| 【発明の名称】 |
クイックカプラ |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 尚之
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| 【要約】 |
【課題】管体に固定されるソケットと相手部材に固定されるプラグとを有するクイックカプラにおいて、ロックスリーブを抜止位置にロックするための係止凹部に泥や異物が詰ってロックスリーブの円滑な操作が阻害される問題を解決する。
【解決手段】クイックカプラにおける一方のプラグ10に係入溝24を設ける。また他方のソケット12には、周壁部32においてボール22を径方向に出入り可能に保持するソケットボデー26と、ボール押え38がボール22を押え込む抜止位置とこれより軸方向に退避した解除位置との間で軸方向に移動可能且つ回転可能なロックスリーブ28と、ロックスリーブ28を抜止位置に向けて付勢する圧縮コイルスプリング40と、ロックスリーブ28を抜止位置にロックするロック機構42とを具備させる。そしてそのロック機構42をソケットボデー26の外周面に設けた係止溝44と、ロックスリーブ28の内周面に設けた係止突起46とで構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 互いに連結すべき管体と相手部材との一方に固定されるソケットと他方に固定されるプラグとを有するクイックカプラであって、該プラグは該ソケットへの嵌入部分にボールを係入させる係入溝を備える一方、該ソケットは、(イ)筒状をなし該プラグを嵌入させる周壁部に該ボールを径方向に出入り可能に保持するソケットボデーと、(ロ)内周側にボール押えを有し、該周壁部内に嵌入状態の前記プラグの係入溝に対して該ボール押えが前記ボールを押え込む抜止位置と、これより軸方向に退避した解除位置との間で前記ソケットボデーに対し軸方向に移動可能且つ回転可能に外嵌されたロックスリーブと、(ハ)それらソケットボデー及びロックスリーブの間に介装され、該ロックスリーブを前記抜止位置に向けて付勢するスプリングと、(ニ)該ロックスリーブを該抜止位置にロックするロック機構と、を備えたものにおいて、該ロック機構を、該ロックスリーブの内周側の隠れた位置において前記ソケットボデーの外周面に設けた係止凹部と、該ロックスリーブの内周面に設けた、該係止凹部に係止する係止突起とを含むように構成したことを特徴とするクイックカプラ。 【請求項2】 請求項1に記載のクイックカプラにおいて、前記係止凹部を、前記ソケットボデーの外周面に沿って周方向に延びる第一溝部と、該第一溝部に連続して且つ該ソケットボデーの外周面に沿って軸方向に延びる第二溝部とを有する係止溝となし、前記係止突起を該第一溝部に沿って周方向に移動可能且つ軸方向の前後に移動不能となすとともに該第二溝部に沿って軸方向の前後に移動可能となしたことを特徴とするクイックカプラ。 【請求項3】 請求項1に記載のクイックカプラにおいて、前記ソケットボデーの外周面を環状の段付部を有する形状となすとともに、前記係止凹部を、該段付部に沿って周方向に延び軸方向前面が開放形状とされた切欠部と、該切欠部に連続して軸方向に延びる第二溝部とを有するものとなし、前記係止突起を該切欠部に沿って周方向に移動可能且つ軸方向の後側に移動不能となすとともに該第二溝部に沿って軸方向の前後に移動可能となし、更に前記ロック機構に、前記ソケットボデーに装着されて該ロックスリーブに対し前記抜止位置で当接して該ロックスリーブの該抜止位置からの前進移動を阻止する抜止リングを具備させたことを特徴とするクイックカプラ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は管体と相手部材とをワンタッチで迅速に連結することのできるクイックカプラに関し、詳しくはロック機構に特徴を有するものに関する。 【0002】 【従来の技術】この種クイックカプラとして、従来図7に示すようなものが公知である。同図において202は互いに連結すべき管体と相手部材との一方に固定されるソケットで、200は他方に固定されるプラグであり、それぞれ内部に流体の通路204を有している。プラグ200は、ソケット202内部に嵌入する嵌入部206を備えていて、その嵌入部206の軸方向所定位置の外周面に係入溝208を有し、そこにソケット202に保持されたボール210が係入されてそのボール210の作用によりプラグ200がソケット202から抜止めされるようになっている。 【0003】ソケット202は、全体として筒状をなすソケットボデー212と、ソケットボデー212に対し回転可能且つ軸方向に移動可能に外嵌されたロックスリーブ214とを有している。ソケットボデー212は、プラグ200を嵌入させる周壁部216に、周方向所定ピッチで複数の保持穴218を有しており、それら保持穴218のそれぞれにおいて上記ボール210を径方向に出入り可能に保持している。また周壁部216の軸方向所定位置の内周面にはOリング220が装着されており、このOリング220によりソケットボデー212とプラグ200との間がシールされるようになっている。 【0004】ロックスリーブ214は前端部内周面に環状のボール押え222を有しており、このボール押え222において、ソケットボデー212に保持されたボール210をプラグ200の係入溝208に押し込み、以ってプラグ200を抜止めするようになっている。このロックスリーブ214とソケットボデー212との間には圧縮コイルスプリング224が介装されており、この圧縮コイルスプリング224により、ロックスリーブ214が常時抜止位置に向けて付勢されている。 【0005】ソケット202には、また、ロックスリーブ214を上記抜止位置にロックするためのロック機構230が備えられている。このロック機構230は、ソケットボデー212の外周面に設けられた係止突起226と、ロックスリーブ214の側に設けられた係止凹部228とから成っている。係止凹部228は、ロックスリーブ214の後端面に沿って周方向に延びる切欠部232と、切欠部232に連続して軸方向に延びる溝部234とから成っている。 【0006】このクイックカプラの場合、同図(I)(B)に示す状態からロックスリーブ214を同図中矢印で示す方向に回転させ、溝部234を係止突起226に臨ませる位置に持ち来たすことで、ロックスリーブ214を図中右方、即ち軸方向後側に後退移動させることができる。 【0007】而して同図(II)に示しているようにロックスリーブ214を軸方向後側に移動させた状態ではボール210はフリーの状態となっており、従ってこの状態の下でプラグ200の嵌入部206をソケットボデー212の内部に抵抗なく挿入することができる。 【0008】その後ロックスリーブ214に加えていた力を除くと、ロックスリーブ214が圧縮コイルスプリング224の付勢力で図中左方、即ち軸方向前側に前進移動して、その内周側のボール押え222がソケットボデー212に保持されたボール210をプラグ200の係入溝208内部に押し込む。即ちロックスリーブ214がボール210を介してプラグ200を抜け防止した状態となる。 【0009】その状態でロックスリーブ214を同図(I)(B)の矢印とは逆方向に回転操作すると、係止突起226が係止凹部228の切欠部232に当接した状態となって、ロックスリーブ214の後退移動が阻止される。即ちここにおいてロックスリーブ214が抜止位置にロックされる。 【0010】尚、圧縮コイルスプリング224がロックスリーブ214を同図(I)(B)中矢印方向と反対方向に付勢している場合には、ロックスリーブ214に対し加えていた力を除くと、ロックスリーブ214は自動的に原位置、即ち同図(I)(B)に示す位置に復帰する。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのクイックカプラの場合、係止凹部228が外部に露出する状態で設けられていることから、使用場所によってはその係止凹部228、特に溝部234内部に泥やごみ等の異物が入り込んで、溝部234を含む係止凹部228を目詰りさせてしまう問題がある。 【0012】而して溝部234を含む係止凹部228が詰りを生じると、ロックスリーブ214の円滑な操作が阻害されてしまい、場合によってプラグ200の着脱操作ができなくなってしまうといった不都合を生じる。 【0013】 【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような課題を解決するためになされたものである。而して請求項1のクイックカプラは、互いに連結すべき管体と相手部材との一方に固定されるソケットと他方に固定されるプラグとを有するクイックカプラであって、該プラグは該ソケットへの嵌入部分にボールを係入させる係入溝を備える一方、該ソケットは、(イ)筒状をなし該プラグを嵌入させる周壁部に該ボールを径方向に出入り可能に保持するソケットボデーと、(ロ)内周側にボール押えを有し、該周壁部内に嵌入状態の前記プラグの係入溝に対して該ボール押えが前記ボールを押え込む抜止位置と、これより軸方向に退避した解除位置との間で前記ソケットボデーに対し軸方向に移動可能且つ回転可能に外嵌されたロックスリーブと、(ハ)それらソケットボデー及びロックスリーブの間に介装され、該ロックスリーブを前記抜止位置に向けて付勢するスプリングと、(ニ)該ロックスリーブを該抜止位置にロックするロック機構と、を備えたものにおいて、該ロック機構を、該ロックスリーブの内周側の隠れた位置において前記ソケットボデーの外周面に設けた係止凹部と、該ロックスリーブの内周面に設けた、該係止凹部に係止する係止突起とを含むように構成したことを特徴とする。 【0014】請求項2のクイックカプラは、請求項1に記載のクイックカプラにおいて、前記係止凹部を、前記ソケットボデーの外周面に沿って周方向に延びる第一溝部と、該第一溝部に連続して且つ該ソケットボデーの外周面に沿って軸方向に延びる第二溝部とを有する係止溝となし、前記係止突起を該第一溝部に沿って周方向に移動可能且つ軸方向の前後に移動不能となすとともに該第二溝部に沿って軸方向の前後に移動可能となしたことを特徴とする。 【0015】請求項3のクイックカプラは、請求項1に記載のクイックカプラにおいて、前記ソケットボデーの外周面を環状の段付部を有する形状となすとともに、前記係止凹部を、該段付部に沿って周方向に延び軸方向前面が開放形状とされた切欠部と、該切欠部に連続して軸方向に延びる第二溝部とを有するものとなし、前記係止突起を該切欠部に沿って周方向に移動可能且つ軸方向の後側に移動不能となすとともに該第二溝部に沿って軸方向の前後に移動可能となし、更に前記ロック機構に、前記ソケットボデーに装着されて該ロックスリーブに対し前記抜止位置で当接して該ロックスリーブの該抜止位置からの前進移動を阻止する抜止リングを具備させたことを特徴とする。 【0016】 【作用及び発明の効果】上記請求項1のクイックカプラは、ソケットボデーの外周面に設けた係止凹部と、ロックスリーブの内周面に設けた係止突起とを含むようにロック機構を構成したもので、このクイックカプラの場合、係止凹部がロックスリーブの内周側の隠れた位置においてソケットボデーの外周面に設けてあることから、その係止凹部への泥やごみ等の異物の侵入及びこれによる係止凹部の目詰まりを防止することができる。従ってこのクイックカプラの場合ロックスリーブの円滑な操作を確保することができ、また係止凹部の目詰まりによってプラグの着脱が良好にできなくなってしまうといった従来の問題を解決することができる。 【0017】ここで上記係止凹部は、ソケットボデーの外周面に沿って周方向に延びる第一溝部と、これに連続して軸方向に延びる第二溝部とを有する形状となすことができる(請求項2)。この係止凹部の場合、第一溝部において係止突起を周方向に移動可能且つ軸方向の前後に移動不能に拘束し、また第二溝部において係止突起を軸方向の前後に移動可能とする。而してその第一溝部に対し係止突起を係止することで、ロックスリーブを抜止位置にロックすることができ、また係止突起を第二溝部に入り込ませることでロックスリーブを軸方向に後退移動させ、ロック解除をなすことができる。 【0018】請求項3のものは、ソケットボデーの外周面に環状の段付部を形成し、そしてその段付部に沿ってソケットボデー外周面に、前面が開放形状の切欠部とその切欠部に連続して軸方向に延びる第二溝部を設けたものである。この請求項3のクイックカプラでは、切欠部がロックスリーブ側の係止突起に当接して軸方向の後退移動を阻止し、ロックスリーブを抜止位置にロックする。また第二溝部が請求項2と同様にしてロックスリーブを後方に移動可能とし、ロックの解除を可能とする。 【0019】請求項2のクイックカプラの場合、ロックスリーブ側の係止突起がソケットボデー側の第一溝部内を移動(摺動)運動する際、スプリングの付勢力で係止突起が第一溝部の前部側の内壁部に強く押圧された状態で移動する。このためロックスリーブが円滑に回転運動しにくくなるとともに、第一溝部の前部側の壁部及び係止突起が押圧状態での摺動により減耗してしまう問題を内包する。しかるに請求項3のクイックカプラの場合、請求項2の第一溝部に相当する切欠部がソケットボデーの段付部に沿って形成され、その前面が開放形状とされているため、そのような不都合を生じず、ロックスリーブが円滑に回転運動することができる。 【0020】但し請求項2の第一溝部に相当する部分を、前面が開放形状の切欠部とすると、その切欠部において係止突起つまりロックスリーブの軸方向前方への移動を阻止できないこととなる。そこで請求項3のクイックカプラでは、ロックスリーブに対して抜止位置で当接して、その抜止位置からの前進移動を阻止する抜止リングをソケットボデーの側に設けている。 【0021】 【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図1ないし図3において、10は管体(この例ではホース)を連結すべき相手部材に固定されるプラグで、12はその管体に固定されるソケットであり、それぞれ内部に流体を流通させる通路14が形成されている。 【0022】プラグ10は六角形状の工具の係合部16を有しており、その一端側に雄ねじ18が、また他端側に嵌入部20が形成されていて、その嵌入部20がソケット12内部に嵌入されるようになっている。他方、ソケット12はソケットボデー26と、ソケットボデー26に対し回転可能且つ軸方向に移動可能に外嵌されたロックスリーブ28とを有している。 【0023】ソケットボデー26には、管体内部に挿入されるニップル部29と、管体外周面にかしめ付固定される締付スリーブ30とが設けられており、また軸方向反対側には上記プラグ10を嵌入させる周壁部32が設けられている。 【0024】この周壁部32の前端部には、周方向に所定間隔で保持穴34が設けられていてその保持穴34のそれぞれにおいてボール22が径方向に出入り可能に保持されている。またボール22から軸方向に隔たった位置において内周面にOリング36が保持されている。周壁部32と嵌入部20との間はこのOリング36によりシールされる。 【0025】上記ロックスリーブ28の前端部内周側には、環状のボール押え38が形成されており、このボール押え38において、ソケット12内に嵌入されたプラグ10の環状の係入溝24にボール22を押え込むようになっている。 【0026】ロックスリーブ28とソケットボデー26との間には、圧縮コイルスプリング40が介装されており、この圧縮コイルスプリング40により、ロックスリーブ28がボール押え38においてボール22を係入溝24に押え込む抜止位置に向けて軸方向に付勢されている。尚圧縮コイルスプリング40はまた、ロックスリーブ28に対し同図(I)(B)の矢印で示す回転方向に付勢作用を及ぼしている。 【0027】ここで圧縮コイルスプリング40は、図2及び図3に示しているように軸方向に折れ曲る一対の端部40aを有しており、それら端部40aの一方がロックスリーブ28の固定穴に挿入固定され、また他方の端部40aがソケットボデー26の固定穴に挿入固定されている。尚圧縮コイルスプリング40は、この例ではコイルリングを開く方向に予備変形された状態で、ロックスリーブ28とソケットボデー26との間にセットされている。 【0028】ソケット12には、ロックスリーブ28を上記抜止位置、即ちボール押え38がボール22を求心方向に押し込む抜止位置にロックするロック機構42が備えられている。このロック機構42は、ソケットボデー26の外周面且つロックスリーブ28の内周側の隠れる位置に設けられたL字形の係止溝(係止凹部)44と、ロックスリーブ28の内周面に設けられて係止溝44に係止する係止突起46とから成っている。 【0029】ここで係止溝44は、ソケットボデー26の外周面に沿って周方向に延びる第一溝部48と、第一溝部48の端部からこれに連続して且つソケットボデー26の外周面に沿って軸方向に延びる第二溝部50とから成っている。尚、上記係止突起46はロックスリーブ28に設けた固定穴にピンを打ち込んで形成してある。 【0030】次に本例のクイックカプラの作用を以下に説明する。本例のクイックカプラでは、図1(I)の状態からロックスリーブ28を図1(II)(B)の矢印方向に回転させ、ロックスリーブ28の係止突起46をソケットボデー26における係止溝44の第二溝部50に位置させ、その状態でロックスリーブ28を図中右方即ち軸方向後側に引き込む。 【0031】このとき、同図(II)(A)に示しているようにロックスリーブ28のボール押え38は、ボール22から後側に退避した状態となり、従ってボール22は径方向に自由に出入りできる状態となる。そこでプラグ10の嵌入部20をソケット12内部に挿入し、Oリング36を介してソケットボデー26の周壁部32内周面に嵌合する。 【0032】この状態でロックスリーブ28に加えていた引込力を除くと、ロックスリーブ28は係止突起46を第二溝部50内で摺動運動させながら図中左方、即ち軸方向前方に移動し、続いて係止突起46を第一溝部48に沿って摺動させながら図1(II)(B)の矢印とは反対方向に回転運動をし、係止突起46が第一溝部48の溝端に当接したところで回転停止する。 【0033】このときロックスリーブ28は、前端部のボール押え38がボール22をプラグ10の係入溝24内部に押し込んだ状態となり、プラグ10のソケット12からの抜けを防止する。また同時に係止突起46が第一溝部48に対し軸方向に当接した状態となって、それらの作用により軸方向の後退運動が阻止された状態となる。即ちロック機構42によりロックスリーブ28が抜止位置にロックされた状態となる。 【0034】このように本例のクイックカプラは、ロックスリーブ28を引き込んだ状態でプラグ10を差し込み、その後ロックスリーブ28を開放するだけで簡単に一対の管体を連結することができる。或いはまたその逆の操作をすることによって簡単に連結を解除でき、プラグ10を抜き取ることができる。 【0035】本例のクイックカプラの場合、係止溝44がロックスリーブ28の内周側の隠れた位置においてソケットボデー26の外周面に設けてあることから、その係止溝44への泥やごみ等の異物の侵入及びこれによる係止溝44の目詰まりを防止することができる。従ってこのクイックカプラの場合、ロックスリーブ28の円滑な操作を確保することができ、また係止溝44の目詰まりにより場合によりプラグ10の着脱が良好にできなくなってしまうといった従来の問題を解決することができる。 【0036】図4ないし図6は本発明の他の実施例を示したものである。この実施例では、ソケットボデー26の外周面に沿って周方向に延びる切欠部52と軸方向に延びる第二溝部50とによって、ソケットボデー26の外周面の係止凹部54を構成している。ここで切欠部52は、ソケットボデー26の外周面に設けた段付部56に沿って周方向に延びており、その前面は開放形状とされている。 【0037】また一方ソケットボデー26の前端部外周面には、上記抜止位置においてロックスリーブ28の前端面、詳しくはボール押え38の前端面に当接してロックスリーブ28を抜止めする抜止リング58が設けられている。尚他の点については上記実施例と同様である。 【0038】この実施例の場合、ロックスリーブ28が抜止位置にあるとき、即ちボール押え38がボール22を求心方向に押し込んだ位置にあるとき、抜止リング58によってロックスリーブ28の前進移動、即ちロックスリーブ28の抜けが防止され、また係止突起46に対して切欠部52の後壁部が当接することによって、ロックスリーブ28の後退移動が阻止される。即ちロックスリーブ28が抜止位置にロックされる。 【0039】尚そのロックの解除は、ロックスリーブ28を回転運動させて係止突起46を第二溝部50に位置させ、その第二溝部50に沿って係止突起46を後退移動させることで行い得る点は上記実施例と同様である。 【0040】上記図1〜3に示すクイックカプラの場合、ロックスリーブ28側の係止突起46が、ソケットボデー26側の第一溝部48内を移動(摺動)運動する際、圧縮コイルスプリング40の付勢力で係止突起46が第一溝部48の前部側の内壁部に強く押圧された状態で移動する。このため第一溝部48の前部側の壁部及び係止突起46が減耗する問題を内包するが、図4〜6の実施例の場合、第一溝部48に相当する切欠部52がソケットボデー26の段付部56に沿って形成され、その前面が開放形状とされているため、そのような不都合を生じず、ロックスリーブ28が円滑に回転運動することができる。 【0041】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示である。例えば上記実施例では係止突起46をピンの打込みによって形成しているが、ロックスリーブ28の固定穴にボールを打ち込んで係止突起を形成することも可能であるし、また上記ロック機構42を他の形態で構成すること、更に本発明を上例以外の他の形態のクイックカプラに適用することも可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000219602 【氏名又は名称】東海ゴム工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月28日(1998.12.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089440 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 和夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−193172(P2000−193172A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月14日(2000.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−371916 |
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