トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F16 機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段




【発明の名称】 管継手
【発明者】 【氏名】福本 憲太郎

【要約】 【課題】十分な水密を維持すると共に、簡単な作業動作により電線管等を装着することができる管継手を提供することを課題とする。

【解決手段】継手本体2と、環状の弾性パッキン3と、パッキンにその一部が当接しパッキンを弾性変形させる略円筒状のカラー4と、カラーの周壁に形成された少なくとも一つのキリ穴25と、継手本体にその外周面に設けたねじ穴8からねじ込まれ且つキリ穴を通って接続されようとする管の外表面に当接して管を継手本体に固定させる少なくとも一つのボルト5とを有し、更にカラーの周壁の半径方向外側に突出するピン24を設け、このピンを案内してパッキンが押圧されていない状態から押圧された状態とになるようにカラーを挿入し且つパッキンが押圧された状態でカラーを維持する案内手段11を継手本体に設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 略円筒状の継手本体と、該継手本体内に挿入される環状の弾性パッキンと、前記継手本体に軸線方向から挿入され弾性パッキンにその一部が当接し弾性パッキンを弾性変形させる略円筒状のカラーと、カラーの周壁に形成された少なくとも一つのキリ穴と、継手本体にその外周面に設けたねじ穴からねじ込まれ且つ前記カラーのキリ穴を通って接続されようとする管の外表面に当接して管を継手本体に固定させる少なくとも一つのボルトとを有する管継手において、前記カラーの周壁に半径方向外側に突出するピンを設け、このピンを案内して前記パッキンが押圧されていない状態から押圧された状態とになるように前記カラーを挿入させ且つ前記パッキンが押圧された状態で前記カラーを維持する案内手段を前記継手本体に設けたことを特徴とする管継手。
【請求項2】 前記カラーのピンは前記キリ穴の位置とほぼ対向する位置に設けられ、前記継手本体の案内手段は前記ボルトのねじ穴の位置とほぼ対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の管継手。
【請求項3】 前記案内手段は、前記継手本体に設けた略L字の穴を有し、先端部が継手本体の縁部に隣接する位置に位置する第1の位置と、第1の位置から前記継手本体の軸方向の中央に向かって延びた位置に位置する第2の位置と、第2の位置から継手本体の周方向に沿って延びた位置に位置する第3の位置とを有することを特徴とする請求項1または2記載の管継手。
【請求項4】 前記案内手段は、前記第1の位置を前記継手本体の縁部とし前記カラーの周壁の内周面に沿って前記第1の位置と前記第2の位置との区間に形成した溝と、前記第2の位置と第3の位置との区間に形成した長穴とを有することを特徴とする請求項3記載の管継手。
【請求項5】 前記継手本体の内周面はカラーの挿入口側から内方に向かって漸次に縮径したテーパ面を有し、且つ前記カラーの外周面は前記継手本体のテーパ面と相補するテーパ面を有し、前記カラーと前記継手本体とが密接したときに前記パッキンが押圧された状態となることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の管継手。
【請求項6】 前記キリ穴は、前記ボルトの締め付けにより前記カラーが更に軸線方向内側に挿入され且つ前記パッキンを更に押圧するような位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の管継手。
【請求項7】 前記カラーの外周面に、前記ピンが前記案内手段の第1または第2の位置に係合している状態のときに前記ボルトが当接する抜け外れ防止用の凹部を設けたことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の管継手。
【請求項8】 前記テーパ面を含まない前記カラーの先端外周面に滑り止め手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の管継手。
【請求項9】 軸線方向に開口した略円筒状の継手本体と、継手本体内に挿入される環状の弾性パッキンと、前記開口から継手本体内に円筒部が挿入されその先端により前記弾性パッキンを押圧して弾性変形させる後端にフランジ部を備えた略円筒状のカラーとを有し、前記継手本体は、その周壁に周壁外方からボルトをねじ込みその先端を周壁内方に貫通可能とするボルト用ねじ穴と、このねじ穴とほぼ対向する位置に位置する上端が継手本体の縁部に隣接する略L字の穴とを有し、前記カラーは、その周壁に、前記ボルトを貫通可能なキリ穴と、このキリ穴とほぼ対向する位置で半径方向外側に突設された、前記継手本体の略L字の穴に差し込み可能なピンとを有し、前記カラーのピンを前記継手本体の略L字の穴に差し込みながらカラーの円筒部を継手本体内に挿入し、次いで前記ピンを略L字の穴の形状に沿って案内させて前記パッキンを弾性変形させながらカラーを更に奥に挿入させた後、カラーを軸線周りに回転させて前記ピンを略L字の穴の底辺部に掛止させ、次いで前記ボルトの先端によりカラー内に挿通されている接続しようとする管の外周面を圧接して管を保持することを特徴とする管継手。
【請求項10】 前記継手本体の内周面はカラーの挿入口側から内方に向かって漸次に縮径したテーパ面を有し、且つ前記カラーの外周面は前記継手本体のテーパ面と相補するテーパ面を有し、前記カラーと前記継手本体とが密接したときに前記パッキンが押圧された状態となることを特徴とする請求項9記載の管継手。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線やケーブル等を保護する電線管の接続に適する管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】工事やビル、或いは住宅等の建屋には電線配線は欠かせず、最近のように多種の電子、電気機器を用いるようになると、電線やケーブルの数も多く、建屋の内外に電線等が縦横に走ることになり、それを束ね電線管の内に納めることがなされる。実際、電線管への電線やケーブルの収納は電線やケーブルの雨水からの保護、コンクリート内や土中に埋設したとき等の予期しない外力による電線の破損を防止できることから、これら保護のため多用されている。
【0003】電線管を用いた電気配線工事は、必然的に、電線管と電線管とをつなぐ又は電線管と配電盤ボックス等をつなぐ継手を必要とし、これ迄にもいくつかのタイプの継手が提案されている。
【0004】このような継手の一つとして、ボトル止めにより簡易に電線管を固定し、しかも継手の接続部を介しての雨水の電線管内への侵入や、又はコンクリート打設した場合におけるコンクリートミルクの侵入による電線管の部分的な閉塞事故といった不具合を生じさせることのない水密性の良い且つ作業効率の良い継手を本発明者らは開発した。
【0005】かかる継手の構成を図11に概略的に示す。継手は大きく分けて、内周面にテーパ面を有する円筒状の継手本体101と、ゴムパッキン102と、外周面に継手本体のテーパ面に相補するテーパ面を有するカラー103とから構成される。また、カラー103はスリット割れした円筒体からなる。かかる構成において継手本体101のそれぞれの端部からリング状のゴムパッキン102をそれぞれ継手本体内に挿入し、予めカラー103を挿入させておいた接続しようとする2本の管104をその先端面及び周面がゴムパッキン102の内向きフランジと内周面に当接するように継手本体101内に挿入し、次いでカラー103を継手本体101に縮径させるように装着する。次いで、継手本体101の外周面側からボルト105をねじ込み、カラー103に形成されたキリ穴を通ってその先端が電線管104の外表面に接触し電線管を継手本体101に固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の継手は、カラーを装着することによってカラーが電線管を均一包むように縮径するためガタつきのない強固な支持が可能となる。しかしながら、例えば継手本体には挿入することができるが、規格外の径の太い電線管を用いた場合、カラーの装着が不十分となってしまう。即ち、カラーのテーパ面が完全に継手本体の根本まで装着することができなくなるため、カラーの先端が継手本体内に配置したパッキンを押圧することができない場合が生じてしまい、パッキンの軸方向の押圧による弾性変形が不十分となってしまう。このためパッキンは継手本体の内周面と電線管外周面との間の圧接のみで防水しなければならず、電線管の水密効果を十分に得ることができないという問題を有する。
【0007】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、十分な水密を維持すると共に、簡単な作業動作により電線管等を装着することができる管継手を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明は、略円筒状の継手本体と、該継手本体内に挿入される環状の弾性パッキンと、前記継手本体に軸線方向から挿入され弾性パッキンにその一部が当接し弾性パッキンを弾性変形させる略円筒状のカラーと、カラーの周壁に形成された少なくとも一つのキリ穴と、継手本体にその外周面に設けたねじ穴からねじ込まれ且つ前記カラーのキリ穴を通って接続されようとする管の外表面に当接して管を継手本体に固定させる少なくとも一つのボルトとを有する管継手において、前記カラーの周壁に半径方向外側に突出するピンを設け、このピンを案内して前記パッキンが押圧されていない状態から押圧された状態とになるように前記カラーを挿入させ且つ前記パッキンが押圧された状態で前記カラーを維持する案内手段を前記継手本体に設けたことを特徴とする。
【0009】また、前記カラーのピンは前記キリ穴の位置とほぼ対向する位置に設けられ、前記継手本体の案内手段は前記ボルトのねじ穴の位置とほぼ対向する位置に設けられていることを特徴とし、前記案内手段は、前記継手本体に設けた略L字の穴を有し、先端部が継手本体の縁部に隣接する位置に位置する第1の位置と、第1の位置から前記継手本体の軸方向の中央に向かって延びた位置に位置する第2の位置と、第2の位置から継手本体の周方向に沿って延びた位置に位置する第3の位置とを有することを特徴とし、前記案内手段は、前記第1の位置を前記継手本体の縁部とし前記カラーの周壁の内周面に沿って前記第1の位置と前記第2の位置との区間に形成した溝と、前記第2の位置と第3の位置との区間に形成した長穴とを有することを特徴とする。
【0010】更にまた、前記継手本体の内周面はカラーの挿入口側から内方に向かって漸次に縮径したテーパ面を有し、且つ前記カラーの外周面は前記継手本体のテーパ面と相補するテーパ面を有し、前記カラーと前記継手本体とが密接したときに前記パッキンが押圧された状態となることを特徴とする。
【0011】また、前記キリ穴は、前記ボルトの締め付けにより前記カラーが更に軸線方向内側に挿入され且つ前記パッキンを更に押圧するような位置に設けられていることを特徴とし、前記カラーの外周面に、前記ピンが前記案内手段の第1または第2の位置に係合している状態のときに前記ボルトが当接する抜け外れ防止用の凹部を設けたことを特徴とし、前記テーパ面を含まない前記カラーの先端外周面に滑り止め手段を設けたことを特徴とする。
【0012】具体的には、軸線方向に開口した略円筒状の継手本体と、継手本体内に挿入される環状の弾性パッキンと、前記開口から継手本体内に円筒部が挿入されその先端により前記弾性パッキンを押圧して弾性変形させる後端にフランジ部を備えた略円筒状のカラーとを有し、前記継手本体は、その周壁に周壁外方からボルトをねじ込みその先端を周壁内方に貫通可能とするボルト用ねじ穴と、このねじ穴とほぼ対向する位置に位置する上端が継手本体の縁部に隣接する略L字の穴とを有し、前記カラーは、その周壁に、前記ボルトを貫通可能なキリ穴と、このキリ穴とほぼ対向する位置で半径方向外側に突設された、前記継手本体の略L字の穴に差し込み可能なピンとを有し、前記カラーのピンを前記継手本体の略L字の穴に差し込みながらカラーの円筒部を継手本体内に挿入し、次いで前記ピンを略L字の穴の形状に沿って案内させて前記パッキンを弾性変形させながらカラーを更に奥に挿入させた後、カラーを軸線周りに回転させて前記ピンを略L字の穴の底辺部に掛止させ、次いで前記ボルトの先端によりカラー内に挿通されている接続しようとする管の外周面を圧接して管を保持することを特徴とし、前記継手本体の内周面はカラーの挿入口側から内方に向かって漸次に縮径したテーパ面を有し、且つ前記カラーの外周面は前記継手本体のテーパ面と相補するテーパ面を有し、前記カラーと前記継手本体とが密接したときに前記パッキンが押圧された状態となることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。以下、本発明の一例による管継手1は、図1および図2に示すように、継手本体2、パッキン3、カラー4、ボルト5とを有する。尚、以降においては左右対称の管継手に関して説明するがこれに限定するものではない。
【0014】図1は本発明の管継手1の概略分解断面図を示し、図2に接続しようとする管を装着した状態の管継手の概略断面図を示す。継手本体2は略円筒状であり、内周面がその両端部(後述するカラーの挿入口側)から中央部に向かって漸次に縮径するテーパ面7となっており、その周壁の軸線方向両端側寄りにそれぞれ少なくともひとつのねじ穴8を軸線方向に沿った位置に設けている。また、継手本体2の軸線方向中央部は、接続しようとする管9の外径よりもやや大きい内径の環状の棚10を有し、該棚10とテーパ面7との間に段差を形成している。
【0015】また継手本体2は、後述するカラー4に設けたピンを案内してパッキン3が押圧されていない状態から押圧された状態とになるようにカラー4を挿入し且つパッキン3が押圧された状態でカラー3を維持するための案内手段11が設けられている。
【0016】案内手段11の一例を図3、図4に示す。図3は、図1の矢印A方向から見た図であり、図4は図3の矢印B方向から見た図である。案内手段11は、好ましくは継手本体2に設けた略L字の穴12を有する。略L字の穴12は、先端部が継手本体2の縁部に隣接する位置に位置する第1の位置13と、第1の位置13から継手本体2の軸方向の中央に向かって延びた位置に位置する第2の位置14と、第2の位置14から継手本体2の周方向に沿って延びた位置に位置する第3の位置15とを有する。
【0017】また、案内手段11の穴の形状に限定はなく、別の実施例として図5の管継手1の右側に示すように略ノ字の形状であっても良く、更に図で見て左側に示すように第1の位置13と第2の位置14との区間を傾斜穴16とし、且つ第2の位置14と第3の位置15との区間を継手本体2の周方向に延びた長穴17として穴12を形成しても良い。
【0018】更に前記案内手段11は、図6、図7に示すように、第1の位置12を継手本体2の縁部としカラー4の周壁の内周面に沿って第1の位置12と第2の位置13との区間に形成した溝18と、第2の位置14と第3の位置15との区間に形成した長穴19で形成しても良い。
【0019】このような構成の継手本体2内にその軸線方向両端部から段差を埋めるように弾性材、例えば、熱可塑性エラストマーやゴム材、あるいは合成樹脂製の弾性パッキン3を挿入している。こうしてパッキン3の一端側が棚10とテーパ面6との間に形成された段差に突き当たり、またパッキン3の他端側がカラー4の先端部分に突き当たって後述するカラー3の挿入による押圧でパッキンが軸方向に弾性変形する。
【0020】パッキン3の拡大断面図を図8(a)、(b)に示す。パッキン3は、数に限定はないが2つの突起20がパッキンの内周面に沿って形成されており、接続しようとする管9の継手本体2への挿入時に摩擦抵抗を最小限のものとしている。また、パッキン3の外周面には周方向に環状の凹部21が形成されている。図8(b)はカラー4による軸方向の押圧によって弾性変形した状態を示しており、パッキン3が弾性変形することにより凹部の反対側の面が隆起して接続しようとする管の外周面を押圧して良好な水密を得ることができる。
【0021】カラー4は、図1に示すように継手本体2に挿入する挿入部22とフランジ部23とを有する。またカラー4の軸方向に見た図を図9に示す。挿入部には継手本体2に設けたテーパ面7と相補するテーパ面6を有しており、カラー4と継手本体2とが密接したときに、図8(b)に示す押圧された状態にパッキン3を弾性変形させる。また、挿入部には、その周壁の半径方向外側に突出するピン24と、継手本体2のねじ穴8にねじ込まれるボルト5を挿通するキリ穴25(バカ穴)とを有する。
【0022】ピン24は、好ましくはキリ穴25の位置とほぼ対向する位置に設けられ、継手本体の案内手段は前記ボルトのねじ穴の位置とほぼ対向する位置に設けられていることが望ましい。また、キリ穴25は、ボルト5の締め付けによりカラー4が更に軸線方向内側に挿入され且つパッキン3を更に押圧するような位置に設けられていることが望ましい。
【0023】また、ピン24が案内手段12の第1の位置13または第2の位置14に係合している状態のときに、カラー4の外周面にボルト5が当接する抜け外れ防止用の凹部(図示せず)を設けることにより、ボルト5の締め付けによりテーパ面6が破損してしまうことを防止している。また、このような状態にしておくことにより部品がばらばらとならず、作業効率の向上を図ることができる。
【0024】フランジ部23の外周面には、図3に示すように滑り止め手段26が設けられており、好ましくはフランジ外周面にギザが設けられている。これによりピン24を案内手段にカラーを軸周りに回転させ易くしている。
【0025】ピン24は、実施例において金型成形によりカラー4の挿入部22の外周面に突出するように設けられているが、挿入部の一部に穴を設けてピンを立てても良い。また、ピンの形状は実施例においては、丸形であるがこれに限定はなく、例えば四角形状であっても良い。
【0026】このような構成により管9の取付方法について図10(a)、10(b)に基づき説明する。図10(a)、10(b)は、図3に示す部分Dの拡大概略図を示す。カラー4のピン24を継手本体2の略L字の穴の第1の位置13に差し込みながらカラー4の円筒部を継手本体2内に挿入し、次いでピン24を略L字の穴の形状に沿って第1の位置13から第2の位置14に案内させてパッキン3を弾性変形させながらカラー4を更に奥に挿入させる(図10(a))。その後、カラー4を軸周りに第2の位置14から第3の位置15に回転させてピン24を略L字の穴12の底辺部に掛止させる(図10(b))。次いでボルト5をねじ穴8にねじ込んでボルト5の先端によりカラー内に挿通されている接続しようとする管9の外周面を圧接して管を保持する。このときカラー4と継手本体2とが密接したときにパッキン3が押圧された状態となり、良好な水密を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】このようにカラーの周壁の半径方向外側に突出するピンを設け、このピンを案内してパッキンが押圧されていない状態から押圧された状態とになるようにカラーを挿入し且つパッキンが押圧された状態でカラーを維持する案内手段を継手本体に設けたことにより、ピンが案内手段に係合しているため、カラーが継手本体に対してゆるんだ状態であっても個々の部品がばらばらとはならず、紛失するおそれがなくなり、また、作業が容易になる。
【0028】カラーのピンはキリ穴の位置とほぼ対向する位置に設けられ、継手本体の案内手段はボルトのねじ穴の位置とほぼ対向する位置に設けられていることによりピンが案内手段に係合することを容易にし、管を挿入して締め付けるときに位置ずれを起こすことがなくなり、作業性が向上する。
【0029】案内手段を略L字の穴にすることによりピンがどの位置に案内されているかを容易に実感することができる。即ち、パッキンがカラーによって十分に押圧されているかが解る。また、継手本体の縁部が周方向に連続しており、案内手段の穴によって欠落していないため、管継手の強度を十分に保持することができる。
【0030】案内手段が第1の位置を継手本体の縁部としカラーの周壁の内周面に沿って第1の位置と第2の位置との区間に溝を形成することにより容易にカラーを継手本体に装着することができる。
【0031】継手本体の内周面はカラーの挿入口側から内方に向かって漸次に縮径したテーパ面を有し、且つカラーの外周面は継手本体のテーパ面と相補するテーパ面を有することによりカラーの継手本体への挿入が容易となる。
【0032】キリ穴は、ボルトの締め付けによりカラーが更に軸線方向内側に挿入され且つパッキンを更に押圧するような位置に設けられていることによりボルトの締め付け動作によりパッキンを弾性変形させることができ、確実な水密を得ることができる。
【0033】ピンが案内手段の第1または第2の位置に係合している状態のときにボルトが当接する前記カラーの外周面に抜け外れ防止用の凹部を設けたことによりカラーのテーパ面をボルトの先端で傷付けることがない。
【出願人】 【識別番号】000144267
【氏名又は名称】株式会社三桂製作所
【出願日】 平成10年12月28日(1998.12.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−193173(P2000−193173A)
【公開日】 平成12年7月14日(2000.7.14)
【出願番号】 特願平10−372651