| 【発明の名称】 |
ホ―ス装着用パイプ及びホ―ス装着用パイプのホ―ス装着代位置のマ―キング方法及びその装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】西澤 洋行
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ホース装着側の先端から、ホース装着代を介した位置に、円周方向に少なくとも一個の凹部を設けた事を特徴とするホース装着用パイプ。 【請求項2】 チャックに装着してパイプの端末加工を行う際に、パイプの端末加工と同時に、チャックの内面に突出可能としたポンチを、パイプのホース装着代位置に押圧して、パイプの外周に凹部を形成する事により行う事を特徴とするホース装着用パイプのホース装着代位置のマーキング方法。 【請求項3】 パイプの挟持用凹溝を対向面に形成するとともにパイプにホース装着代位置用の凹部を形成するためのポンチをパイプの挟持用凹溝内への突出が可能に係合口に配置した一対のチャックと、このチャックを嵌合溝に外部方向に付勢して進退可能に装着するとともにチャックが付勢力に抗して嵌合溝方向に移動した時に嵌合溝の内面でポンチを押圧し、ポンチの先端を挟持用凹溝内に突出可能とした一対のチャック本体とから成る事を特徴とするホース装着用パイプのホース装着代位置のマーキング装置。 【請求項4】 凹部は、底部にフラット部を設けた事を特徴とする請求項1のホース装着用パイプ。 【請求項5】 ポンチは、パイプに突当てる先端部にフラット面を設けた事を特徴とする請求項2のホース装着用パイプのホース装着代位置のマーキング方法。 【請求項6】 ポンチは、パイプに突当てる先端部にフラット面を設けた事を特徴とする請求項3のホース装着用パイプのホース装着代位置のマーキング装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明はゴム製、ビニル樹脂製、ポリエチレン製、ポリテトラフルオロエチレン製等のホースを装着するパイプに於いて、ホースのパイプへの挿入量を判別する、装着代位置のマーキング方法及びそのマーキングを行うための装置に係るものである。 【0002】 【従来の技術】従来、自動車配管用、その他のパイプに、ゴム製、ビニル樹脂製、ポリエチレン製、ポリテトラフルオロエチレン製等のホースを接続するには、前記パイプの先端に一定長さでホースを装着する事により行っている。そして、このパイプは、ホースを装着する側の先端に、スプール部やバルジ部を突出形成する事により、ホースとパイプとの接続部分のシール性を確保すると同時に摩擦抵抗を高めて、パイプからのホースの抜け落ちを防止可能としている。 【0003】また、パイプには、ホースの装着量の目安とするため、適宜の方法で装着代に対応した位置にマーキングを行い、パイプの先端からこのマーキング箇所までを、ホースの装着代としていた。このマーキング方法は、シール性確保と抜け落ち防止用のスプール部やバルジ部とは別個に、マーキング位置でパイプの外周を突設してスプール部を設けたり、マーキング位置に帯状又は円形等のペイントによって表示する事により行うものであった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スプール部の形成によりマーキングを行う方法では、パイプの曲げ加工を行った際に、マーキング用のスプール部と曲げの位置が近いと、このスプール部でキンクしてしまい、滑らかな曲線に成形できなくなるものであった。更に、スプール部が、曲げの内側では縮み、外側では伸びて変形し易く、製品の寸法規定に合わなくなるとともに、マーキングとしての機能も低下していた。また、スプール部を2カ所に設けたパイプに曲げ加工を施すには、特殊な工具と複雑な工作を必要とし、コスト高となっていた。 【0005】また、パイプにペイントを付着してマーキングする方法は、手作業で行う場合が多く、パイプごとに大きさや位置が異なり、不正確となっていた。しかも、ペイントによるマーキングの場合は、形成幅や形成長さ、あるいは大きさや太さに寸法規定があるため、これに適合するように作業するのは高度な技術を必要としていた。このように、手作業でマーキングを行うには、極めて手間が掛かるとともに、精度的にも劣る問題があった。 【0006】また、ペイントを使用する場合は、水や溶剤との接触、摩擦等で容易に落ち易く、また燃料の付着により溶け落ちる事もあった。このように、ペイントでは、マーキングが消えてしまい、実際の使用に適さなくなる事もあった。 【0007】また、ペイントによるマーキングは、パイプを他の構成部品に組み付ける前に行うと、パイプを他部品に鑞付けや溶接により結合した際に、マーキングが熱で燃焼したり、溶け落ちてしまい、識別不能となっていた。また、パイプを他部品に組み付けた後に、ペイントによりマーキングしようとすると、部品同士が複雑に組み合わさっているので、作業がやりにくく、良好にペイントできない不具合があった。 【0008】本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、ホースを装着して接続されるパイプに於いて、曲げ加工、加熱等の他の作業工程によって影響されないホース装着代位置のマーキング処理を施したパイプを提供するものである。また、このマーキング処理を、容易な方法で行なうとともに、パイプを他部品に組み付ける前の直管状態のまま、大量に行おうとするものである。また、マーキング装置を、簡単な構造で廉価に形成しようとするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題を解決するため、ホース装着側の先端から、ホース装着代を介した位置に、円周方向に少なくとも一個の凹部を設けて成るものである。 【0010】また、上記ホース装着用パイプのホース装着代位置のマーキング方法は、チャックに配置してパイプの端末加工を行う際に、パイプの端末加工と同時に、チャックの内面に突出可能としたポンチを、パイプのホース装着代位置に押圧して、パイプの外周に凹部を形成する事により行うものである。 【0011】また、上記ホース装着用パイプのホース装着代位置のマーキング装置は、パイプの挟持用凹溝を対向面に形成するとともにパイプにホース装着代位置用の凹部を形成するためのポンチをパイプの挟持用凹溝内への突出が可能に係合口に配置した一対のチャックと、このチャックを嵌合溝に外部方向に付勢して進退可能に装着するとともにチャックが付勢力に抗して嵌合溝方向に移動した時に嵌合溝の内面でポンチを押圧し、ポンチの先端を挟持用凹溝内に突出可能とした一対のチャック本体とから成るものである。 【0012】また、凹部は、底部にフラット部を設けたものであっても良い。 【0013】また、ポンチは、パイプに突当てる先端部にフラット面を設けたものであっても良い。 【0014】 【作用】本発明は上述の如く構成したものであり、ホースが装着されるパイプをチャックに配置して、パイプの端末加工を行う際に、このパイプの端末加工と同時にパイプに装着代位置の凹部を形成する事が可能となる。その加工方法は、まず互いに対向する一対のチャック本体の嵌合溝に嵌合した、一対のチャックの一方の挟持用凹溝内に、先端部を挟持用凹溝から所定長さ分突出してパイプを配置する。 【0015】次に、チャック本体をパイプの締付け方向に摺動する。この摺動により、一対のチャックもパイプの締付け方向に摺動し、他方の挟持用凹溝の内面もパイプの外周面に接触する。この一対のチャックは、チャック本体の嵌合溝に、パイプの径方向に進退可能に配置するとともに、嵌合溝の外部方向、つまりパイプの径方向に押圧付勢している。そのため、上述の如き一対のチャック本体の締め付けにより、一対のチャックは、挟持用凹溝で強くパイプを挟持固定するとともに、付勢力に抗して、チャック本体の嵌合溝内をパイプの径方向に相対的に移動する。 【0016】このチャックの相対的な移動により、嵌合溝の内面が、チャックの係合口に配置したポンチを、パイプの径方向に押圧するので、ポンチの先端がチャックの挟持用凹溝内に突出する。この突出により、ポンチの先端がパイプの外周面を押圧して、凹部を形成するものとなる。この凹部からパイプの先端までを、ホースへの装着代として明確に認識する事ができる。その後、パンチによりパイプ先端を軸方向に押圧する事により、挟持用凹溝から突出したパイプ先端に端末加工を施し、シール性の確保や抜け落ち防止用のスプール部やバルジ部を形成するものである。 【0017】このように、パイプの装着代位置のマーキング手段は、パイプに端末加工を行う装置の、チャックの内周面にポンチを設けるだけで、簡易に形成する事ができる。また、端末加工装置と別個にマーキング装置を製作する必要がないので、装置を廉価に得る事ができる。また、マーキングの方法も、パイプの端末加工時に、チャックにパイプを配置すると同時に、パイプの外周に装着代位置認識用の凹部を形成して行うので、作業工程を増やさず、簡易で作業効率に優れたものとなる。 【0018】また、従来のペイントの如く、製品としてほぼ完成した後に、パイプ部分に手作業でマーキングするのではなく、本発明は、他の部品との組み付け前の直管の状態で、機械操作にて凹部を形成してマーキングを行うものである。そのため、作業性が良好となるとともに、装着代の位置が正確で、形成幅や大きさも、パイプごとの差が生じたりせず、均一に形成する事が可能となる。 【0019】更に、組み付け後の鑞付け工程や溶接工程に伴うパイプの加熱や溶剤との接触等によっても、マーキングが消失する事がなく、明確な識別が持続するものとなる。また、端末加工後に、パイプに曲げ加工を行っても、凹部によるマーキングは作業の妨げとはならず、円滑な曲げ加工を行う事ができる。また、曲げ加工により、マーキングが変形したり、位置がずれたり、パイプが大きくキンクする事はなく、使用性に優れた製品を得る事ができる。 【0020】上述の如き装置と方法で形成したパイプに、ホースを装着して接続するには、ホースの先端が、パイプの外周のマーキング位置に到達し、パイプの装着代を全てホース内に挿入するように装着する。この装着代は、前述の如く、パイプに凹部を設けてマーキングしているので、作業者が容易に識別できるものである。また、凹部により、装着代を正確にマーキングしているので、作業者は、確実かつ正確にパイプにホースを装着する事ができる。 【0021】更に、装着後は、パイプ先端に設けたスプール部やバルジ部により、パイプからのホースの抜けを確実に防止するとともに、優れたシール性も確保するものとなる。このように、ホースとパイプとの接続が良好に行われるので、使用時の刺激で分離する事がなく、良好な使用が持続するとともに、優れたシール性により、パイプやホース内を通過するガスや液体等の流体の漏洩を確実に防止し、安全性や耐久性にも優れたものとなる。 【0022】また、前記凹部は、パイプの外周面に一個だけ設けた場合は、ポンチや係合口等の部品点数や部品の加工工数を減らして、コストの低い装置を得る事ができる。しかしながら、マーキングの位置確認のため、組み付け時にパイプの回転位相精度の確保に工数が掛かったり、パイプへのホースの装着作業時に、凹部の確認ができずに作業性を低下させる可能性もある。 【0023】そのため、凹部のマーキングは、複数個設けるのが望ましいが、水平方向に2カ所設けた場合は、凹部に対して直角な方向からだと、視認しにくい事がある。従って、凹部は、パイプの外周面に、円周方向に3カ所以上、一定の間隔を介して設けるのが好ましい。このように形成すると、パイプへのホースの装着作業時に、パイプの何れの角度からでも、少なくとも一個の凹部を視認でき、作業性が向上するものとなる。また、凹部の形成位置を考慮する必要がないので、マーキングを容易に行う事ができる。 【0024】また、ポンチは、パイプを凹設可能であれば、適宜の形状のものを用いる事ができるが、先端が鋭利だと、パイプを貫通してしまったり、凹部が点状に形成されて視認しにくくなる可能性がある。従って、ポンチは、パイプに突当てる先端部にフラット面を設ければ、パイプを押圧する力がフラット面で分散して、パイプを貫通する事なく、円滑な凹設が可能となる。また、このポンチの先端部にフラット面を設けた事により、凹部の底面にフラット部が形成されるので、点状に凹設するよりも、人間の目で識別し易いものとなり、パイプにホースを装着する際の作業性が向上するものとなる。 【0025】 【実施例】以下本発明を、パイプの先端に抜け落ち防止用のスプール部を形成するための端末加工装置で実施した一例を図面に於て説明すれば、(1)はホース装着用のパイプ(2)を配置するためのチャック本体で、上下方向又は水平方向に互いに対向して一対配置し、上下方向又は水平方向からパイプ(2)の挟持と開放を可能としている。 【0026】また、この一対のチャック本体(1)は、対向面に嵌合溝(4)を凹設し、この嵌合溝(4)に、各々チャック(3)を、対向方向に進退可能に装着している。また、チャック(3)とチャック本体(1)とは、図3に示す如く、対向方向の背面からビス(5)を螺着する事により、分離不能に連結している。但し、このビス(5)による連結は、チャック本体(1)の嵌合溝(4)から、チャック(3)が脱落するのを防止するが、このチャック(3)が嵌合溝(4)内を対向方向に進退摺動するのは妨げないリーマボルト等を用いている。 【0027】また、チャック(3)は、対向面に、挟持用凹溝(6)を各々形成し、この挟持用凹溝(6)の内周面でパイプ(2)を挟持可能としている。また、チャック(3)と嵌合溝(4)との間には、図3に示す如く、押圧発条(7)を配置し、この押圧発条(7)の付勢力にて、通常はチャック(3)を外部方向に押圧付勢し、挟持用凹溝(6)側の面を嵌合溝(4)から突出している。 【0028】そして、上記チャック本体(1)に、パイプ(2)にマーキングを行うためのポンチ(10)を設けている。このポンチ(10)は、一対のチャック(3)の各々に開口した係合口(13)内に進退可能に収納している。この係合口(13)は、チャック(3)を、パイプ(2)のマーキング位置で、2カ所を挟持用凹溝(6)の法線方向にて円筒状に貫通形成している。 【0029】また、前記ポンチ(10)は、押圧発条(7)により嵌合溝(4)の外部方向に付勢されたチャック(3)が、この付勢力に抗して嵌合溝(4)内方に摺動した際に、ポンチ(10)の後端部(12)が、嵌合溝(4)のテーパー面(20)に押圧される事により、ポンチ(10)の先端部(11)が、挟持用凹溝(6)内に突出可能なように係合口(13)内に装着している。尚、係合口(13)は、挟持用凹溝(6)側を径小に形成し、嵌合溝(4)のテーパー面(20)による押圧で、ポンチ(10)が脱落するのを防ぐとともに、先端部(11)の突出量を一定に保っている。 【0030】また、一対のチャック(3)には、合計四個のポンチ(10)を装着しているが、これらは、図3に示す如く、円周状に90度の角度を介して配置している。更に、ポンチ(10)は、パイプ(2)の外周を凹設可能であれば、円筒状、角柱状等、何れの形状としても良いが、本実施例では、円筒状とするとともに先端部(11)にフラット面(21)を設けている。 【0031】上述の如く構成したパイプ(2)の端末加工装置に於て、ホース装着用パイプ(2)をチャック本体(1)に配置して、端末加工を行う。そして、このパイプ(2)の端末加工と同時に、パイプ(2)に装着代(8)認識用の凹部(14)を形成する方法を説明する。それには、まず上下又は左右に配置した一対のチャック本体(1)に於いて、一方に配置したチャック(3)の挟持用凹溝(6)内に、図3の二点鎖線で示す如く、パイプ(2)の先端部を突出して載置する。 【0032】この状態では、図3に示す如く、チャック(3)は押圧発条(7)によって嵌合溝(4)から外部方向に押圧付勢されているから、ポンチ(10)は嵌合溝(4)のテーパー面(20)で押圧される事がなく、挟持用凹溝(6)内に突出する事はない。但し、ポンチ(10)の先端部(11)が挟持用凹溝(6)内に突出していたとしても、前述の如くテーパー面(20)で押圧されていないから、パイプ(2)の外周を押圧する事はなく、パイプ(2)の外周に突き当たって、後端部(12)方向に押し戻されるものである。 【0033】次に、一対のチャック本体(1)を、パイプ(2)の締付け方向に移動する事により、嵌合溝(4)に配置した一対のチャック(3)がパイプ(2)に当接し、この一対のチャック(3)はパイプ(2)を第1次的に挟持固定するものとなる。 【0034】また、チャック本体(1)とチャック(3)とは、互いに相対的に摺動可能としているから、チャック本体(1)の更なる締付け方向への移動により、チャック(3)は、押圧発条(7)の付勢力に抗して、嵌合溝(4)の内部方向に相対的に移動し、パイプ(2)を強固に挟持固定する。また、この相対的な移動により、図4に示す如く、チャック本体(1)のテーパー面(20)が、チャック(3)の係合口(13)に収納したポンチ(10)の後端部(12)を押圧する。この押圧により、ポンチ(10)がパイプ(2)の径方向に摺動し、先端部(11)を挟持用凹溝(6)内に突出し、装着代(8)の位置にてパイプ(2)の外周面を押圧する。 【0035】この押圧により、パイプ(2)の外周面には、90度間隔で4個の凹部(14)が形成され、パイプ(2)の挿入量を識別するための、装着代(8)のマーキングが行われる。また、ポンチ(10)にてパイプ(2)の外周面を押圧した際に、ポンチ(10)の先端部(11)に設けたフラット面(21)により、押圧力が分散するので、パイプ(2)を貫通する事なく、円滑な凹設が可能となる。また、図6に示す如く、凹部(14)の底面に、フラット部(22)が形成されるため、点状に凹設するよりも人間の目で識別し易く、作業性が向上するものとなる。 【0036】また、上述の如くパイプ(2)をチャック本体(1)に配置したら、チャック(3)から突出したパイプ(2)の先端を、パンチ(図示せず)により軸方向に押圧し、端末加工処理を施す。すると、パイプ(2)のホース装着側の先端に、図5に示す如く、抜け落ち防止とシール性確保のためのスプール部(15)が形成される。そして、パイプ(2)の先端から凹部(14)までが、ホースの装着代(8)となる。 【0037】このように、パイプ(2)の端末加工時に、パイプ(2)をチャック本体(1)に配置すると同時に、パイプ(2)の外周に凹部(14)を形成してマーキングを行う事ができるので、マーキングのための工程や装置を別個に設ける必要がなく、簡単な方法と装置で、廉価に製品を製造する事が可能となる。 【0038】また、前述の如く、パイプ(2)の外周には、90度間隔で四個の凹部(14)が形成されている。そのため、図5に示す如く、パイプ(2)の何れの角度からでも、少なくとも一個の凹部(14)を視認する事ができるし、底部がフラット状であるので、識別も容易で、装着時の作業性を向上する事ができる。また、手作業ではなく、機械にて凹部(14)を形成するので、マーキング位置が正確でパイプ(2)ごとに個体差を生じる事がないし、形成幅や大きさも均一に形成する事が可能となる。更に、パイプ(2)を他の部品と組み付けて製品が完成した状態でマーキグするのではなく、組み付け前の、直管状態でパイプ(2)にマーキングを行うので、作業を行い易いものとなる。 【0039】また、端末加工後に、パイプの曲げ加工を行っても、凹部(14)が作業の妨げとはならず、円滑な曲げ加工が可能となるとともに、特殊な工具を使用する必要がないので、経済性も向上するものとなる。また、ペイントによるマーキングの場合の如く、燃料の付着やパイプ(2)の加熱等により、マーキングが消失するような虞れもない。 【0040】上述の如き方法で形成したホース装着用パイプ(2)に、ゴム製、ビニル樹脂製、ポリエチレン製、ポリテトラフルオロエチレン製等のホース(16)を装着して、これらを接続するには、まずホース(16)の装着口(17)を、パイプ(2)の装着側の先端に装着する。この装着作業は、図5に示す如く、ホース(16)の先端が、パイプ(2)外周に設けた凹部(14)の位置まで到達し、装着代(8)を全てホース(16)内に装着するように行う。この装着代(8)の識別用の凹部(14)は、パイプ(2)の外周に90度間隔で四カ所に設けているので、パイプ(2)の何れの向きからでも、少なくとも一個の凹部(14)を作業者が容易に確認する事ができる。また、図6に示す如く、凹部(14)の底部をフラット状に形成しているので、作業者が明確に視認する事ができる。また、装着代(8)の位置を正確にマーキングしているので、確実かつ正確にパイプ(2)の装着作業を行う事ができる。 【0041】そして、装着作業が終了したら、図5に示す如く、パイプ(2)とホース(16)との接続部分を、ホースバンド(18)で固定する。このホースバンド(18)による固定と、パイプ(2)先端のスプール部(15)の係止力、及びパイプ(2)とホース(16)の摩擦抵抗とにより、内部流体の漏洩を確実に防止するとともに、パイプ(2)からのホース(16)の抜け落ちを、良好に防止するものである。 【0042】このように、ホース(16)とパイプ(2)との接続が良好に行われるので、使用時の刺激で分離する等の事故を防止して、良好な使用を持続するとともに、パイプ(2)やホース(16)内を通過するガスや液体等の漏れを防止し、安全性にも優れたものとなる。また、ペイントによるマーキングのように、水や溶剤、燃料との接触、又は溶接や鑞付けの熱等で消滅する事はなく、耐久性に優れたマーキングを行う事ができ、製品の品質を向上するものとなる。 【0043】 【発明の効果】本発明は上述の如く構成したもので、パイプの外周に凹部を設けて装着代のマーキングを行っているので、マーキングが明確に識別でき、パイプへのホースの装着作業を効率的に行う事ができる。また、凹部によるマーキングは、水や溶剤、燃料との接触や、摩擦、溶接や鑞付け時の熱等で消滅する事がないので、装着代の明確な識別を長期に行う事ができ、製品の品質を高めるものとなる。 【0044】また、パイプへのマーキング処理は、チャックに配置してパイプの端末加工を行う際に、パイプの端末加工と同時に、パイプの外周に凹部を形成して、パイプの装着量を識別するための、装着代位置のマーキングを行う事ができる。そのため、マーキングのための工程や装置を別個に設ける必要がなく、容易な方法と装置で、経済的にマーキング処理を行う事ができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000120249 【氏名又は名称】臼井国際産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月28日(1998.12.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068191 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 修
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| 【公開番号】 |
特開2000−193169(P2000−193169A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月14日(2000.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−374333 |
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