| 【発明の名称】 |
バルブにおけるシール部材 |
| 【発明者】 |
【氏名】森 保夫
【氏名】福居 佐内
|
| 【要約】 |
【課題】所定の吐出路への切換操作を容易に行うことができるとともに、ごみ、埃等が侵入した場合においてもシール機能を十分に発揮することができるバルブにおけるシール部材を提供する。
【解決手段】円環状に形成されたシール部材31の内周面において、その外端側と内端側にはそれぞれ第1環状シール突起33aと第2環状シール突起33bが突設され、それらの先端部のみがボールバルブの弁体21に線接触するとともに、両環状シール突起33a,33b間には保持溝34が設けられ、線接触を維持するようになっている。また、各環状シール突起33a,33bは弁体21の周面に沿うように、シール部材31内周面からその先端までの長さが第1環状シール突起33aは長く、第2環状シール突起33bは短くなるように形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 供給路及び複数の吐出路を本体内に設けられた連通室を介して連通するとともに、この連通室内に球体又は円筒体よりなり回転可能に支持された弁体を配設し、この弁体の回転操作により供給路に対し所定の吐出路を切換可能に構成したバルブにおいて、連通室を形成する本体の内壁面と弁体との間に設けられ、少なくとも弁体及び吐出路の間をシールするとともに、内周面上には弁体の周面に沿うように形成された複数の環状シール突起を備え、これら環状シール突起と弁体とが線接触するように構成したバルブにおけるシール部材。 【請求項2】 前記環状シール突起間に弁体との線接触を保持するための保持溝を設けた請求項1に記載のバルブにおけるシール部材。 【請求項3】 前記連通室との間をシールするため、外周面上には本体の内壁面に接触する複数のシールリブを設けた請求項1又は請求項2に記載のバルブにおけるシール部材。 【請求項4】 前記内周面には少なくとも耐久性及び摺動性を有する被覆層を設けた請求項1から請求項3のいずれかに記載のバルブにおけるシール部材。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば球状の弁体を回転させて供給路に対し、シャワー、蛇口等といった所定の吐出路を切換可能に構成したボールバルブにおいて、弁体と吐出路との間をシールするためのバルブにおけるシール部材に関するものである。 【0002】 【従来の技術】通常、例えばボールバルブにおいて、本体後方には給湯配管を接続するための供給路が設けられ、本体の両側方にはシャワー及び蛇口を接続するための一対の吐出路が設けられている。本体内の中央には連通室が設けられるとともに、この連通室を介して供給路及び両吐出路が連通されている。また、連通室内には球状をなす弁体が本体に対し回動できるように支持されるとともに、弁体内には断面L字状をなす連通路が貫設され、この連通路の一端が供給路に接続されている。そして、弁体を回転させ、連通路の他端を左右いずれかの吐出路に接続することにより、ボールバルブはシャワーと蛇口とを切り換えることができるようになっている。 【0003】従来、連通室を形成する内壁面において、両吐出路の周縁には環状凹溝が形成されるとともに、この環状凹溝内には円環状をなし、平坦な内周面を備えたシール部材が嵌め込まれている。このシール部材の平坦な内周面は弁体の周面が圧接され、連通室の内壁面と弁体との間に形成される隙間を塞ぐことによって、弁体と吐出路との間をシールするようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来のシール部材によれば、その内周面全体が弁体の周面に対し面接触していることから、弁体との摺接により生ずる摩擦抵抗が大きなものとなり、吐出路の切換操作をしづらいという問題があった。また、長期間使用しているうちにごみ、埃等がシール部材と弁体との間に入り込み、隙間が形成されることによってシール機能を十分に発揮することができなくなる場合があるという問題があった。 【0005】この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、所定の吐出路への切換操作を容易に行うことができるとともに、ごみ、埃等が侵入した場合においてもシール機能を十分に発揮することができるバルブにおけるシール部材を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1に記載のバルブにおけるシール部材の発明は、供給路及び複数の吐出路を本体内に設けられた連通室を介して連通するとともに、この連通室内に球体又は円筒体よりなり回転可能に支持された弁体を配設し、この弁体の回転操作により供給路に対し所定の吐出路を切換可能に構成したバルブにおいて、連通室を形成する本体の内壁面と弁体との間に設けられ、少なくとも弁体及び吐出路の間をシールするとともに、内周面上には弁体の周面に沿うように形成された複数の環状シール突起を備え、これら環状シール突起と弁体とが線接触するように構成したものである。 【0007】請求項2に記載のバルブにおけるシール部材の発明は、請求項1に記載の発明において、前記環状シール突起間に弁体との線接触を保持するための保持溝を設けたものである。 【0008】請求項3に記載のバルブにおけるシール部材の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記連通室との間をシールするため、外周面上に本体の内壁面に接触する複数のシールリブを設けたものである。 【0009】請求項4に記載のバルブにおけるシール部材の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前記内周面には少なくとも耐久性及び摺動性を有する被覆層を設けたものである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、この発明をボールバルブに具体化した実施形態について詳細に説明する。 【0011】図3に示すように、ボールバルブを構成する本体ケース11は四角箱状に形成され、その後壁中央には供給孔12が貫設されるとともに、この供給孔12内に供給管13が挿通されることにより、供給管13の内側に供給路14が形成されている。本体ケース11の左右両側壁にはそれぞれ吐出孔15が貫設されるとともに、各吐出孔15にはそれぞれ吐出管16が挿通されることにより、それらの内側に吐出路17a,17bが形成されている。これら供給路14及び吐出路17a,17bはそれぞれ本体ケース11内に形成された連通室11aに連通されている。また、各吐出管16にはそれぞれほぼ横L字状をなす連結管18が連結されるとともに、これら連結管18を介して左側の吐出管16には図示されないシャワーが、右側の吐出管16には図示されない蛇口がそれぞれ接続されている。 【0012】本体ケース11前壁には連通室11aに連通されるように挿通孔19が貫設され、この挿通孔19には丸棒状をなす軸部20がその前端を本体ケース11外部に露出するように挿着されている。軸部20の後端部は縮径され、連通室11a内に突出するとともに、この後端部は連通室11a内に配設された球状をなす弁体21の嵌合孔21aに嵌合されている。また、軸部20の前端部には把持部22が取付けられている。そして、この把持部22を手で把持して回動させることによって、弁体21は軸部20を中心に連通室11a内を回動できるようになっている。なお、軸部20上には一対のO−リング23が装着され、軸部20と挿通孔19を形成する本体ケース11の内壁面との間の隙間をシールするようになっている。 【0013】弁体21内には断面逆L字状をなす連通路24が貫設されるとともに、この連通路24の一端には供給管13の先端部が挿入されている。この供給管13の基端部には図示されない給湯配管が接続されるとともに、給湯配管から供給された温水は供給路14を通って連通路24内に供給される。連通路24の他端は左側の吐出路17aに接続されるとともに、図中に矢印で示すように、連通路24内に供給された温水は吐出路17aを通ってシャワーに供給される。そして、ボールバルブは把持部22の回動操作により弁体21を180゜回動させ、連通路24の他端を右側の吐出路17bに接続させることによって、温水の吐出をシャワーから蛇口へと切り換えることができるようになっている。 【0014】弁体21の連通路24から左右どちらかの吐出路17a,17bへと温水が供給される際、本体ケース11の左右の内側壁と弁体21との間に隙間25が形成されていることから、温水はこれらの隙間25を通って外部へ漏出しようとする。このような温水の漏出を防止するために、各隙間25内にはシール部材31がそれぞれの隙間25を塞ぐように嵌め込まれている。図1及び図2(a),(b)に示すように、シール部材31は円環状に形成され、その中心に挿入孔32を有するとともに、この挿入孔32の内側に吐出管16が挿入されるようになっている。 【0015】シール部材31の内周面において、その外端側と内端側にはそれぞれ第1環状シール突起33aと第2環状シール突起33bが突設されるとともに、両環状シール突起33a,33bの先端は断面半円状に形成されている。これら環状シール突起33a,33bはその先端部のみが弁体21に線接触しつつ、シール部材31と弁体21との間をシールするようになっている。また、各環状シール突起33a,33bは弁体21の周面に沿うように、シール部材31内周面からその先端までの長さが第1環状シール突起33aは長く、第2環状シール突起33bは短くなるように形成され、弁体21に接触する際、その形状を大きく変えないように構成されている。そして、弁体21はその両側部がシール部材31の内側に位置するようにして配置されている。 【0016】両環状シール突起33a,33b間には所定の幅及び深さに設定された保持溝34が形成され、両環状シール突起33a,33bの弁体21への線接触が維持されるようになっている。加えて、弁体21及び両環状シール突起33a,33b間にごみ、埃等が入り込んだ場合、弁体21の回動に伴ってごみ、埃等はこの保持溝34内に移動されるとともに、保持溝34内にごみ、埃等が保持されて、弁体21と両環状シール突起33a,33bとの接触が保持されるようになっている。 【0017】シール部材31外周面の外端面及び外側面にはそれぞれ2つのシールリブ35が円環状をなすように突出形成されている。これらシールリブ35はその先端が本体ケース11の内壁面11bに接触されることにより、シール部材31と本体ケース11との間を各々二重にシールするようになっている。また、各シールリブ35はそれぞれが所定幅だけ離間して設けられ、弁体21に圧接されたシール部材31がその形状を大きく変化させることを防止するようになっている。さらに、各シールリブ35は断面円弧状に形成され、本体ケース11の内壁面11bとの接触面積を小さくすることにより、内壁面11bに対する押圧力を強くしてシール機能を良好に発揮するようになっている。 【0018】シール部材31は弾性体36と、この弾性体36上を被覆するように設けられた合成樹脂製の被覆層37とから形成され、被覆層37は弁体21に接触するようにシール部材31内周面側に一体形成されている。 【0019】前記弾性体36は耐久性に優れるとともに、弁体21に対し各環状シール突起33a,33bを十分に密接させるように弾力性を有する材料により形成されることが好ましい。このような材料としては、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(H−NBR)、クロロプレンゴム、シリコーンゴム等の合成ゴム、あるいは天然ゴムが用いられる。この実施形態において弾性体36の材料としては、水道水に含まれる次亜塩素酸塩、塩素等の塩素系化合物に対する耐久性が優れていることからNBR又はH−NBRが用いられている。 【0020】前記被覆層37は少なくとも耐久性及び摺動性を有する材料により形成されることが好ましい。このような材料としては、超高分子ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、アラミド樹脂、フッ素樹脂等があり、中でもフッ素樹脂は摩擦係数が低く最も好ましい。フッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等が用いられる。 【0021】次に、前記バルブにおけるシール部材31の作用について以下に記載する。さて、図1に示すようなシール部材31はインサート成形法により製造され、まず、予め成形された被覆層37を内表面に所定の凹凸面を有する型枠内に配置し、その内面に接着剤を塗布した後、被覆層37を覆うように型枠内に弾性体36を形成する溶融したNBRが流し込まれる。次いで、NBRが硬化した後に型枠を離型すると、型枠の凹凸面に対応してその表面に両環状シール突起33a,33b、保持溝34、シールリブ35が形成されたシール部材31が製造される。 【0022】図3に示すように、上記のようにして形成されたシール部材31はその挿入孔32内に吐出管16が挿通されるようにして連通室11a内に装着される。そして、両環状シール突起33a,33bに接触するように弁体21が配設され、軸部20、把持部22等が組み付けられてボールバルブが構成される。 【0023】このボールバルブを用いた各吐出路17a,17bへの切換操作について以下に説明する。図3中に矢印で示すように、この状態で給湯配管から供給される温水は、まず、供給路14及び連通路24を通って左側の吐出路17aへと送られ、図示されないシャワーへと供給される。シャワーから蛇口へと切り換える場合には、まず把持部22を所定方向に回動させ、軸部20を回動させる。すると、連通室11a内において軸部20に一体化された弁体21は回動しつつ、左側の吐出路17aへ供給される温水の流量を減少させる。そして、把持部22を90゜回動させたとき、両吐出路17a,17bへの温水の供給が停止される。このまま弁体21を180゜回動したとき、連通路24が右側の吐出路17bに接続され、温水は蛇口へと供給される。 【0024】上記バルブの切換操作において、シール部材31は内周面の両環状シール突起33a,33bを弁体21に対し線接触させることにより接触面積が小さく、弁体21が回動するときに生ずる摩擦力が低減されるため、大きな力をかけることなく把持部22の回動が行われる。また、両環状シール突起33a,33b間に設けられた保持溝34によって弁体21に対する線接触が維持されるとともに、弁体21との間に入り込んだごみ、埃等はこの保持溝34内に保持される。 【0025】加えて、シール部材31の外面に所定幅だけ離間した複数のシールリブ35を設けたことにより、弁体21に圧接されたシール部材31の大きな形状の変化が防止されるとともに、本体ケース11の内壁面11bとの接触面積を小さくすることで内壁面11bに対する押圧力が強くなり、シール部材31と内壁面11bとの間が確実にシールされる。さらに、シール部材31の内周面に被覆層37を設けることにより、シール部材31に弁体21が常に摺接される状況であっても、良好なシール機能を長期間得られる。 【0026】前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。 ・ シール部材31に第1及び第2環状シール突起33a,33bを設け、各環状シール突起33a,33bが弁体21に対し線接触するように構成したことから、弁体21との接触面積を小さくすることで摺接抵抗を低減し、吐出路17a,17bの切換操作を容易に行うことができる。加えて、ごみ、埃等が侵入した場合においても、これらごみ、埃等がシール部材31と弁体21との間にとどまらず、両環状シール突起33a,33b間に移動されるため、シール機能を十分に発揮することができる。さらに、各環状シール突起33a,33bを弁体21の周面に沿うように、第1環状シール突起33aを長く、第2環状シール突起33bを短く形成したことにより、弁体21が摺接される際のシール部材31の変形が小さく、摺接抵抗を低減しつつ、良好なシール機能を得ることができる。 【0027】・ 両環状シール突起33a,33b間に保持溝34を設けることにより、弁体21に対し常に線接触を維持することができるとともに、弁体21とシール部材31との間に侵入したごみ、埃等がこの保持溝34内に保持されるため、シール機能をより効果的に発揮することができる。 【0028】・ シール部材31の外周面にシールリブ35を設けることにより、弁体21が圧接された状態であってもシール部材31は所定形状を維持することができ、本体ケース11の内壁面11bとの間に隙間が形成されることを防止することで、より良好なシール性を得ることができる。加えて、各シールリブ35の先端を断面円弧状としたことにより、シールリブ35を本体ケース11の内壁面11bに密着させることができ、さらに良好なシール性を得ることができる。 【0029】・ シール部材31の内周面に耐久性及び摺動性を有する被覆層37を設けたことから、この被覆層37が弁体21と接触することにより、良好な操作性を維持しつつ、シール性を長期間保持することができる。 【0030】・ 弁体21が球状をなしていることから、その両側部がシール部材31の内側に入り込むようにしてシールされるため、より高度なシール性を得ることができる。 【0031】なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。 ・ 図4に示すように、被覆層37を省略して弾性体36のみでシール部材31を形成してもよい。この場合、弾性体36を形成する材料としては、弁体21との摩擦力を低減するため自己潤滑性を有するものが好ましい。このような材料としては、前に挙げたゴム材料にオイルが配合されたものが用いられる。 【0032】あるいは、弾性体36を形成する材料としてEPDM、NBR、H−NBR等の合成ゴムに前に挙げたフッ素樹脂が配合されたものを用いてもよい。このように構成した場合、シール部材31を製造する際、被覆層37を形成する工程を省略することができ、シール部材31をより容易に製造することができる。 【0033】・ バルブは実施形態で示したボールバルブに限定されるものではなく、例えば図5(a)〜(d)に示すように、円筒状をなす弁体21を備えたバルブでもよい。 【0034】この場合、図5(a),(b)に示すように、外端側の第1環状シール突起33aと内端側の第2環状シール突起33bとが同じ長さとなるように設けられたシール部材31を断面円弧状をなすように形成し、一対のシール部材31を弁体21の両側方から挟み込むようにして装着してもよい。 【0035】あるいは、図5(c),(d)に示すように、シール部材31は平板状をなし、弁体21の軸線方向に並ぶ第1及び第2環状シール突起33a,33bは互いに同じ長さとなるように設けられている。また、弁体21の周方向に並ぶ第1及び第2環状シール突起33a,33bは第1環状シール突起33aが長く、第2環状シール突起33bが短くなるように設けられている。そして、このように形成された一対のシール部材31を弁体21の両側方から挟み込むようにして装着してもよい。 【0036】このように構成した場合においても、良好なシール機能を得ることができる。 ・ 図6(a)に示すように、供給管13と弁体21との間をシールすることができるように、実施形態のシール部材31を凹状に合計3つ装着してもよい。この場合、隣接するシール部材31の角部同士が重なり合わないように、各シール部材31の形状を調整することが好ましい。 【0037】あるいは、図6(b)に示すように、吐出路17を左側方に1つのみ有するバルブの場合には、シール部材31をL字状に合計2つ装着したり、供給管13と弁体21との間に装着されたシール部材31を省略して左側に1つのみシール部材31を装着してもよい。 【0038】このように供給管13と弁体21との間にシール部材31を装着した場合には、これらの間からの漏水をも防止することができる。 ・ 環状シール突起33の数は2つに限定されるものではなく、各環状シール突起33を弁体21の周面に沿うように3つ以上設ける等してもよい。 【0039】このように構成した場合、より高度なシール機能を得ることができる。 ・ 保持溝34は2つの環状シール突起33間に1つ設けられることに限定されるものではなく、2つ以上設ける等してもよい。 【0040】このように構成した場合、保持溝34間に壁が形成されるため、ごみ、埃等をより良好に保持することができる。さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。 【0041】・ 前記弁体を球体により形成した請求項1から請求項4のいずれかに記載のバルブにおけるシール部材。このように構成した場合、より高度なシール性を得ることができる。 【0042】・ 前記シール部材は自己潤滑性を有するものである請求項1から請求項4のいずれかに記載のバルブにおけるシール部材。このように構成した場合、弁体とシール部材との間に生ずる摩擦力を低減することができる。 【0043】 【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明のバルブにおけるシール部材によれば、所定の吐出路への切換操作を容易に行うことができるとともに、ごみ、埃等が侵入した場合においてもシール機能を十分に発揮することができる。 【0044】請求項2に記載の発明のバルブにおけるシール部材によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、シール機能をより効果的に発揮することができる。請求項3に記載の発明のバルブにおけるシール部材によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、さらに良好なシール性を得ることができる。 【0045】請求項4に記載の発明のバルブにおけるシール部材によれば、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、良好な操作性を維持しつつ、シール性を長期間保持することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】597014420 【氏名又は名称】マツイ機器工業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成11年6月4日(1999.6.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068755 【弁理士】 【氏名又は名称】恩田 博宣
|
| 【公開番号】 |
特開2000−346213(P2000−346213A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月15日(2000.12.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−158349 |
|