トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F16 機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段




【発明の名称】 石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置
【発明者】 【氏名】澤田 輝也

【氏名】野村 敦

【要約】 【課題】石油燃焼器用のバーナの燃料流量制御装置に用いられる電磁ポンプの圧力を調整する圧力調整装置にあって、この圧力調整装置内に溜まった空気をスムーズに排出することにある。

【解決手段】往路側に加圧のための電磁ポンプの吸入弁を最も上方に配する。そして、電磁ポンプの圧力調整装置から前記吸入弁の上流側へ戻す戻し通孔を形成する。この戻し通孔の最上位置でも前記吸入弁の下方あるように形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 石油燃焼器のバーナへ燃料を送る往路と、この往路の途中から低圧側へ燃料を戻す戻し路を持ち、この戻し路内を流れる戻し量を制御することでノズルからの噴霧量を制御する燃料流量制御装置において、往路側に加圧のために設けた電磁ポンプの少なくとも吸入弁を最も上方に配すると共に、該電磁ポンプに圧力調整装置を設け、この圧力調整装置から前記吸入弁の上流側に戻し通孔を接続し、該戻し通孔の最上方位置が前記吸入弁よりも下方にあることを特徴とする石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置。
【請求項2】 圧力調整装置はリリーフ弁型の圧力調整装置であることを特徴とする請求項1記載の石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置。
【請求項3】 圧力調整装置は減圧弁型の圧力調整装置であることを特徴とする請求項1記載の石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、石油燃焼給湯機等に用いられる石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置は、特許第2689066号公報にも示すように、公知であり、図示しないがノズルに所定圧を有して送られる往路に、ノズル近傍からバイパスしてタンクへ戻される戻し路が接続され、この戻し路に比例制御弁が設けられて構成され、この比例制御弁に印加される電流値を制御することで戻し路内を流れる流量を変化させ、もってノズルからの噴霧量が無段階に変化させられるものである。
【0003】このような、石油燃焼給湯機は、設置時の設置試運転時に、油路内に空気が入り込んでおり、また石油タンクが空になったときには油路内に空気が吸い込まれ、共に空気による不具合、即ち黒煙や異臭を発生させる原因となっていた。
【0004】このために、従来から対策は多数講じられており、当出願人も特にノズルよりの戻し路にあって、順次上方に向かってストレーナ、逆止弁を介して比例制御弁の流入口に接続され、この比例制御弁の流出口から前記電磁ポンプの吸入口に接続され、従来例の横方向設置例に対し縦方向設置例を開発した。
【0005】その際、戻し路は、下方から上方への流れの組合せ条件で構成されるが、電磁ポンプの吸入口の位置とノズルとの間の各機器を直列的に配置しなければならず、一部水平部分を許しても空気の上昇を妨げるような溜まりを設けることは許さず、できるだけ戻し路が直線的に吸入口へ向かうのが最良である。しかし、このような装置では、燃料経路が配管結合されて縦方向(上下方向)に長くなる不都合のみならず、配管結合の増加が配管作業によるコスト増となる不都合もあわせて発生していた。
【0006】このため、出願人は、特願平11−104720号を提案した。即ち、その出願に添付した図1に示すように、前記ノズル11はノズルホルダ10とノズル本体10とでノズルユニット12が、前記比例制御弁16は比例制御弁本体17と比例制御弁ジョイント18で比例制御弁ユニット19が、そして前記電磁ポンプ13は電磁ポンプ本体14とで電磁ポンプユニット15がそれぞれ構成され、この3つのユニット12,15,19は共にバーナ燃焼室15に設けられたバーナキャップ21にユニットベース22を介して取付けられて一体化され、前記ノズルユニット12のみバーナ燃焼室20内に配されて構成され、配管作業を必要としない装置が提供された。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような石油燃焼器用のバーナの燃料流量制御装置2にあって、燃料圧送のためには前記したように、ピストンの往復動型の電磁ポンプ13が用いられ、この電磁ポンプ13の圧力調整として図示されていないが圧力調整装置が付加されている。この圧力調整装置は、圧力を受ける受圧プランジヤないしリターンバルブが収納される室が比較的大きく、内部に空気の溜まりやすい環境にある。空気が溜まると、圧力調整装置が正常に働かず、所定圧を得ることができなくなり、噴霧量のコントロールができず、黒煙や白煙が発生していた。
【0008】そこで、この発明は、圧力調整装置内に溜まった空気の排出を良好にした石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置は、石油燃焼器のバーナへ燃料を送る往路と、この往路の途中から低圧側へ燃料を戻す戻し路を持ち、この戻し路内を流れる戻し量を制御することでノズルからの噴霧量を制御する燃料流量制御装置において、往路側に加圧のために設けた電磁ポンプの少なくとも吸入弁を最も上方に配すると共に、該電磁ポンプに圧力調整装置を設け、この圧力調整装置から前記吸入弁の上流側に戻し通孔を接続し、該戻し通孔の最上方位置が前記吸入弁よりも下方にあることにある(請求項1)。
【0010】したがって、圧力調整装置内に入り込んで溜まった空気は、上下方向の位置差から戻し通孔を通って吸入側へ戻される流体内を浮力にて電磁ポンプの吸入弁側へ移動し、ピストンにて加圧されノズルより排出されることになる。なお、圧力調整装置としてリリーフ弁型や減圧弁型がある(請求項2及び3)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明するが、図7において、この発明が用いられる燃料流量制御装置2の概略の構成を説明し、その後にこの発明に係る部分を説明する。
【0012】図7において、この発明が用いられる燃料流量制御装置2の概略の構成図が示され、油タンク1は、下記する燃料流量制御装置2より高い位置にあり、燃料はこの油タンク1からパイプよりなる往路3aを通り、該燃料流量制御装置2に供給される。このパイプより成る往路3aには、開閉弁4、ストレーナ5が流れ方向に順次設けられ、最も終端は電磁弁6を介して電磁ポンプ13の吸入口23に接続されている。
【0013】燃料流量制御装置2は、個々のユニットが結合されて構成され、大別してノズル11とノズルホルダ10とノズル本体8とから成るノズルユニット12と、電磁ポンプ13と電磁ポンプ本体14から成る電磁ポンプユニット15と、比例制御弁16と比例制御弁本体17と比例制御弁ジョイント18より成る比例制御弁ユニット19との3つのユニットにて構成されている。この燃料流量制御装置2は、バーナ燃焼室20のバーナキャップ21にユニットベース22を介して取付けられ、バーナ燃焼室20の上方で電磁ポンプユニット15と比例制御弁ユニット19がバーナ燃焼室20外に、ノズルユニット12はバーナ燃焼室20内に配されている。
【0014】この燃料流量制御装置2にあって、電磁ポンプ13の吸入口23は、電磁ポンプ本体14に形成され、この吸入口23より電磁ポンプユニット15の往路3bが始められ、吐出口24に至っている。そして、往路3bはノズルユニット12の往路3cに接続され、この往路3cがノズルユニット12のノズル本体8から始められ、ノズルホルダ10を通りノズル11に形成の噴霧口9に至っている。即ち、往路3は3a,3b,3cの各往路より成っている。
【0015】また、戻し路7aは、ノズル11の噴霧口9の手前より始められ、ノズルホルダ10を通り、ノズル本体8に至り、それから比例制御弁ユニット19の戻し路7bに入り、この戻し路7bが比例制御弁本体17、比例制御弁16、比例制御弁ジョイント18を通り前記電磁ポンプ本体14の吸入口23に至っている。即ち、戻し路7も7a,7bの各戻し路より成っている。
【0016】燃料流量制御装置2は、図1、図2にあって前述したごとく、ノズルユニット12と電磁ポンプユニット15及び比例制御弁ユニット19がバーナ燃焼室20のバーナキャップ21に取付けられ、該バーナ燃焼室20の上方でノズルユニット12はその内部に、電磁ポンプユニット15及び比例制御弁ユニット19は外部にそれぞれ配されている。
【0017】まず、外部に配され、往路を構成する電磁ポンプユニット15から説明し、これと並設の戻し路を構成する比例制御弁ユニット19をその後に説明する。電磁ポンプユニット15は、図2にも拡大して示されるように、電磁ポンプ13を持っており、図上最も上方で吸入弁25と吐出弁26とが水平に配され、吸入弁25の上流側の吸入口23の左端側は大径凹部となり、下記する比例制御弁ユニットの接続凹部31となっている。この比例制御弁ユニット接続凹部31にパイプより成る往路3aが電磁弁6を介して接続され、その接続孔35は前記吸入弁25より低い位置となっている。なお、吸入弁25と吐出弁26とは、ばね25a,26aにて付勢されている。
【0018】電磁ポンプ13は、ボビン30に電線が巻装された電磁コイル27を有しており、この電磁コイル27の両側方向及び上端にコ字形の鉄板29が配されると共に、下端に磁気プレート28が配され、両者で環状磁路が形成される。そして前記電磁コイル27のボビン30の中央を貫通して形成の貫通孔に、非磁性材のガイドパイプ33が嵌挿されている。なお、前記コ字形の鉄板29の下方の両者は、外方に折曲されて下記するユニットベース22への取付片29a,29bとなっている。
【0019】電磁プランジヤ34は、鉄などの磁性材により略円筒状に形成されたもので、上ばね36と下ばね37によって前記ガイドパイプ33内に形成のプランジヤ作動室38内に摺動自在に支持されている。また、この電磁プランジヤ34に縦方向に縦孔40が形成され、該縦孔40が上下に分けられたプランジヤ作動室38を連通している。
【0020】ピストン42は、その下端が前記した電磁プランジヤ34の上部に固定され、シリンダ43内に挿入されている。このピストン42は、前記電磁プランジヤ34の往復動に伴って往復動され、ポンプ室45内の容積の変化を与えて前記した吸入弁25と吐出弁26とでポンプ作用が行われる。
【0021】詳述すれば、ピストン42が下降してポンプ室45の容積が増大し、ポンプ室45が負圧となると吸入弁25を開いて燃料を吸い込み、またピストン42が上昇してポンプ室の容積が減少し、ポンプ室45が正圧となると吐出弁26を開いて燃料をを吐出するものである。吐出弁26から吐出弁された燃料は、下記する圧力調整装置39にて所定圧に調圧され、アキュームレータ41で整圧され、前記したプランジヤ作動室38に流れ込むものである。
【0022】磁気ロッド47は磁性材より成り、軸方向に貫通孔48が形成され、前記ガイドパイプ33の下端に嵌合されると共に、前記下ばね37を支えている。この磁気ロッド47の下端には、電磁弁50が設けられている。この電磁弁50は電磁可動片51とばね52と電磁弁ケース53とより成り、前記電磁コイル27に駆動電流が印加されると、可動片51がばね52に抗して磁気ロッド側へ変位し、もって吐出口24が開かれるものである。
【0023】この電磁弁50の電磁弁ケース53は、前記磁気プレート28及び鉄板29の下端の取付片29a,29bよりも下方へ突出して形成され、下記するユニットベース22に形成の孔を介してバーナ燃焼室20内に突出され、下記するノズルホルダユニット12のノズル本体8に形成の接続凹部81に嵌挿されている。なお、往路3bは吸入口23、吸入弁25、吐出弁26、プランジヤ作動室38、縦孔40、貫通孔48、電磁弁50、吐出口24より構成される。
【0024】次に比例制御弁ユニット19を説明すると、図1に戻って該比例制御弁ユニット19は比例制御弁16を持っており、その上方に比例制御弁ジョイント18を、その下方に比例制御弁本体17が配されて構成されている。まず、比例制御弁16は電磁コイル55を備え、この電磁コイル55の中央を貫通して形成された貫通孔には、非磁性材のガイドパイプ59が挿入され、このガイドパイプ59の下端には磁性材の磁気ロッド62が配され、その磁気ロッド62の軸方向の孔内に弁座63が挿入されている。この弁座63に着座する下記するように弁体65が配されている。また、前記ガイドパイプ59の上端には、磁性材の押圧部材66が配され、この押圧部材66は、ばね61で付勢され、反ばね側に設けられたロッド66aが前記弁体65と接している。
【0025】弁体65は、前記したごとくロッド66aが当接しているが、電磁コイル55への通電量により弁体65への付勢力が変化し、通過する流量が可変される。ちなみに、通電量が大きくなると、通過する燃料は減少する。
【0026】比例制御弁本体17には、戻し路7bとなる縦孔71を備え、該縦孔71内にはフィルタ72が収納されていると共に、下端では下記するノズルホルダ12のノズル本体8の接続凸部82が嵌挿される接続大径部74となっている。
【0027】比例制御弁ジョイント18には、戻し路7bとなる縦孔76と水平孔77とが形成され、縦孔76内には前記したばね61が収容されると共に、開口端に前記ガイドパイプ59が挿入され、比例制御弁16と接続され、また水平孔77の右端側は外径を縮小した挿入部78となっていて、前記した電磁ポンプユニット15の比例制御弁ユニットの接続凹部31に嵌め込まれている。これにより、戻し路7bは吸入口23を構成する往路3bに接続されることになる。なお、戻し路7bを構成する水平孔77は、前記した吸入口23より低い位置にある。
【0028】ノズルユニット12は、ノズル本体8とノズルホルダ10とノズル11とより構成され、ノズル本体8は、略逆円錐形をなし、上面には往路3cとなる接続凹部81が形成され、この接続凹部81には前記した電磁弁50の電磁弁ケース53が嵌挿されている。これにより、往路3bと往路3cとが接続される。
【0029】また、同じく上面には、戻し路7aとなる接続凸部82が形成され、この接続凸部82は比例制御弁ユニット19の比例制御弁本体17の接続大径部74に嵌挿されている。これにより、戻し路7aと7bとが接続される。更に、ノズル本体8内には、往路3cとなる縦孔107と戻し路7aとなる縦孔108,109と水平孔110を持ち、そしてノズル本体の下面には接続用孔112が形成されている。このような構成のノズル本体8は、ユニットベース22に取付けられて、ノズルユニット12がユニットベース22に取付けられることになる。
【0030】ノズルホルダ10は円筒状で、内部に縦方向に往路3cとなる縦孔114と戻し路7aとなる縦孔115を有すると共に、上端にノズル本体8の接続用孔112に挿入の挿入部116が形成され、また下端にノズル11を取付けるための取付孔117が形成されている。なお、前記戻し路7aとなる縦孔115と前記ノズル本体8の縦孔109とにまたがって逆止弁118が形成されている。
【0031】ノズル11は、公知構造を持つもので、概略は図7に示すように、中心に戻し路7aとなる縦孔120とそれに並設の往路3cとなる縦孔121が形成され、両孔は噴霧口9の近くで接続されている。
【0032】バーナ燃焼室20は、上方にウインドボックス124が配され、上部は開口され、それには前述のごとくバーナキャップ21が取付けられている。前記ウインドボックス124には、送風機(図示せず)からの風の送風口125が形成され、その送風を整流する整流筒126がウインドボックス124内に配されている。整流筒126内には、前述したノズルホルダ10に取付けられたカバー127及びそれに続いて燃焼筒128が配されている。
【0033】前述の構成において、燃料流量制御装置2の駆動は、電磁ポンプ13に所定の駆動パルス電流が印加されて駆動されると共に、比例制御弁16にも所定の制御電流が印加される。即ち、電磁ポンプには、所定の定電流に制御するための133ヘルツの矩形波パルス電流を重畳せしめた電流が供給される。制御電流が大きくなるにつれて弁体65を弁座63に押圧する力が強くなる。又小さくなれば弁体65の弁座63への押圧力は弱くなるものである。
【0034】この燃料流量制御装置2にあって、戻し路7は最も下端のノズル11の縦方向の戻し路7aから始まり、その上のノズルホルダ10縦孔115に接続され、そしてその上にノズル本体8の縦孔109、水平孔110、縦孔108に接続され、更に比例制御弁ユニット19の比例制御弁本体17の縦孔71、比例制御弁16のガイドパイプ59、比例制御弁ジョイント18の縦孔76、水平孔77に接続されている。
【0035】したがって、戻し路7は、一部水平部分を有するが、上下方向に接続され、内部に入った空気の滞留する場所をなくすと共に、戻し路7の最も下流の水平孔77が前記吸入弁25よりも低い位置にあり、そのため混入空気は浮力により低圧側であるが確実に電磁ポンプ13の吸入側に戻すことができるものである。
【0036】この発明に係る構造は、図3乃至図6に示すように、圧力調整装置39に係り、この圧力調整装置39はリリーフ弁型と減圧弁型とがあり、まず図3、図4に基づいてリリーフ弁型の圧力調整装置39を説明する。
【0037】リリーフ弁型の圧力調整装置39は、図3、図4に示され、前記電磁ポンプ13の電磁ポンプ本体14に設けられ、前記吸入弁25、吐出弁26の下方に設けられる。前記吸入弁25と吐出弁26とは、弁座を兼ねる弁ケース54内にばね25a,26aと共に収納され、吸入弁25と吐出弁26とにより挟まれた室はポンプ室45となっている。この吸入弁25の上流は、前記した吸入口23からフィルタ56を介して前記した接続凹部31に連通し、また前記接続孔35を介して前記電磁弁6にて開閉制御される往路3aに接続されている。また、前記吐出弁26の吐出側(下流側)は、通孔55を介して圧力調整装置39のノズル側室87に連通している。
【0038】圧力調整装置39は、本体14に形成の円筒状の室84の中程にノズル85が配され、このノズル85を挟んで高圧が供給されるノズル側室87と、このノズル85に外嵌のリリーフ弁86が配されるリリーフ弁収納室88が形成され、高圧側が所定圧を越えると該リリーフ弁86が開いて越えた分の圧力を逃して所定圧に制御しているものである。
【0039】前記ノズル側室87は、前記したプランジヤ作動室38内と連通しており、所定圧となった流体は往路3bとなるプランジヤ作動室38に流出される。また、前記リリーフ弁86にてリリーフされた流体は、リリーフ弁収納室88に一時的に溜められ、戻し通孔57から前記した接続凹部31に至り、電磁ポンプ13の吸入口23から吸引されることになる。この戻し通孔57は、リリーフ弁収納室88から接続凹部31と接続されるが、図4で左上がりとなり、最上方位置の左側端はそれでも前記した吸入弁25よりも下方に位置している。
【0040】このようなリリーフ型の圧力調整装置39は、前記した吸入弁25及び吐出弁26よりも図4に示すように下方(上下方向で)に設けられており、圧力調整装置36のノズル側室87及びリリーフ弁収納室88内に溜まっていた空気は、流入される流体内を浮力により運ばれ、戻し通孔57から電磁ポンプ13の吸入口23へ戻され、再び圧縮されて高圧流体内で運ばれノズル11より排出されるものである。なお、下方とは圧力調整装置36が真下にある場合のみならず、図4に示すように、斜め下にあれば良いものである。
【0041】減圧弁型の圧力調整装置39は、図5、図6に示され、前記電磁ポンプ13の電磁ポンプ本体14に設けられ、前記吸入弁25、吐出弁26の下方に設けられている。この圧力調整装置39は、本体14に形成の円筒状の室84の中程に通孔91を持つ弁座92が配され、この弁座92を挟んで絞り弁93が配される一次圧側室94と二次圧側室95が設けられ、前記一次圧側室94内の絞り弁93は、そのロッド93aが弁座92の通孔91を通って二次圧側室95に至り、その内部に配された受圧ピストン96に接続され、該受圧ピストン96の変移にて通孔91の開口面積が制御される。
【0042】即ち、絞り弁93は受圧ピストン96の受ける二次圧にて制御されるが、絞り弁93側のばね97と受圧ピストン側のばね98が対向して配され、所定圧を維持するように受圧ピストン96の位置を変化させ、受圧ピストン側の二次圧は所定圧に保たれ、プランジヤ作動室38へ送り出されるものである。57は戻し通路で、受圧ピストン96の外周から漏れた流体を流出させるもので、圧力調整装置39の受圧ピストン96の作動室99内に溜まっていた空気は減圧型の圧力調整装置39が前記した吸入弁25及び吐出弁26よりも図6に示すように下方(上下方向で)に設けられ、戻し通孔57の最上方位置の左側端は前記吸入弁25よりも下方に位置されることから、流入される流体内を浮力により運ばれ、電磁ポンプ13の吸入口23へ戻され、再び圧縮されて高圧流体内で運ばれノズル11より排出されるものである。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、往路側に加圧のために設けた電磁ポンプの圧力調整装置の戻し通孔の最上方位置が最上部に配された前記電磁ポンプの吸入弁よりも下方に設けられたことから、圧力調整装置内の空気は、上下方向の位置差から吸入側へ戻される流体内を浮力にて運ばれ、電磁ポンプの吸入側へ運ばれスムーズに排出されることになる。
【出願人】 【識別番号】000228693
【氏名又は名称】日本コントロール工業株式会社
【出願日】 平成11年6月8日(1999.6.8)
【代理人】 【識別番号】100069073
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 和保
【公開番号】 特開2000−346232(P2000−346232A)
【公開日】 平成12年12月15日(2000.12.15)
【出願番号】 特願平11−160542