| 【発明の名称】 |
水道管路における分岐管路ユニット |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 常市
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| 【要約】 |
【課題】分岐管路ユニットを地中に埋設するときの埋設深さを浅くする。
【解決手段】水道管路の導管に接続される主管1から分岐した状態で主管1上に設置された分岐部2には、この分岐部2の内部流路2aを開閉路する切換え弁6を組込み、消火栓等の接続機器を分岐部2に直接組付けて分岐部2の基端から接続機器の先端までの距離Dを短縮させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水道管路の導管に直結状に接続される主管と、この主管から分岐した状態でこの主管上に設置されて消火栓等の接続機器が上端に組付けられる分岐部とを設け、この分岐部には、この分岐部の内部流路を開通した状態と閉鎖した状態とに切換える切換え弁を組込んだ水道管路における分岐管路ユニット。 【請求項2】 前記分岐部の上部には、前記内部流路を開閉路する弁体が装入された弁箱を形成し、この弁箱の上端には、前記接続機器が結合および載置される受け台を形成した請求項1記載の水道管路における分岐管路ユニット。 【請求項3】 前記主管には、吊下げ機構の掛止部材が掛合する吊下げ用リングを、前記主管が吊下げ機構によってほぼ水平姿勢で吊支されるように配設して形成した請求項1または請求項2記載の水道管路における分岐管路ユニット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、消火栓や空気弁等が組付けられた状態で水道管路の途中に接続される水道管路における分岐管路ユニットに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の水道管路では、図6に示すように、水平状に設置された主管51と、この主管51上に直立状に設置された分岐管52とが連接されたT字管50が水道管路の途中に接続され、例えば消火栓54をT字管50に組付ける場合には補修弁53を分岐管52上に乗載して分岐管52に固定し、消火栓54を補修弁53上に乗載して補修弁53に固定した状態で分岐管52と補修弁53と消火栓54を上下方向へ直列状に並べていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来の水道管路用のT字管50は、その仕様が日本水道協会規格等によってK形,A形,T形,SII形等の仕様に規定されており、T字管50を地中に埋設する場合に、その埋設深さ(地面からT字管の主管51の上端面までの距離)が、分岐管51の高さd1と、補修弁53の高さd2と、消火栓54の高さd3とを加えた高さ(d1+d2+d3)以上となるように深い溝を地面下に掘削してT字管および水道管路を地中の深い位置に埋設する必要があるので、水道管路の埋設工事のために多大の労力や工事期間が必要となって工事費が高くなる問題点がある。本発明は、水道管路に用いる分岐管路ユニットの高さを低くしてその埋設深さを浅くし、水道管路の埋設作業を簡易化することを課題とするものである。本発明の他の課題は、消火栓等を分岐管路ユニットに組付ける組付け作業を簡易化することである。本発明の他の課題は、分岐管路ユニットの取扱いを簡便化することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、水道管路の導管に直結状に接続される主管と、この主管から分岐した状態でこの主管上に設置されて消火栓等の接続機器が上端に組付けられる分岐部とを設け、この分岐部には、この分岐部の内部流路を開通した状態と閉鎖した状態とに切換える切換え弁を組込んだ構成を有する。 【0005】請求項1の発明では、分岐管路ユニットの主管から分岐した分岐部の内部流路が、この分岐部に組込まれた切換え弁によって開通状態と閉鎖状態とに切換えられ、消火栓等の接続機器が弁機構を不要にした状態で分岐部に組付けられ、分岐部の基端から消火栓等の接続機器の先端までの距離が短縮する。 【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の水道管路における分岐管路ユニットにおいて、前記分岐部の上部には、前記内部流路を開閉路する弁体が装入された弁箱を形成し、この弁箱の上端には、前記接続機器が結合および載置される受け台を形成した構成を有する。 【0007】請求項2記載の発明では、分岐管路ユニットの分岐部の上部に形成された弁箱内に装入された弁体によって分岐部の内部流路が開閉路され、消火栓等の接続機器を弁箱の上端に形成された受け台に結合することによって接続機器が分岐部上に設置されて分岐部の切換え弁に接続される。 【0008】請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載の水道管路における分岐管路ユニットにおいて、前記主管には、吊下げ機構の掛止部材が掛合する吊下げ用リングを、前記主管が吊下げ機構によってほぼ水平姿勢で吊支されるように配設して形成した構成を有する。 【0009】請求項3の発明では、分岐管路ユニットを吊下げ機構によって吊支するに際し、吊下げ機構の掛止部材を主管に形成した吊下げ用リングに掛合させると、主管を吊下げ機構によって吊支したときの主管の姿勢がほぼ水平姿勢となって分岐管路ユニットの吊下げ姿勢が適正化および安定化する。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態を図1〜図3にしたがって説明する。水道水が給送される水道管路の途中に設置されて消火栓や空気弁等の接続機器が組付けられる水道管路用の分岐管路ユニットAには、水道管路の導管に直結状に接続されて水平な軸心を有する主管1と、この主管1から分岐した状態で主管1上に直立状に設置されて垂直な軸心を有し、消火栓等の接続機器が上端に組付けられる分岐部2とが逆T形状に交差した状態で設けられている。 【0011】主管1内には水道水が流動する主流路1aが形成され、この主管1の一端部には、差し口および受け口が両端に形成された水道管路用の導管の受け口と同様な形状を有し、水道管路用の導管の差し口が嵌め込まれる受け口1bが形成され、主管1の他端部には、水道管路用の導管の差し口と同様な形状を有し、水道管路用の導管の受け口に嵌め込まれる差し口1cが形成されている。 【0012】主管1の上端面には、分岐部2を間に挟んだ状態で分岐路ユニットAの重心位置付近の両側に配設され、水道管路の埋設作業時などに分岐管路ユニットAを例えばウインチ等の吊下げ機構によって吊支するときに吊下げ機構のフック等の掛止部材4が掛止される1対の吊下げ用リング3が一体状に突出形成されている。 【0013】分岐管路ユニットAの分岐部2は、主管1に直交状に連接されて主管1上に直立状に設置された下側流路壁5と、この下側流路壁5に結合されて下側流路壁5上に設置された状態で分岐部2に組込まれた切換え弁6とを備えている。 【0014】分岐部2の切換え弁6は分岐部2内に形成された内部流路2aを開路した状態と閉路した状態とに切換える目的で設置されている。 【0015】分岐部2の下側流路壁5上には、この下側流路壁5と、分岐部2上に設置される消火栓等の接続機器とを連結する上側流路壁7が同心状に設置されている。 【0016】上側流路壁7には、側方へ横出された管状の支持部7aが形成され、上側流路壁7の下端には下側流路壁5の上端に形成されたフランジ部5aに結合されたフランジ部7bが形成されている。 【0017】上側流路壁7の上端には、接続機器が結合および載置され、分岐部2と接続機器とを連結する受け台8がフランジ状に形成されている。 【0018】切換え弁6において、分岐部2の上部には、下側流路壁5の上部と上側流路壁7とによって形成された上下方開放の弁箱9が設置されている。 【0019】弁箱9内には、リング状に形成された上下1対の弁座10と、外周面の上下端部が両弁座10にそれぞれ当接された状態で両弁座10によって水平軸を回動中心とする回動可能に支持された中空状の弁体11とが装入されている。 【0020】弁体11は、縦断面形状が円弧状で外周面が球面状に形成され、弁体11の軸方向の両端部には、弁体11の回動動作によって縦方向へ並んだ状態と横方向へ並んだ状態とに切換えられる1対の弁口12が開口されている。 【0021】上側流路壁7の支持部7aに挿通されて支持部7aによって回転可能に支持された弁棒13は、その内端部が弁体11に共転可能に結合された状態で水平状に設置されている。 【0022】弁棒13の外端部には90°の角度範囲にわたって手動で傾動操作されて弁体11を、両弁口12が縦方向へ並んだ状態と横方向へ並んだ状態とに切換える切換えレバー14が結合されている。 【0023】切換えレバー14を一方の傾動端へ傾動させると、弁体11の両弁口12が縦方向へ並んだ状態となって分岐部2の内部流路2aが開通され、主管1内の主流路1aと接続機器の内部流路とを連通させることができる。切換えレバー14を他方の傾動端へ傾動させると、弁体11の両弁口12が横方向へ並んだ状態となって内部流路2aが閉鎖される。 【0024】上記した実施の形態によれば、消火栓等の接続機器と分岐管路ユニットAの主管1との間の流路を開閉路する弁機構を分岐部2と接続機器との間に介在させる必要がないので、分岐部2の基端から接続機器の先端までの距離Dを短縮させて分岐管路ユニットAを地中に埋設するときの埋設深さを浅くすることができ、水道管路の埋設工事を簡易化してその工事期間を短縮し、工事費を節減することができる。 【0025】また、分岐部2の内部流路2aを開閉路する弁機構を分岐部2の内部にコンパクトに組込むことができるとともに、消火栓等の接続機器を分岐部2の受け台8に取付けることによって接続機器への給水および給水停止を可能にして接続機器と分岐部2とを直接連結することができ、接続機器を分岐部2に接続する作業を簡易化することができる。 【0026】さらに、主管1に吊り下げ用リング3を形成してあるので、分岐管路ユニットAの埋設作業に際し、分岐管路ユニットAを主管1がほぼ水平となった適正な姿勢で安定に吊支して移送することができ、分岐管路ユニットAの取扱いを簡便化することができる。 【0027】次に、図4,図5に示す本発明の第2の実施の形態について説明すると、分岐管路ユニットAの分岐部2Aは、その軸心が主管1Aの軸心から偏位した状態で主管1Aに連接され、分岐管路ユニットAには、うず巻き状に湾曲した状態で主管1Aの主流路1aAと分岐部2Aの内部流路2aAとを連通するうず巻き流路21を有する連通部20が形成されている外は、第1の実施の形態と同様に構成されている。 【0028】第2の実施の形態の作用と効果については第1の実施の形態とほぼ同様であるため、その説明を省略する。 【0029】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、消火栓等の接続機器と分岐管路ユニットの主管との間の流路を開閉路する弁機構を分岐部と接続機器との間に介在させる必要がないので、分岐部の基端から接続機器の先端までの距離を短縮させて分岐管路ユニットを地中に埋設するときの埋設深さを浅くすることができ、水道管路の埋設工事を簡易化してその工事期間を短縮し、工事費を節減することができる。 【0030】請求項2の発明によれば、分岐部の内部流路を開閉路する弁機構を分岐部の内部にコンパクトに組込むことができるとともに、消火栓等の接続機器を分岐部の受け台に取付けることによって接続機器への給水および給水停止を可能にして接続機器と分岐部とを直接連結することができ、接続機器を分岐部に接続する作業を簡易化することができる。 【0031】請求項3の発明によれば、分岐管路ユニットの埋設作業に際し、分岐管路ユニットを主管がほぼ水平となった適正な姿勢で安定に吊支して移送することができ、分岐管路ユニットの取扱いを簡便化することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390017581 【氏名又は名称】幡豆工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月24日(1998.7.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064344 【弁理士】 【氏名又は名称】岡田 英彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−46279(P2000−46279A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−209552 |
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