| 【発明の名称】 |
ファイヤーアンドケミカルプロテクト樹脂ホース |
| 【発明者】 |
【氏名】三隅田 悦朗
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| 【要約】 |
【課題】チューブの管軸方向への不当な伸長を防止し且つ、耐熱性の低い合成樹脂製のチューブを炎や熱から守り、内部流体の安全移送を確保できるようにすることを課題とする。
【解決手段】合成樹脂製のチューブ1と、該チューブ1を外側から覆うブレード2と、該ブレード2を外側から覆う密閉式耐熱性保護カバー3とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 合成樹脂製のチューブ(1)と、該チューブ(1)を外側から覆うブレード(2)と、該ブレード(2)を外側から覆う密閉式耐熱性保護カバー(3)とを備えてなることを特徴とするファイヤーアンドケミカルプロテクト樹脂ホース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば石油タンク等の危険物貯蔵タンク等に接続され、防災用、防熱用、振動吸収、地震や地盤沈下等による変位の吸収用として使用されるファイヤーアンドケミカルプロテクト樹脂ホース(継手管)に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の継手管としては、内側にテフロン製フレキシブルチューブを備え、該フレキシブルチューブの管軸方向への不当な伸長を防止し且つ、被覆保護するために、金属線を編組したブレードを外嵌せしめたものが公知である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の管継手を火災が発生しうる場所に用いて、万一、火災が発生すると、テフロン製のフレキシブルチューブが熱に弱いために、火災時の熱によって溶けて孔が開くこととなる。一方、外嵌しているブレードには気密性がないため、フレキシブルチューブの孔から内部の流体(気体、液体、粉状体等)が流出することとなる。従って、上記従来の継手管は、このような火災が発生しうる場所には基本的に使用できないものであった。 【0004】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、チューブの管軸方向への不当な伸長を防止し且つ、耐熱性の低い合成樹脂製のチューブを炎や熱から守り、内部流体の安全移送を確保できるようにすることを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決するために本発明が採った手段は、合成樹脂製のチューブ1と、該チューブ1を外側から覆うブレード2と、該ブレード2を外側から覆う密閉式耐熱性保護カバー3とを備えたことにある。 【0006】該構成からなるファイヤーアンドケミカルプロテクト樹脂ホースにあっては、ブレード2がチューブ1の管軸方向への不当な伸長を阻止し、また、万一、火災等の熱によってチューブ1の一部が溶けて孔が開いても、流体の外部への流出を密閉式耐熱性保護カバー3が確実に防止する。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係るファイヤーアンドケミカルプロテクト樹脂ホース(以下、単に継手管という。)の一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。本実施形態における継手管は、蛇腹状に形成され、内側に流体を通すためのテフロン製のフレキシブルチューブ1と、該フレキシブルチューブ1を外側から覆って保護する金属線やガラス繊維等を編組したストレート形状のブレード2と、該ブレード2を外側から覆って保護する金属製(例えば、ステンレス鋼)の密閉式耐熱性保護カバー3とを備え、前記フレキシブルチューブ1とブレード2と密閉式耐熱性保護カバー3とから多層のホース本体が構成されてなる。 【0008】前記フレキシブルチューブ1は、山部と谷部とが交互に連続的に形成されて蛇腹状に形成されてなり、可撓性を有している。また、前記密閉式耐熱性保護カバー3も同様に山部と谷部とから蛇腹状に形成されて可撓性を有している。 【0009】また、該ホース本体の管軸方向の端部には、締結用のフランジ4が設けられてなる。かかる部分を詳述すると、内側のフレキシブルチューブ1は、フランジ4の接続孔5を貫通して反対側にて外側に向けて屈曲しており、このフレキシブルチューブ1とフランジ4の接続孔5との間には、ホース本体をフランジ4に取り付けるためのジョイント具6が挿入されている。 【0010】そして、該ジョイント具6のフランジ4と反対側の端部に、前記ブレード2の端部が外嵌しており、該端部の外側には、ブレード2の抜けを防止すべく、リング状のブレード抜け止め具7が圧着されている。更に、該ブレード抜け止め具7の外周及び前記ジョイント具6の外周に前記密閉式耐熱性保護カバー3の端部3aが外嵌しており、密閉式耐熱性保護カバー3をジョイント具6に締結すべく、密閉式耐熱性保護カバー3の端部3a外周には、筒状のカバー抜け止め具8が圧着されている。 【0011】尚、カバー抜け止め具8は、鉄等の比較的硬度の高い金属からなる外層9と、該外層9に比して軟質の金属、例えば、銅やアルミニウム等からなる内層10とからなり、内層10を介在させることにより、外層9による圧着時において、内層10が変形して圧着面を増加させ、より一層強固に、また、安定した圧着力を得ることができるようにしている。 【0012】また、フレキシブルチューブ1の凹凸高さ(山部と谷部の高さ差)は、内部流体の液だまり等を少なくするために、密閉式耐熱性保護カバー3のそれよりも小さく、具体的には、密閉式耐熱性保護カバー3の略1/2程度となっている。 【0013】以上の構成からなる継手管は、フランジ4を石油タンク等の被締結体にボルト等の締結手段を用いて締結して使用するが、フレキシブルチューブ1及び密閉式耐熱性保護カバー3が可撓性を有しているので、変形自在にホース本体を配管することができる。特に、本来曲げにくいテフロンチューブを蛇腹状にして可撓性を持たせているので、配管作業が容易である。また、配管時等にフレキシブルチューブ1に管軸方向に不用意に力がかかっても、フレキシブルチューブ1と密閉式耐熱性保護カバー3との間にブレード2を介在させているので、管軸方向の不当な伸長を確実に防止できる。 【0014】一方、配管後においては、フレキシブルチューブ1が蛇腹状であるため、ストレート管に比して、流体の流れがより一層スムースになるという利点がある。 【0015】また、配管後、万一、火災等が発生しても、まず、フレキシブルチューブ1の外側のブレード2及び密閉式耐熱性保護カバー3による断熱効果により、内側のフレキシブルチューブ1の温度上昇を緩和することができる。更に、温度上昇してフレキシブルチューブ1の一部が溶けて孔が開いた場合でも、外側が密閉式耐熱性保護カバー3で覆われており且つ、カバー抜け止め具8によって確実にジョイント具6に取り付けられていてシール性が確保されているので、前記孔から内部の流体がフレキシブルチューブ1の外側に流出しても、ホース本体の外側に漏れるおそれがない。 【0016】尚、本実施形態では、密閉式耐熱性保護カバー3の端部3aをストレート状に形成し、該端部3aに内周面がストレート状のカバー抜け止め具8を圧着させてなるが、密閉式耐熱性保護カバー3をジョイント具6にシール性を確保しつつ密閉状に取り付ける構成はこれに限定されず、例えば、図2の如き構成も採用できる。 【0017】即ち、図2に示す実施形態では、密閉式耐熱性カバー3の端部3aを圧縮状態の蛇腹状としている。それに伴って、その端部3aを圧着して密閉状とするためのカバー抜け止め具8の形状、構成も図1に示したものとは異なっている。かかるカバー抜け止め具8は、外層9のフランジ4側端部9aが中心に向かって延設されてなり、その端部9aの内側端面で密閉式耐熱性カバー3の端面を支持している。そして、該外層9の内側に、筒状の内層11が設けられてなるが、該内層11には耐熱パッキンを用いている。 【0018】該構成では、密閉式耐熱性保護カバー3の端部3aが圧縮状態の蛇腹状であるため、図2の状態からカバー抜け止め具8を圧着すると、端部3aがくの字状に変形してクッション効果を発揮する。更に、内層11として耐熱パッキンを用いていることとの相乗効果により、図1のものに比して、シール性をより一層高めることができるという利点がある。 【0019】尚、図3や図4のように、フランジ4の接続孔5を貫通した後において、外側に向けて屈曲したフレキシブルチューブ1の端部を、ジョイント具6の端面6aに形成された環状の溝部12にはめ込んで固定することも可能である。このように、フランジ4の反対側においてフレキシブルチューブ1の一部をジョイント具6にはめ込んで固定することにより、より一層シール性を高めることができる。 【0020】また、密閉式耐熱性保護カバー3の材質は、上述のような金属製に限らず、セラミック等であってもよく、密閉式で耐熱性を持つもので有れば本発明の意図する範囲内である。その他、密閉式耐熱性保護カバー3やフレキシブルチューブ1を蛇腹状に形成せずにストレート管とすることも可能である。 【0021】 【発明の効果】以上のように、ブレードを設けることでチューブの管軸方向への不当な伸長を防止でき、且つ、密閉式耐熱性保護カバーをブレードの外側に設けることにより、内側のチューブが万一熱によって溶けても、流体の流出を確実に防止できる。従って、耐熱性の低い合成樹脂製のチューブを炎や熱から守り、内部流体の安全移送を確保でき、火災等が発生しうる危険な場所にも安全に使用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391054165 【氏名又は名称】トーフレ株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月10日(1998.12.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074332 【弁理士】 【氏名又は名称】藤本 昇 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−170963(P2000−170963A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月23日(2000.6.23) |
| 【出願番号】 |
特願平10−350992 |
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