| 【発明の名称】 |
高圧用迅速継手とこの継手におけるホース接続装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】田口 博章
|
| 【要約】 |
【課題】この発明は高圧用迅速継手と迅速継手におけるホース接続装置に関し、継手に関しては特願平10−234884号の改良に関し、ホース接続装置に関しては高圧に対応できる接続手段を開発したものである。
【解決手段】迅速継手はスリーブ体に設けた通孔を弁体に対して常態において閉状態に維持するように圧力閉塞用スリーブをソケット内に設け、ホース接続装置はアダプタ体の凹条内にホース先端部を位置させ、この先端部を押圧環で押圧し、その上凹条に連接する膨大部にOリングを設け、このOリングによってホース内面をシールすることで高圧に適用させたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ソケット内に設けた弁体に対してスリーブ体に設けた通孔を常態において閉位置に維持するように圧力閉塞用スリーブをソケット内に形成したことを特徴とする高圧用迅速継手。 【請求項2】 ソケットに連結したアダプタにホースを接続するホース接続装置においてアダプタのアダプタ体に凹条と膨大部を形成し、前記凹条にホース先端部を位置させると共にこの先端部押圧環で圧接し、しかも前記膨大部にOリングを設け、このOリングによってホース締体を介してホースを押圧することでアダプタ体とホース内面間のシール性を確保するようにしたホース接続位置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は高圧用迅速継手とこの継手におけるホース接続位置に関し、特に前記継手のソケット側アダプタに対してホースを接続する場合、前記継手内の高圧によるアダプタとホース間の封密性を維持できるようにしたアダプタとホース間の接続装置に係る。 【0002】 【従来の技術】アダプタの端末に膨大部を備えた場合のホースの継手は図3に示すように、アダプタ10′の膨大部30′とねじ部50′を設けたナット20′とでホース40′の先端を挟持状に保持し、膨大部とナット端末のそれぞれのテーパ部面60′と70′とで封密性を確保していた。この形式のホース接続装置の場合は接手内の圧力が高圧となった場合、図4に示すように、継手内の圧力Pはアダプタのテーパ部とナット端末のそれぞれテーパ部60′と70′に挟持しているホース端末のそれぞれの挟持間から外方に漏出する現象を発生していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この発明の出願人は特願平10−234884号において圧力閉塞用スリーブを備えた高圧用迅速継手について技術開示している。この発明はソケット内の逆止弁の開閉をこの逆止弁に対接する圧力閉塞用スリーブを介して行うことでプラグの進退出長さを短くし、しかもこの圧力閉塞用スリーブを介してプラグとソケット間のシール性を確保し、通路内の流体の外部への噴出を防止しようとした高圧用迅速継手としても特徴を有するものである。 【0004】この出願人は特願平10−234884号で高圧用迅速継手に関して技術開示しており、その継手につき略述すれば次のとおりである。図5に示すように高圧用迅速継手のソケット体が符号100′として示されており、このソケット体100′はソケット1′,スリーブ2′,弁部3′およびアダプタ4′および圧力閉塞用スリーブ5′で構成されている。ソケット1′の開口端にはボール11′が錠止動状に設けられており、またこのボール11′の錠止動を規制するスリーブ2′がばね12′を介してソケット外周面に取付けられている。 【0005】またソケット1′に結合しているアダプタ4′間に連通している通孔R内は常態において弁部3′によって閉塞状態が維持されている。弁部3′は所定位置に固定されている座金31′とこの座金に保持されているパッキン32′とこのパッキンばね34′を介して弁面33′を当接している弁35′で形成されている。 【0006】圧力閉塞用スリーブ5′は常態において、ソケットのボール11′を外表面で担持するように位置設定されており、しかもばね51′によって伸張方向に付勢されている。また圧力閉塞用スリーブ5′の開口部53′は開口面を図示しないプラグの対接面と封密状に対接する形状として形成されている。なお36′および52′はいずれもシール材である。このように形成されたソケット体は閉塞用スリーブ5′が弁部方向に移動しない限りプラグとソケットの結合を行なわせないものとして形成されている。この発明は高圧用迅速継手に適用させたアダプタとホース間の接続装置および逆止弁の開閉を先に開示した圧力閉塞用スリーブの改良型によって行うようにしたものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は圧力閉塞用スリーブのスリーブ体の流体の通孔を常態において弁体によって閉状態を維持させ、アダプタとホース間のシール性をホース内面に対接するアダプタ体に形成した膨大部にOリングを形成することで、しかもホースの抜止め防止とホース先端に設けた押圧環によってそれぞれ確保するようにしたものである。 【0008】 【実施例】この発明の実施例を図1により説明すれば次のとおりである。この発明に係る迅速継手が符号100として示されており、1はソケット、2はアダプタで、ソケット1はソケット本体11とこれに端部をねじ着したソケット中間体12で形成されており、アダプタ2はアダプタ本体81とホース締体82とで形成されており、しかもアダプタ2は前記したソケット中間体に対して、ビス13を介して封入されているボール14によって回転できるように枢着されている。またソケット本体11とソケット中間体12およびソケット中間体12とアダプタ本体21間はそれぞれの接続部間に設けたOリング15および16によってシールされている。 【0009】ソケット1には迅速開閉用装置6が設けられており、この装置6は開閉キャップ61とこのキャップの前進および後退位置を規制するロックボール62とストップリング65を固定しているリング64およびキャップスプリング63とで形成されており、前記装置6によってソケット本体11に設けた錠止ボール7が図示しないプラグに対する結合と解離を行うように形成されている。 【0010】弁体3はソケット内の所定位置に固定されており、この弁体3によって通孔43を閉塞されている圧力閉塞用スリーブ4がスリーブばね42によって図示しないプラグの挿脱着時の挿脱長さに対応して進退出できるように位置規制されている。また弁体3と圧力閉塞用スリーブ4のスリーブ体41間には弁体3の前弁面31とスリーブ体41との摺接面32にはそれぞれOリング33および34が設けられており、通路内の圧力Pが外方に漏れないように形成されている。 【0011】アダプタ2にはホース5が接続されており、この接続態様につき説明すれば次のとおりである。アダプタ体81にはテーパあご86を備えた凹条83が形成されており、しかもこの凹条の頂部84を大径部とする円錐柱とする膨大部85が形成されており、しかもこの膨大部の所定位置にOリング55が設けられている。ホース締体82はアダプタ体21に形成したねじ87とねじ着するねじ88を形成したねじ円筒部とこのねじ円筒部に連接する凹条89とこの凹条に連接するテーパねじ部90とこのねじ部90の端末に連接する円筒部91とが形成されている。 【0012】アダプタ体81に対してホース締体82がホース5を締結した態様につき説明すれば次のとおりである。アダプタ体81の膨大部85をのり越えて凹条83内に位置するホース先端部51は押圧環52によって圧着されている。その圧着は押圧環52自身の弾性力と押圧環52のテーパ先端53がアダプタ体のテーパあご86に対接することで発生する押圧力とからなるものである。またアダプタ体81の膨大部85とホース5の内面54とはOリング55によってシール性が確保されている。 【0013】アダプタ2におけるホース5の接続態様の詳細を図2により説明すれば次のとおりである。同図の作用説明図1に示すように、初期段階においてホース5の先端部51はアダプタ体の凹条83内に先端が位置するように押圧環を介してホース締体82に形成した角ねじ部90によって押し込まれる。この際押圧環52はホース締体に形成した凹条89の空隙の存在によって弾性変形が許容されホース5の進入を容易に行なわせることができる。同図の作用説明図2で示すように、中間段階においてホース5の先端部51は押圧環52と共に凹条83内に位置し、その後の進入はホース締体82のテーパ角ねじ部90によって所定位置まで押出される。 【0014】図2で示すように最終段階において、ホース5の先端部51はアダプタ体のテーパあご86内と対接するようにテーパ先端53を押し込まれた押圧環52によって所定圧力をもって押圧保持され、しかもアダプタ体81の膨大部83と対接するホース内面54は角ねじ部90によって押圧されており、その上ホース先端部51はアダプタ体の膨大部の頂部54によって折曲されているのでホース5の脱落が防止されている。前記した押圧環52は弾性材料から形成されており、特に合成樹脂材が好適であり、また円環のみならず切欠き円環も適用できるものである。 【0015】 【発明の効果】この発明はソケット1内に固定した弁対3に対して常態において、スリーブ体41に設けた通孔43が閉状態に位置するように圧力閉塞用スリーブ4を設けたのでプラグ装着時のプラグ進入量を小さくすることができ、しかも着脱時間の短縮化が行え、結果として圧力変動を少なくすることができる。またこの発明はアダプタ体81とホース締体82によってホース5を保持する場合ホース5の先端部51をアダプタ体81に設けた凹条83内に位置させ、しかも前記先端部5を押圧環52で圧着状に保持し、その上前記凹条に頂部を位置させた膨大部83の所定位置に設けたOリング55によってホース内面54と前記膨大部83間のシール性をホース締体82に形成した角ねじ部90によって行うようにしたので、ホース5とアダプタ体81間のシール性が完全に防止され、しかも押圧環の存在によりシールの抜止を行うことができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】592175715 【氏名又は名称】田口 博章
|
| 【出願日】 |
平成10年12月4日(1998.12.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083781 【弁理士】 【氏名又は名称】大塚 貞次
|
| 【公開番号】 |
特開2000−170972(P2000−170972A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月23日(2000.6.23) |
| 【出願番号】 |
特願平10−360012 |
|