| 【発明の名称】 |
配管接続部の付着防止器 |
| 【発明者】 |
【氏名】久慈 美紀男
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| 【要約】 |
【課題】配管接続部での流体内介在物の付着堆積を防止して、流体の安定した流れを確保する配管接続部の付着防止器を提供する。
【解決手段】本発明の配管接続部の付着防止器1は、円筒部2とその円筒部の外面ほぼ中央部に配設されたリング部3とよりなり、円筒部の両端部にはテーパ4が施されている。それぞれの配管のフランジで、この付着防止器のリング部を挟持することによって、付着防止器は配管接続部に配置される。これにより、配管接続部の段差が解消され、流体の流れが乱れることがなく、流体内介在物の付着が減少する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 配管の管端部に固着したフランジ同志を締着して配管を接続した配管接続部に、前記配管接続部での段差を解消するための付着防止器を、前記配管内周に内接して設置したことを特徴とする配管接続部の付着防止器。 【請求項2】 前記付着防止器が円筒部とリング部とより構成されていて、前記円筒部の両端部に端部に向けて内径が拡大するようにテーパが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の配管接続部の付着防止器。 【請求項3】 前記付着防止器が、合成樹脂材で一体に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管接続部の付着防止器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、流体輸送配管のフランジによる配管接続部における流体内介在物の付着を防止する付着防止器に関する。 【0002】 【従来の技術】配管の接続において、フランジを使用して接続することは通常行われていることであるが、その場合、配管とフランジを固着するのに、フランジの内周に設けられた段差部に管端部を挿入して偶部を溶接するのが一般的であり、図3に示されるようにフランジをパッキンを介して突き合わせて配管を接続しても、その接続部に段差が生じるのが現状である。この配管接続部の段差が、図3(a)に示されるように流体の乱れを生じさせ、これにより図3(b)に示されるように、流体内介在物がこの部分に付着し、成長し、配管抵抗を増加させている。 【0003】このことは、特に流体中の介在物がシリカ、炭化カルシウム、カルシウム等のように、アルカリ度が高く、例えばpH9〜11のような流体の場合に、上記のような傾向が顕著に見られる。 【0004】更に図4に示されるように、配管の端面とフランジの側面とを面一にして管とフランジを接続したものを使用することも考えられるが、その場合は配管とフランジとの溶接のための開先をとらねばならず、また溶接後の仕上げを行う必要があり、非常にコストがかかり、一般にはこのような配管とフランジとの接続は採用されていないのが現状である。また、この場合でも、パッキンを介して配管接続を行わなければならず、管と管との間にいくらかの間隙が生じ、完全な段差の解消にはなっていない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、配管接続部の段差を解消して、流体の流れが乱れることなく、なだらかに直線的に整流で流れるようにして、流体内介在物がこの配管接続部に付着し、成長するのを防止すると共に安定した流れを確保することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載された配管接続部の付着防止器を提供するものであり、請求項1に記載された手段においては、配管接続部での段差を解消するように、付着防止器を接続部で配管に内接して設けたことにより、流体の流れがこの接続部で乱れることなく安定して流れ、したがって流体内介在物が配管接続部に付着、堆積することもなく、所期の目的が達成できる。 【0007】請求項2に記載された手段においては、付着防止器の構成を円筒部とリング部とよりなり、かつこの円筒部の両端部にテーパを施したものと構成を限縮したものであり、これにより、請求項1の配管接続部の付着防止器が奏する効果に加えて、リング部がフランジによりしっかりと挟持されるので、付着防止器が配管接続部に確実に位置が固定できる。また円筒部の両端部にテーパを施すことにより、流体の乱れを一層減少させ、安定した流れとすることができる。 【0008】請求項3に記載された手段においては、付着防止器を合成樹脂材より形成することにより、パッキンを介在させることなく直接リング部をフランジで挟持するができ、リング部で流体漏洩防止をかねることができ、パッキンが不要となる。また、一体化することにより、製造が容易に行える。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態である付着防止器の断面図であり、図2は、図1の付着防止器を配管接続部に配置した場合の断面図を示している。 【0010】本発明の配管接続部の付着防止器1は、円筒部2とその円筒部の外面ほぼ中央部に配設されたリング部3とより構成されている。円筒部2は、フランジ6による配管接続部にできる段差部分より長い範囲で、流速などの影響により変形しない程度の厚みをもった円筒状とし、かつその両端部内面は、なだらかなテーパ4を施し、流体の流れに変化を起こしにくい構造としている。なお、このテーパ4は、限らずしも直線状のスロープとする必要もなく、曲線状のものでもよい。円筒部2の外周は、配管5の内周面にほぼ内接するような大きさとするが、配管5の断面形状に合わせて、円筒部2の断面形状も適宜変えられる。円筒部2のほぼ外面中央部に設けられたリング部3は、付着防止器1を配管接続部に配置する場合の位置固定と、接続部からの流体漏洩の防止をかねたものである。なお、本発明の付着防止器1は一体化に形成しても、円筒部とリング部とを別体にして形成してもよいが、別体とした場合は、両部分を固着する必要がある。 【0011】前記のように構成された付着防止器1は、図2に示されるように、そのリング部3が左右の配管5のフランジ6によりパッキン7を介して挟持されるようにして、配管接続部に配置される。両フランジ6は、当然ボルト−ナット等の適宜の締め具手段により締結される。付着防止器の材料としては、例えば、ステンレス材、合成樹脂材等が考えられるが、これらに限定されることなく、その使用流体に応じて適宜材料を選択できるものである。付着防止器を合成樹脂材により形成した場合、配管接続部への配置に際して、パッキン7を省略することも可能であり、この場合リング部3にパッキンとしての役割をも持たせている。 【0012】本発明の付着防止器は、種々の使用流体の配管系に使用可能であるが、特に鉄鉱石の埃を水に落としてスラリー化して搬送する流体輸送配管に好適である。 【0013】 【発明の効果】前述したように本発明の付着防止器を配管接続部に配置することにより、配管接続部での配管内の段差が緩和され、流体の流れが乱れることなく、流れが安定し、その結果、流体内介在物の接続部での付着をなくすことができ、管内の他の部分と変わらない付着状態とすることができる。このことは、特に流体内介在物が、カルシウムや、シリカ又は炭化カルシウム等の流体のようにアルカリ度が高く、即ちpH濃度が高い輸送流体の場合に効果的である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006655 【氏名又は名称】新日本製鐵株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月28日(1998.7.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077517 【弁理士】 【氏名又は名称】石田 敬 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−46268(P2000−46268A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−213087 |
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