| 【発明の名称】 |
分岐用管継手 |
| 【発明者】 |
【氏名】木下 裕雄
【氏名】南出 善昭
【氏名】岸本 裕司
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| 【要約】 |
【課題】管に取り付けた分岐用管継手の高さを低くして、埋設深さの浅い管の分岐作業を行い得るようにする。
【解決手段】管100に対する取付部11と、取付部11を管100に取り付けたときに立ち上がる筒部2と、筒部2から突き出た分岐管部3と、筒部2の先端開放部26を塞ぐためのプラグ60とを有する。筒部2は、その軸線25が鉛直線200に対して傾斜している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 管に装着される取付部、上記管の管壁の穿孔に用いる穿孔工具を挿入可能でかつ上記取付部を上記管に装着したときに上記管壁を穿孔することにより開設された分岐口を介して上記管の管路に連通される連通路を形成する先端開放の筒部、及びこの筒部から延び出て上記連通路に連通された枝分かれ通路を形成する分岐管部とを有するハウジングと、上記筒部の先端開放部を塞ぐためのプラグとを備える分岐用管継手であって、上記筒部は、その軸線が上記取付部を上記管に装着したときに鉛直線に対して傾斜するように上記取付部に設けられていることを特徴とする分岐用管継手。 【請求項2】 上記ハウジングにおいて、上記取付部が上記管を挟んでその管の上下に配備される上サドルと下サドルとに分割されていると共に、その上サドルと上記筒部とが、金属製の一体形成体の外面を樹脂被覆層で覆うことによって形成されており、その樹脂被覆層が上記筒部から筒状に延び出されて上記分岐管部を形成している請求項1に記載した分岐用管継手。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は分岐用管継手に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、地中に埋設した管(活管)に分岐管路を接続するときに用いる分岐用管継手として図3に示したものがあった。この分岐用管継手は、所要数の締結ボルト74…によって締め付けられる上サドル72と下サドル73とに分割された取付部71と、上サドル72にねじ結合されて垂直上方に突き出される筒部75と、この筒部75にねじ結合されて横向きに突き出される分岐管部76と、を備えている。 【0003】この管継手を用いる分岐作業の最初の段階では、管100の管壁の穿孔予定箇所に配備した上サドル72と下サドル73とを締結ボルト74を用いて結合することによってその穿孔予定箇所に取付部71を固定する作業が行われる。こうして、管100の穿孔予定箇所に取付部71を取り付けた後、その取付部71の上サドル72にねじ結合されている筒部75に穿孔工具を挿入し、その穿孔工具によって管100の管壁に分岐口120を開設する作業が行われる。 【0004】また、筒部75にねじ結合されて横向きに突き出た分岐管部76に分岐管(不図示)を接続する作業を行うときには、必要に応じて筒部75にバルブ77が取り付けられる。たとえば、管100の管路130を流れる流体が分岐管部76の管路79に流入しないようにする必要があるときには、バルブ77を筒部75内で下降させてそのシール材81を筒部75側の段付状の座面82に押し付けることにより、分岐管部76の管路79の手前で流体を遮断するようにする。分岐作業の終了後には、バルブ77を図示のように上昇させておくことによって管100の分岐口120と筒部75の内部空間と分岐管部76の管路79とを連通させると共に、筒部75の上端部にプラグ78を取り付けてその筒部75の内部空間を閉じておく。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3で説明した従来の分岐用管継手にあっては、管100の管壁に分岐口120を穿孔するのに用いる穿孔工具が挿入される筒部75が、上サドル72にねじ結合されて垂直上方に突き出ているので、分岐作業を行った後には、管100の頂面からプラグ78の頂面までの高さH2が比較的高くなる。このため、ガス埋設配管のように、管100やその管に接続される分岐用管継手、さらには分岐管を地中に埋設しておくことが要求される場合には、管100の埋設深度、すなわち地面Gから管100の頂面までの深さD2を、上記した高さH2を考慮して予め深くしておかねばならない。しかしながら、地面Gから管100の頂面までの深さD2が深くなるように管100を施工すると、それだけ大掛かりな工事が必要になり、同時に、施工コストが高くつくという問題がある。 【0006】本発明は以上の事情や問題に鑑みてなされたものであり、従来のものよりも高さが低くなる分岐用管継手を提供することを目的とする。 【0007】さらに、本発明は、分岐管の埋設深度を浅くすることのできる分岐用管継手を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の分岐用管継手は、管に装着される取付部、上記管の管壁の穿孔に用いる穿孔工具を挿入可能でかつ上記取付部を上記管に装着したときに上記管壁を穿孔することにより開設された分岐口を介して上記管の管路に連通される連通路を形成する先端開放の筒部、及びこの筒部から延び出て上記連通路に連通された枝分かれ通路を形成する分岐管部とを有するハウジングと、上記筒部の先端開放部を塞ぐためのプラグとを備える分岐用管継手であって、上記筒部は、その軸線が上記取付部を上記管に装着したときに鉛直線に対して傾斜するように上記取付部に設けられている、というものである。 【0009】この発明において、管の管壁の穿孔に用いる穿孔工具が挿入される筒部は、その軸線が取付部を管に装着したときに鉛直線に対して傾斜するように上記取付部に設けられているので、従来のように筒部が取付部から垂直上方に突き出たものに比べ、管の頂面から筒部の先端開放部に取り付けたプラグの頂面までの高さが低く抑えられ、それだけ管の埋設深度が浅くて済む。 【0010】この発明の上記ハウジングにおいては、上記取付部が上記管を挟んでその管の上下に配備される上サドルと下サドルとに分割されていると共に、その上サドルと上記筒部とが、金属製の一体形成体の外面を樹脂被覆層で覆うことによって形成されており、その樹脂被覆層が上記筒部から筒状に延び出されて上記分岐管部を形成していることが望ましい。このようになっていると、従来のように取付部の上サドルに筒部をねじ結合する必要がなくなるので、それだけ部品点数が減少し、施工作業性も向上する。 【0011】 【発明の実施の形態】図1は本発明に係る分岐用管継手Aの使用状態を示す一部破断正面図、図2は同管継手Aの使用状態を示す側面図である。 【0012】この分岐用管継手Aは、ハウジング10と、バルブ50と、プラグ60とを備えている。そして、ハウジング10は、取付部1と筒部2と分岐管部3とを有する。 【0013】ハウジング10の取付部1は、上サドル11と下サドル12とに分割されている。上サドル11と下サドル12とは管100を挟んでその管100の上下に配備され、所要数の締結ボルト13を用いて結合されることによって管100に固定される。 【0014】ハウジング10の筒部2は、管100の管壁の穿孔に用いる穿孔工具を挿入可能な内径を有し、しかも、その筒部2は、その上方から挿入した穿孔工具を用いて管100の管壁を斜めに穿孔することにより開設された分岐口120を介して管100の管路130に連通される連通路21を形成している。この筒部2には雌ねじ22やその雌ねじ22の下端部と上端部とに設けられた座面23,24が備わっていると共に、その根元部分からは、上記連通路21に連通された枝分かれ通路31を形成する上記分岐管部3が突き出されている。筒部2の雌ねじ22には、その筒部2の内部に配備されたバルブ50の雄ねじ51がねじ込まれている。さらに、プラグ60の雄ねじ61を筒部2の雌ねじ22にねじ込むと、そのプラグ60によって筒部2の先端開放部26が塞がれるようになっている。 【0015】上記ハウジング10において、上サドル11と筒部2とは、金属製の一体形成体の外面を樹脂被覆層14で覆うことによって形成されている。そして、その樹脂被覆層14が筒部2から筒状に延び出されて分岐管部3を形成している。なお、金属製の上記一体成形体には、筒状の凸部15が設けられており、分岐管部3を形成している樹脂層がこの凸部15によって支持されている。 【0016】以上において、上記筒部2は、その軸線25が、取付部1を管100に装着したときに鉛直線200に対して角度θだけ傾斜するように取付部1の上サドル11に設けられている。また、分岐管部3は、その軸線32が筒部2の軸線25に対して直交するように傾斜している。つまり、筒部2と分岐管部3は図1に示すようにV字形に形成されている。 【0017】以上説明した分岐用管継手Aにおいて、ハウジング10は、その取付部1を管100に装着することによって図1および図2のように管100に取り付けられる。こうしてハウジング10を管100に取り付けると、筒部2が鉛直線200に対して斜めに立ち上がった形になる。管100にハウジング10を取り付けた後、管100の管壁に、筒部2に上方から穿孔工具を挿入して穿孔が行われ、その穿孔によって管100の管壁に分岐口120が開設される。分岐口120を開設した後、穿孔工具が筒部2から撤去され、その筒部2の先端開放部26がプラグ60によって塞がれる。プラグ60にはOリングなどのシールリング62が保持されている。そのため、プラグ60を筒部2の先端開放部26に装着すると、シールリング62が筒部2の座面24に密着してその箇所を水密にシールし、ハウジング10の内部への水分の浸入が防止される。 【0018】分岐作業中に管路130から分岐口120を経て流出した流体(たとえばガス)が、連通路21や枝分かれ通路31を通って分岐管部3から流出するという事態の起こらないようにしておくことが要求されるときは、プラグ60を装着していない筒部2の雌ねじ22にバルブ50の雄ねじ51をねじ込み、そのバルブ50に備わっているパッキン52を筒部2の座面23に押し付けておく。このようにしておくと、枝分かれ通路31の手前で流体が遮断されるので、分岐管部3と図示していない配管との接続作業を流体の流出を止めて行うことができるようになる。分岐管部3と図示していない配管との接続作業が終わった後では、バルブ50を図1に示したように上方に逃がして連通路21と枝分かれ通路31とを連通させておく。 【0019】以上説明した分岐用管継手Aにおいて、筒部2は、その軸線25が取付部1を管に装着したときに鉛直線200に対して傾斜している。そのため、管100の頂面から筒部2の先端開放部26に取り付けたプラグ60の頂面までの高さH1が低く抑えられ、それだけ管の埋設深度が浅くて済む。また、ハウジング10にあっては、取付部1が上サドル11と下サドル12とに分割されていると共に、その上サドル11と筒部2とが、金属製の一体形成体の外面を樹脂被覆層14で覆うことによって形成されており、その樹脂被覆層14が筒部2から筒状に延び出されて分岐管部3を形成しているので、部品点数が減少し、施工作業性も向上する。 【0020】上記実施形態では、分岐管部3の接続口部33は、図示していない配管の端部が内嵌合される受口として形成されており、その接続口部33を形成している樹脂層に、通電により発熱してその樹脂層の内周部を溶融させる発熱線35が埋設されている。36は発熱線35に給電するための端子である。この接続口部33に配管を結合するときには、配管の端部を接続口部33に内嵌合してから発熱線35に通電して両者を熱融着する。なお、分岐管部3の接続口部を突合せ口部に形成し、そのような接続口部に配管の端部を突き合わせて熱融着するという接続構造や、その他の接続構造を採用することも可能である。 【0021】 【発明の効果】本発明によれば、地中に埋設された管に配管を分岐して接続する作業に際して、その管の埋設深度が従来の場合より浅くても、分岐用管継手や配管を地中に埋設し得るような作業が可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000284 【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社 【識別番号】000231121 【氏名又は名称】日本鋼管継手株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月2日(1998.12.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072338 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 孝一 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−170980(P2000−170980A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月23日(2000.6.23) |
| 【出願番号】 |
特願平10−342738 |
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