| 【発明の名称】 |
フランジ継手用平板パッキング |
| 【発明者】 |
【氏名】桜井 祥己
【氏名】川久保 知一
【氏名】岸田 晋輔
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| 【要約】 |
【課題】いわゆる大平面座型のフランジ継手であっても溝型と同様なシール構造とすることを課題とする。
【解決手段】中心孔を有したリング状の平板外2周縁に、フランジ継手外周に沿って穿設されたボルト挿通孔10aに対応するボルト孔3が穿設され、このボルト孔3の穿設された円周帯域の肉厚が中央部の肉厚dに対し薄くされ、さらに、前記平板の中央部表裏面には前記平板の中心孔と同心にシールゴム挿入用環状溝4が形成された平板部材2と、前記ボルト孔10aに挿通されるボルト12にネジ嵌合する雌ネジ孔6aを有し、前記平板の円周帯域の薄くされた肉厚に相当する厚さを有する止着板6とからなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】中心孔を有したリング状の平板外周縁に、フランジ継手外周に沿って穿設されたボルト挿通孔に対応するボルト孔が穿設され、このボルト孔の穿設された円周帯域の肉厚が中央部の肉厚に対し薄くされ、さらに、前記平板の中央部表裏面には前記平板の中心孔と同心にシールゴム挿入用環状溝が形成された平板部材と、前記ボルト孔に挿通されるボルトにネジ嵌合する雌ネジ孔を有し、前記平板の円周帯域の薄くされた肉厚に相当する厚さを有する止着板とからなるフランジ継手用平板パッキング。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、フランジ継手用平板パッキングに関し、詳しくは溝型のパッキンを使用してフランジ継手を接続する新規なフランジ継手用平板パッキングに関する。 【0002】 【従来の技術】管継手としてフランジ継手が一般的に知られている。これらフランジ継手のシール構造の形式には大平面座型と溝型とがあり、大平面座型は、図4(a)に示すようにフランジ10、10の対向面間に弾性体よりなるシート状パッキン11を介挿しフランジ間を複数本のボルト12で締結して圧接し水密を保つ構造のものをいい、溝型は、同図(b)に示ように、フランジ10、10の対向面の一方又は両方(図示例は一方)に管軸心と同軸に環状溝13を形成し、この環状溝13に輪状のパッキン14を収納し、その状態で両フランジ10を複数本のボルト12で締結して圧接し、前記パッキン14を環状溝13内で圧縮して管接続部の水密を保つ構造のものを言う。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記フランジ継手において図4(a)に示した大平面座型のものは、管継手部に地震等で大きな曲げ力が作用した場合曲げ外側のフランジ面間の間隔が開いて隙間ができ、ここから内部流体が漏出することがあるため、最近ではこのような問題のない溝型の使用頻度が増加している。 【0004】さらに、従来では溝型とすることは必要無いとされていた屋内配管の場合でも溝型のフランジ継手に統一する場合が増加している。しかし、上記溝型フランジ継手を実施する場合、図4(b)に示すように少なくとも一方のフランジ面にパッキン収納用の環状溝13が形成されている必要がある。 【0005】従って大平面座型のフランジの場合は、図5に示すようにシールリング収納用溝13、13を両面に形成したリング板15を介挿するなどの対策が必要となるが、水平配管の場合、フランジの接合面は垂直面となるので、フランジ10、10間にリング板15を挟んで管と同心状に支持するのがかなり面倒となり、接続作業が非常に困難となる問題があった。 【0006】この発明は上記問題を解消し、大平面座型のフランジであっても容易に溝型のシールを実施できるフランジ継手用平板パッキングを提供することを目的としてなされたものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明のフランジ継手用平板パッキングは、中心孔を有したリング状の平板外周縁に、フランジ継手外周に沿って穿設されたボルト挿通孔に対応するボルト孔が穿設され、このボルト孔の穿設された円周帯域の肉厚が中央部の肉厚に対し薄くされ、さらに、前記平板の中央部表裏面には前記平板の中心孔と同心にシールゴム挿入用環状溝が形成された平板部材と、前記ボルト孔に挿通されるボルトにネジ嵌合する雌ネジ孔を有し、前記平板の円周帯域の薄くされた肉厚に相当する厚さを有する止着板とからなる。 【0008】このフランジ継手用平板パッキングによれば、大平面座型フランジであっても溝型のシールが実施でき、しかも、フランジ間にボルトを挿通し位置決めをするまで平板部材をボルトと止着板で仮支持できるので取り付け施行が非常に容易となる。 【0009】 【発明の実施の形態】次に、この発明のフランジ継手用平板パッキングの実施の形態について説明する。 【0010】図1は、この発明の実施の形態のフランジ継手用平板パッキングの平面図、図2は図1のX−X線矢視拡大断面図である。図1において、1はフランジ継手用平板パッキングを示し、2はフランジ継手用平板パッキングを形成するリング状平板部材を示す。このリング状平板部材2は、全体が鋼鉄、鋳鉄、アルミ軽合金などの金属で形成され、輪郭が図1に示すようにフランジとほぼ同大のリング状形状とされる。 【0011】この平板部材2の周縁に沿ってボルト挿通孔3…3が穿設されている。このボルト挿通孔3…3はフランジ継手のフランジに形成されたボルト孔4に対応する位置に形成されている。 【0012】また、上記ボルト挿通孔3…3が設けられる帯域の肉厚が図2に示すように薄くされ、リング状平板部材2の中央部の表裏面には管孔5と同心に1〜数条(図示例は1条)のシールゴム7(図3)挿入用の環状溝4が形成されている。 【0013】6は止着板を示し、前記平板部材2の周辺の薄くされた肉厚に相当する厚さdとされ、中心部にはネジ孔6aが形成されている。このネジ孔6aはフランジを締結するボルトとネジ嵌合するネジ孔とされている。また、この止着板6はネジ孔6aをフランジ10のボルト孔10aと同軸に配置した時に外縁6bがフランジ10外周に突出する長さとされている。 【0014】次に上記実施の形態の使用状態を説明する。図3に示すように表裏面の環状溝4内にシールゴム7、7をセットた平板部材2をフランジ10のボルト孔10aに例えば一個おきのボルト孔に挿通したボルト12に係合し、止着板6をネジ嵌合して仮固定する。 【0015】これによって、平板部材2は垂直面のフランジ10であっても同心状に容易に支持される。次いで、図3(b)に示すように他側の継手のフランジ10を同心状に配置し、上記フランジ孔以外のボルト孔10aにボルトを挿通してフランジ同士を接合する。 【0016】その後、止着板6を締結していたボルト12を抜き去り、フランジ10外周部から延出していた部分6bを支持して止着板6を取外し、その部分のボルト孔に締結用ボルトナット12を挿通して緊締するのである。 【0017】この結果、両フランジ間には図3(c)に示すようにフランジ継手用平板パッキング1がシールゴム7、7を圧縮した状態で介挿され、大平面座型シールであっても溝型シールが実施されるのである。 【0018】 【発明の効果】以上説明したようにこの発明のフランジ継手用平板パッキングによれば大平面座型のフランジであっても溝型と同一構造でフランジを接合することが可能となり、特に止着板によってフランジ継手用平板パッキングのフランジへの仮固定が容易となるので、取り付け施行が簡単迅速に行なえる効果を有する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成10年10月20日(1998.10.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068087 【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開2000−120950(P2000−120950A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月28日(2000.4.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−297455 |
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