| 【発明の名称】 |
枝管の取付構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】渡部 武彦
【氏名】古川 英治
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| 【要約】 |
【課題】継手部材を埋設管の所定位置に確実に固定しておくことができる枝管の取付構造を提供する。
【解決手段】継手部材12の短管部15に補強筒13を挿入し、その先端を埋設管10に穿孔した開口に係合させるとともに、後端部外周に設けた弾性係止片18を短管部15に設けたリング状の係止溝に係止させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 埋設管の外面に接着されるサドル部と枝管の先端が挿入される短管部とを有する継手部材を介して埋設管に枝管を取付る構造において、前記短管部の内径に対応した外径を有する筒状体を短管部内に挿入してその先端を埋設管に穿孔した開口に係合させるとともに、筒状体の後端部外周に設けた弾性係止片を短管部に設けたリング状の係止溝に係止させたことを特徴とする枝管の取付構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、枝管の取付構造に関し、詳しくは、地中に埋設された管路に新たに分岐管を接続する際の取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】地中に埋設された既設の管路(埋設管)に新たな管路(枝管)を接続する方法として、特開平4−343998号公報や同9−32092号公報に記載された方法が知られている。この方法は、埋設管の枝管接合部に向けて枝管より大径のパイプを所定位置まで掘進させ、パイプ内の土砂を排出した後、枝管の先端に装着した継手部材のサドル部を埋設管の外面に接着し、次いで枝管と鋼管との間にモルタルを注入してから埋設管の周壁をホルソーで穿孔することにより、埋設管と枝管とを連通させるようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の方法では、継手部材のサドル部と埋設管との接着が不完全だと、モルタルを注入するときや、使用中の振動によって枝管に横方向からの外力が加わると、継手部材と埋設管との接着部にズレが生じるおそれがあった。 【0004】そこで本発明は、継手部材を埋設管の所定位置に確実に固定しておくことができ、モルタル注入時等の振動によってズレが発生することを防止できる枝管の取付構造を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の枝管の取付構造は、埋設管の外面に接着されるサドル部と枝管の先端が挿入される短管部とを有する継手部材を介して埋設管に枝管を取付る構造において、前記短管部の内径に対応した外径を有する筒状体を短管部内に挿入してその先端を埋設管に穿孔した開口に係合させるとともに、筒状体の後端部外周に設けた弾性係止片を短管部に設けたリング状の係止溝に係止させたことを特徴としている。 【0006】 【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明の枝管の取付構造の一形態例を示すものであって、図1は分解斜視図、図2は断面図、図3は要部を拡大して示す断面図である。また、図4乃至図7は、枝管を取付ける手順を説明するための断面図であって、図4は枝管取付部の土砂を取除いた段階、図5は継手部材を埋設管に接着する段階、図6は埋設管の周壁を穿孔している段階、図7は穿孔終了時の段階をそれぞれ示している。 【0007】まず、図1に示すように、埋設管10への枝管11の取付は、埋設管10の所定位置外面に接着される継手部材12と、該継手部材12内に装着される筒状体からなる補強筒13とを使用して行われる。継手部材12は、埋設管10の外面形状に応じた湾曲形状を有するサドル部14と、該サドル部14の中心から立設した短管部15とからなるもので、短管部15の先端には、枝管11を接続するための受口16が設けられている。 【0008】また、補強筒13は、枝管11の内径に対応した外径を有する筒状部17と、該筒状部17の外周方向に突出した弾性係止片18とを有している。この弾性係止片18は、筒状部17の一端から適当な間隔でスリット18aを形成し、スリット18a間に形成される短冊片の先端を外周方向に折り曲げ、所定量突出させたものである。 【0009】一方、図3に示すように、前記受口16の奥部には、枝管11の先端が当接する第1段部16aと、弾性係止片18が係止する第2段部16bとが形成されており、枝管11は、その先端が第1段部16aに当接した状態で受口16に接合され、補強筒13は、その弾性係止片18が枝管11の先端と第2段部16bとの間に形成されるリング状の係止溝19に係止して位置固定され、筒状部17の後部側が枝管11と短管部15とにまたがり、その先端が短管部15から所定量突出した状態となる。 【0010】なお、補強筒13の上端部となる筒状部17及び弾性係止片18の上縁内周側角部に面取り17a,18bを形成しておくことにより、流れ抵抗を小さくすることができる。また、補強筒13の先端が埋設管10内に突出しないように、筒状部17の先端部を埋設管10の周面形状に合わせて円弧状にカットしておくこともできる。 【0011】次に、埋設管10に枝管11を取付ける手順を説明する。図4に示すように、埋設管10の近傍まで枝管11より大径のパイプ21を掘進させ、パイプ21内及び埋設管10の周囲の土砂を排出する。次に、図5に示すように、サドル部14の接合面に接着剤22を付着させた継手部材12を枝管11の先端に装着した状態でパイプ21内に挿入し、サドル部14を埋設管10の外面に接着して固定する。 【0012】サドル部14の接着状態を確認後、図6に示すように、枝管11内にホルソー23を挿入し、埋設管10の周壁を枝管11の内径に対応した径で穿孔する。次に、ホルソー23を枝管11から抜取り、図7に示すように埋設管10に開口10aを形成した状態で、弾性係止片18を後部側とし、かつ、内周側に弾性変形させながら補強筒13を枝管11内に挿入して押し込み、図2に示すように、弾性係止片18を係止溝19に係止させる。これにより、短管部15から突出した筒状部17の先端部が埋設管10に穿孔した開口に係合し、補強筒13によって継手部材12が埋設管10の所定位置に保持された状態になる。 【0013】このように補強筒13によって枝管11の取付部を補強することにより、枝管11とパイプ21との間にモルタルを充填するときや、使用中の振動によって枝管11に横方向からの外力が加わっても継手部材12と埋設管10との接着部にズレが生じるおそれがなくなる。 【0014】図8及び図9は、本発明の他の形態例を示すもので、図8は斜視図、図9は断面図である。本形態例は、筒状体からなる補強部材30として、筒体31の一部に軸方向のスリット32を形成するとともに、筒体31の一端に外周方向に突出する係止部33を設けたものを使用している。 【0015】この補強部材30は、スリット32を有する筒体31の弾性を利用して縮径させた状態で、係止部33を後部側にして枝管11内に挿入される。そして、前記形態例と同様にして継手部材12の短管部内周に形成される係止溝19部分に係止部33が至ると、筒体31が復元力により拡径して係止部33が係止溝19に係止し、補強部材30が固定されるとともに、筒体31の先端部が埋設管10に穿孔した開口に係合する。これにより、前記形態例と同様に、継手部材12が埋設管10の所定位置に保持された状態になる。 【0016】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の枝管の取付構造によれば、継手部材の短管部に挿入した筒状体の先端を埋設管に穿孔した開口に係合させるようにしたので、振動等の外力が加わっても継手部材にズレが発生せず、強固な接合固定状態を保つことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006172 【氏名又は名称】三菱樹脂株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月24日(1998.12.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086210 【弁理士】 【氏名又は名称】木戸 一彦 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−193179(P2000−193179A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月14日(2000.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−367927 |
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