| 【発明の名称】 |
漏れ防止又は引火防止熱交換筒等における二重管装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】米蔵 豊正
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| 【要約】 |
【課題】危険度の高い流体を流動するパイプを、二重管にするだけでなく、安全性を確保した二重管装置。
【解決手段】管外に流出すると危険度の高い流体、若しくは、冷却又は加熱すべき流体等が流動する内管の外周に、該内管の流体を無害にする物質を含有する流体、若しくは、冷却又は加熱すべき流体等が流動する外管を、乱流生成孔を有する流動仕切壁を介して設けた漏れ防止又は引火防止熱交換筒等における二重管装置 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 管外に流出すると危険度の高い流体、若しくは、冷却又は加熱すべき流体等が流動する内管の外周に、該内管の流体を無害にする物質を含有する流体、若しくは、冷却又は加熱すべき流体等が流動する外管を、乱流生成孔を有する流動仕切壁を介して設けたことを特徴とする漏れ防止又は引火防止熱交換筒等における二重管装置【請求項2】 請求項1に記載の二重管装置において、乱流生成孔を有する流動仕切壁が、内管に広い密着面を以て固定的に嵌合すると共に、外管に中央空間部を有する広い密着面を以て嵌合することを特徴とする漏れ防止又は引火防止熱交換筒等における二重管装置【請求項3】 請求項1又は2に記載の二重管装置において、乱流生成孔を有する流動仕切壁が、熱伝導率の高い材質を有することを特徴とする漏れ防止又は引火防止熱交換筒等における二重管装置【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の二重管装置において、乱流生成孔を有する流動仕切壁が、リング状又はスパイラル状に設けてあることを特徴とする漏れ防止又は引火防止熱交換筒等における二重管装置 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、漏れ防止又は引火防止熱交換筒等における二重管装置に関する。 【0002】 【従来の技術】外気に触れると危険度の高い、例えば、引火性の強い液体、気体、粉体、ペースト体等を流動するパイプが、地震、衝撃、振動等によって破損した場合には、非常に危険であるから、そのパイプを外管で覆って二重管にすること、或いは、熱交換筒等を二重管にすることは従来から知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、ただ単に管を二重にしてその強度を計ったりする二重管装置では、内管が破損するときには外管も破損する畏れがあり、安全性に問題がある。 【0004】 【課題を解決する手段】そこで、本発明は、管外に流出すると危険度の高い流体、若しくは、冷却又は加熱すべき流体等が流動する内管の外周に、該内管の流体を無害にする物質を含有する流体、若しくは、冷却又は加熱すべき流体等が流動する外管を、乱流生成孔を有する流動仕切壁を介して設けたことを特徴とする漏れ防止又は引火防止熱交換筒等における二重管装置を提供するものである。 【0005】内管の外周に、外管を、乱流生成孔を有する流動仕切壁を介して設けたことにより、内管と外管の間を流動する流体は乱流生成孔を有する流動仕切壁によって、渦流等の乱流状体で流動することにより、例えば、車両の衝突等により内管が破損して有害物質が外管内に流出したような場合、その有害物質は、外管内を乱流状体で流動する流体内に含有される無害化物質と瞬時に混合して反応し無害化されることとなる。また、例えば、熱交換筒等においては、内管と外管の間を乱流状体で流動する冷媒等により、流動する流体は乱流生成孔を有する流動仕切壁によって、渦流等の乱流状体で流動することにより、流体と内管、及び流動仕切壁との間で熱交換率が向上し、熱交換率を向上する効果がある。 【0006】また、本発明は、請求項1に記載の二重管装置において、乱流生成孔を有する流動仕切壁が、内管に広い密着面を以て固定的に嵌合すると共に、外管に中央空間部を有する広い密着面を以て嵌合することを特徴とする漏れ防止又は引火防止熱交換筒等における二重管装置を提供するものである。乱流生成孔を有する流動仕切壁が、内管に広い密着面を以て固定的に嵌合することにより、内管と流動仕切壁を強固に一体化するのみならず、内管の継手部分においては管継手の機能を有すると共に、内管と流動仕切壁の間の熱伝導率を向上し熱交換効率を増大する効果がある。 【0007】また、流動仕切壁が、外管に中央空間部を有する広い密着面を以て嵌合することにより、外管と流動仕切壁を強固に一体化するのみならず、外管の継手部分においては管継手の機能を有すると共に、中央空間部において、熔着、パッキング、嵌合補助球、密着リング等を施すことができる効果がある。また、本発明は、請求項1又は2に記載の二重管装置において、乱流生成孔を有する流動仕切壁が、熱伝導率の高い材質を有することを特徴とする漏れ防止又は引火防止熱交換筒等における二重管装置を提供するものである。流動仕切壁が、熱伝導率の高い材質を有することにより、内管と外管の間を乱流状体で流動する冷媒等の流体と、流動仕切壁との間の熱交換効率を増大する効果がある。 【0008】また、本発明は、請求項1、2又は3に記載の二重管装置において、乱流生成孔を有する流動仕切壁が、リング状又はスパイラル状に設けてあることを特徴とする漏れ防止又は引火防止熱交換筒等における二重管装置を提供するものである。乱流生成孔を有する流動仕切壁が、リング状又はスパイラル状に設けてあることにより、内管と外管の間を流動する流体は、乱流生成孔を通過して流動することにより、必然的に渦流等の乱流状態で流動する効果がある。 【0009】 【発明の実施例の形態】以下図示する実施例により、本発明の実施の形態を説明すると、1は内管で、例えば、外気に直接触れると、悪臭性、有毒性、引火性又は爆発性等のある液体、気体、粉体、ペースト体等の外部に流出すると危険度の高い流体、若しくは、熱交換筒等の作動流体等が流動するように構成してある。2は外管で、前記内管1の流体を無害化する物質等を含有する流体、若しくは、前記作動流体を冷却又は加熱すべき流体等が流動するように構成してある。 【0010】内管1及び外管2の材質又は管径等は用途に応じて種々に設定することができるが、熱交換筒等の作動流体等が流動する場合には、内管1は熱伝導率の良いものを採用するのが好ましい。3は乱流生成孔4を有する流動仕切壁で、図1及び図2のように、リング状、又は、図3のように、スパイラル状に設けてあり、外管2内の流体がA領域からB領域に乱流生成孔4を通過するとき、比較的少ない流量においても管内に渦流等の乱流が生じ激しい混合状体を生成することとなる。 【0011】なお、リング状の流動仕切壁3は、図2のように、仕切壁部5が鍔状に上下において垂直をなす正輪状のものであっても、図3における上から下に仕切壁部5が歪んで輪状に連続する歪んだ輪状の形態のものであってもよい。また、スパイラル状のものでは、図3に記載のように、仕切壁部5が内管1の外周を螺旋状に連続した形態となるため、A領域の流体は旋回しながらB領域に流動するのであるが、本発明では、仕切壁部5に多数の乱流生成孔4を設けたことにより、螺旋に沿った流動に対して乱流生成孔4を介してA領域からB領域に直接的に流動して外管2内に渦流等の乱流を生じて激しい混合状体を生成することとなる。また、乱流生成孔4の大きさ、形状等は、流動する流体の粘性、混合時の反応性等の性質に対応して適宜設定されることとなる。 【0012】上記乱流生成孔4を有する流動仕切壁3は、内管1に広い密着面を有する固着部8を以て固定的に嵌合するように構成してあり、内管1と流動仕切壁3を強固に一体化するのみならず、内管と流動仕切壁の間の熱伝導率を向上し熱交換効率を増大し、更に、内管1の管接続部分においては接続部分を管継手として広く被覆して固定することにより、管継手の機能を有するように構成してある。 【0013】また、上記乱流生成孔4を有する流動仕切壁3は、外管2には、中央空間部6を有する広い密着面を有する密着嵌合部7以て嵌合するように構成してあり、これにより、外管2と流動仕切壁3を強固に一体化するのみならず、外管2の継手部分においては管継手の機能を有すると共に、外管2内を流動する流体圧によって中央空間部6において、負圧が生じて密着性が増大する等の作用があると共に、管継手部においては、中央空間部6において外管側から熔着することができる。更に、内管1に流動仕切壁3を装着後に、中央空間部6にパッキング、嵌合補助球、密着リング等を収容して外管2内に嵌合することにより、嵌合後の流動仕切壁3と外管2との強固な密着性、一体化が得られる効果がある。 【0014】上記の実施例の構成によれば、リング状の流動仕切壁3を設けたものにあっては、図2のように、仕切壁部5が鍔状に上下において垂直をなす正輪状のものであっても、図3における上から下に仕切壁部5が歪んで輪状に連続する歪んだ輪状の形態のものであっても、A領域の流体は乱流生成孔4を通過してB領域に流動するとき、渦流等の激しい乱流状体が生じて、例えば、内管が破損して有害物質が外管内に流出したような場合、その有害物質は、外管内を乱流状体で流動する流体内に含有される無害化物質と瞬時に混合して反応し、凝固化、消火、中和する等により、無害化されることとなり、熱交換筒等においては、内管と外管の間を乱流状体で流動する冷媒等により、流動する流体は乱流生成孔を有する流動仕切壁によって、渦流等の乱流状体で流動することにより、流体と内管、及び流動仕切壁との間で熱交換率が向上し、熱交換率を向上する効果がある。また、スパイラル状のものでは、図3に記載のように、仕切壁部5が内管1の外周を螺旋状に連続した形態となるため、A領域の流体は旋回しながらB領域に流動するところに、仕切壁部5の乱流生成孔4からA領域からB領域に直接的に流動して外管2内に比較的穏やかな渦流等の乱流を生じて混合状体を生成することとなる。 【0015】 【発明の効果】以上の通り、本発明に係る漏れ防止又は引火防止熱交換筒等における二重管装置によれば、管外に流出すると危険度の高い流体、若しくは、冷却又は加熱すべき流体等が流動する内管の外周に、該内管の流体を無害にする物質を含有する流体、若しくは、冷却又は加熱すべき流体等が流動する外管を、乱流生成孔を有する流動仕切壁を介して設けた構成を有することにより、内管と外管の間を流動する流体は流動仕切壁に設けた乱流生成孔を通過して、渦流等の乱流状体で流動するから、例えば、車両の衝突等により内管が破損して有害物質が外管内に流出したような場合、その有害物質は、外管内を乱流状体で流動する流体内に含有される無害化物質と瞬時に混合して反応し無害化される効果があり、また、例えば、熱交換筒等においては、内管と外管の間を乱流状体で流動する冷媒等により、流動する流体は乱流生成孔を有する流動仕切壁によって、渦流等の乱流状体で流動することにより、流体と内管、及び流動仕切壁との間で熱交換率が向上し、熱交換率を向上する効果がある。 【0016】また、本発明は、上記の二重管装置において、乱流生成孔を有する流動仕切壁が、内管に広い密着面を以て固定的に嵌合すると共に、外管に中央空間部を有する広い密着面を以て嵌合する構成を有することにより、乱流生成孔を有する流動仕切壁が、内管に広い密着面を以て固定的に嵌合することにより、内管と流動仕切壁を強固に一体化するのみならず、内管の継手部分においては管継手の機能を有すると共に、内管と流動仕切壁の間の熱伝導率を向上し熱交換効率を増大する効果があり、また、流動仕切壁が、外管に中央空間部を有する広い密着面を以て嵌合することにより、外管と流動仕切壁を強固に一体化するのみならず、外管の継手部分においては管継手の機能を有すると共に、中央空間部において、熔着、パッキング、嵌合補助球、密着リング等を施すことができる効果がある。 【0017】また、本発明は、上記の二重管装置において、乱流生成孔を有する流動仕切壁が、熱伝導率の高い材質を有することを特徴とする構成を有することにより、内管と外管の間を乱流状体で流動する冷媒等の流体と、流動仕切壁との間の熱交換効率、及び内管と流動仕切壁との間の熱交換率を増大する効果がある。また、本発明は、上記の二重管装置において、乱流生成孔を有する流動仕切壁が、リング状又はスパイラル状に設けてあることを特徴とする構成を有することにより、内管と外管の間を流動する流体は、乱流生成孔を通過して流動することにより、必然的に渦流等の乱流状態で流動し、内管液漏れの際の無害化、或いは、熱交換率の向上等の効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598101435 【氏名又は名称】株式会社イチゴ 【識別番号】598101446 【氏名又は名称】国場 幸貞 【識別番号】598101457 【氏名又は名称】比嘉 英明 【識別番号】598101468 【氏名又は名称】米倉 豊正
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| 【出願日】 |
平成10年7月29日(1998.7.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075188 【弁理士】 【氏名又は名称】菊池 武胤 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−46251(P2000−46251A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−213924 |
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