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【発明の名称】 止水栓
【発明者】 【氏名】城戸 国男

【要約】 【課題】ウォータハンマ現象の発生を防止し、且つ、流路を確実に閉じる。

【解決手段】水供給源と吐水具との間に設けられ、該吐水具を止水操作した時に水供給源から吐水具に圧送される水の供給を断つ止水栓であって、流路2と、ピストン3と、ピストン3の移動によって流路2を開閉する第1の弁機構4と、ピストン3が水供給源側に移動した場合に第1の弁機構4の閉弁よりも先に流路2の通路面積を絞る第2の弁機構5と、ピストン3を吐水具側に向けて押し付ける付勢手段6と、ピストンに3形成されて流路2内の弁機構4,5よりも吐水具側の位置の水から水供給源側に向かう力を受ける第1の受圧面7を備え、ピストン3は、流量の変動による圧力変動に応じて移動して弁機構4,5を開閉操作すると共に、吐水具が止水操作されて流路2内の圧力が上昇して第1の受圧面7に作用する力が増加すると水供給源側に移動して第1の弁機構4を閉弁させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水供給源と吐水具との間に設けられ、該吐水具を止水操作した時に前記水供給源から吐水具に圧送される水の供給を断つ止水栓において、止水栓本体内に形成された流路と、該流路内に配置されたピストンと、該ピストンの前記水供給源側への移動によって前記流路を閉じ且つ前記吐水具側への移動によって前記流路を開く第1の弁機構と、前記ピストンが前記水供給源側に移動した場合に前記第1の弁機構の閉弁よりも先に前記流路の通路面積を絞る第2の弁機構と、前記ピストンを前記吐水具側に向けて押し付ける付勢手段と、前記ピストンに形成されて前記流路内の前記第1及び第2の弁機構よりも前記吐水具側の位置の水から前記水供給源側に向かう力を受ける第1の受圧面を備え、前記ピストンは、前記流路内の流量の変動による圧力変動に応じて移動して前記第1及び第2の弁機構を開閉操作すると共に、前記吐水具が止水操作されて前記流路内の圧力が上昇して前記第1の受圧面に作用する力が増加すると前記水供給源側に移動して第1の弁機構を閉弁させることを特徴とする止水栓。
【請求項2】 前記第2の弁機構は、前記第1の弁機構よりも前記吐水具側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の止水栓。
【請求項3】 前記第1の弁機構は、前記ピストンに形成された弁座と、前記止水栓本体側に形成された弁部を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の止水栓。
【請求項4】 前記第2の弁機構は、前記ピストンに形成された第1の円筒部と、前記止水栓本体側に形成され且つ前記第1の円筒部とは径が異なる第2の円筒部とを備え、前記ピストンが前記水供給源側に移動すると前記第1の円筒部が前記第2の円筒部の内側又は外側に隙間を存して進入することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の止水栓。
【請求項5】 前記第1の弁機構よりも前記水供給源側の前記流路を水供給源側流路、前記第1の弁機構と第2の弁機構の間の前記流路を中間流路とし、前記ピストンに、前記水供給源側流路内の流体から前記吐水具側に向かう力を受ける第2の受圧面と、前記中間流路内の流体から前記吐水具側に向かう力を受ける第3の受圧面と、前記水供給源側流路内の流体から前記水供給源側に向かう力を受ける第4の受圧面を形成し、前記第4の受圧面の面積は、前記第2の受圧面の面積よりも大きく且つ前記第2の受圧面と第3の受圧面の合計面積以下であることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の止水栓。
【請求項6】 前記流路の途中に前記水供給源側への流体の逆流を阻止する逆止弁を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の止水栓。
【請求項7】 水供給源と吐水具との間に設けられ、該吐水具を止水操作した時に流路内のピストンを水の流れとは逆方向に移動させて弁機構を閉弁させ、前記水供給源から吐水具に圧送される水の供給を断つ止水栓において、前記流路内を流れる水の一部又は全部の流動方向を変化させてその流動慣性力を受ける流体受け部を前記ピストンに形成したことを特徴とする止水栓。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、止水栓に関する。より詳しくは、本発明は、水供給源と吐水具の止水機構との間に設けられ、該止水機構を止水操作した場合に自動的に水供給源から吐水具への水の供給を断つ止水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば蛇口等の水供給源とシャワーヘッド等の吐水具の間に設けられ、シャワーヘッドの手元操作によって止水操作を行った場合に蛇口からシャワーヘッドへの水の流れを自動的に止める止水栓として、特許第2739150号の止水栓がある。
【0003】この止水栓は、図9に示すように、摺動筒101内の流路104にスプリング102によって吐水具側に向けて付勢されている筒状弁103を配置しており、吐水具が止水操作された場合に吐水具側の圧力が上昇すると、この圧力によって筒状弁103を水供給源側に移動させて先端の弁部103aを摺動筒101に設けられた弁座103bに当接させ、水供給源から吐水具への水の流れを止めて吐水具の止水機構に過大な圧力が作用するのを抑えている。また、筒状弁103は、流量の増加によって流路104内の圧力が上昇すると閉弁方向に移動し、流路104の通路面積を減少させて流量を減少させる。一方、流量の減少によって流路104内の圧力が減少した場合には、筒状弁103はスプリング102によって開弁方向に押し戻される。したがって、流路104の通路面積が増加し、流量が増える。即ち、筒状弁103は、スプリング102と流路104内の圧力がバランスする位置に移動して流量の変動を抑えて一定に保持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の止水栓では、吐水具が急激に止水操作された場合、流路104内の圧力の急激な上昇によって筒状弁103が勢い良く移動して流路104を一気に閉じてしまうため、ウォータハンマ現象(水撃現象)が発生する。特に、流水量の増加によって筒状弁103が閉弁方向に移動しており弁部103aと弁座103bの間隔が比較的狭くなっている状態で吐水具が急激に止水操作された場合には、ウォータハンマ現象が発生し易い。
【0005】一方、ウォータハンマ現象の発生を防止するためには、スプリング102の付勢力を強くして筒状弁103の閉弁速度を遅くすることも考えられるが、スプリング102の付勢力を強くした場合には流路104内の圧力上昇によって筒状弁103の弁座103bと弁部103aを完全に密着させるのが困難になる虞がある。
【0006】本発明は、ウォータハンマ現象の発生を防止することができ、しかも流路を確実に閉じることができる止水栓を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、水供給源と吐水具との間に設けられ、該吐水具を止水操作した時に水供給源から吐水具に圧送される水の供給を断つ止水栓において、止水栓本体内に形成された流路と、該流路内に配置されたピストンと、該ピストンの水供給源側への移動によって流路を閉じ且つ吐水具側への移動によって流路を開く第1の弁機構と、ピストンが水供給源側に移動した場合に第1の弁機構の閉弁よりも先に流路の通路面積を絞る第2の弁機構と、ピストンを吐水具側に向けて押し付ける付勢手段と、ピストンに形成されて流路内の第1及び第2の弁機構よりも吐水具側の位置の水から水供給源側に向かう力を受ける第1の受圧面を備え、ピストンは、流路内の流量の変動による圧力変動に応じて移動して第1及び第2の弁機構を開閉操作すると共に、吐水具が止水操作されて流路内の圧力が上昇して第1の受圧面に作用する力が増加すると水供給源側に移動して第1の弁機構を閉弁させるものである。
【0008】したがって、水供給源から水が圧送され且つ吐水具が吐水操作されている状態では、止水栓の流路内に水が流れており、この流路内の圧力はあまり上がらない。このため、ピストンは付勢手段によって吐水具側に押し戻されており、第1及び第2の弁機構は開弁状態となって水の流れを許容する。
【0009】ピストンは、第1の受圧面が受ける力と付勢手段の力が釣り合う位置に移動する。いま、水供給源の水圧が上昇して流路内の流量が増加すると、第1の受圧面が受ける力が増加してその増加分に対応した距離だけピストンが付勢手段に抗して水供給源側に移動する。このため、第2の弁機構によって流路の通路面積が絞られ、流量が減少する。一方、水供給源の水圧が減少して流路内の流量が減少すると、第1の受圧面に作用する力が減少してその減少分に対応した距離だけピストンが付勢手段によって吐水具側に押し戻される。このため、第2の弁機構による絞りが解除されることになり、流量が増加する。このようにして、水供給源の水圧変動による流量の変動が吸収され、吐水具にほぼ一定の量の水が供給される。
【0010】この状態より吐水具を止水操作すると、吐水具側から流路内に大きな圧力が伝わるので、第1の受圧面に作用する力が増加してピストンを水供給源側に移動させる。したがって、第1の弁機構が閉弁し、流路内の流れ即ち水供給源から吐水具への水の流れを断つ。この場合の吐水具の止水操作による流路内の圧力上昇は急激且つ大きなものであり、何らかの対策を講じていなければ、ピストンが勢い良く移動して第1の弁機構を急激に閉じることになり、水撃現象(ウォータハンマ現象)を発生させてしまう。しかしながら、請求項1記載の止水栓では、ピストンが水供給源側に移動した場合に第1の弁機構が完全に閉弁する前に先ず第2の弁機構が流路の通路面積を絞るので、第2の弁機構の水供給源側の圧力が吐水具側の圧力よりも高くなり、ピストンの移動抵抗が増加する。このため、第1の弁機構が完全に閉弁する前にピストンの移動速度が減少し、第1の弁機構は緩やかに閉弁する。即ち、流路内の流れは緩やかに断たれて水撃現象の発生を防止する。
【0011】一方、吐水具が吐水操作されて流路内の第1及び第2の弁機構よりも吐水具側の位置の圧力が減少すると、第1の受圧面に作用する力が減少するのでピストンは付勢手段によって吐水具側に押し戻され、第1の弁機構が開弁して水供給源から吐水具への水の流れを許容する。
【0012】また、請求項2記載の止水栓は、第2の弁機構が、第1の弁機構よりも吐水具側に配置されている。したがって、第1の弁機構が完全に閉弁している止水状態では水供給源側の圧力の影響をより水供給源に近い位置で断つことになり、この圧力の影響を受けるピストンの面積を減らすことができるので、水供給源側の圧力によってピストンが吐水具側に押し退けられることがない。
【0013】また、請求項3記載の止水栓は、第1の弁機構が、ピストンに形成された弁座と、止水栓本体側に形成された弁部を備えたものである。したがって、水供給源側に移動したピストンが止水栓本体側に当たると第1の弁機構の弁部が弁座に密着して流路を閉じることになる。弁座をピストンに、弁部を止水栓本体側に形成するので、部品点数が減少する。
【0014】また、請求項4記載の止水栓は、第2の弁機構が、ピストンに形成された第1の円筒部と、止水栓本体側に形成され且つ第1の円筒部とは径が異なる第2の円筒部とを備え、ピストンが水供給源側に移動すると第1の円筒部が第2の円筒部の内側又は外側に隙間を存して進入するものである。したがって、ピストンが水供給源側に移動して第1の円筒部が第2の円筒部の内側又は外側に進入すると、水は隙間を通って流れることになるので流路の通路面積が絞られる。絞り部分の上流側と下流側、即ち第2の弁機構の水供給源側と吐水具側とでは圧力差が生じ、水供給源側の圧力上昇によってピストンが第1の弁機構を閉弁させる方向に移動する場合の抵抗力を生じさせる。
【0015】また、請求項5記載の第1の弁機構よりも水供給源側の流路を水供給源側流路、第1の弁機構と第2の弁機構の間の流路を中間流路とし、ピストンに、水供給源側流路内の流体から吐水具側に向かう力を受ける第2の受圧面と、中間流路内の流体から吐水具側に向かう力を受ける第3の受圧面と、水供給源側流路内の流体から水供給源側に向かう力を受ける第4の受圧面を形成し、第4の受圧面の面積は、第2の受圧面の面積よりも大きく且つ第2の受圧面と第3の受圧面の合計面積以下としている。
【0016】第1の弁機構が閉じている場合には、水供給源側の圧力は第2の受圧面と第4の受圧面に伝わるが、第3の受圧面には伝わらない。第2の受圧面よりも第4の受圧面は面積が大きく、これらには水供給源側流路内の圧力がほぼ等しく伝わるので、第4の受圧面に発生するピストンを水供給源側に移動させる力は第2の受圧面に発生するピストンを吐水具側に移動させる力よりも大きくなる。このため、水供給源側流路内の圧力を利用して第1の弁機構の閉弁状態を維持することができる。
【0017】一方、第1の弁機構が開き、第2の弁機構が流路の通路面積を絞っている状態では、水供給源側流路内の圧力は第1及び第4の受圧面に加えて第3の受圧面にも伝わる。第4の受圧面の面積は第2の受圧面と第3の受圧面の合計面積以下であり、第1及び第4の受圧面には水供給源側流路内の圧力が、第3の受圧面には絞られて若干減少している中間流路内の圧力が伝わるので、第4の受圧面に発生するピストンを水供給源側に移動させる力は、第1及び第3の受圧面に発生するピストンを吐水具側に移動させる力と釣り合うか又は若干小さくなる。このため、第1の弁機構の開弁時には水供給源側流路内の圧力がこれを閉じる方向に作用することがない。
【0018】また、請求項6記載の止水栓は、流路の途中に水供給源側への流体の逆流を阻止する逆止弁を備えたものである。したがって、断水等によって水供給源側の圧力が吐水具側の圧力よりも低くなった場合には、逆止弁が流路を閉じて水の逆流を防止する。
【0019】さらに、請求項7記載の発明は、水供給源と吐水具との間に設けられ、該吐水具を止水操作した時に流路内のピストンを水の流れとは逆方向に移動させて弁機構を閉弁させ、水供給源から吐水具に圧送される水の供給を断つ止水栓において、流路内を流れる水の一部又は全部の流動方向を変化させてその流動慣性力を受ける流体受け部をピストンに形成したものである。したがって、流体慣性力を受けて流体受け部に生じる力はピストンの閉弁方向の移動の抵抗力となり、ピストンの閉弁速度を遅くする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1〜図6に、本発明を適用した止水栓の実施形態の一例を示す。この止水栓は、水供給源と吐水具との間に設けられ、吐水具を止水操作した時に水供給源から吐水具に圧送される水の供給を断つもので、止水栓本体1内に形成された流路2と、該流路2内に配置されたピストン3と、ピストン3の水供給源側への移動によって流路2を閉じ且つ吐水具側への移動によって流路2を開く第1の弁機構4と、ピストン3が水供給源側に移動した場合に第1の弁機構4の閉弁よりも先に流路2の通路面積を絞る第2の弁機構5と、ピストン3を吐水具側に向けて押し付ける付勢手段6と、ピストン3に形成されて流路2内の第1及び第2の弁機構4,5よりも吐水具側の位置の水から水供給源側に向かう力を受ける第1の受圧面7を備えており、ピストン3は、流路2内の流量の変動による圧力変動に応じて移動して第1及び第2の弁機構4,5を開閉操作すると共に、吐水具が止水操作されて流路2内の圧力が上昇して第1の受圧面7に作用する力が増加すると水供給源側に移動して第1の弁機構4を閉弁させるものである。
【0022】止水栓本体1は、例えば摺動筒8と、この摺動筒8にねじ込まれて固定されるキャップ9より構成されている。摺動筒8の先端のねじ部8aには、水供給源に接続された配管10が接続される。また、キャップ9のねじ部9aには、吐水具に接続された配管11が接続される。キャップ9の内側には、摺動筒8の中心に配置される支持ロッド12が取り付けられている。
【0023】ピストン3は、例えば支持ロッド12に対して摺動する内筒13と、摺動筒8に対して摺動する外筒14と、内筒13と外筒14を周方向の複数箇所で部分的に連結する連結部15より構成され、これらは一体成形されている。即ち、ピストン3は二重筒構造となっており、内筒13と外筒14の間の連結部15の隣の空間が流路2の一部となっている。
【0024】止水栓本体1の摺動筒8とキャップ9との接続部分と、ピストン3の外筒14の間には、第1の圧力室16が形成されている。この第1の圧力室16にはキャップ9と外筒14の間の隙間通路17を通じて流路2内の第1及び第2の弁機構4,5よりも吐水具側の位置、即ち後述する吐出具側流路2c内の圧力が導かれている。そして、外筒14にはこの第1の圧力室16に臨んで第1の受圧面7が形成されている。また、第1の受圧面7の反対側の空間18には、付勢手段であるリターンスプリング6が縮められた状態で配置されている。なお、図中符号37は、リターンスプリング6の伸縮時の引っ掛かりを防止して作動を確実にすると共にピストン3が摺動する摺動部材である。
【0025】第1の弁機構4は、ピストン3に形成された弁座4aと、止水栓本体1側に形成された弁部4bより構成されている。本実施形態では、内筒13の水供給源側の端部に溝19を形成すると共にこの溝19内にシール材20を取り付けることで弁座4aを構成している。また、弁部4bは摺動筒8の内周面に一体成形されている。なお、溝19の底面には、弁部4bの先端と同一形状のボス19aが形成されており、弁部4bはシール材20をボス19aと同じ条件で挟み付けるようになっている。
【0026】第2の弁機構5は、第1の弁機構4よりも吐水具側に配置されている。第2の弁機構5は、ピストン3に形成された第1の円筒部5aと、止水栓本体1側に形成され且つ第1の円筒部5aとは径が異なる第2の円筒部5bより構成されている。本実施形態では、ピストン3の内筒13の水供給源側の端部が第1の円筒部5aとなっている。また、第2の円筒部5bは第1の円筒部5aよりも大径となっており、摺動筒8に形成されている。この第2の円筒部5bは第1の弁機構4の弁部4bよりもキャップ9側に延出しており、ピストン3が水供給源側に移動した場合、第1の弁機構4の弁座4aが弁部4bに当たるよりも先に、第1の円筒部5aが第2の円筒部5bの内側に隙間を存して進入する。即ち、第1の円筒部5aと第2の円筒部5bの間の隙間を水が流れることになり、流路2の通路面積が絞られる。
【0027】ここで、第1の弁機構4よりも水供給源側の流路2を水供給源側流路2a、第1の弁機構4と第2の弁機構5の間の流路2を中間流路2b、第2の弁機構5よりも吐水具側の流路2を吐水具側流路2cとする。吐水具側流路2c内の圧力は隙間通路17によって第1の圧力室16に導かれているので、第1の受圧面7は吐水具側流路2c内の水から水供給源側に向かう力F1を受ける。
【0028】ピストン3には、水供給源側流路2a内の流体から吐水具側に向かう力F2を受ける第2の受圧面21と、中間流路2b内の流体から吐水具側に向かう力F3を受ける第3の受圧面22と、水供給源側流路2a内の流体から水供給源側に向かう力F4を受ける第4の受圧面23が形成されている。本実施形態では、第1の弁機構4の弁座4aの弁部4bよりも水供給源側の部分、即ち弁座4aの水供給源側流路2aに臨む部分が第2の受圧面21となっている。また、第1の弁機構4の弁座4aの弁部4bよりも吐水具側の部分、即ち弁座4aの中間流路2bに臨む部分が第3の受圧面22となっている。さらに、内筒13と支持ロッド12との間には第2の圧力室24が形成されており、内筒13の第2の圧力室24に臨む面が第4の受圧面23となっている。なお、第2の圧力室24には内筒13と支持ロッド12の間の隙間通路25を通じて水供給源側流路2a内の圧力が導かれている。第4の受圧面23の面積S4は、第2の受圧面21の面積S2よりも大きく且つ第2の受圧面21と第3の受圧面22の合計面積(S2+S3)以下である。本実施形態では、S4は(S2+S3)よりも小さくなっている。また、第1の受圧面7の面積S1は第2の受圧面21と第3の受圧面22の合計面積(S2+S3)よりも十分大きく設計されている。即ち、S2<S4<(S2+S3)≪S1となっている(図6)。
【0029】ここで、第1の受圧面7が吐水具側流路2cから受ける圧力をP1、第2の受圧面21が水供給源側流路2aから受ける圧力をP2、第3の受圧面22が中間流路2bから受ける圧力をP3、第4の受圧面23が水供給源側流路2aから受ける圧力をP4とすると、ピストン3には、第1の受圧面7が受ける力F1(=P1・S1)、第2の受圧面21が受ける力F2(=P2・S2)、第3の受圧面22が受ける力F3(=P3・S3)、第4の受圧面23が受ける力F4(=P4・S4)、リターンスプリング6の付勢力fが作用する。これらの力のうち、F2,F3,fはピストン3を開弁させる方向に作用し、F1,F4はピストン3を閉弁させる方向に作用する。
【0030】この止水栓には、流路2の途中に水供給源側への流体の逆流を阻止する逆止弁26が設けられている。逆止弁26は水供給源側流路2a内に配置されており、配管10との間をシールするシール材27の内周縁を水供給源側流路2a内に突出させて弁座26aを形成する一方、支持ロッド12の先端に取り付けられたスプリング28によって弁体26bを吐水具側から弁座26aに当接可能に支持している。スプリング28は比較的弱い力で容易に縮むように設計されている。したがって、水供給源側流路2a内に水供給源側から吐水具側に向う水流が発生すると、逆止弁26は容易に開弁する。
【0031】この止水栓は、以下のように作動して流路2を自動的に開閉する。
【0032】水供給源から水が圧送されており、且つ吐水具が吐水操作されている場合には、図1に示すように、逆止弁26を押し開いて水供給源側流路2a→中間流路2b→吐水具側流路2cへと水が流れている。この状態では圧力P1〜P4はほぼ同一値となっており、また、S2<S4<(S2+S3)≪S1であることから、力F1〜F4のうち、閉弁方向に作用する閉弁力Fc(=F1+F4)は、開弁方向に作用する開弁力Fo(=F2+F3)よりも大きくなり、水圧は(Fc−Fo)の大きさの閉弁方向の動作力Fpとなってピストン3に作用する。しかしながら、流路2内に水が流れている状態では、圧力P1〜P4は比較的小さな値となっており、この状態のピストン動作力Fpは比較的小さな値となる。このピストン動作力Fpに比べてリターンスプリング6の付勢力fは十分大きな値に設計されている(Fp≪f)ので、ピストン3はリターンスプリング6の付勢力fによって吐水具側に押し戻されており、第1及び第2の弁機構4,5は開弁状態を維持されて水の流れを許容する。
【0033】この状態では、流路2内の圧力変動によってピストン3はピストン動作力Fpと付勢力fが釣り合う位置に移動して第2の弁機構5を開閉操作し流量を調節する。いま、水供給源の水圧が上昇して流路2内の流量が増加すると、流路2内の圧力も上昇して最も面積が大きな第1の受圧面7に作用する力F1が大きく増加する。これに対して、第1の受圧面7に比べると面積が小さな第2〜第4の受圧面21〜23に作用する力F2〜F4の増加は僅かである。このため、閉弁力Fc(=F1+F4)の増加分が開弁力Fo(=F2+F3)の増加分より大きくなり、閉弁方向に作用するピストン動作力Fpが増加する。したがって、ピストン動作力Fpの増加分に対応した距離だけピストン3が水供給源側に移動し、第2の弁機構5によって流路2の通路面積が絞られて流量が減少する(図2)。この場合、第2の弁機構5を第1の弁機構4よりも吐水具側に配置しているので、第2の弁機構5が流路2の通路面積を絞ったとき、第2の弁機構5より水供給源側の位置の圧力が導かれている第2の圧力室24内の圧力が上昇するが、第4の受圧面23に作用する力F4に対し、同じ水供給源側の圧力を受ける第2、第3の受圧面21,22に作用する力F2+F3が大きいため、ピストン3が水供給源側に移動し過ぎて第1の弁機構4が閉じてしまうのを防止することが出来る。また、第2の弁機構5は、第1の円筒部5aを第2の円筒部5bの内側に進入させて流路2を絞るので、中間流路2bから吐水側流路2cへの水の流れの方向を大きく曲げることなくスムーズに水を流すことが出来る。
【0034】一方、水供給源の水圧が減少して流路2内の流量が減少すると、流路2内の圧力も減少して最も面積が大きな第1の受圧面7に作用する力F1が大きく減少する。これに対して面積が小さな第2〜第4の受圧面21〜23に作用する力F2〜F4の減少は僅かである。このため、閉弁力Fcが開弁力Foよりも大きく減少し、開弁方向に作用するピストン動作力Fpが減少する。したがって、ピストン動作力Fpの減少分に対応した距離だけリターンスプリング6の付勢力fによってピストン3が吐水具側に押し戻され、第2の弁機構5による通路2の絞りが解除されて流量が増加する(図3)。
【0035】このようにして、水供給源の水圧変動による流量の変動が吸収され、吐水具にほぼ一定の量の水が供給される。
【0036】水が流れている状態より吐水具を止水操作すると、吐水具側から流路2内に大きな圧力が伝わる。流路2内の圧力上昇によって上述の通りピストン3は閉弁方向に移動するが、吐水具を止水操作した場合の圧力上昇は上述の流量調節時の圧力上昇よりも著しい。このため、ピストン3が大きく移動して第1の弁機構4が完全に閉弁し、流路2を閉じて水供給源から吐水具への水の流れを断つ。このとき、図2に示すように、第1の弁機構4が完全に閉弁する前に先ず第2の弁機構5が流路2の通路面積を絞るので、中間流路2b内の圧力が吐水具側流路2c内の圧力よりも高くなり、第3の受圧面22に作用する力F3が増加する。この力F3はピストン3を開弁させる方向に作用するので、ピストン3の閉弁方向の移動の抵抗となる。このため、第1の弁機構4が完全に閉弁する前にピストン3の移動速度が減少し、第1の弁機構4は緩やかに閉弁する(図4)。即ち、流路2内の流れは緩やかに断たれてウォータハンマ現象の発生が防止される。このように、リターンスプリング6の付勢力fを大きくしなくてもピストン3の移動速度を遅くしてウォータハンマ現象を防止できるので、付勢力fが大きくなることに起因した第1の弁機構4の漏れを防止することができ、第1の弁機構4を確実に閉弁させることができる。
【0037】第1の弁機構4が完全に閉弁すると、第1の弁機構4よりも吐水具側に配置されている第2の弁機構5には水供給源側の圧力が作用することがなく、この圧力の影響を受けるピストン3の面積を減らすことが出来る。また、この状態では、水供給源側流路2a内の圧力は第2の受圧面21と第4の受圧面23に等しく伝えられている(P2=P4)。第4の受圧面23の面積S4は第2の受圧面21の面積S2よりも大きいので、第4の受圧面23に作用する力F4(=P4・S4)は第2の受圧面21に作用する力F2(=P2・S2)よりも大きくなり、ピストン3を開弁させる力よりも大きな閉弁力を発生させることができる。即ち、第1の弁機構4が閉じている場合には、水供給源側流路2a内の圧力を利用して第1の弁機構4の閉弁状態を維持する力を発生させることができる。このため、第1の弁機構4を確実に閉弁させておくことが出来る。
【0038】一方、流路2内の水の流れを止めている状態から吐水具を吐水操作すると、吐水具側流路2c内の圧力が減少するので第1の圧力室16内の圧力も減少し、第1の受圧面7に作用する力F1が減少する。このため、水圧による閉弁力Fc(=F1+F4)が減少してピストン動作力Fp(=Fc−Fo)がリターンスプリング6の付勢力fよりも小さくなり、ピストン3が吐水具側に押し戻されて第1の弁機構4が開弁し、水供給源から吐水具へと水が流れ始める。
【0039】第1の弁機構4の開弁により第2の弁機構5によって絞られた流路2を水が流れ始めると、水供給源側流路2a内の圧力は若干減圧されて第3の受圧面22に伝わり、また、第2及び第4の受圧面21,23には等しく伝わる(P2=P4>P3)。第4の受圧面23の面積S4は第2及び第3の受圧面21,22の合計面積(S2+S3)よりも小さいので、第4の受圧面23に作用する力F4は第2の受圧面21に作用する力F2と第3の受圧面22に作用する力F3の合力よりも小さい。即ち、水供給源側流路2a内の圧力を利用してピストン3を開弁させる力を発生させることができ、第1の弁機構4を確実に開弁させることができる。
【0040】逆止弁26は水供給源から吐水具に向かう水の流れによって押し開かれ、水供給源から供給される水をスムーズに吐水具側に向けて流す。一方、例えば断水等によって水供給源側の圧力が吐水具側の圧力よりも低くなった場合には、逆止弁26の弁体26bがスプリング28によって押し戻されて弁座26aに当接し、水供給源側流路2aを閉じる。このため、水の逆流を防止することができる(図5)。
【0041】この止水栓では、第1の弁機構4の弁座4aをピストン3に、弁部4bを止水栓本体1側に形成している。また、第2の弁機構5の第1の円筒部5aをピストン3に、第2の円筒部5bを止水栓本体1側に形成している。このため、第1及び第2の弁機構4,5を構成するために特別の部品を必要とせず、構成部品の点数を減少させて製造コストを安くすることが出来る。
【0042】また、ピストン3の内筒13と外筒14とを一体成形品としているので、構成部品の点数をさらに減少させることができ、製造コストをより安くすることができる。
【0043】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の説明では、一体成形したピストン3に第1の弁機構4の弁座4aと第2の弁機構5の第1の円筒部5aを形成し、第1の弁機構4と第2の弁機構5とを同時に操作するようにしていたが、例えば、ピストン3を1段目と2段目とがスライド可能な2段構成にすると共に、1段目のピストンに第2の弁機構5を、2段目のピストンに第1の弁機構4をそれぞれ形成し、閉弁時には先ず1段目のピストンを移動させて第2の弁機構5を操作し、1段目のピストンが所定距離移動した後に2段目のピストンを移動させて第1の弁機構4を操作するようにしても良い。この場合、1段目のピストンが所定距離移動すると2段目のピストンに引っ掛かる爪等の係止片を設け、係止片が引っ掛かった後には1段目のピストンに連動して2段目のピストンが移動するように構成することが好ましい。
【0044】また、上述の説明では、第2の弁機構5の第1の円筒部5aが第2の円筒部5bの内側に隙間を存して進入するようにしていたが、第1の円筒部5aが第2の円筒部5bの外側に隙間を存して進入するようにしても良いことは勿論である。
【0045】また、上述の説明では、S4<(S2+S3)としているが、S4≒(S2+S3)又はS4=(S2+S3)としても良い。
【0046】さらに、ピストン3を移動させて流路2を閉じる場合のウォータハンマ現象を防止する止水栓としては上述のものに限らない。例えば、図7に示すように、水供給源と吐水具との間に設けられ、該吐水具を止水操作した時に流路2内のピストン29を水の流れとは逆方向に移動させて弁機構30を閉弁させ、水供給源から吐水具に圧送される水の供給を断つ止水栓において、流路2内を流れる水の一部又は全部の流動方向を変化させてその流動慣性力を受ける流体受け部31をピストン29に形成するようにしても良い。
【0047】弁機構30の弁部30aは摺動筒32内を摺動するピストン29の先端に設けられ、弁座30bは弁座金具33に設けられている。ピストン29はリターンスプリング34によって開弁方向に付勢されているので、弁座金具33の通水口35より摺動筒32内に流れ込んだ水は、弁機構30の弁部30aと弁座30bとの間からピストン29内に流入し、ピストン29内を真っ直ぐ流れた後に流体受け部31に当たってその流動方向を変化させてからスリット36よりピストン29の外に流出する。この状態で吐水具が止水操作されると、流路内2の圧力が上昇するので当該上昇圧力によってピストン29がリターンスプリング34の付勢力に抗して閉弁方向に移動する。この時、流体受け部31は水の流動方向を変化させることで開弁方向に作用する流動慣性力を受けており、この流動慣性力がピストン29の閉弁方向の移動の抵抗力となってピストン29の急激な移動を防止する。このため、リターンスプリング34の付勢力をあまり大きくしなくても、弁機構30を緩やかに閉弁させることができ、ウォータハンマ現象の発生を確実に防止することが出来る。また、図8に示すように、弁機構30の弁座30b側に円筒部30cを設け、閉弁動作時に流路2の通路面積を徐々に絞るようにしても良い。この様にすることで、流路2の通路面積の減少に伴ってピストン29の移動の抵抗力を増加させることができ、ウォータハンマ現象の発生をより確実に防止することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の止水栓では、止水栓本体内に形成された流路と、該流路内に配置されたピストンと、該ピストンの水供給源側への移動によって流路を閉じ且つ吐水具側への移動によって流路を開く第1の弁機構と、ピストンが水供給源側に移動した場合に第1の弁機構の閉弁よりも先に流路の通路面積を絞る第2の弁機構と、ピストンを吐水具側に向けて押し付ける付勢手段と、ピストンに形成されて流路内の第1及び第2の弁機構よりも吐水具側の位置の水から水供給源側に向かう力を受ける第1の受圧面を備え、ピストンは、流路内の流量の変動による圧力変動に応じて移動して第1及び第2の弁機構を開閉操作すると共に、吐水具が止水操作されて流路内の圧力が上昇して第1の受圧面に作用する力が増加すると水供給源側に移動して第1の弁機構を閉弁させるので、吐水具を止水操作すると流路を閉じて吐水具への水の流れを止めることが出来る。この場合、第1の弁機構が閉弁する前に先ず第2の弁機構が流路を絞るので、第1の弁機構が閉弁する前にピストンの移動抵抗が増加してピストンの移動速度を遅くすることが出来る。このため、第1の弁機構が一気に閉弁するのを防ぐことができ、ウォータハンマ現象の発生を確実に防止することができる。また、流量の変動に伴う圧力変動に応じてピストンが移動し流量を増減するので、流量の変動を吸収しての流量を一定化させることが出来る。
【0049】また、請求項2記載の止水栓では、第2の弁機構を第1の弁機構よりも吐水具側に配置しているので、第1の弁機構が完全に閉弁している止水状態で水供給源側の圧力の影響を受けるピストンの面積を減らすことができ、ピストンが押し戻されて第1の弁機構が開いてしまうのを防止することが出来る。
【0050】また、請求項3記載の止水栓では、第1の弁機構が、ピストンに形成された弁座と、止水栓本体側に形成された弁部を備えているので、部品点数を減らすことができ、製造コストを安くすることができる。
【0051】また、請求項4記載の止水栓では、第2の弁機構が、ピストンに形成された第1の円筒部と、止水栓本体側に形成され且つ第1の円筒部とは径が異なる第2の円筒部とを備え、ピストンが水供給源側に移動すると第1の円筒部が第2の円筒部の内側又は外側に隙間を存して進入するので、ピストンの移動によって流路を絞ることができる。このため、閉弁時に第2の弁機構よりも水供給源側の圧力を上昇させて第1の弁機構が一気に閉弁するのを防止することができる。
【0052】また、請求項5記載の止水栓では、第1の弁機構よりも水供給源側の流路を水供給源側流路、第1の弁機構と第2の弁機構の間の流路を中間流路とし、ピストンに、水供給源側流路内の流体から吐水具側に向かう力を受ける第2の受圧面と、中間流路内の流体から吐水具側に向かう力を受ける第3の受圧面と、水供給源側流路内の流体から水供給源側に向かう力を受ける第4の受圧面を形成し、第4の受圧面の面積は、第2の受圧面の面積よりも大きく且つ第2の受圧面と第3の受圧面の合計面積以下としているので、第1の弁機構が閉じている場合に水供給源側の圧力を利用して第1の弁機構の閉弁状態を維持する力を発生させることができる。このため、流路を確実に閉じて止水することができる。一方、第1の弁機構が開いている場合には、水供給源側の圧力が第1の弁機構を閉じる方向に作用することを防止することができ、ピストンの移動をスムーズにして流量調節を円滑に行うことが出来る。
【0053】また、請求項6記載の止水栓では、流路の途中に水供給源側への流体の逆流を阻止する逆止弁を備えているので、断水等によって水供給源側の圧力が吐水具側の圧力よりも低くなった場合であっても、水の逆流を確実に防止することが出来る。
【0054】さらに、請求項7記載の止水栓では、流路内を流れる水の一部又は全部の流動方向を変化させてその流動慣性力を受ける流体受け部をピストンに形成しているので、ピストンの閉弁速度を遅くすることができ、ウォータハンマ現象の発生を確実に防止することができる。また、ピストンを開弁方向に付勢する付勢手段の付勢力を過大にする必要がないので、弁機構を確実に閉弁することができる。
【出願人】 【識別番号】000220136
【氏名又は名称】東京ピジョン株式会社
【出願日】 平成11年6月1日(1999.6.1)
【代理人】 【識別番号】100087468
【弁理士】
【氏名又は名称】村瀬 一美
【公開番号】 特開2000−346240(P2000−346240A)
【公開日】 平成12年12月15日(2000.12.15)
【出願番号】 特願平11−154304