| 【発明の名称】 |
配管モジュ―ル |
| 【発明者】 |
【氏名】松岡 利昌
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| 【要約】 |
【課題】汎用性の高い配管を提供すること。
【解決手段】立方体若しくは断面形状が正方形の直方体で成形された本体2の内部に、一側面の中心に開口(開口4)し本体内部に形成された第一通路10の端部から少なくとも2つ以上の分岐している通路11〜13が、一側面以外の側面の中心に開口(開口4〜6)するように形成され、かつ第一通路の端部を開口可能な弁部材7、8で閉口している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 立方体若しくは断面形状が正方形の直方体で成形された本体内部に、一側面の中心に開口し本体内部に形成された第一通路の端部から少なくとも2つ以上の分岐している通路が、前記一側面以外の側面の中心に開口するように形成され、かつ前記第一通路の端部を開口可能な弁部材で閉口していることを特徴とする配管モジュール。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一方向弁を備えた配管に関し、特に汎用性の高い配管に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の配管としては、一方向弁が備えられた配管としては図5のようなものがある。これは、直方体形状の本体70に開口71と弁部材72と開口73とを備えたものである。このものは、開口71から吸入した流体が弁部材72を通って、開口73に吐出するもので、逆に開口73から流体が流入すると弁部材72によりその流入が阻止されるものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した配管であると、開口71、73は、本体70の一定位置に設定されてしまうため、この配管を使用する場合、開口71、73に接続する配管を接続できるように設定しなければならず、汎用性に欠けたものとなってしまう。 【0004】故に、本発明は、汎用性の高い配管を提供することを、その技術的課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決するために本発明においては、立方体若しくは断面形状が正方形の直方体で成形された本体内部に、一側面の中心に開口し本体内部に形成された第一通路の端部から少なくとも2つ以上の分岐している通路が、一側面以外の側面の中心に開口するように形成され、かつ第一通路の端部を開口可能な弁部材で閉口しているので、第一通路の開口や他の開口を適宜選定し最適な接続ができるため、汎用性の高い配管を得られる。 【0006】 【発明の実施の形態】この出願の発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る配管モジュールの断面図、図2は本発明に係る配管モジュールの第一実施例の断面図、図3本発明に係る配管モジュールの第二実施例の断面図、図4は本発明に係る配管モジュールの接続部分の種々の形態の断面図である。 【0007】先ず本発明に係る配管モジュールの構成について説明する。図1に示されるように、配管モジュール1は、立方体若しくは断面形状が正方形の直方体で成形された本体2内部に、一側面の中心に形成された開口3から本体2内部に形成された通路10と、通路10の端部から他の側面の中心に開口4、5、6へ通じるようにそれぞれ形成された通路11、12、13と、通路10の内方の端部付近に形成された受座9にバネ8で付勢されていることで通路10を閉口するように接している球状の弁体7とが配置されている。 【0008】また、図1は断面図であるため、図示できないが図面の鉛直方向の本体2の側面にも通路10の端部からその側面の中心に形成された開口へ通じるように通路が形成されているが、この開口及び通路についての説明は以下省略する。ここでは通路が合計六つの側面全ての中心の開口に通じるように形成されているが、側面の中心に形成された開口とその開口に通じた通路10の端部から形成された通路は、少なくとも本体2内に二つ以上設けられていれば良く、汎用性を高めるためにその数を適宜設定すればよい。汎用性を高めるために通路を多く形成した場合は、図4のような蓋体14などで不要な通路を塞げばよい。 【0009】開口3は、外周部にネジ部を備えた凸形状で、開口4〜6は、内周部にネジ部を備えた凹形状でそれぞれ形成される。これらは、この配管モジュール1を組み合わせて使用するときや、他の配管との接続の際に使用するためのものであり、この他にも開口3も開口4〜6と同様に凹形状のものにして、例えば図4のような外周部両端にネジ部が形成された接続体15などを使用して接続したりしても良い。また、図4に示されるように、開口3に突条若しくは断続的に形成された突部161が外周部に形成された接続凸部16と、開口4〜6に凹条若しくは断続的に形成された突部161に対応した位置に形成された凹部171が内周部に形成された接続凹部17とを形成して接続したりしても良い。 【0010】バネ8は、通路11に形成された収容部111に配置され、弁体7を受座9に常時接するように通路10方向に付勢している。バネ8のばね係数は、通路10から流入する流体から弁体7が受ける押圧力、若しくは通路11〜13に接続されたポンプなどの吸引による弁体7が受ける吸引力により、所望の設定値で受座9と弁体7とが離れるように適宜設定されればよい。 【0011】弁体7は、外径が通路10の小径部101より大きく、大径部102より小さく形成され、受座9と離間することで流体を通路11〜13へ流すことが可能となっている。なお、ここでは、受座9が通路10の小径部101と大径部102との間に形成されているが、受座9が通路10の端部に形成されても良く、この場合、弁体7の外側に流体が通路11〜13へ流れる空間を確保すればよい。また、弁体7は、環状傾斜面の受座9との接地性を良くするために球状で形成されているが、例えば受座が平面状のものである場合は、弁体を円柱状若しくは円板状のものなどにしてもよい。更に、弁体7の通路10方向への直進性を良くするために、弁体7の外周部若しくは通路10、11内壁の少なくとも一方にガイドを設けてもよい。 【0012】また、弁体7を感知する位置センサを本体2内に配置したり、開口4〜6の少なくとも一つに流体を感知するセンサを配置することで、配管内の途中に配管モジュール1を配置し、流体圧力を感知して余剰な圧力を配管内から外部へ開放することもできる。 【0013】(第一実施例)次に第一実施例として、本発明に係る配管モジュールをポンプの逆止弁として使用した場合の構成について説明する。 【0014】図2に示されるように、ポンプ20は、空気が図示しないエアポンプから供給されて作動するアクチュエータ部29と、アクチュエータ部29の動作に伴い作動するポンプ部38と、アクチュエータ部29とポンプ部38との間に配置される連結部43とから構成される。 【0015】アクチュエータ部29は、円筒状の第一シリンダ21と、第一シリンダ21の内壁に摺動して上下に第一エア室22と第二エア室23とに分割する第一ピストン24と、第一シリンダ21上部に配置される第一ヘッド26と、第一ヘッド26の上部に配置されエアポンプから空気が常時供給される空気通路48が接続されたバルブ25とからなる。第一エア室22は、第一シリンダ21の内壁、第一ピストン24の上面及び第一ヘッド26の下面で、第二エア室23は、第一シリンダ21の内壁、第一ピストン24の下面及び連結部43の上面でそれぞれ形成される。バルブ25には、エアポンプからの空気が常時供給され、内蔵している電磁弁などの切り換え手段により、連通路27、28へ交互に空気を吐出している。連通路28は、第一ヘッド26の下面に開口し、連通路27は、第一ヘッド26及び第一シリンダ21の内部を通って第一シリンダ21の下方に開口する。空気は、連通路28又は連通路27を通って第一エア室22又は第二エア室23に供給され、どちらか一方のエア室の容積を増やす方向に働いて、第一ピストン24を下方又は上方へ移動させる。 【0016】連結部43は、シャフト41が挿通する孔42と、後述するポンプ部38の第一作動室31と外部とをつなぐ連通路39と、孔42と外部とをつなぐ連通路40とが形成される。連通路39は、後述する第二ピストン33の移動による第一作動室31の容積の増減に伴って、後述する第二逆止弁35と流体の吐出、吸入を行っている。 【0017】ポンプ部38は、円筒状の第二シリンダ30と、第二シリンダ30の内壁に摺動して上下に第一作動室31と第二作動室32とに分割する第二ピストン33と、第二シリンダ30下部に配置される第二ヘッド36と、第二ヘッド36の下部に配置される配管モジュール1を二つ組み合わせた第一逆止弁34と、連結部43の連通路39の開口に配置される配管モジュール1を二つ組み合わせた第二逆止弁35とからなる。第一作動室31は、第二シリンダ30の内壁、第二ピストン33の上面及び連結部43の下面で、第二作動室32は、第二シリンダ30の内壁、第二ピストン33の下面及び第二ヘッド36の上面でそれぞれ形成される。また、第一ピストン24と第二ピストン33とは、シャフト41により連結されて共動するようになっている。 【0018】第一逆止弁34は、配管モジュール1a、1b、第二逆止弁35は、配管モジュール1c、1dから構成される。配管モジュール1a、1cは、開口3a、3cが吸入路44、45に、開口5a、5cが第二作動室32に通じた連通路37、第一作動室31に通じた連通路39に、開口4a、4cが配管モジュール1b、1dの開口3c、3dにそれぞれ接続される。配管モジュール1b、1dは、開口4b、4dが吐出路46、47にそれぞれ接続される。なお、配管モジュール1a、1cの開口6a、6cと、配管モジュール1b、1dの開口5b、5dと開口6b、6dとは、蓋体14で閉口されている。 【0019】第一実施例の作動について説明する。エアポンプから空気が空気通路48を通って供給され、バルブ25が連通路27に空気を吐出するように切換えられ、第二エア室23の容積が空気により増加させられる。第二エア室23の容積増大により第一シリンダ21内で第一ピストン24が上方へ押し上げられる。なお、第一エア室22の容積は減少し、第一エア室22に存在した空気は連通路28、バルブ25を通って外部へ放出される。 【0020】第一ピストン24の上昇に伴って、シャフト41で連結された第二ピストン33も第二シリンダ30内で上昇させられ、第一作動室31は容積減少、第二作動室32は容積増大となっていく。第一作動室31の容積減少により、第一作動室31内に存在した流体は、連通路39を通って開口5cより配管モジュール1c内に入る。配管モジュール1c内に入った流体は、徐々に圧力が高められ開口3dを通って、バネ8dにより付勢された弁体7dを押しのけて配管モジュール1d内に流入して吐出路47に吐出される。 【0021】一方、第二作動室32の容積増大により、第二作動室32内の負圧が徐々に高められて、連通路37を通して配管モジュール1a内の流体が、第二作動室32内に吸引される。流体の吸引により、バネ8aで付勢され通路10aを閉口していた弁体7aも、通路10aを開口するように吸引されて、吸入路44から流体が配管モジュール1a内に吸入される。 【0022】なお、配管モジュール1b、1cの通路10b、10cをバネ8b、8cにより閉口している弁体7b、7cは、接続された他方の配管モジュール内に発生した流体の圧力により、開口されないようになっている。 【0023】次に、第二エア室23の容積又は第二作動室32が略最大若しくは所望の容積になると、バルブ25が連通路27から連通路28へ空気を吐出するように切換えられ、第一エア室22の容積が空気により増加させられる。第一エア室22の容積増大により第一シリンダ21内で第一ピストン24が下方へ押し下げられる。なお、第二エア室23の容積は減少し、第二エア室23に存在した空気は連通路27、バルブ25を通って外部へ放出される。 【0024】第一ピストン24の下降に伴って、シャフト41で連結された第二ピストン33も第二シリンダ30内で下降させられ、第一作動室31は容積増大、第二作動室32は容積減少となっていく。第二作動室32の容積減少により、第二作動室32内に存在した流体は、連通路37を通って開口5aより配管モジュール1a内に入る。配管モジュール1a内に入った流体は、徐々に圧力が高められ開口3aを通って、バネ8bにより付勢された弁体7bを押しのけて配管モジュール1b内に流入して吐出路46に吐出される。 【0025】一方、第一作動室31の容積増大により、第一作動室31内の負圧が徐々に高められて、連通路39を通して配管モジュール1c内の流体が、第一作動室31内に吸引される。流体の吸引により、バネ8cにより付勢され通路10cを閉口していた弁体7cも、通路10cを開口するように吸引されて、吸入路46から流体が配管モジュール1c内に吸入される。 【0026】なお、配管モジュール1a、1dの通路10a、10dをバネ8a、8dにより閉口している弁体7a、7dは、接続された他方の配管モジュール内に発生した流体の圧力により、開口されないようになっている。 【0027】以上説明したように、本発明に係る配管モジュールは、通路10方向に直列に組み合わせることにより、逆止弁としての機能をもつことができる。なお、ポンプとしては、ピストンの一往復運動で吸入と吐出を行うようなピストンポンプ型でもこの逆止弁は同様に使用可能である。 【0028】(第二実施例)最後に第二実施例として、本発明に係る配管モジュールを流体圧力に対応した配管として使用した場合の構成及び作動について説明する。 【0029】図3に示されるように、流体圧力緩和装置50は、流体の貯蔵室52より配管53へ流体を吐出するポンプ51と、配管53と配管54とを連結する配管モジュール1eと、配管55を介して貯蔵室52と及び配管モジュール1eと接続される配管モジュール1fとからなる。 【0030】配管モジュール1eは、配管53と開口3eで、配管54と開口5eでそれぞれ接続され、更に開口6eに配管モジュール1fの開口3fが接続されている。配管モジュール1fは、配管55と開口4fで接続されている。なお、開口4e、5f、6fは、蓋体14で塞がれている。 【0031】配管モジュール1e、1f内に配置されているバネ8e、8fは、任意に設定されたばね係数をもつ。バネ8eは、配管53から流体圧力がある一定以上になったときに通路10eを開口し、逆方向への流体の流出を阻止する一方向弁の機能を持ち、更にバネ8fは、配管モジュール1e内の流体圧力がある一定以上になったときに通路10fを開口して配管モジュール1e内の余剰な圧力を開放する機能を持つ。すなわち、ポンプ51から流体が配管53に吐出され、ある一定以上の流体圧力が配管53内に発生すると、バネ8eにより付勢された弁体7eを押しのけて流体は、配管モジュール1e内に流入する。配管モジュール1e内の流体は、更に配管モジュール1eの開口5eから配管54へ流出し、配管54に接続された図示しない機械装置などに流体が供給される。配管モジュール1fは、配管53内の圧力より配管54内の圧力が大きくなってしまったときや、ポンプ51から吐出される流体の圧力が大きくなり、配管53へ吐出される流体流量が大きくなってしまったときなどに、配管モジュール1e内の圧力を感知してある一定以上の設定値になったときに通路10fを開放して流体を配管55を介して貯蔵室52に戻す。通路10fを開放する設定値は、弁体7fを付勢しているバネ8fのばね係数を決定することによって設定される。 【0032】以上説明したように、本発明に係る配管モジュールは、図3のように組み合わせることにより、配管内の流体圧力を緩和する機能を持つことができ、配管54内及び配管モジュール1e内の異常な圧力の上昇による破損を防止する。なお、配管モジュール1fに弁体7fの位置を感知するセンサや開口4fより吐出される流体量を感知するセンサなどを配置して、その情報により流体を吐出しているポンプを制御して配管内の流体圧力を適切なものに設定するようにすることもできる。 【0033】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係る配管モジュールは、立方体若しくは断面形状が正方形の直方体で成形された本体内部に、一側面の中心に開口し本体内部に形成された第一通路の端部から少なくとも2つ以上の分岐している通路が、一側面以外の側面の中心に開口するように形成され、かつ第一通路の端部を開口可能な弁部材で閉口しているので、第一通路の開口や他の開口を適宜選定し最適な接続ができるため、汎用性の高い配管を得られる。 【0034】また、配管モジュールの本体は、立方体若しくは断面形状が正方形の直方体で成形され、側面に形成された開口が側面の中心に位置しているため、配管モジュールの同一側面同士を複数個組み合わせることにより複数の機能を持った配管が形成できるとともに、外観上も良いものが得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000100827 【氏名又は名称】アイシン機工株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月25日(1998.12.25) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−193178(P2000−193178A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月14日(2000.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−378382 |
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