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【発明の名称】 ホ―スまたはチュ―ブ
【発明者】 【氏名】羽迫 利康

【要約】 【課題】巻いた状態または折り畳んだ状態において、ホースまたはチューブの側面から検尺や任意長での裁断位置を認識することができるホースまたはチューブを得ること。

【解決手段】扁平化したホースまたはチューブの扁平山部の表面に、識別マークを有する、巻いた状態または折り畳んだ状態で、側面から識別マークを認識できるホースまたはチューブ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 扁平化したホースまたはチューブの扁平山部の表面に、識別マークを有する、巻いた状態または折り畳んだ状態で、側面から識別マークを認識できるホースまたはチューブ。
【請求項2】 請求項1において、押し潰し加圧によって体積を50%以下に扁平化したホースまたはチューブ。
【請求項3】 請求項1または2において、識別マークを一定間隔に有するホースまたはチューブ。
【請求項4】 請求項1〜3のいづれかの項において、単一または複数の樹脂層から構成されるホースまたはチューブ。
【請求項5】 請求項1〜3のいづれかの項において、繊維補強層と単一または複数の樹脂層から構成されるホースまたはチューブ。
【請求項6】 請求項1〜5のいづれかの項に記載の送排水用ホースまたはチューブ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用時は円筒状になり収納時は折り畳むことが可能で、検尺および任意長での裁断に有用なホースまたはチューブ関にする。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の送排水用ホースまたはチューブは、押し潰し加圧により扁平化した、ホースまたはチューブの平面部に、識別マークを施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、この種の送排水用ホースまたはチューブは、巻いた状態または折り畳んだ状態で、検尺や任意長での裁断位置の認識が出来ない。その結果、検尺や裁断作業は、ホースまたはチューブを巻いた状態または折り畳んだ状態から伸ばし、平面部の識別マークを確認しなければならず、作業に手間が掛かるという不具合が生じていた。しかして、本発明は、ホースまたはチューブ、とくに送排水用ホースまたはチューブを、巻いた状態または折り畳んだ状態で、検尺や任意長での裁断位置の認識が出来るホースまたはチューブを得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するため手段】上記目的は、扁平化したホースまたはチューブの扁平山部の表面に、識別マークを有するホースまたはチューブを提供することによって達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明によれば、ホースまたはチューブの扁平山部の表面に、識別マークを施すことにより、従来のように、巻いた状態または折り畳んだ状態から伸ばし、平面部の識別マークを確認することなく、巻いた状態または折り畳んだ状態で、側面から検尺や任意長での裁断位置の認識が出来るようになり、そのために作業の合理化が可能となる。
【0006】本発明において、ホースとは、樹脂製の可撓性ホースであり、単一または複数の樹脂層間に繊維補強層を設けたホース、樹脂層に繊維補強層を積層したホースなどがあげられる。またチューブとは、単一または複数の樹脂層からなる可撓性チューブである。ホースまたはチューブに使用される樹脂としては、軟質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、各種エラストマー樹脂などがあげられる。
【0007】本発明において、扁平化したホースまたはチューブとしては、上記ホースまたはチューブを製造した後、ローラーなどにより押し潰し加圧して圧縮し、扁平化したものが代表例としてあげられるが、ホースまたはチューブを製造した後、ホースまたはチューブ内を真空にして扁平化したものも使用することができる。
【0008】識別マークは、上記ホースまたはチューブを成形する際に、押し潰し加圧により、扁平化し、好適には体積を50%以下に扁平化した扁平山部の表面に、例えば、印刷、刻印、シール、クリップ等により一定間隔に施される。該識別マークは、巻いた状態または折り畳んだ状態で、側面から認識できる。
【0009】識別マークの色は、ホースまたはチューブ本体とは異なったものであればとくに限定されない。例えば、ホースまたはチューブ本体を黄色(淡色)とした場合、黒色(濃色)のマークを設けると両者が濃淡関係となり識別マークが明瞭に表れる。また、これとは反対にホースまたはチューブ本体を濃色、マークを淡色にしてもよい。また、識別マークは扁平山部の片側表面または両側表面に施すことができる。
【0010】識別マークの間隔は、ホースまたはチューブを、巻いた状態または折り畳んだ状態で、側面からマークの数を数えることでホースの全長を確認でき、検尺や任意長での裁断位置が認識できればよく、例えば1m間隔で施すというように任意の間隔で行うことができる。
【0011】識別マークの形状としては、棒状、カットマーク、数字、文字、社名、製品名等の任意の記号を使用できる。
【0012】次に、本発明を図面により説明する。図1は扁平化したホース5の斜視図であり、単一層の熱可塑性樹脂チューブ1,2間に所定強度の繊維補強糸3を、所定の角度、本数で埋設した構成で、一体成形したホース、あるいは、単一または複数層の熱可塑性樹脂チューブ内管2に、所定強度の繊維補強糸3を、所定の角度、本数でブレードまたはワインドし、内管チューブと同一か異なる単一または複数層の熱可塑性樹脂1を被覆したホースであり、扁平山部の表面に一定間隔で識別マーク4が施されている。また、図2は、扁平化したホースを巻き取った時の状態を示す側面図である。
【0013】
【実施例】以下、実施例によりさらに説明する。軟質塩化ビニル樹脂製内管2の外面に、ポリエステルフィラメント糸3をワインドし、その外面に軟質塩化ビニル樹脂1を被覆し、厚み1mm、内径50mmの黄色のホースを得、次いでこれをローラー間に通過させて、押し潰し、圧縮し、扁平化したホース5を得た。このホースの扁平山部の表面の片側に、識別マーク(黒の棒状)4を1m間隔に施し、図1に示すようなホースを得た。これを巻き取ることにより図2に示すホースを得た。この巻き取られたホースは、識別マークが側面から認識できるため、伸ばすことなく検尺することができた。また、任意の長さの等間隔に切断することができた。これより長さ10mの送排水用ホース複数本を効率良く製造することができた。
【0014】
【発明の効果】巻いた状態または折り畳んだ状態において、ホースまたはチューブの側面から検尺や任意長での裁断位置を認識することができ、検尺や裁断作業が合理化できる。また、ホースまたはチューブの側面を見るだけで、その識別マークからホースまたはチューブの種々の情報を得ることができる。
【出願人】 【識別番号】000104906
【氏名又は名称】クラレプラスチックス株式会社
【出願日】 平成10年12月22日(1998.12.22)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−193154(P2000−193154A)
【公開日】 平成12年7月14日(2000.7.14)
【出願番号】 特願平10−376326