| 【発明の名称】 |
地中埋設物表示シートの製造方法及び地中埋設物表示シート |
| 【発明者】 |
【氏名】森本 典志
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】モノフィラメント若しくは細幅テープを交織して形成されたシート状芯材の表裏の少なくとも一面に保形用のシートを貼着して帯状の素材を形成し、該素材を所定間隔折り込んでベースシートを形成し、該ベースシートの表面に表れる部分に対応する間隔で各種の地中埋設物の種類を表示する文字を印刷した文字シートを形成し、該文字シートの中から所望する地中埋設物の種類を表示する文字シートをその文字がベースシートの表面に位置する状態に貼着して所望の地中埋設物を表示する表示シートを形成したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】モノフィラメント若しくは細幅テープを交織して形成されたシート状芯材の表裏の少なくとも一面に保形用のシートを貼着して帯状の素材を形成し、該素材を所定間隔折り込んでベースシートを形成し、該ベースシートの表面に表れる部分に対応する間隔で各種の地中埋設物の種類を表示する文字を印刷した文字シートを形成し、該文字シートの中から所望する地中埋設物の種類を表示する文字シートをその文字がベースシートの表面に位置する状態に貼着して所望の地中埋設物を表示する表示シートを形成するようにしたことを特徴とする地中埋設物表示シートの製造方法。 【請求項2】素材を所定間隔折り込んで形成された帯状のベースシートと、該ベースシートに貼着された地中埋設物の種類を表示する文字シートとを備え、素材はモノフィラメント若しくは細幅テープを交織して形成された織布を芯材とし、該芯材を保形用のシートで保形して形成するとともに、文字シートは極薄の透明若しくは半透明のフィルムに文字をベースシートの表面に位置する間隔で印刷したことを特徴とする地中埋設物表示シート。 【請求項3】モノフィラメント若しくは細幅テープ状に形成された芯材が、その長手方向に延伸された延伸テープであることを特徴とする請求項2に記載の地中埋設物表示シート。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は地中に埋設されたガス管や水道管、送電用管の埋設位置やその種別を表示するために使用される地中埋設物表示シートの製造方法及び地中埋設物表示シートに関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種の地中埋設物表示シートとしては例えば実公平3−31909号公報に示すものが知られている。上記公報に記載された地中埋設物表示シートは、ベースシートの表裏両面に夫々ラミネートシートを貼着し、このラミネートシートの表面部分に多重層からなる保護シートを貼着し、保護シートの一層に埋設物を表示する注意事項を印刷するとともに、これを所定間隔置きに折り込んで帯状にしたもので、斯かる地中埋設物表示シートはロール状に巻き取って収納並びに搬送するようにしてある。そしてこの地中埋設物表示シートは、電力ケーブル、ガス管や水道管、光ケーブル等の埋設位置と地表との中間位置にこれらの埋設物に沿って埋設して使用するようになっている。 【0003】埋設された地中埋設物表示シートは、その埋設部分を工事等でパワーショベル等の掘削機により掘り下げる時、掘削機の爪が電力ケーブル、ガス管や水道管、光ケーブル等に到達する前に地中埋設物表示シートを引っかけられて地表に引き出される。この時、地中埋設物表示シートが掘削機の爪で引き上げられる時に破れたり、千切れたりすると、地中埋設物表示シートが地表に引き出されなくなってしまうことから、例えば実公平5−22705号等に示されるように、モノフィラメント若しくは細幅テープ状に形成し、これをその長手方向に延伸した延伸テープで交織したシート状芯材を使用するようにしたものがある。斯かる地中埋設物表示シートが地上に表れることによりその下方に地中埋設物があるのを検出できるとともに、地表に引き出された地中埋設物表示シートに記載されている注意事項により、地中埋設物の種類を認識することができるのである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】一般に市街地の景観や美感を保全するために、上水や下水の水道管やガス管はもとより、電線や電話線、通信用の光ケーブル等も地中に埋設するようになっており、地中に埋設される埋設物の種類は非常に多くなっている。これに伴ってその種類を表示する為の地中埋設物表示シートも多品種用意しなくてはならず、多品種少量により生産性が低下してしまうだけでなく、製造コストも高くなってしまうという問題があった。 【0005】しかも、モノフィラメント若しくは細幅テープ状に形成し、これをその長手方向に延伸した延伸テープで交織したシート状芯材を使用する上記従来の地中埋設物表示シートでは、交織して形成された広幅のシート状芯材の表裏に保形用シートを貼着し、地中埋設物表示シートとなる保形用シートに埋設物の種類を印刷した文字シートを貼着してからこれを折り込んだ後所定の幅に切断して地中埋設物表示シートを形成するようにしてあるので、1種類の地中埋設物表示シートが1度に多量に生産されることになる。従って、上述のように今日の埋設物はその種類が多いことから多品種で多量の地中埋設物表示シートはその管理が煩わしくなるだけでなく、収納や在庫するためのスペースも広いスペースを必要とする等の問題もあった。 【0006】また、従来の地中埋設物表示シートでは例えばモノフィラメント若しくは細幅テープ状に形成された素材を交織し、この交織地の表裏の両面に保形用シート並びに文字を印刷した多重シートを貼着した構造であり、その厚みも分厚くなることから、これを折り込む作業も手間がかかるだけでなく、折り込まれた部分ではさらに分厚くなることから、これを所定の径のロール状に巻き取る場合にその巻取り量も少なくなってしまうという問題もあった。 【0007】更に、注意事項を地中埋設物表示シートの表面に印刷したものでは、在庫時に印刷箇所に他物が当たったり、埋設時に振動等で他物が当たったりすると印刷部分が劣化したり削られて消失してしまうことがあり、耐久性が低下するだけでなく地中埋設物表示シートとして致命的な問題もあった。 【0008】その上、文字シートが保形用シートの全面に密着した状態で貼着され、文字シートともども折り込まれ、この折り込まれた部分を固定するために、部分的に溶着されていることから、地中埋設物表示シートが掘削機等で溶着部分が引きちぎられながら引き出される時に、文字シートの文字部分も破れたりすると、その文字が読めなくなってしまうという問題もあった。本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、簡単で然も安価に製造でき、かつ耐久性並びに視認性に優れた地中埋設物表示シートの製造方法並びに地中埋設物表示シートを提供できるようにすることを目的とするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明に係る地中埋設物表示シートの製造方法は、モノフィラメント若しくは細幅テープを交織して形成されたシート状芯材の表裏の少なくとも一面に保形用のシートを貼着して帯状の素材を形成し、該素材を所定間隔折り込んでベースシートを形成し、該ベースシートの表面に表れる部分に対応する間隔で各種の地中埋設物の種類を表示する文字を印刷した文字シートを形成し、該文字シートの中から所望する地中埋設物の種類を表示する文字シートをその文字がベースシートの表面に位置する状態に貼着して所望の地中埋設物を表示する表示シートを形成するようにしたことを特徴とするものである。 【0010】また、本発明に係る地中埋設物表示シートは、素材を所定間隔折り込んで形成された帯状のベースシートと、該ベースシートに貼着された地中埋設物の種類を表示する文字シートとを備え、素材はモノフィラメント若しくは細幅テープを交織して形成された織布を芯材とし、該芯材を保形用のシートで保形して形成するとともに、文字シートは極薄の透明若しくは半透明のフィルムに文字をベースシートの表面に位置する間隔で印刷したことを特徴とするものである。 【0011】また、地中埋設物表示シートにおいてはモノフィラメント若しくは細幅テープ状に形成された芯材が、その長手方向に延伸された延伸テープで形成するようにしたことも特徴の1つである。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の地中埋設物表示シートにかかる実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は地中埋設物表示シートの斜視図、図2は地中埋設物表示シートの側面図、図3は地中埋設物表示シートの側面図の拡大した側面図であって、図中符号1はこの埋設物表示シートを全体的に示す。この地中埋設物表示シート1は、帯状に形成された素材2を所定間隔折り込んで形成されたベースシート3と、このベースシート3の表面に貼着された文字シート4とを備えてなる。 【0013】上記素材2は、合成樹脂のモノフィラメント若しくは合成樹脂を細幅テープ状に形成し、これを長さ方向に引き延ばして引っ張り強度を強化したものを経・緯にして幅が約1.2メートルの織布(芯材)2aを形成し、この幅の広い織布の表裏に厚みが薄く、ブルーに着色された透明の保形用のシート5・5を貼着して形成したものである。0ここで、保形用のシート5・5は表裏の2枚で素材2を保形するもので、この保形用のシート5・5の厚みは極めて薄いもので済むし、表裏の2枚を何れか一方の面だけに貼付することもできるし、色はブルーに限られず、透明であってもよいことは言うまでもないことである。 【0014】上記保形用のシート5・5で広幅に保形された素材2は、10センチ間隔毎に10センチ分折り込み、この折り込まれた部分の折り曲がり部分を図3に示すように熱溶着3aにより固定し広幅の状態で所謂“二倍折り込み”にされる。然る後、図4に示すように素材2の幅方向に並べられたカッター6・6・6・・・により約15センチの幅の8本の帯状に切断されて“二倍折り込み”のベースシート3が形成される。しかして形成されたベースシート3は、図5に示すようにロール状に巻き取られて収納される。一方、文字シート4は、透明で極薄い透明なシートに埋設物の種類その他の注意書き、例えば『水道管注意』を大きく、その下に『水道管あり立会いを求めて下さい。』や管理部局例えば『大阪市水道局』等の文字7を大きく書かれる文字に対応して割り振られた状態で小さく裏文字で印刷する。 【0015】この時、『水道管注意』の各文字7は10センチ間隔で印刷しておくと、ベースシート3が10センチ間隔毎に10センチ分折り込まれていることから、文字シート4を上記ベースシート3に貼着した時、文字シート4の各文字7部分はベースシート3の折り込まれていない表面部分に1連に並べられた状態に位置し、ベースシート3の折り込まれていない表面部分の全面にわたって確りと貼着されるとともに、文字と文字との中間部分がベースシート3の折り込みの折れ曲がり部分の位置で浮き上がった状態となる。上記ベースシート3及び文字シート4は、図6に示すように需要に応じた文字7が印刷された文字シート4を選択し、文字シート4の裏面に接着材8を供給しながらベースシート3に貼着されると文字シート4の表面の文字7は、ベースシート3の保形用シート5の色をベースにして浮き出た状態で表わされた地中埋設物表示シート1が形成されるのである。 【0016】こうして形成された地中埋設物表示シート1の文字7は表面側が文字シート4で覆われた状態になることから、土中に埋設されたときに剥がれたりすることが無く、収納時や施行時に他物が接触しても傷ついたりすることがなくなるという利点を有するが、本発明はこうしたものに限られず、文字シート4の表面に文字7を印刷したものも包含する。また、長手方向に所定間隔で折り込まれて形成されたベースシート3に文字シート4がフラットに貼着されて地中埋設物表示シート1が形成されていることから、図2に示すように地中埋設物表示シート1の厚みも薄く、これを図5に示すようにロール状に巻き取る場合、従来のように文字シート4も共に折り込まれるものに比べて一定の外径に長い地中埋設物表示シート1を巻き取ることができるようになる。 【0017】この地中埋設物表示シート1を使用する場合を次に説明する。図7に示すように所定深さの地中10に水道管11を敷設した後、覆土する際に、地上までの中間位置にまで土を戻す。その後、戻された土の上にこの水道管11に沿って地中埋設物表示シート1を敷設する。次に、地中埋設物表示シート1上に土を埋め戻すと、地中埋設物表示シート1の埋設が完了するのである。而して、後日水道管を敷設した当該部分を図8で示すようにバックホウ等の掘削機で掘削する場合、バックホウ12の爪13に地中埋設物表示シート1が引っ掛かって持ち上げられると、持ち上げられた張力で折り畳まれて溶着3aされた部分が外れて重ね合わされた地中埋設物表示シート1が伸び、表面に印刷された埋設物の種類や注意書き及び埋設物の施工者や連絡先等があらわれる。 【0018】この時、文字シート4の文字7部分はベースシート3の折り込まれていない表面部分に位置し、その全面に亙って確りと貼着されており、図3に示す文字シート4の接着されていない文字と文字の中間部分の浮き上がった部分4aが破れて地中埋設物表示シート1が引き出されるので、文字シート4の文字7部分が読めなくなることがない。これにより、文字シート4に表示されたその文字7で指示とおりに速やかに対処でき、バックホウ12等の掘削機で水道管11を損傷する等の事故を未然に防止することができるのである。 【0019】尚、上記実施の形態では地中埋設物表示シート1を水道管を表示する場合を例に説明してあるが、本発明はこうしたものに限られず、電力ケーブル、ガス管や光ケーブル、その他の地中埋設物等を表示する場合に使用する事ができるのは勿論のことである。 【0020】 【発明の効果】本発明は以上に説明したように、帯状に形成された素材を所定間隔折り込んで形成されたベースシートに所望する文字を印刷した文字シートを選択して貼着することにより、その用途に応じた地中埋設物表示シートを形成することができるので、種々の埋設管を表示する地中埋設物表示シートも一種類のベースシートで対応することができる。これによりベースシートの共通化による大量生産が可能となり、その分製造コストを低減することができるという利点がある。 【0021】そして、ベースシートの共通化ができることから、従来のように多品種に生産され、夫々を個別に管理しなくても済み、その管理が煩わしくなるのを無くせるとともに、収納や在庫するためのスペースも狭くて済むという利点もある。 【0022】更に、所定間隔折り込んで形成されたベースシートに文字シートを貼着するようにしてあるので、この文字シートは折り込まれず、地中埋設物表示シートの厚みを薄くすることができる。これにより、地中埋設物表示シートを搬送や収納のために所定の径のロール状に巻き取る場合にもその巻取り量を大幅に増やす事ができるという利点もある。 【0023】また、文字シートの文字が裏文字で印刷され、これをベースシートに貼着するようにしたものでは、印刷された文字が文字シートで保護されていることから、在庫時に印刷箇所に他物が当たったり、埋設時に振動等で他物が当たったりしても印刷部分が劣化したり消失してしまうことがなく、耐久性を格段に向上させることができるという利点もある。 【0024】しかも、文字シートの文字部分はベースシートの折り込まれていない表面部分の位置で、その全面に亙って確りと貼着されており、文字と文字の中間部分の浮き上がった部分が破れて地中埋設物表示シートが引き出されるので、従来のように地中埋設物表示シートが引き出される時に文字シートの文字部分も破れたりすることもなく、商品価値の高いものにすることができるという利点もある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592141754 【氏名又は名称】株式会社ミツギロン
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| 【出願日】 |
平成10年10月16日(1998.10.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076406 【弁理士】 【氏名又は名称】杉本 勝徳 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−120928(P2000−120928A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月28日(2000.4.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−295722 |
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