| 【発明の名称】 |
配管バンド装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 善晴
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| 【要約】 |
【課題】タンバックルによる配管バンドの片持ち保持のために一般に行なわれるナットによるボルトの抜け止め作業を不要として,配管作業を容易化する。
【解決手段】タンバックル1の対向一対の吊持ち支持片4におけるボルト孔5の端縁部に,プレスの圧潰加工によってボルト15のネジ溝より先端を薄くしたボルト抜け止め係止縁6を形成し,タンバックル1の吊持ち支持片4と配管バンド7の一方の締着片12間に通したボルト15を引掛け係止することによって,ナット16を用いることなく,ボルト15を介した配管バンド7の片持ち保持を可能とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上端に吊りボルト螺装用の回転ナットと下端に垂下した対向一対にしてそれぞれボルト孔を有する片持ち支持片を備えたタンバックルと,湾曲方向中間位置でヒンジ連結した一対の湾曲バンド片と該湾曲バンド片上端に立上げた対向一対にして同じくそれぞれボルト孔を有する締着片を備えた配管バンドとを備え,上記タンバックルの対向一対の吊持ち支持片に配管バンドの対向一対の締着片をそれぞれ外側から挟着状に重合するとともにこれらの上記ボルト孔に一方の締着片側からボルトを挿通し,他方の締着片側において該ボルトにナットを螺装することによりタンバックルに配管バンドを締着固定する配管バンド装置であって,上記タンバックルにおける対向一対のうち一方又は双方の吊持ち支持片のボルト孔端縁部にボルトのネジ溝より薄肉化し,該ボルト孔に挿通のボルトを引掛け保持するボルト抜け止め係止縁を形成してなることを特徴とする配管バンド装置。 【請求項2】 上記タンバックルのボルト抜け止め係止縁を,対向一対の双方の吊持ち支持片におけるボルト孔端縁部に形成してなることを特徴とする請求項1に記載の配管バンド装置。 【請求項3】 上記タンバックルのボルト抜け止め係止縁を,吊持ち支持片におけるボルト孔端縁部下方に部分的に形成してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管バンド装置。 【請求項4】 上記タンバックルのボルト抜け止め係止縁を,吊持ち支持片におけるボルト孔端縁部をプレスの圧潰加工によって薄肉化することにより形成してなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の配管バンド装置。 【請求項5】 上記配管バンドの一対の湾曲バンド片における湾曲方向中間位置のヒンジ連結を,一対の湾曲バンド片の一方に偏位し,長寸側の湾曲バンド片に配管パイプを保持自在としてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の配管バンド装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,建物にタンバックルと配管バンドによって配管パイプを配管設置するに使用する配管バンド装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種配管パイプを配管するに使用する配管バンド装置は,上端に吊りボルト螺装用の回転ナットと下端に垂下した対向一対にしてそれぞれボルト孔を有する吊持ち支持片を備えたタンバックルと,湾曲方向中央位置でヒンジ連結した一対の湾曲バンド片と該湾曲バンド片上端に立上げた対向一対にして同じくそれぞれボルト孔を有する締着片を備えた配管バンド(配管吊りバンドといってもよい)とをセットにして用い,タンバックルの対向一対の吊持ち支持片に配管バンドの対向一対の締着片を外側から挟着状に重合するとともにこれらにそれぞれ透設したボルト孔に一方の締着片側からボルトを挿通し,他方の締着片側において該ボルトにナットを螺装することによりタンバックルに配管バンドを締着固定するものとされている。 【0003】これによる配管は,例えば天井スラブから吊り下げ設置した所定間隔多数の吊りボルトに回転ナットを介してそれぞれタンバックルを螺装設置し,該タンバックルにおける一方の吊持ち支持片の外側に,上記ヒンジによって側面3字状を呈するように開放した配管バンドにおける一方の湾曲バンド片の上記締着片を重合させるとともに該締着片側からこれら締着片及びタンバックルにおける対向一対の吊持ち支持片の各ボルト孔にボルトを挿通し,このとき各ボルト孔はボルトの軸径より径大であり,ボルトが抜け落ちる可能性があるので,これを防止するように該ボルトの抜け止め用に該ボルトにナットを螺装して仮止め(仮締着といってもよい)することにより,タンバックルに上記開放した状態の配管バンドを片持ち保持した後,配管パイプを手持ちして順次各配管バンドの一方の湾曲バンド片に突き当て状に対接し,該配管パイプの落下を防止するようにこれを押え乍ら,一方で上記仮止めしたナットを外し,配管バンドを被嵌するように他方の湾曲バンド片を回動閉鎖し,その締着片をタンバックルの上記他方の吊持ち支持片の外側に重合するとともに上記ボルトを該締着片のボルト孔に挿通した上,該ボルトにナットを再度螺装して,本止めによる締着固定を行なうようにするものとされている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし乍らこの場合,タンバックルによる配管バンドの片持ち保持のためにボルトに対してナットを螺装して仮止めする必要がある一方で,配管パイプを手持ちした状態で,該ナットをボルトから外し且つ再度螺装して,本止めを行なう必要があるために,配管作業が煩雑化する上,この作業は,配管パイプ設置の高所での上向き作業となるから,ボルトから外した際や一時的に手持ちした際に,ナットを落下させて紛失したりすることも多く,作業の効率性を損なう原因になっている。 【0005】更に一般に配管パイプは,鋼管が使われることも多く,この場合配管パイプの重量が嵩む上,単独の作業者が配管パイプを手持ちした状態で,上記ナットの外しと螺装を含む配管バンドの操作を同時に行なうことは著しく困難であり,このため配管作業は,一般に配管パイプを手持ちし,これを押える作業者と,上記ナットの外しと配管バンドの操作を行なう作業者との2名の作業者によって行なわれており,同じく作業の効率性を損なう原因となっている。 【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,第1に,上記ナットの仮止めを行なうことなく,タンバックルによる配管バンドの片持ち保持をなし得るようにして,ナットの仮止めとその外しの作業を省略し,配管作業の煩雑性を可及的に解消し,その効率性を確保することができる配管バンド装置を提供するにあり,第2にこれに加えて更に,上記配管パイプを手持ちする作業者を不要とし,単独の作業者によって配管作業をなし得るようにして,その効率性をより向上することができる配管バンド装置を提供するにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記第1の課題に添って本発明は,タンバックルに対する配管バンドの仮持ち保持における,一方の締着片と双方の吊持ち支持片のボルト孔に挿通したボルトの抜け止め手段を,ボルトとタンバックルの吊持ち支持片との間に設置することにより,ナットの仮止めなしに上記配管バンドの仮持ち保持の状態を維持し得るようにするとともに該抜け止め手段を,タンバックルのボルト孔端縁部においてボルトのネジ溝に入り込み,ボルトを引掛け保持するボルト抜け止め係止縁によるものとしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,上端に吊りボルト螺装用の回転ナットと下端に垂下した対向一対にしてそれぞれボルト孔を有する吊持ち支持片を備えたタンバックルと,湾曲方向中間位置でヒンジ連結した一対の湾曲バンド片と該湾曲バンド片上端に立上げた対向一対にして同じくそれぞれボルト孔を有する締着片を備えた配管バンドとを備え,上記タンバックルの対向一対の吊持ち支持片に配管バンドの対向一対の締着片をそれぞれ外側から挟着状に重合するとともにこれらの上記ボルト孔に一方の締着片側からボルトを挿通し,他方の締着片側において該ボルトにナットを螺装することによりタンバックルに配管バンドを締着固定する配管バンド装置であって,上記タンバックルにおける対向一対のうち一方又は双方の吊持ち支持片のボルト孔端縁部にボルトのネジ溝より薄肉化し,該ボルト孔に挿通のボルトを引掛け保持するボルト抜け止め係止縁を形成してなることを特徴とする配管バンド装置とし,請求項2に記載の発明を,上記に加えて,ボルトの抜け止めを容易且つ確実なものとするように,これを,上記タンバックルのボルト抜け止め係止縁を,対向一対の双方の吊持ち支持片におけるボルト孔端縁部に形成してなることを特徴とする請求項1に記載の配管バンド装置とし,請求項3及び4に記載の発明は,同じく上記に加えて,ボルト抜け止め係止縁の設置の好ましい形態を示すように,請求項3に記載の発明を,上記タンバックルのボルト抜け止め係止縁を,吊持ち支持片におけるボルト孔端縁部下方に部分的に形成してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管バンド装置とし,請求項4に記載の発明を,上記タンバックルのボルト抜け止め係止縁を,吊持ち支持片におけるボルト孔端縁部をプレスの圧潰加工によって薄肉化することにより形成してなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の配管バンド装置とし,また上記第2の課題に添って請求項5に記載の発明は,タンバックルによる配管バンドの仮持ち保持の状態において,配管パイプを該配管バンドの上記ボルト挿通側の締着片を有する湾曲バンド片に載置保持し得るようにしたものであって,即ちこれを,上記配管バンドの一対の湾曲バンド片における湾曲方向中間位置のヒンジ連結を,一対の湾曲バンド片の一方に偏位し,長寸側の湾曲バンド片に配管パイプを保持自在としてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の配管バンド装置とし,これらをそれぞれ発明の要旨として,上記各課題解決の手段としたものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下図面の例によって本発明を更に具体的に説明すれば,Aは配管バンド装置,Bは配管パイプ,1は配管バンド装置Aにおける金属製,例えば鋼製としたタンバックル,7は同じく金属製,例えば鋼製とした配管バンドであり,タンバックル1は,上端に吊りボルト17螺装用の回転ナット2と下端に垂下した対向一対にしてそれぞれボルト孔5を有する吊持ち支持片4を備えたものとし,配管バンド7は,湾曲方向中間位置でヒンジ11連結した一対の湾曲バンド片8,9と該湾曲バンド片8,9上端に立上げた対向一対にして同じくそれぞれボルト孔13を有する締着片12を備えたものとしてあり,上記タンバックル1の対向一対の吊持ち支持片4に配管バンド7の対向一対の締着片12をそれぞれ外側から挟着状に重合するとともにこれらの上記ボルト孔5,13に一方の締着片12側からボルト15を挿通し,他方の締着片12側において該ボルト15にナット16を螺装することによりタンバックル1に配管バンド7を締着固定するようにするものとしてある。 【0009】このとき上記タンバックル1における対向一対のうち一方又は双方,本例にあっては双方の吊持ち支持片4のボルト孔5端縁部にボルト15のネジ溝より薄肉化し,該ボルト孔5に挿通のボルト15を引掛け保持するボルト抜け止め係止縁6を形成したものとしてあり,本例にあって該タンバックル1のボルト抜け止め係止縁6は,これを吊持ち支持片4におけるボルト孔5端縁部下方に部分的に形成したものとしてある。 【0010】即ち上記ボルト抜け止め係止縁6は,タンバックル1の上記対向一対の各吊持ち支持片4にそれぞれ透設した,ボルト15の軸径よりやや径大にして該ボルト15を遊嵌状に挿通自在とするボルト孔5の端縁部に,ボルト孔5下方位置に部分的に設けてあり,これにより配管バンド7の吊持ち保持状態におけるボルト15の抜け止め手段としてあり,このとき本例のボルト抜け止め係止縁6は,これを,吊持ち支持片4におけるボルト孔5端縁部をプレスの圧潰加工(加圧による塑性変形加工といってもよい)によって薄肉化することにより形成したものとし,本例にあってボルト抜け止め係止縁6は,これを,対向一対の吊持ち支持片4の非対向面側を該支持片4とフラットな面とする一方,対向面を傾斜面とするようにボルト孔5に向けて先細(先薄)とし,先端をエッジとするようにしてあり,これによって後述の配管バンド7の吊持ち保持の状態において,各ボルト抜け止め係止縁6が,ボルト15が荷重を受けて引寄せられる側をフラットな面とし,ボルト15のネジ溝に入り込んだ状態において,これに確実な引掛け係止を行なって,ボルト15の引掛け保持を有効に行なうようにしてあり,本例にあって上記タンバックル1は,その吊持ち支持片4を含めた肉厚を1.8mmとし,ボルト抜け止め係止縁6の先端エッジを0.5mmとするように上記先細の傾斜を行い,例えば1mmピッチのボルト15を用いて,そのネジ溝に上記引掛け係止を行なうものとしてある。 【0011】このとき本例の上記配管バンド7は,その一対の湾曲バンド片8,9における湾曲方向中間位置のヒンジ11連結を,一対の湾曲バンド片8,9の一方に偏位し,長寸側の湾曲バンド片8に配管パイプBを保持自在としたものとしてあり,本例にあって該偏位は,一方を1/2円以上の円弧長さを有する配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片8とし,他方を残りの円弧長さを有する配管パイプ押え用の湾曲バンド片9とするものとして,前者を200°乃至225°,好ましくは210°乃至222°の範囲の円弧長さを有し,後者を160°乃至135°,好ましくは150°乃至138°とする円弧長さを有するものとし,ヒンジ11位置をこれに応じた湾曲バンド片8,9の連結位置とするものとして,上記湾曲方向中間位置のヒンジ11連結を行なうものとしてある。 【0012】湾曲バンド片8,9の円弧長さを上記範囲のものとしたのは,上記配管パイプ押え用の湾曲バンド片8が,200°を下回ると,上記配管バンド7の吊持ち保持の状態において,配管パイプBの保持,即ち複数の配管バンド7間に配管パイプBを架設状に仮置きの保持することが困難になり,225°を上回ると,該湾曲バンド片8の配管パイプB受入れの開口が狭くなりすぎ,開口を拡げても配管パイプBの嵌め込みが困難になり,一方210°を下回ると,上記配管パイプBの保持に,安定性を欠く傾向が生じ,222°を上回ると,湾曲バンド片8のスプリング力が強く配管パイプBの嵌め込みの容易性とこれによる作業性が損なわれる傾向を生じることになり易く,本例にあっては,該一方の湾曲バンド片8を,上記仮置きの安定性とその作業の容易性の面から最も好ましい216°乃至220°の円弧長さ,他方の湾曲バンド片9を144°乃至140°の円弧長さとして,これに応じた範囲の上記湾曲方向中間位置においてヒンジ11連結を行なうようにしてある。 【0013】以上のように構成した本例の配管バンド装置Aを用いた配管パイプBの配管設置を説明すれば,従来と同様に,例えば天井スラブから吊り下げ設置した所定間隔多数の吊りボルト17に回転ナット2を螺装することにより該回転ナット2を介してそれぞれタンバックル1を螺装設置し,該タンバックル1における一方の吊持ち支持片4の外側に,上記ヒンジ11によって側面3字状を呈するように開放した配管バンド7における一方の,本例にあって上記配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片8の上記締着片12を重合させるとともに該締着片12側からこれら締着片12及びタンバックル1における対向一対の吊持ち支持片4の各ボルト孔5,13にボルト15を挿通するようにし,このときボルト15を,そのネジ溝を該吊持ち支持片4の上記ボルト抜け止め係止縁6に引掛け係止して,該ボルト15の抜け止めとこれによる引掛け保持を行なって,上記タンバックル1に対する配管バンド7の仮持ち保持の状態を維持した後,配管パイプBを手持ちして各配管バンド7の一方,即ち配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片8に嵌め込み,該配管パイプBを各配管バンド7間に架設状載置の仮置きによって保持し,その後に順次各配管バンド7における他方,即ち配管パイプ押え用の湾曲バンド片9を,該湾曲バンド片9で配管パイプBを被嵌するように,上記連結用のヒンジ11によってこれを回動閉鎖し,その締着片12をタンバックル1の上記他方の吊持ち支持片4の外側に重合するとともに上記ボルト15を該締着片12のボルト孔13に挿通した上,該ボルト15にナット16,本例にあっては工具を用いることなく螺装し得るように選定した蝶ナットを初めて螺装し,その締着固定を行なうようにするものとしてある。 【0014】上記ボルト抜け止め係止縁6に対するボルト15の引掛け保持は,ボルト15が側面3字状を呈するように開放した配管バンド7を,その軸に片持ち保持した状態で行なわれるので,該ボルト15は配管バンド7の荷重を受け,また配管パイプBを保持した後は,この配管パイプBの荷重を併せて受けるため,ボルト15は下方に引寄せ状になり,対向一対の吊持ち支持片4のボルト孔5間に上下に傾斜した状態になり,従って一般には,配管バンド7を支持した側のボルト抜け止め係止縁6が,ボルト15のネジ溝に入り込んでその引掛け保持がなされることになり,一方上記ボルト孔5の径が比較的ボルト15の軸径に近いときは,上記傾斜の状態がやや緩やかになって,双方のボルト抜け止め係止縁6に対して同時に引掛け保持されることになって,上記ナット16螺装による仮止めを行なうことなく,ボルト15と該ボルト15が支持した配管バンド7やこれに嵌め込み保持した配管パイプBの落下を確実に防止することが可能になる。 【0015】また本例の配管バンド7は,その一対の湾曲バンド片8,9における湾曲方向中間位置のヒンジ11連結を,一対の湾曲バンド片8,9の一方に偏位し,長寸側の湾曲バンド片8を上記配管パイプ仮置き用のものとしてあるから,従来のように配管パイプBを手で押えた状態で上記配管バンド7の操作を行なうことなく,配管パイプBを保持する作業と配管バンド7の操作を行なう作業とを分離し,これを順次になし得るようになり,従って単独の作業者が,配管パイプBの保持の後に,その保持の状態で配管バンド7の操作を行なうことが可能となって,その一連の配管作業を行なえるようになる。 【0016】図中3はタンバックル1の吊りボルト17螺装用回転ナット2の外れ止め突起,10は配管バンド7における各湾曲バンド片8,9の補強リブ,14は,上記ボルト15を挿通する側の配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片8における締着片12に設けて,ナット16の螺装を容易化するようにしたボルト15の回り止め突起をそれぞれ示す。 【0017】図示した例は以上のとおりとしたが,配管バンドを,従来と同じように一対の湾曲バンド片を各1/2円の円弧長さを有するものとして,湾曲方向中央位置の中間位置においてヒンジ連結したものとし,また一対の湾曲バンド片を上記角度の円弧長さを有する異長のものとし且つその連結を上記ヒンジ連結のものに代えて,相互に着脱自在にして現場で連結することによって回動自在とする現場組立用ヒンジによってヒンジ連結したものとすること,ボルト抜け止め係止縁を,対向一対の吊持ち支持片の一方のボルト孔に設けること,ボルト抜け止め係止縁を,ボルト孔の内周全部に設け,また内周下半分に半円状に設けること,ボルト抜け止め係止縁を,吊持ち支持片のボルト孔端縁部を切削して形成すること,これらの場合を含めて,ボルト抜け止め係止縁をボルトのネジ溝に合わせて吊持ち支持片の内外方向に傾斜して設置するようにすること等を含めて,本発明の実施に当って,タンバックル,そのボルト孔,ボルト抜け止め係止縁,配管バンド,その湾曲バンド片,ヒンジ,配管パイプ等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々の形態のものとすることができる。 【0018】 【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したので,請求項1に記載の発明は,ナットの仮止めを行なうことなく,タンバックルによる配管バンドの片持ち保持をなし得るようにして,ナットの仮止めとその外しの作業を省略し,配管作業の煩雑性を可及的に解消し,その効率性を確保することができるようにした配管バンド装置を提供することが可能になり,請求項2に記載の発明は,上記に加えて,ボルトの抜け止めを容易且つ確実なものとすることができるとともに配管バンドの一方の湾曲バンド片における締着片を,対向一対のうちのいずれの吊持ち支持片に対しても重合するように用いることができ,その使い勝手を向上したものとすることができ,請求項3に記載の発明は,上記タンバックルのボルト抜け止め係止縁の形態を,配管バンド又はこれと配管パイプの荷重を受けたボルトの引掛け係止を確実に行なうものとして,その抜け止め保持をより確実に行なうものとすることができ,請求項4に記載の発明は,上記タンバックルのボルト抜け止め係止縁を,タンバックルの,例えばボルト孔加工と同時に加工し,又は後加工する等によって,簡易且つ確実にして比較的安価に形成することができ,請求項5に記載の発明は,同じくこれに加えて更に,上記配管パイプを手持ちする作業者を不要とし,単独の作業者によって配管作業をなし得るようにして,その効率性をより向上することができる配管バンド装置を提供することが可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】392018078 【氏名又は名称】日栄インテック株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月29日(1998.7.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073276 【弁理士】 【氏名又は名称】田村 公総
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| 【公開番号】 |
特開2000−46244(P2000−46244A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−228664 |
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