フランジ10より下方部分は後述する電気融着継手14の端子26・26(図5参照)に嵌合する筒形の給電部分15となっている。また、フランジ10の周面部分には給電コネクタ4を支持部材5から着脱する為の回転操作用突起(掛合部)11・11・・・が形成されており、この突起11・11・・・は着脱用専用工具16で回転操作されるようになっている。 【0010】着脱用専用工具16は図2及び図3に示すように、円筒に形成された工具本体17の下端寄り部分にドライバーの軸等の棒状操作ハンドル18を挿通するハンドル挿通孔19が貫通され、工具本体17の上端部分に上記フランジ10の周面部分に形成された突起11・11・・・に掛合する操作部20が形成されて構成されている。上記給電制御装置7は、給電接続具1を介して電気融着継手14に供給される電力の給電量を制御するものであって、この給電制御装置7には接触ピン3から得られた管の種類の情報とその情報に基づいて給電時間を制御するようになっている。 【0011】上記のように形成された給電接続具1を使用して管端を連結する手順を次に説明する。此処で、本発明の給電接続具から給電されて管端同士を融着して接合する電気融着継手は、前記実用新案登録第2565617号公報や図4及び図6に示すように記載したように、接続するために突き合わせ状に配置された合成樹脂製配管22の管端22a・22bに外嵌させる電気融着継手14の内面側に電熱コイルを埋設した電気溶融手段25を設け、この電気溶融手段25から延出した電熱コイルの端子26・26を電気融着継手14の外周面部分に突出させて形成されている。また、この端子26・26の上記接触ピン3が当接する中央部分には合成樹脂製配管22の種類を表示するための抵抗が設けられている点も従来の電気融着継手と同様である。 【0012】先ず図4に示すように接続しようとする管端22a・22b同士を同芯状に当接乃至は近接させた状態にし、この両管端22a・22bに亙って電気融着継手14を外嵌させ、この状態をクランプ28で確りと固定する。次に図5及び図6に示すように電気融着継手14の外周面部分に突出している電熱コイルの端子26・26に給電接続具1を接続し、給電制御装置7のスイッチ29を“オン”にすると、給電制御装置7では接触ピン3からの情報で合成樹脂製配管22の種類が特定され、この特定された合成樹脂製配管22の種類に適した電流が所定時間給電接続具1を介して給電されて電気溶融手段25の電熱コイルが加熱される。 【0013】電気溶融手段25の電熱コイルが加熱されるとそ周囲の合成樹脂及び両管端22a・22bの表面部分の合成樹脂が溶解して流動化し、図7及び図8に示すように流動化した合成樹脂が一体になる。然る後、給電制御装置7からの給電が停止すると給電接続具1を電熱コイル24の端子26・26から取外し、図9に示すように高温で溶解して流動化していた合成樹脂が十分に冷却するまではクランプ28で接合する両管端22a・22bを確りと固定しておく。高温の合成樹脂が冷却された後、クランプ28を外すと、図10に示すように合成樹脂製配管22の両管端22a・22bは確実に固定された接合作業が終了するのである。 【0014】上記のように給電接続具1は接合作業の度毎に電気溶融手段25の電熱コイルの端子26・26に着脱されることから、給電コネクタ4の給電部分15に泥や砂が噛み込んだり、磨耗したり変形すると給電コネクタ4を取り替えることになる。給電コネクタ4を取り替える場合、図2及び図3に示すように棒状の操作ハンドル18をハンドル挿通孔19に挿通した着脱用専用工具16を給電コネクタ4の下方から挿入し、上端部分に形成した操作部20を給電コネクタ4のフランジ10の突起11・11・・・に掛合させる。そして操作ハンドル18を回転操作して給電コネクタ4を給電接続具1から取り外す。 【0015】次に、新たな給電コネクタ4を着脱用専用工具16に装着し、給電コネクタ4の下方から挿入してから棒状の操作ハンドル18を回転操作し、支持部材5のネジ穴12に給電コネクタ4の雄螺子13を確りと螺締すると、給電コネクタ4の取替えが終了するのである。尚、上記の例では給電コネクタ4部分のみを取替えるようにしてあるが、図11に示すように、筒状のケーシング4内に絶縁材料6を支持し、この絶縁材料6に接触ピン3を支持させて、給電コネクタ4と接触ピン3とを一度に交換できるようにすることも可能である。また、給電コネクタと着脱用専用工具との掛合はフランジ10に形成された突起11・11・・・に限らず、給電コネクタ4に直接形成するようにしてもよいことは勿論である。 【0016】 【発明の効果】本発明は以上に説明したように、給電接続具の本体に管の識別抵抗外部取り出し端子に当接する接触ピンと、給電端子に接触する給電コネクタとを備え、給電コネクタを着脱用専用工具により給電接続具の本体から着脱可能に構成するようにしてあるので、給電コネクタが変形や磨耗したり破損した場合には着脱用専用工具を用いることにより給電コネクタを簡単に交換することができる。これにより、接触不良による給電ロスを防止できるとともに、ピンホール等の発生をなくし、接続部の信頼性を大幅に向上させることができると言う利点がある。 【0017】また、着脱用専用工具でのみ給電コネクタを着脱することができるので、作業員が現場で給電コネクタ部分を取替える時に、外した給電コネクタ部分に泥や異物を噛み込ませてしまうという問題もなく、耐久性も向上させることができるという利点もある。更に、給電コネクタを交換することができ、従来のように高価な給電接続具を定期的に取り替えるようにしたものに比べて安価で済み、ランニングコストも経済的なものにすることができる利点もある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002174 【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月31日(1999.3.31) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−283371(P2000−283371A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月13日(2000.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−92320 |
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