トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F16 機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段




【発明の名称】 トランクリッドヒンジア―ムの線状体支持構造
【発明者】 【氏名】永田 泰三

【要約】 【課題】線状体を空間へ収容した支持部材の取付片をヒンジアームの切割へ嵌め着ける構成を採用することにより、線状体をヒンジアームの上下に支持させることができて、線状体が大きくなってもこれに合わせた支持部材を用いれば、ヒンジアームは共通品を使用することができる線状体の支持構造を提供する。

【解決手段】トランクリツドの開閉を掌るヒンジアームであって、線状体を支持する構造のものにおいて、ヒンジアーム1は、上側または下側の壁に軸線方向の切割5を形成されるものであり、線状体4の支持部材6は、柔軟弾性体によりヒンジアーム1に整合する形状で内部に線状体4の収容空間8を有するように形成されて、前記空間8へ開口部9から線状体4を収容し、開口部9の両側にはヒンジアーム1の切割5へ押し込むと逆止爪11,11が切割5へ掛り合って支持部材6をヒンジアーム1へ固定する取付片10,10を設けたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トランクリッドの開閉を掌るヒンジアームであって、線状体を支持する構造のものにおいて、ヒンジアームは、上側または下側の壁に軸線方向の切割を形成されるものであり、線状体の支持部材は、柔軟弾性体によりヒンジアームに整合する形状で内部に線状体の収容空間を有するように形成されて、前記収容空間へ開口部から線状体を収容し、開口部の両側にはヒンジアームの切割へ押し込むと逆止爪が切割へ掛り合って支持部材をヒンジアームへ固定する取付片を設けたものであることを特徴とするトランクリッドヒンジアームの線状体支持構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランクリッドヒンジアームにハーネスワイヤ等の線状体を支持させる支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トランクリッドヒンジアームの線状体支持構造として、ヒンジアームに開口を下に向けて線状体の収容溝を設け、この収容溝へ線状体を収容して、収容溝の開口にカバーを嵌め着ける構成ものは、実公6−24540号公報により知られている。
【0003】しかしながら、この構成のものは、線状体の支持がヒンジアームの下側に限定されて上側に変更することはできず、又、線状体が大きくなるとヒンジアームをこれが収まる収容溝を有するものに変更しなければならない問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明に係るトランクリッドヒンジアームの線状体支持構造は、線状体を空間へ収容した支持部材の取付片をヒンジアームの切割へ嵌め着ける構成を採用することにより、線状体をヒンジアームの上下に支持させることができて、線状体が大きくなってもこれに合わせた支持部材を用いれば、ヒンジアームは共通品を使用することができる線状体の支持構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため本発明に係るトランクリッドヒンジアームの線状体支持装置は下記の構成を採用することを特徴とするトランクリッドの開閉を掌るヒンジアームであって、線状体を支持する構造のものにおいて、ヒンジアームは、上側または下側の壁に軸線方向の切割を形成されるものであり、線状体の支持部材は、柔軟弾性体によりヒンジアームに整合する形状で内部に線状体の収容空間を有するように形成されて、前記収容空間へ開口部から線状体を収容し、開口部の両側にはヒンジアームの切割へ押し込むと逆止爪が切割へ掛り合って支持部材をヒンジアームへ固定する取付片を設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るトランクリッドヒンジアームの線状体支持構造の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0007】図2、図4〜図6において符号1は、自動車におけるトランクリッドの開閉を掌るヒンジアームである。このヒンジアームは、図1、図2に示すような外形で、図4〜図6に示すような断面形状に形成して、その一端を車体(図面省略)への取付片2に軸3支し、他端にトランクリッド(図面省略)を取り付けるようにしたもので、このヒンジアーム1は、車体側から導入されるハーネスワイヤ等の線状体4を上側か下側に支持させる。このため、上側もしくは下側の壁に後記する支持部材の取付片を嵌め着ける切割5を軸線方向に形成する。
【0008】各図において符号6は、ヒンジアーム1に線状体2を支持させる支持部材である。この支持部材6は、変形自在で弾力性を有することが要求されるから、ゴム、軟質プラスチック等の材料を用いて、必要長さの帯状で、図3〜図6に示すようにヒンジアーム1と整合する山形等の断面形状に形成する。そして、支持部材6の内部には線状体4を通したコルゲートチューブ7が収まる収容空間8を形成して、この空間8の内側に開口部9を形成し、更に、この開口部9の両側には取付片10,10を設けて、これら取付片10,10の外側に先端側を斜面とし、基部側を直角面としてヒンジアーム1の切割5へ押し込むと、斜面により生ずる水平分力で間隔を狭め切割5を通過し、その後に復元して直角面を切割5に係合し取付片10,10を抜けなくする逆止爪11,11を設けた構成としてある。
【0009】前記のように構成されるトランクリツドヒンジアームの線状体支持構造は、ヒンジアーム1の上側に線状体4を支持させるときは、図1、図4、図5に示すようにヒンジアーム1の上側の壁に切割5を形成して置いて、コルゲートチューブ7に納めた線状体4を支持部材6に設けた収容空間8へ開口部9を広げて収容する。そして、支持部材6に設けた取付片10,10の逆止爪11,11を一端からヒンジアーム1の切割5へ押し込んで行くと、逆止爪11,11は斜面により水平分力が生ずるため間隔を狭められて切割5を通過し、これに伴い取付片10,10は弾性により復元して逆止め爪11,11の直角面を切割5の縁へ係合させる。このため、取付片10,10は抜けなくなって支持部材6をヒンジアーム1へ固定するもので、この操作は逆止爪11、11の斜面がガイドとなるため、一端から他端へと順次に進行してヒンジアーム1が長くて屈曲していても支持部材6を容易迅速にヒンジアーム1へ固定し、上側への線状体4の支持を簡単に達成する。
【0010】また、ヒンジアーム1の下側に線状体4を支持させるときは、図1、図6、図7に示すようにヒンジアーム1の下側の壁に切割5を形成して置いて、コルゲートチューブ7に納めた線状体4を支持部材6に設けた収容空間8へ開口部9を広げて収容する。そして、支持部材6の取付片10,10に設けた逆止爪11,11を、その一端からヒンジアーム1の切割5へ押し込んで行くと、逆止爪11,11が前記同様の作用によりヒンジアーム1の切割5へ掛り合って支持部材6をヒンジアーム1へ固定するから、線状体4はヒンジアーム1の下側に安定して支持されるものである。
【0011】
【発明の効果】(1) 本発明に係るトランクリッドヒンジアームの線状体支持構造は、ヒンジアームに設ける切割を上側にするか、下側にするかだけで同じ支持部材によって線状体をヒンジアームの上側へも下側へも支持させることができる。
(2) 柔軟弾性体により形成される支持部材は、ヒンジアームの形状に適合するように自由に変形して湾曲部へも確実に体裁よく装着される。
(3) 線状体の大きさが変っても、これに合わせた支持部材を造るだけで、ヒンジアームは共通品を使用できる。
(4) 線状体は支持部材に内包されてヒンジアーム内へ収容しなくてもその保護が十分に行なわれる。
【出願人】 【識別番号】591010918
【氏名又は名称】ナガタコーギョウ株式会社
【出願日】 平成10年12月28日(1998.12.28)
【代理人】 【識別番号】100074918
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬川 幹夫
【公開番号】 特開2000−193143(P2000−193143A)
【公開日】 平成12年7月14日(2000.7.14)
【出願番号】 特願平10−371838