| 【発明の名称】 |
配管路構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】木村 慶太
【氏名】梶山 隆史
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| 【要約】 |
【課題】配管等の保守が容易でかつコストの面で有利に、配管ピットやトレンチに収納された配管の凍結を防止するのに好適な配管路構造を提供する。
【解決手段】ボイラー室10の空気を排出する排気ファン18を、ボイラー室10の排気口16に設けるとともに、配管22を収納するための配管ピット24と、排気口16と、を接続配管26で接続し、排気口16からの空気を、配管ピット24を通じて外部に排出するようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ボイラー室からの排気を利用した配管路構造であって、ボイラー室内の空気を排出する排気手段を、前記ボイラー室の排気口に設けるとともに、配管を収納するための配管路と、前記排気口と、を接続し、前記排気口からの空気を、前記配管路を通じて外部に排出するようになっていることを特徴とする配管路構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術の分野】本発明は、ボイラー室からの排気を利用した配管路構造に係り、特に、寒冷地において、配管ピットやトレンチに収納された建物等の配管の凍結を防止するのに好適な配管路構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、寒冷地において、建物等の配管は、地中に埋設した配管ピットやトレンチに収納されているが、冬期には、配管ピット内やトレンチ内が氷点下となるため、配管には、内部液体の凍結を防止するための電熱線が巻かれている。また、冬期に使用しない配管に対しては、内部液体の膨張による配管の破裂を防止するために、冬期に入る前に水抜きを行っていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の配管設備には、配管に電熱線を設けるための初期費用や、電熱線を使用したり水抜きをしたりするための維持費がかかるとともに、毎期ごとに水抜きをしなければならず保守に手間がかかるという問題があった。 【0004】そこで、本発明は、このような従来の問題を解決することを課題としており、配管等の保守が容易でかつコストの面で有利に、配管ピットやトレンチに収納された配管の凍結を防止するのに好適な配管路構造を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の配管路構造は、ボイラー室からの排気を利用した配管路構造であって、ボイラー室内の空気を排出する排気手段を、前記ボイラー室の排気口に設けるとともに、配管を収納するための配管路と、前記排気口と、を接続し、前記排気口からの空気を、前記配管路を通じて外部に排出するようになっている。 【0006】このような構成であれば、ボイラー室に吸入された空気は、ボイラー室内のボイラーにより、加熱され、加熱された空気は、排気手段により、配管路に送られ、配管路を通じて外部に排出される。したがって、配管路に収納された配管は、ボイラー室からの暖気により温められる。 【0007】この請求項1記載の発明において、「配管路」とは、配管を収納するためのものをいい、これには、例えば、配管ピットやトレンチ等が該当する。なお、配管路は、必ずしも地中に埋設されている必要はない。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る配管路構造を示す鉛直方向の断面図である。 【0009】まず、構成を説明すると、ボイラー室10は、図1に示すように、地中に埋設されており、ボイラー室10の地上に突出した部分には、ボイラー室10に空気を吸入するための吸気口12が設けられている。ボイラー室10内には、ボイラー14と、ボイラー室10内の空気を排出するための排出口16と、が設けられており、排出口16には、ボイラー室10の空気を排出する排気ファン18が設けられている。 【0010】一方、建物20a〜20cの地中には、配管を収納するための配管ピット24が埋設されており、各建物20a〜20cからの配管22は、配管ピット24に収納されている。 【0011】配管ピット24は、その一端と、排気口16と、が接続配管26で接続されており、排気口16からの空気を、接続配管26を通じて取り込み可能となっている。また、配管ピット24の他端には、配管ピット24を通じて送られた排気口16からの空気を外部に導くためのダクト28が地上に向けて設けられており、ダクト28の地上に突出した端部には、がらり30が設けられている。したがって、配管22は、ボイラー室10からの暖気により温められる。 【0012】このような構成であれば、吸気口12から吸入された空気は、ボイラー14により、加熱され、加熱された空気は、排気ファン18により、排気口16から接続配管26を通じて配管ピット24に送られる。配管ピット24に送られた空気は、配管ピット24、ダクト28、がらり30を通じて外部に排出される。 【0013】このようにして、排気ファン18を排気口16に設けるとともに、配管ピット24と排気口16とを接続配管26で接続し、排気口16からの空気を、配管ピット24を通じて外部に排出するようにしたから、冬期において周囲の温度が氷点下になったとしても、ボイラー室10からの暖気により配管22が温められるので、配管22の内部液体が凍結する可能性を低減することができる。したがって、従来のように電熱線を使用したり水抜きをしたりしないので、このために必要であった維持費を削減することができ、しかも毎期ごとに水抜きをする必要がないため保守にかかる手間を削減することができる。 【0014】なお、上記実施の形態においては、本発明に係る配管路構造を、地中に埋設された配管ピット24に適用した場合について説明したが、これに限らず、地上に設けられた配管ピットに適用することも可能である。また、配管ピットに限らず、例えばトレンチ等のように、配管22を収納するためのものであればどのようなものであっても適用することが可能である。 【0015】また、上記実施の形態においては、特に説明をしなかったが、防火区画が必要な場合は、配管ピット24と接続配管26との間に、空気の流れを遮断するダンパーを設けるようにしてもよい。 【0016】上記実施の形態において、排気ファン18は、請求項1記載の排気手段に対応し、配管ピット24は、請求項1記載の配管路に対応している。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る配管路構造によれば、配管の内部液体が凍結する可能性を低減しながらも、従来に比して、維持費を比較的削減することができるとともに、配管等の保守にかかる手間を比較的削減することができるという効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000206211 【氏名又は名称】大成建設株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月29日(1998.7.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066980 【弁理士】 【氏名又は名称】森 哲也 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−46285(P2000−46285A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−214386 |
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