| 【発明の名称】 |
管継手の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】中川 裕英
【氏名】東 俊司
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| 【要約】 |
【課題】生産性に優れ、複雑な形状の芯型を使用することが不要で製造できる管継手の製造方法を提供する。
【解決手段】フィラメントワインディング成形法にて管軸方向に長い長尺管13を形成する。この長尺管を切断することにより短管15を形成する。二つの短管の管口の中心をずらして設置して、ずらすことにより形成された三日月形を接触圧成形法により塞いで管継手を製造する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 管軸方向に長い長尺管を形成して、該長尺管を切断することにより短管を形成して、二つの短管の管口の中心をずらして設置して、ずらすことにより形成された三日月形を塞ぐことを特徴とする管継手の製造方法。 【請求項2】 管軸方向に長い長尺管をフィラメントワインディング成形法にて形成して、該長尺管を切断することにより短管を形成して、二つの短管の管口の中心をずらして設置して、ずらすことにより形成された三日月形を接触圧成形法により塞ぐことを特徴とする管継手の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、急勾配地に配管される管体を接続する管継手を製造する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、勾配の急な箇所に水道管や下水管等の管を構築する場合、管内の許容最大流速を越えてしまうため、流速を減勢させる必要がある。そのため、例えば、特開平10−141562号に開示されており、図7に記載のように、一端の管口イ他端の管口ロの中心を上下方向にずらして屈曲形成されてなる段差管継手によって、管体ハを配管することが行われている。このような段差管継手は、一端の管口イと他端の管口ロとを傾斜した段差部ニで連結した形状となっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】急勾配地に配管される管体は、大口径のものが多く使用されている。大口径の管継手を製造する方法として、繊維に未硬化の硬化性樹脂が含浸された繊維強化樹脂を芯型に積層して成形される。そして、上記のような段差管継手を製造する方法として、芯型に傾斜した段差の設けて繊維強化樹脂を積層して成形することが考えられる。しかしながら、傾斜した段差の設けた芯型に繊維強化樹脂を巻き付けて積層する場合、芯型が複雑な形状をしているため、機械化して巻き付けることが難しく、また、生産性がひどく劣るという問題がある。さらに、複雑な形状の芯型自体も高価であるという問題もある。 【0004】この発明は、上記の点に鑑み、急勾配地に配管される管体に使用される管継手の製造方法であって、生産性に優れ、安価に製造できる管継手の製造方法を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明1の管継手の製造方法は、管軸方向に長い長尺管を形成して、該長尺管を切断することにより短管を形成して、二つの短管の管口の中心をずらして設置して、ずらすことにより形成された三日月形を塞ぐことを特徴とする。本発明2の管継手の製造方法は、管軸方向に長い長尺管をフィラメントワインディング成形法にて形成して、該長尺管を切断することにより短管を形成して、二つの短管の管口の中心をずらして設置して、ずらすことにより形成された三日月形を接触圧成形法により塞ぐことを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】図1乃至図4は本発明の管継手の製造方法を示す説明図であり、図5は本発明により製造された管継手の斜視図であり、図6は本発明により製造された管継手を使用した施工例を示す断面図である。 【0007】図1は、本発明の管継手の製造方法を示す説明図である。管軸方向に長い長尺管はフィラメントワインディング成形法にて形成される。含浸槽11内の硬化性樹脂(不飽和ポリエステル樹脂)を通らせて含浸させたガラスロービング12を回転するマンドレル10上に巻き回し、図示しない加熱炉内で加熱内で硬化させ、マンドレル10から離型させる。硬化性樹脂として、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等が挙げられる。この成形法においてバッチ式、連続式のどちらでも構わない。バッチ式であるとガラス繊維の巻き方を各種のパターンで行うことができ、連続式であると機械化成形するため大幅な工程数の減少ができる。 【0008】次に、図2に示すように、形成された長尺管13を、切断機14により、複数の短管15を形成する。形成された短管15は直径1350mm、幅110mmである。そして、図3に示すように、短管15を内径支持型16に設置して、この短管15の上に、管口の中心をずらして、ホットメルト接着剤で仮固定して短管15’設置する。そして、図4に示すように、ずらすことにより形成された三日月形に、硬化性樹脂(不飽和ポリエステル樹脂)を含浸させたガラス繊維を積層する。 【0009】この積層は接触圧成形法により形成する。ガラス繊維として、チョップドストランドマット(450番手)とロービングクロス(580番手)とを使用し、メチルエチルケトンパーオキサイド硬化剤を含浸させながらロール17によって脱泡し、目的の厚さになるまでこの操作を繰り返し、硬化させた後、離型する。そして、一方の三日月形を塞いだあと、ひっくり返して反対側の一方の三日月形を上記と同じように接触圧成形法(ハンドレイアップ成形法)により塞いで形成する。接触圧成形法として、ハンドレイアップ成形法以外として、スプレーアップ成形法が挙げられる。 【0010】本発明の製造方法により、従来の製造方法では、高価な型であるため、1つの型で製造するため、1日に1〜2個の生産量であったのに比べて、安価な内径支持型16を3つ用いることで、1日に12個も生産することができた。 【0011】最後に、図5に示すように、短管を管継手の受口に適するように、短管の両端に、SBR(スチレンブタジエンゴム)、NR(天然ゴム)、NBR(ニトリルゴム)、CR(クロロプレンゴム)IR(ポリイソプレンゴム)等からなるゴム輪18をハロゲン処理した後、接着して管継手を製造する。ゴム輪は接着剤により接着しても良いし、短管の内面に溝を掘って、この溝に嵌め込んでも良い。また、長尺管を短管2つ分の長さの中間管に切断して、この中間管にゴム輪を固定した後に、短管に切断しても良いし、短管の両端に、テーパーを設けることにより、ゴム輪を設けない管継手にしても良い。短管15と短管15’とのの固定を補強するためにリブ19を設けた。 【0012】図6は本発明により製造された管継手を使用した施工状態を示す断面図である。勾配の急なトンネル20内に配管された管体21は、本発明により製造された管継手151により接続されている。管継手151の短管がずらされた部分で、流速が減勢される。 【0013】 【発明の効果】本発明1の管継手の製造方法は、該長尺管を切断することにより短管を形成して、二つの短管の管口の中心をずらして設置して、ずらすことにより形成された三日月形を塞ぐことにより、生産性に優れ、安価に製造できる。本発明2の管継手の製造方法は、フィラメントワインディング成形法により、管軸方向に長い長尺管を形成するため、機械化して巻き付けることができ、生産性に優れる。また、接触圧成形法により、ずらすことにより形成された三日月形を塞ぐため、傾斜した段差の設けた芯型と比べて、簡単な形状の芯型を使用することができ、製造できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002174 【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月25日(1998.12.25) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−193162(P2000−193162A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月14日(2000.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−370946 |
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