| 【発明の名称】 |
ホースバンド |
| 【発明者】 |
【氏名】三浦 義洋
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| 【要約】 |
【課題】ホースを噴射ノズルに固定するに際して、一定の締付力でワンタッチでホースを挟持固定が可能なホースバンドの構造を得る。
【解決手段】平板金属材料から一体的に形成されたホースバンドであって、前記ホースバンドの中央に位置するC型円弧部2を形成し、このC型円弧部にそれぞれ方形片部12,16を連設し、方形片部12に方形片を内側に折曲させて第1係止片3及び第2係止片4をそれぞれ連設し、第1係止片側に突起部14を形成し第2係止片側に前記突起部が嵌合する嵌合部18を形成し、C型円弧部に対して前記各方形片部が折曲された箇所を含む部分に各窓部21、22を形成し、窓部22に舌片部23を連設することにより、第1係止片3に形成した突起部14が第2係止片4に形成した嵌合部18に嵌合することにより、第1係止片3と第2係止片4の係止状態を維持し、ホース(被固定部材)をC型円弧部2及び舌片部23で締め付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】平板金属材料から一体的に形成されたホースバンドであって、前記ホースバンドの中央に位置するC型円弧部と、このC型円弧部にそれぞれ連設するようそれぞれ外側に折曲させた一対の方形片部と、一方の方形片部に方形片を内側に折曲させて連設し、この方形片の連設方向に沿った側部に突起部を形成して成る第1係止片と、他方の方形片部に方形片を内側に折曲させて連設し、この方形片に前記突起部が嵌合する嵌合部を形成して成る第2係止片と、C型円弧部に対して各方形片部が折曲された箇所を含む部分にそれぞれ形成された各窓部と、一方側の窓部に連設される舌片部と、を具備したことを特徴とするホースバンド。 【請求項2】C型円弧部の中心部に対して一対の開口部を設け、この各開口部は前記中心部側にしたがって開口部分が細くなるくさび形とした請求項1のホースバンド。 【請求項3】突起部は第1係止片に延設された延設片を外側に折曲して形成し、第1係止片の端部側を内側方向へ折曲させ、第2係止片の端部側を外側方向へ折曲させた請求項1のホースバンド。 【請求項4】突起部は、第2係止片側に緩やかな斜辺を有する三角形状とした請求項3のホースバンド。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は水道用ホースを固定するホースバンドに関し、更に詳しくは、庭の水撒き又はガーデニング用のホースリールにホースを接続させる際に使用する固定具としてのホースバンドに係り、特に、ワンタッチでノズル側へ装着固定可能な構造のホースバンドに関する。 【0002】 【従来の技術】家庭用のホースリールは、図11に示すように、一対の側面枠を連結して成る本体部100と、本体部100に対して回動自在に装着された鍔(案内板)101a付き円筒状リール部101と、円筒状リール部101の表面中央に装着された噴射ノズル102と、円筒状リール部101の裏面側において噴射ノズル102に連結された蛇口接続側ホース(短いホース)103と、噴射ノズル102に連結される散布側ホース(長いホース)(図示せず)とから構成されている。そして、散布側ホースは噴射ノズル102に差し込まれ、円筒状リール部101に巻回させた状態で商品(ホースリール)として販売されている。 【0003】従来、散布側ホースと噴射ノズル102との連結は、散布側ホースを噴射ノズル102に差し込んだ後、例えば図12に示すようなホースバンド200によりホースを締め付けることにより固定していた。このホースバンド200は、線状体を2回巻いて中央に支持部201が形成された円弧状部202を形成し、線状体の端部を支持片203に連結し、この支持片203を螺着貫通するネジ204の先端に支持部201が固定されている。したがって、ネジ204を回すことにより、支持部201と支持片203との間隔を調整して円弧状部202の内側が締め付けられる構造となっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構造のホースバンド200を使用すると、ホースにホースバンドを挿入し、噴射ノズル102に散布側ホースを差し込み、ホースバンドをホースの締め付け位置にセットし、ホースバンド200のネジ204をドライバーにより回すことにより円弧状部202を締め付けてホースと噴射ノズルとを固定する、という作業を行う必要があり、接続作業に時間と手間がかかるという問題があった。また、散布側ホースと噴射ノズルとの接続に際して、ホース上でのホースバンド200のセット向きによっては、円筒状リール部101の鍔(案内板)101aが邪魔となってドライバーによるネジ締め作業が困難になることがある。 【0005】また、ネジ締め作業を行う場合において、締め付けに際しての節度感がないため、締め付け具合にバラツキが発生し、完全に締め込まれなかった時には、水漏れを起こす原因となる。 【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、ワンタッチでホースリールの噴射ノズルに接続されたホースの外周を挟持して固定可能とするとともに、絞めすぎや締め付け不良による水漏れの防止することができるホースバンドを提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため請求項1の発明は、平板金属材料から一体的に形成されたホースバンドであって、次の構成を含むことを特徴としている。前記ホースバンドの中央に位置するC型円弧部。このC型円弧部にそれぞれ連設するようそれぞれ外側に折曲させた一対の方形片部。一方の方形片部に方形片を内側に折曲させて連設し、この方形片の連設方向に沿った側部に突起部を形成して成る第1係止片。他方の方形片部に方形片を内側に折曲させて連設し、この方形片に前記突起部が嵌合する嵌合部を形成して成る第2係止片。C型円弧部に対して各方形片部が折曲された箇所を含む部分にそれぞれ形成された各窓部。一方側の窓部に連設される舌片部。 【0008】請求項2は、請求項1のホースバンドにおいて、C型円弧部の中心部に対して一対の開口部を設け、この各開口部は前記中心部側にしたがって開口部分が細くなるくさび形としたことを特徴としている。 【0009】請求項3は、請求項1のホースバンドにおいて、突起部は第1係止片に延設された延設片を外側に折曲して形成し、第1係止片の端部側を内側方向へ折曲させ、第2係止片の端部側を外側方向へ折曲させたことを特徴としている。 【0010】請求項4は、請求項3のホースバンドにおいて、突起部は、第2係止片側に緩やかな斜辺を有する三角形状としたことを特徴としている。 【0011】上記構造のホースバンドによれば、C型円弧部に被固定部材(ホース)を挿入させた状態で、第1係止片の突起部を第2係止片の嵌合部に嵌合させれば、ワンタッチで被固定部材(ホース)を所望の締付力で確実に固定することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明によるホースバンドの実施の形態の一例について、図面を参照しながら説明する。図1はホースバンドの斜視説明図、図2はホースバンドの正面説明図、図3(a)(b)(c)はそれぞれホースバンドの左側面説明図,右側面説明図,下方向から観た底面説明図である。 【0013】ホースバンド10は、ホース(被固定部材)を挟持して固定するため、図5に示すような穴部等が加工された金属材料から成る長尺状の平板1を曲げることにより一体的に構成されている。このホースバンド10は、図1に示すように、その中央に位置し一方側が開口されたC型円弧部2を有している。このC型円弧部2は、前記した平板1の中央部分を円弧状に曲げることにより形成される。C型円弧部2には、中心部に対して一対の開口部11が設けられ、この各開口部11は前記中心部側に近づくしたがって開口部分が細くなるくさび形となっている。 【0014】C型円弧状部2の開口側の両端には、それぞれ外側に折曲させた方形片部12,16が連設されている。一方の方形片部12には、この方形片部12より幅狭の方形片13が内側に折曲させて連設され、この方形片13の連設方向に沿った両側部に突起部14をそれぞれ形成して第1係止片3を構成している。他方の方形片部16には、方形片17が内側に折曲させて連設され、この方形片17に前記突起部14,14が嵌合する嵌合部18を形成して第2係止片4を構成している。 【0015】前記突起部14は、第1係止片3(方形片13)に延設された三角翼形状の延設片14′(図5)を外側に折曲して形成されている。また、第1係止片3(方形片13)の端部側は僅かに内側方向へ折曲させて折曲部15を形成するとともに、第2係止片4(方形片17)の端部側は僅かに外側方向へ折曲させて折曲部19を形成している。図4(a)(b)は、図2の矢印方向から方形片13,17を観た場合の形状説明図である。 【0016】前記嵌合部18は、第1係止片3(方形片13)の突起部14に対向する位置に形成され、図4(a)(b)に示すように、嵌合部18の幅L1が突起部14,14が形成された方形片13の幅L2より僅かに幅広となるように構成されている。また、嵌合部18の片方向の長さL3は、突起部14の最長部の長さL4より僅かに長く形成している。これらの構成により、図7に示すように、突起部14,14が嵌合部18に嵌合する場合に、第1係止片3(方形片13)と第2係止片4(方形片17)とを常に一定の位置関係で連結させることができる。 【0017】また、前記突起部14の形状は、図8に示すように、第2係止片4(方形片17)側に緩やかな斜辺を有する三角形状とし、斜辺の延長線が略第1係止片3(方形片13)の端部の折曲部15に略沿うように形成されている。そして、突起部14の頂角αは直角より小さい角度に形成されている。 【0018】各方形片部12,16の連設位置には、C型円弧部2に対して各方形片部12,16が折曲された箇所を含む部分に、窓部21,窓部22をそれぞれ形成している。一方側の窓部22(この例の場合、第2係止片4(方形片部16)側)には、C型円弧部側の中央部に窓部22より幅狭の舌片部23が連設され、図2に示すように、C型円弧部2に沿って略円形が形成できる形状(曲がり方)となっている。他方側の窓部21(第1係止片3(方形片部12)側)は、窓部22よりC型円弧部2の中心側に開口面積を大きくとるように形成されている。これは、後述するように、ホースバンドを締め付け状態とした場合に、C型円弧部2の変形により舌片部23が収容する空間を窓部21側に確保するためである。 【0019】上記構造のホースバンド10によれば、通常の状態(何等力を作用させない状態)においては、図2に示すように、第1係止片3(方形片13)と第2係止片4(方形片17)とが離れて位置し、両者を近づけようすると、C型円弧部2に作用する反力により互に離れようとする。そして、この力に反して第1係止片3(方形片13)と第2係止片4(方形片17)とを近づけることにより、図6及び図7に示すように、第1係止片3の突起部14が第2係止片4の嵌合部18に嵌合し、突起部14がストッパーとなって嵌合状態を維持することができる。 【0020】そして、ホースバンド10が通常状態から嵌合状態に移行する場合、C型円弧部2に開口部21,22が形成されているため、開口部間に位置するC型円弧部の中心位置に最も力が作用し、この部分が曲がることによりC型円弧部2が変形し嵌合状態におけるC型円弧部2が略真円形状となるようにしている。また、各開口部21,22をC型円弧部2の中心側が先細となるくさび形とすることにより、嵌合状態に移行する場合において、C型円弧部2が真円形状に変形し易くしている。 【0021】次に、上記構造のホースバンド10をホースリールの噴射ノズルに接続する作業について、図9を参照しながら説明する。先ず、散布側ホース104の先端側にホースバンド10を挿入し、噴射ノズル102の挿入に際して干渉しない場所に位置させておく(図9(a))。次に、噴射ノズル102の先端に散布側ホース104を接続し、ホース接続部分(ホースの下に噴射ノズルが位置している部分)110にホースバンド10を移動させる(図9(b))。この時、ホースバンド10のC型円弧部2はホースの径より大きく形成されているため、散布側ホース104の外周をスムーズに移動させることができる。 【0022】ホース接続部分110にホースバンド10が位置している状態で、第1係止片3(方形片13)と第2係止片4(方形片17)とを近づけて第1係止片3の突起部14を第2係止片4の嵌合部18に嵌合させると、突起部14がストッパーとなって嵌合状態を維持する(図6及び図7参照)ので、ワンタッチでホース接続部110にホースバンド10を締め付けて(クランプして)固定することができ、作業時間を短縮することができる。クランプ時には、窓部22に形成された舌片部23が反対側の窓部21内に位置し、C型円弧部2が略真円に変形する。そして、この舌片部23の存在により、散布側ホース104を略周囲から締め付け可能となり、ホースを周囲から確実にクランプすることができる。 【0023】また、ホースバンド10のクランプには、特に工具を必要としないが、クランプに際しての力を軽減するためペンチ等の工具を使用する場合であっても、従来例と異なり工具の向きに拘らずクランプできるため、クランプに際して円筒リール部101両端の案内板101a(図11)が邪魔になるようなことがない。 【0024】ホースの締め付け力は、ホースバンド10のC型円弧部2の円周長により決まるので、ホースバンド設計時にC型円弧部2の長さを適宜設計すれば、クランプ時における締め付け力を一定にすることができ、締め付けすぎや水漏れの発生を防止することができる。また、突起部14が嵌合部17に嵌合された状態でクランプが完了するため、節度感が高く締め付け完了を容易に判断することができる。 【0025】また、第1係止片3(方形片13)の端部側を内側方向へ折曲させて折曲部15を形成し、第2係止片4(方形片17)の端部側を外側方向へ折曲させて折曲部19を形成しているので、第1係止片と第2係止片とを近づけるに際して、片同士が当ることがなく、第1係止片3の突起部14が第2係止片4の嵌合部18に嵌合する嵌合状態にすみやかに移行させることができる。 【0026】更に、突起部14の形状が、第2係止片側に緩やかな斜辺を有する三角形状とし、この斜辺の延長線が第1係止片の端部の折曲部15に略沿って形成されているので、第2係止片の端部の形状とあいまって、前記嵌合状態に移行する際に前記突起部14の斜辺が第2係止片の端部に沿って当接し、大きな力を加えることなく突起部14を嵌合部18にはめこむことができる。 【0027】また、突起部14の頂角αは直角より小さい角度に形成されているので(図8)、突起部14の底辺の角度βが90度以上となり、嵌合状態において突起部14の頂部14aが第2係止片4(方形片17)を噛むように嵌合し(図7)、突起部14が嵌合部18から外れることを防止して嵌合状態を確実に維持することができる。 【0028】更に、劣化による散布側ホース104の交換が必要な時等、ホース接続部110からホースバンド10を外す場合には、図10のように、マイナス型のドライバーAの先端を第1係止片3(方形片13)と折曲部19の間に挿入し、ドライバーAの先端を支点として図10の矢印の方向にドライバーAを動かすことにより、第1係止片3(方形片13)と第2係止片4(方形片17)とを、てこの原理により容易に離反させることができ、第2係止片4の嵌合部17から第1係止片3の突起部14が外れてC型円弧部2でホースを挟んだ状態が解除され、脱着作業を容易に行なうことができる。また、第2係止片4(方形片17)に折曲部19が形成されているので、第1係止片3(方形片13)と第2係止片4(方形片17)の間にドライバーAの先端を挿入し易くしている。 【0029】 【発明の効果】本発明のホースバンドによれば、第1係止片の突起部を第2係止片の嵌合部に嵌合させるというワンタッチ作業により、C型円弧部でホース(被固定部材)を挟んだ状態で第1係止片と第2係止片とを固定しこの状態を維持することができるので、簡単な作業で被固定部材を挟持固定することができ、固定作業時間の短縮化を図ることができる。また、ホースバンドによる締め付け力は、C型円弧部の長さにより決まるので、所望の長さに設計することにより一定の締め付け力を得ることができ、絞めすぎや締め付け不良による水漏れの防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591042171 【氏名又は名称】株式会社オチアイ
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| 【出願日】 |
平成10年7月28日(1998.7.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092772 【弁理士】 【氏名又は名称】阪本 清孝 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−46243(P2000−46243A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−213001 |
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